「社交的な部分のアピールポイントは?」「社交性に関する自己PR例が知りたい」など、自己PRで悩んでいる就活生は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自分の社交性を自己PRするときのポイントをまとめました。また、自己PR時の例文も紹介しています。
社交的な一面を自己アピールして、自分の強みや魅力を採用担当者に伝えましょう。
社交的であることを自己PRで伝える際のポイント
自己PRとして社交的であることを伝えるときには、以下の3つのポイントに注目しましょう。
- 具体的なエピソードについて述べる
- 自分の言葉で言い換える
- 話し方や姿勢からもアピールする
「社交的です」で終わってしまうと、採用担当者の印象に残らないおそれがあります。3つのポイントを意識するだけで、グッと印象が変わりますよ。
①具体的なエピソードについて述べる
社交的であることがわかる具体的なエピソードは不可欠です。他者が聞いても、「それは社交的だ」と納得できる内容にしましょう。
エピソードを語るだけではなく、自分は何を感じたのか、どのように成長したのか、どんな結果があったのかを明確にすることが大切です。
自分が社交的であることを証明する根拠となるエピソードを見つけましょう。まずは、思いつくエピソードを書き出してみてください。
②自分の言葉で言い換える
「私は明るく社交的です」「社交的な性格です」は、採用担当者も飽きるほど聞いているでしょう。自己PRでライバルと差をつけるときには、言葉の言い換えもポイントです。
ポイントは、社交的な性格を活かして何ができるのかを伝えることです。
初対面の人とも交流ができる、さまざまな意見を取り入れられる、持ち前の明るさで周囲をやる気にさせる、など活かし方は人それぞれです。
回りくどい言い方だと、かえって社交的な一面が伝わらない恐れがあるので気をつけてくださいね。
③話し方や姿勢からもアピールする
第一印象で「この人は社交的っぽい」と印象づけられる姿勢も、アピールでは重要です。明るくハキハキと話す姿勢や、自信を感じる明るい表情だと、社交性のアピールに説得力が増します。
気をつけたいのが、集団面接の場合です。自分の番では気を張っていても、他の人の番では油断してしまうかもしれません。
うつむいていたり真顔だったりすると、「作っているだけなのか?」と社交性を疑われる可能性も。緊張して不安でも決して猫背にならず、常に発言者の目を見ることを意識すると好印象です。
社交的な人の特徴3つ
就活時のアピールにもできる、社交的な人の特徴は主に3つあります。
- いろんな人と会話できる
- ポジティブである
- 適応能力が高い
社交的な性格ならではの特徴を知っておくと、自己PR時のエピソードを考える際の参考になるので、ぜひ把握しておきましょう。
①いろんな人と会話できる
年齢や性別・立場を気にせずに、誰とでも話せる人は社交性が高いと言えます。先輩や後輩とも活発にコミュニケーションをとっている人の多くが社交的です。
話しかけやすい雰囲気や親しみやすい印象も、社交性が高い人によく見られる特徴です。話しかけられることも多いのではないでしょうか。
またアルバイトやボランティア活動など、同年代以外が多くいる場所でも、社交的な人は交流を楽しんでいます。中には、コネクションをゲットする人もいるでしょう。
②ポジティブである
ポジティブ思考で明るい人も、社交的な場合がほとんどです。いつも笑顔な人もいますが、無理に明るく振る舞っている印象は感じられません。
また、失敗しても落ち込み続けることはなく、次に活かそうと前向きに考えられるのも社交的な人ならでは。
感情表現が素直だったり、褒め上手だったりするため、ムードメーカー的な存在になっていることもあります。人に好かれ、ポジションによっては周囲に多くの人が集まっているでしょう。
③適応能力が高い
幅広い年齢層・立場の人と交流している社交的な性格の人は、さまざまな価値観に触れているため、柔軟な思考や判断ができます。
相手の言葉に対して素直に耳を傾けられるため、意見を受け入れて、指摘された内容を活かすでしょう。そのため、受け答えの態度で他者を不快にさせることは、ほとんどありません。
人によっては、フットワークが軽い場合も。好奇心が旺盛なので、たとえインドア派であっても、誘われればアウトドアなイベントにも参加します。
自己PRで社交的な部分を伝える時の例文3つ
以下では、自己PRで社交的な部分を伝えている例文を3パターン紹介します。
各例文では、考えるうえでの注意ポイントを解説しているので、例文とあわせて参考にしてみてください。
【例文①】サークル・部活
私は、学生時代に盆栽サークルを立ち上げた経験があり、社交性に自信があります。 盆栽に魅力を感じていた私は同年代にもっと盆栽を広めたいと思い、私を含め6名の初期メンバーでサークルを発足しました。 日々の活動のほかに宣伝活動にも力を入れた結果、現在は47名が所属しています。初期メンバーは、同じ講義を受けていても交流は無かったり、そもそも接点が無い人ばかりでしたが、今ではサークル以外の場所でも会うほどの仲です。 同じ目標を持てる相手であれば、話したことが無い人でも臆することなく交流できるのが、私の強みです。この強みを持つ私は、他企業との共同プロジェクトを行なっている貴社にて、どのポジションであっても活躍できると考えております。 |
この例文では、話したことが無い人が相手でも、積極的にコミュニケーションがとれる点を社交性に自信がある根拠としています。
例文ではサークル発足と初期メンバーとの関係性が、社交的な性格による主な成果です。エピソードには、自分の行動によってどのような結果が出ているのかも伝えましょう。
【例文②】アルバイト
私はアルバイト先で、笑顔と元気の良さを店長やお客様からよく評価されています。 また私自身は、積極的な声がけで他者のモチベーションを上げることが得意だと自負しております。 アルバイト先の居酒屋はピーク時とスロー時の差が極端なため、慣れていない頃の私や新人バイトは臨機応変な対応に苦戦していました。そこで私は、忙しいときほど笑顔を忘れないようにして、焦っている新人バイトや自分自身が気持ちに余裕を持てるように心がけていました。 また、ミスをして落ち込んでいる人に対して、その人の接客態度など私が普段尊敬している部分を伝えることを大切にしています。 明るい性格や周囲へ目を向けられる私の姿勢は、チームワークを求めている貴社の社風とマッチしていると考えております。 |
この例文は、社交的な性格によく見られるポジティブな面がアピールポイントです。また、アピールポイントが複数になっている印象はありますが、他者からの評価も加えています。
例文のように、普段から自分の強みを活かしているのであれば、説得力があるエピソードとなるため、自己PRにぴったりです。
【例文③】趣味
私は年齢や立場にとらわれない、積極的なコミュニケーションを得意としております。また、様々な交流を通して、自分には無い価値観を知り、新しい経験をすることに関心があります。 趣味のバードウォッチングでは、野鳥観察だけではなく参加者との交流も楽しみの1つです。 参加者の年齢層は幅広く、60歳以上の方や小学生など、学校生活だけではなかなか関わりが持てない人と会話を楽しんでいます。 年上の方との会話は、自分がまだ経験したことの無い貴重なお話をお伺いできますし、小学生からは、子供ならではの視点を学び、大学生活だけでは入ってこない情報を知る機会となっています。 貴社では、他者への関心を活かして、顧客が求めているサービスを提案したいと考えております。 |
この例文では、社交性が高い人ならではの、さまざまな人とコミュニケーションができる点をアピールポイントにしています。どんな人と交流をしているのか、具体的にしましょう。
学生以外とも交流をする目的や理由がある人は伝えるのがベストです。また、その強みを入社後どのように活かせるのか伝えると、採用担当者の印象に残りやすくなります。
自己PRで社交的な部分を上手く伝えられない時は?
自己PRを考えるときには、自己分析が必須です。しかし、なかには自分のアピールポイントはわかっていても、言語化するのが苦手な人もいるでしょう。
そこで、自己PRで悩んでいる人には、家族や友人、サークル仲間やバイト先の同僚などに、自分の長所を聞いてみるのがおすすめです。
また、日常の何気ない言動に、自分の社交的な面が表れていることもあります。自分では当たり前だと思っていることが、案外アピールポイントとなるかもしれませんよ。
自己PRで社交的な部分をアピールして高評価を得よう
社交性が高いと、サービス業や営業職などある程度のコミュニケーションスキルが求められる職種だけではなく、研究や開発などの専門職でも重宝されます。
ぜひ、エピソードや具体的な強みを伝えつつ、社交的な部分を自己PRでアピールしましょう。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。