行きたい企業は沢山あるのに、いざエントリーシート(ES)の志望動機を書こうとすると何を書けばいいのか分からないですよね。
「行きたい企業の志望動機が思いつかない……」
「志望動機の基本的な書き方が分からない……」
「内定が欲しいので、他の就活生と差別化したい……!」
エントリーシート(ES)の志望動機は「志望度の高さ」を採用担当者にアピールするためのものなので、選考通過のためにしっかりと押さえておきたい項目の1つです。しかし、熱量や志望度の高さがしっかりと伝わる志望動機の作成に難しさを感じることもありますよね。
そこでこの記事では、エントリーシート(ES)の志望動機の基本的な書き方と差別化をするコツを紹介します。
書き方が分からない方でも「簡単に志望動機が作成できるテンプレシート」もプレゼントしているので、この記事を読みながら志望動機を作成していきましょう!
人事 佐藤
2018年度新卒入社 新規営業を担当 入社後、新規営業に従事し、顧客開拓や提案活動を経験。 プロジェクト参画 その後、異動により大手外食チェーンや病院のプロジェクトに参画。プロジェクトマネジメントやシステム導入を担当。 2021年 人事部に抜擢 2021年に人事部に抜擢され、新卒採用と中途採用を担当。2024年9月現在も人事を担当している。
キャリアアドバイザー 鈴木
新卒で大手金融機関に入社したが、成長のスピードの遅さと、年功序列に懸念を抱き転職を決意。 転職する際、スピードの速さと裁量が持てるという2軸で転職活動をし、シーマインドキャリアに入社。 入社後、キャリアアドバイザーとして年間1000人以上の学生の就活相談をし、実績No.1を獲得。
キャリアアドバイザー 富樫
早稲田大学卒業後、新卒で株式会社C-mindに入社し、キャリアアドバイザーを担当。年間2000名の就活相談実績を持つ。就活生に寄り添うことをモットーとし、特にファーストキャリアを重要視したアドバイスとケアを行なうことで、内定獲得実績において2024年度上半期MVPを獲得した。
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エントリーシートの志望動機は簡潔に熱量を伝えられるかが勝負!
エントリーシートに書く志望動機は、熱量を伝えるために具体性を意識しましょう。
エントリーシートの志望動機は、多くの就活生が抽象的に「なんとなく入りたいと思ったから…」という理由になりがちです。しかし、企業からすると抽象的な志望動機では志望度が低いと感じ、熱量は伝わりません。
そのため、抽象的な志望動機ではなく「入りたいと思ったのはなぜか?」という問いに先回りして回答できているかが重要です。
エントリーシートは文字数が限られているので、簡潔に志望動機を書きつつも熱量を伝えるために「なぜ入りたいのか?」を具体的に伝えましょう。
NGな志望動機 | 「なんとなく入社したい」になっている |
OKな志望動機 | ○○という理由があるので入社したい |
とはいえ、志望動機を自分1人で作成するとなると不安ですよね。カリクルでは「4つの質問に答えるだけで志望動機が完成しちゃうテンプレシート」を無料でプレゼントしているので、気になる方はダウンロードしてみてくださいね。
エクセルシートなので、文字数計算も自動ででき、効率的に良い志望動機が作成できますよ。
採用担当者がエントリーシートで志望動機を聞く理由

まずは、企業が志望動機を聞く理由を3つ紹介します。
それぞれ具体的に志望動機のどの部分から学生のことを知ろうとしているのか、監修者である人事の佐藤さんのコメントも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
①入社への熱量を知りたい
1つ目の理由は、就活生がどのくらい企業で働きたいと思っているのか、熱量を知るためです。
志望動機から入社意欲の高さが伝わると、「長く働いてくれそう」「活躍してくれそうだ」と感じさせ、評価が高くなります。一方、志望動機から熱量を感じられない人には早期離職の可能性があり、入社後への期待値は低くなるため、書類選考では落ちる可能性が高くなってしまいます。
例えば「第一志望である御社で~」と書いているのに、その理由の部分が浅いと「説得力がない」と思われてしまう可能性も。
反対に、志望動機の中に事業内容や企業理念などが記されていたり、企業の発展のために新規案を考えている様子がみられたりする場合は、企業研究をしっかりと行うほどの熱意があると評価される傾向にあります。
面接官はエントリーシートを読む際にどんな学生なのか想像しています。企業のどの部分に魅力を感じているのか具体的に述べられていると、話してみたいと思ってもらえますよ。
②入社後の活躍イメージの確認をしたい
2つ目の理由は、就活生が入社後に活躍するイメージを持つためです。
企業側は、意欲があるだけでなく、実際に貢献してくれそうな人材を探しています。そのため、就活生のイメージが社風に合わない、またはその企業で活躍するポテンシャルを感じないと判断されると、エントリーシートの時点で落とされることも。
例えば、静かに黙々と作業することをアピールする人は、コミュニケーションを取る機会の多い営業職にはマッチしません。強みがあり入社意欲が高くても、ミスマッチがあると早期離職に繋がりそうと思われてしまいます。
そこで、「どう活躍するつもりなのか」と将来について触れている志望動機は、面接官にとって入社後の活躍の様子が想像しやすく、評価も高い傾向にあります。
入社後の活躍イメージがわかないと、入社後に業務に違和感を感じて離職の危険性もあります。
入社後に活躍する人は、会社にマッチしているということなので、長く勤めてくれると企業は考えます。入社後の活躍イメージは明確に伝えないと選考通過の可能性は下がってしまいますよ。
③人柄を確認したい
企業は志望動機の内容から、就活生の人柄も知りたいと考えています。企業にどんな理由で興味を持ってくれたのか、面接に来る時の学生の印象を知りたいのです。
採用担当者は、学生の強みやガクチカ、志望動機などからその人の価値観やスキルを読み取ります。
志望動機は他の学生と被ることもあるでしょう。しかし、その中でどの部分が強調されているのか、どんなアピールをしているのかで学生の人間性を理解しようとしているんです。
また、誤字脱字がある場合や志望動機の数百文字の中で一貫性が失われてしまう場合は、確認を怠る人だと思われてしまうので注意しましょう。
メーカー企業の例で言うと「御社の製品に感動した」だけでは消費者目線が強くなります。「さらにお客様のためにどう発展させたいか」まで言及できると良いですよ。
書き始める前に|気になる企業のことを分析しよう

企業は「自社のどこに惹かれたのか」が知りたいので、好印象な志望動機を書くためには、企業分析が重要になります。
ここでは志望動機を好印象にするための企業分析方法を解説します。志望動機の質が高まり差別化にもつながるので、志望動機をかき始める前に確認しておきましょう。
①気になる企業名で検索
まずは、気になる企業の名前を検索してみましょう。
企業のホームページがトップに出てくるはずなので、その中身を見てみてくださいね。特に見ておいてほしい項目は以下の通りです。
企業HPでチェックする項目
- 会社概要
- 企業理念
- 掲げているミッション
- 代表メッセージ
- 事業内容
- 職種
- IR情報
- 採用情報
IR情報とは….企業が投資家に対して公開している、投資判断に必要な情報全 |
企業のHPで得た情報は、画像のように企業研究ノートにまとめておくのがおすすめですよ。次に紹介する「企業の自分なりの評価を書き出す」時にも役立つので便利です。

②企業の良い点を書き出す
一通り企業について理解できた後は、自分なりの企業の評価を書き出しましょう。その際、惹かれる点とマイナスに感じた点もそれぞれ書いてみてください。
特に、企業に惹かれる理由には「自分と企業がマッチするポイント」が隠れていると言えます。志望動機にもなり得るので、ぜひ下の表を参考に書き出していきましょう。
惹かれる ポイント | 惹かれる理由の例 |
---|---|
事業規模 | ・事業規模が大きく、携われる仕事の幅も広そう ・自分の夢を実現できそう |
事業内容 | ・自分の好きな商品(サービス)を扱っている ・サークルなど自分の経験を活かして貢献できそう |
企業理念 | ・徹底したお客様第一の理念に惹かれる ・社会問題の解決に積極的 |
企業の風土 | ・チームワークを重視していて、自分のチーム活動経験も活かせそう ・上司とも距離が近く、風通しが良さそう |
求める 人物像 | ・自分の強みと共通している ・自分と価値観が合う人たちと働けそう |
あまり深く考えずに、率直に書き出してみることで、より自分と企業との相性が分かりますよ。
③企業でやりたいことをリストアップ
続いて、自分がその企業で将来やりたいことをリストアップしていきましょう。
就職は内定がゴールではなく、入社してやりたいことができた時がゴールです。志望動機に取り入れることで入社への意欲や主体性をアピールできるので、しっかり考えておきましょう。
以下に、企業ならではの「将来やりたいこと」の例をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
志望企業 | 将来やりたいことの例 |
---|---|
食品メーカー | ・誰かを笑顔にする商品を作りたい ・健康を守る商品を作りたい ・食品を通して、人々の思い出に残る瞬間を生み出したい |
IT | ・自分の課題解決力を活かして、より良い社会を作りたい ・コンサルとして顧客に最適な解決策を提案し、○○の面で企業を支えたい |
商社 | ・暮らしを豊かにする事業に関わりたい ・社会全体に影響を与えられる仕事がしたい |
インフラ | ・人々の暮らしを根底から支える仕事につきたい ・○○というエネルギー事業を発展させたい |
エンタメ | ・誰かをワクワクさせる仕事がしたい ・新しいエンタメを創出してみたい |
④やりたいと思った理由を書き出す
最後に、「将来やりたいこと」に挙げた理由をリストアップしましょう。
自分では「何となくやってみたい」と思っただけのことでも、そう思った背景には自分ならではのエピソードが隠れていることも。
志望動機では自分の「原体験」を根拠にすることで、さらに説得力が上がり高評価にも繋がります。一貫性を持たせるためにも、自分のどんな経験が志望理由に繋がっているのかを考えておきましょう。
原体験を具体的に書かれているだけでも志望動機に「あなたらしさ」が加わり、企業側を惹きつける内容になりますよ。
簡単4STEP|エントリシートの志望動機の基本的な書き方

ここでは、志望動機をエントリーシートに書くための、基本的な5STEPを解説していきますよ。
「志望理由やエピソードもなんとなく思い浮かぶけど、うまく文章にできないな…」と悩んでいる方は必見です!
上から順に実践していくだけで、自分だけの志望動機が作成できます。ぜひ最後まで読んで、説得力も熱意もバッチリな志望動機を書き上げましょう!
好印象な志望動機を作成するための構成の沿って説明していくので、まずはテンプレシートをダウンロードしておくと、記事を読みながら志望動機の作成もできますよ。
STEP1|その企業で働きたいと思った理由を書き出そう
まずは、「その企業で働きたいと思った理由」を書き出しましょう。ここは、志望動機の1文目、つまり結論部分にあたります。
以下では、働きたいと思った理由を基に、志望動機の書き出しの文章に変換する例をまとめています。
働きたいと思った理由 | 書き出し例 |
---|---|
企業理念に共感したから | 「貴社の理念である○○○が、私の○○○という思いに合致するため志望いたしました。」 |
自分のやりたいことができそうだから | 「私の~~~というビジョンを、貴社でこそ実現できると考えたためです。特に、貴社は○○○の分野で他社をリードする存在であり、~~」 |
・自分のガクチカと通じているから ・経験を活かせそうだから | 「○○の経験から、私も貴社の△△事業を社会に広めていきたいと考えたためです。」 |
働きたいと思った理由が複数ある場合は、続いて紹介する「STEP2|過去体験のエピソードを具体的に書き出そう」で、より詳細なエピソードが思い浮かぶものに絞っていきましょう。
企業で働きたい理由は1つに絞る必要はありません。むしろ、複数の理由があると志望度の高さにもつながりますし、他の企業ではない理由としてもアピールできるようになりますよ。
STEP2|過去体験のエピソードを具体的に書き出そう
次に、「自分の過去体験」を具体的に書き出しましょう。
志望理由を具体的に書くことも大切ですが、同時に志望するまでの具体的なエピソードが無ければ「本当に?」と思われてしまいます。また、「自分が積極的に行動して学んだ」エピソードを選ぶと、主体性もアピールでき高評価に繋がりますよ。
以下の表は、志望理由ごとに説得力を持たせるエピソードの例をまとめています。自分のどの経験なら志望理由に納得してもらえそうかを考えてみてくださいね。
志望動機 | 志望理由の例 | エピソードの例 |
---|---|---|
自分の価値観と企業理念が合うから | 「お客様目線を徹底する理念に惹かれた」 | ・アルバイトでお客様目線を考えて行動し、成果を出した |
自分のやりたいことがこの企業でならできそうだから | 「エンタメで誰かに感動を届けたい」 | ・サークル活動で、身をもってエンタメの力を実感した ・自分自身がエンタメに支えられた |
自分のやりたいことがこの企業でならできそうだから | 「地方創生に関わりたい」 | ・ボランティア活動で地方に行った経験 ・幼い頃から引っ越しが多く、様々な地方に行った |
自分も、この企業の事業に通じる経験をしたから | 「貴社の商品をより多くの人に届ける仕事がしたい」 | ・インターンシップで営業を体験し、成果を出した |
「アピールできるようなエピソードが無い…」と思っている方もいるかもしれませんね。このエピソード部分は、あくまで志望理由を裏付けるためのもの。誰かに負けないような特別なエピソードでなくても大丈夫です。
志望理由と具体的なエピソードがしっかり繫がっているかがポイントなので、あまり思い悩みすぎないようにしてくださいね。
STEP3|志望企業の事業内容や特徴を簡単にまとめよう
STEP3では、志望企業の事業内容や特徴を簡単に書き出しましょう。ここで挙げた特徴を志望動機に取り入れることで、「なぜ他社ではなくこの企業なのか」に説得力を持たせられます。
例えば、「世界○○カ国でイベントを開催」「幅広い事業を展開しており、多方面から人々にアプローチできる」といった企業の強みを書き出して、志望動機に絡めていきましょう。
また、STEP1とSTEP2で考えた志望理由やそのエピソードと、企業の強みがどのように関連しそうか考えるのもポイントです。
グローバルに影響を与えられる仕事がしたいという志望理由と、エピソードに留学を挙げた人であれば「海外事業に積極的」といった企業の強みと絡められますね。
志望度の高さは、他社ではなく志望先の企業に行きたい理由を証明できると伝わりやすいです。
面接では必ずと言っていいほど「なぜ他社ではなく自社なのか?」を質問されるので、エントリーシートの段階から意識を持っておきましょう。
STEP4|入社後の活躍している姿を書き出そう
最後に、自分がこの企業に入社したらどう貢献できそうかを書き出しましょう。ここは、志望動機の締めくくりの文章に繋がります。
以下に例をいくつか挙げたので、「まだイメージできないな…」という方は参考にしてみてくださいね。
活躍している姿の例 |
---|
入社後3年で売上目標を超え、営業チームのリーダーを務めている |
強みである「分析力」を活かして、時代に合うニーズを徹底的に深掘り、利益拡大に貢献する |
「周囲と協力して解決に向けて動ける」強みを活かし、部署を超えたチームワークを発揮する |
どのように活躍するつもりなのかを文章にすることで、自分の経験や成果のアピールで終わらず、入社への意欲を感じさせる志望動機になります。
ここでは、企業HPの採用情報に記載されている、求める人物像に合う内容にするのがポイントですよ。
現社員と一緒に働くイメージや、「積極的に活躍してくれそうだ」という印象を持ってもらえます。
好印象な志望動機の書き方を本気添削でおさらいしよう!
STEP1~STEP4の志望動機の書き方をおさらいし、実際に好印象を獲得できる志望動機を添削しました。添削前の志望動機は就活生がやってしまいがちな抽象的な志望動機になっているので、自分の志望動機は問題ないか照らし合わせてみてください。
好印象な志望動機の本気添削
STEP1結論
貴社のITコンサルティング業務に携わり、企業のデジタル化を支援する仕事がしたいと考え、思いました志望いたしました。
添削コメント|前進動機の寛容で「貴社のITコンサルティング業務に携わりたい」と躊躇する具体的な優先や目標を明確にすることで、企業側に「この暫定で活躍したい」という強い意志を伝えています。また「デジタル化支援に貢献したい」と記載することで、社会や企業への貢献意識が伝わりやすくなり、採用担当者に良い印象を与えます。
STEP2理由
大学で情報システムの授業を受けた際に、ITを活用して業務を効率化することの大切さに気づきました。その際、ITが定着する技術の提供に留まらず、するために使えることが多いと学び企業の課題解決のために活用されていると学び、興味を持つようになりました。
添削コメント|「ITがどのように使えるか」を具体的に説明することで、知識と理解の深さを示しています。者ではなくビジネス全体に貢献する意識を示し、採用者に前向きな印象を与えます。
STEP3具体例
特に貴社は、技術力だけでなく、現場のニーズに応えた柔軟な提案ができる点に強みがあり、私もそのような仕事ができるようになりたいと感じました。ば、クライアントと信頼関係を目指して、信頼関係を築く力が身に付けられる環境があると思っています自分自身も成長していけると信じています。
添削コメント|「特に貴社は…」と記載し、応募先企業の特徴に着目した点を強調しています。また「そのような環境で成長したい」と一歩先での具体的なビジョンを考えることで、企業の特徴を理解していると、自身の成長を伝えることができます。 企業側に「この応募者は当社の特徴を理解している」と思われる効果があります。
STEP4入社後
入社後は、これまでできた培ってきたITの知識とコミュニケーションスキルを話すまた、プロジェクトを通して多くの経験を積み、信頼されるITコンサルタントを目指します。
添削コメント|「入社後どのように成長していきたいか」を具体的に示し、ITコンサルティングで求められるスキルと自分のスキル向上の目標を合わせています。クライアントの課題解決への貢献意識も示しており、企業側にとって「入社後の姿が明確な人材」として評価しやすくなっています。
STEP1の繰り返し結論
以上の理由から、貴社でデジタル化を支援する仕事に挑戦し、成長していきたいと考えております思っております。
添削コメント|前進動機の最後を締めくくる結論では、最初に考えた「躊躇理由」にもう一度触れることで、内容を継続させています。に成長する姿勢を伝え、長期的な視点で働く努力があることをアピールしています。
今回の本気添削では、入社後の活躍イメージの部分が抽象的だったので、具体的な成果を付け加えて好印象にしています。
エントリーシートの志望動機では「なぜ会社に興味を持ったのか?」と質問されることを想定して書くことが重要ですよ。
また、カリクルでは志望動機作成を応援しています。完全無料でツールをダウンロードできるので気になる方は受け取ってみてくださいね。
具体的な志望動機を作成したい方はこちら | 抽象的な志望動機を卒業したい方はこちら |
志望動機テンプレシート | 志望動機の無料添削 |
志望動機のさらに詳しい書き方については、以下の記事でも解説しています。
エントリーシートの志望動機の字数の調整方法を解説

企業がエントリーシートの志望動機をチェックするポイントとして、「指定文字数を守れているか」は当たり前の条件となります。
そこで、ここからはエントリーシートの志望動機の字数を調整する方法を解説していきますよ。文字数のルールをしっかり守って、必ず読んでもらえる志望動機を作成しましょう。
指定文字数を超えてしまう場合
指定文字数を超えてしまうという場合は、まず言い換えができる箇所を探していきましょう。
対応法① | 言い切り表現に変更する |
対応法② | 簡潔な言い換えに変更する |
対応法③ | 内容の重複箇所を削除する |
指定文字数を超えてしまう場合は回りくどい表現を完結に言い換えるようにしましょう。
必要以上に敬語を使ってしまっていたり、同じ内容を別の言葉に言い換えて繰り返し記載している場合もあります。簡潔に分かりやすくを意識して、志望動機を見直してみましょう。
指定文字数に届かない場合
志望動機が指定文字数の8割に届かない場合は、以下の3つを意識して文字数を膨らませましょう。
対応法① | エピソードを深ぼる |
対応法② | 活躍イメージを深ぼる |
対応法③ | エピソードの感情を深ぼる |
指定文字数に届かない場合は、過去経験のエピソードがあっさりしすぎているか、入社後の活躍イメージが抽象的である可能性が高いです。
エピソード部分では、なぜやろうと思ったのか?の感情まで伝えたり、具体的にどのような成果が出たのかまで記入しましょう。
また入社後の活躍イメージに関しては実際に志望している企業の業務内容に絡めて志望動機を作成することで文字数が増え、好印象なものにも仕上がりますよ。
文字数計算が煩雑ですが、カリクルが用意している志望動機のテンプレシートでは、志望動機を自動で作成しながら文字数計算もできます。無料で受け取れるので気になる方はダウンロードしてみてくださいね。
また「特に文字数が指定されていない…」という方はどれぐらい志望動機を書くべきか迷いますよね。以下の記事では、目安となる文字数や適切な文字数にするコツを紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
エントリーシートの志望動機の読みやすさチェック項目

志望動機が書けたら、必ずセルフチェックをしましょう。
ここからは、志望動機をチェックするための、大切な3つの視点を紹介していきますよ。どれも非常に重要な項目なので、ぜひ自分の志望動機をチェックする際に役立ててくださいね。
①誤字脱字がないか
まず、誤字脱字が無いかは必ずチェックしましょう。企業によっては、誤字脱字もかなり厳しく見られることがあります。
また、誤字脱字が無く丁寧に書かれていることで、熱量がダイレクトで伝わりやすくなりますよ。
第三者にチェックしてもらうのも1つの手ですが、書いた文章を音読することで簡単にセルフチェックができますよ。
目だけで確認する場合、やはり誰でも見落としてしまう可能性があります。声に出して読むことでミスに気づきやすくなり、誤字脱字があるまま提出してしまうのを避けられます。
誤字脱字は選考結果に直接的な影響はありません。例えば、1文字誤字があったからと言って不合格ということはないので安心してくださいね。
ただ、あまりにも誤字が多い場合やほかの就活生の多くが守っているエントリーシートのフォーマットやルールが守れていないと印象が下がってしまうので注意が必要ですよ。
②志望理由が抽象的になっていないか
「志望動機が抽象的になっていないか」も必ずチェックしてください。
志望動機が抽象的だと熱意も伝わらないので「この企業である必要性」を感じさせる文章を目指していきましょう。
抽象的な志望動機を卒業するためには、細かく「なぜ?」と自分に聞く癖をつけましょう。
「企業のここに魅力を感じた」の一言で終わるのではなく、「それはなぜ?」という視点と回答を入れることで志望動機は具体的になっていきますよ。
抽象的な志望動機 | 貴社の業務内容に興味を持ち、自身の経験が生かせると思ったので志望しています。(なぜ興味をもって、どのような経験が生かせると思ったのか?) |
具体的な志望動機 | 貴社の○○という業務内容に興味を持ち、自身の○○という過去経験が生かせると考えたので志望しています。 |
自分の志望動機が抽象的か不安な方は赤ペンESで添削依頼をしましょう。完全無料で満足いくまでプロのキャリアアドバイザイーが添削してくれるので、やっておくに越したことはないですよ。
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就活生の多くが志望動機が抽象的になりがちです。
業務内容に魅力を感じたので志望してきました、という内容が多いのですが「なぜ業務内容に魅力を感じたのか?」が一番知りたいことなのです。
選考通過を勝ち取るためにも「なぜ?」という質問が来ることを想定して志望動機を作成してみてくださいね。
③指定文字数の8割を記載しているか
志望動機に限らず、エントリーシートでは指定文字数の8割は書きましょう。文字数が少ないと、内容が良かったとしても「志望度が低い」と判断される可能性があります。
さらに言えば、指定文字数ギリギリまで書くと好印象を与えられますよ。
指定されたルールを守ることは、社会人にとっても当たり前の力。せっかく作り上げた志望動機を、文章の内容以外で評価を下げてしまうのは避けたいところです。
好印象な志望動機を作成するための3つのコツ

志望動機作成の基本が分かったところで、ここからは、さらに好印象を与えるためのコツを解説していきますよ。
沢山の就活生と差をつけるためにも、ぜひ自分の志望動機のブラッシュアップに活かしてみてくださいね。
①書き出しで差別化を意識する
好印象を与える志望動機にするためには、書き出しからこだわることがポイントです。一文目から採用担当者の目を引くことができると、そのまま「読み進めたい」と思ってもらえますよ。
例えば、書き出しの1文で志望理由がハッキリしていることも大切です。背景をダラダラと書くのではなく、結論である志望理由を簡潔に、1文でまとめることで好印象になります。
他には、ユニークさで目を引く方法としてキャッチフレーズを付けるのも1つの手ですよ。
【キャッチフレーズを入れた例】
①「お客様と企業を結ぶ架け橋でありたい」という貴社のビジョンに共感し、大学時代に「交渉の達人」と言われた経験を活かして貢献したいと考え志望しました。
②学生時代に「アイデアの泉」と称されたクリエイティブな発想を活かして、「新しいアイデアで未来を創る」貴社の新たなプロジェクトをリードしたいと考え、志望いたしました。
書き出しから好印象を意識できている就活生は少ないので、差別化につながります。
エントリーシートでは文字数制限がある中、他の就活生との差別化を図る必要もあるので、書き出しはかなり重要ですよ。
「とりあえず志望動機を作成できたけど、なんだかパッとしないかも…?」と感じたら、まずは書き出しの文章を工夫できないか考えてみましょう。
志望動機で目を引く書き出しの文章を書くコツは、こちらの記事で詳しく解説しています。心をつかむ志望動機を狙いたいという方はぜひ読んでみてくださいね。
②エピソードに具体的な成果や行動を書く
自分のエピソードを書く時は、具体的な成果や行動を示せていると好印象に繋がります。そのためには、数字を積極的に使うことが大切です。
以下に数字に置き換えるべきおすすめポイントをまとめたので、自分の志望動機と照らし合わせつつ、具体的にできそうな箇所を探してみてください。
NG表現 | 置き換え例 |
---|---|
客数増加に成功した。 | 客数が元の3倍になった。目標の220%を達成した。 |
毎日練習に励んだ。 | 毎日3時間の練習に励んだ。5種類のトレーニングメニューを欠かさず行った。 |
売上目標を達成した。 | ○○万円の売上目標を掲げ、最終的に△△万円の売上を達成した。 |
数字を出すことで成果がダイレクトに伝わるだけでなく、より説得力のある文章になりますよ。
逆に具体的な数字やデータがないと、本当に成果が出ていたのか判断ができないので、エピソードを紹介する際は説得力を意識しましょう。
③入社後の活躍イメージを業務内容と絡める
志望動機の最後に書く、「入社後はどう活躍したいか」を志望職種の業務内容と絡めることも大切ですよ。
【あと一歩!】 入社後は、私の向上心という強みを活かし、貴社に貢献したいと考えております。 |
【バッチリ!】 入社後は、貴社の営業職としてお客様に最適なプランを提案し、○○領域における事業拡大に貢献したいと考えております。 |
上記の「あと一歩!」の例文では自分の強みにしか触れておらず、具体的にどうしたいのかは伝わりません。
一方、「バッチリ!」の例文は、営業職としてどうしていきたいのかを明確に述べられていますよね。企業側に学生の活躍する姿をイメージさせる文章が書けると、他の就活生とも差をつけられる志望動機になります。
締めの意気込みが具体的であるほど、入社後のモチベーションの高さを感じさせ、企業から見ても好印象を与えられますよ。
業界別本気添削14選|エントリーシートの志望動機で選考通過を目指す
ここまで志望動機の書き方やポイントを紹介してきました。ここからは、業界別に400字の例文を紹介します。
全部で14種類の業界の例文を紹介していて、それぞれ志望理由を設定しています。自分と近い業界・志望理由のものを確認してみてくださいね。
①IT業界の内定志望動機
実際に就活生に人気なIT業界の志望動機を実際に添削してみました。就活生のあるある志望動機をもとに内定を獲得するためのポイントやコツを本気添削していますよ。
IT業界の志望動機
【結論】私はIT技術レポートIT技術を重視し、顧客の作業環境を改善し、製造業のDX化を支援したいと考えています。迷っているサービスの幅が広く短期間のサービス展開と製造業への深い理解があるため、思いつきました。
添削コメント|「IT技術を活用して」ですが抽象的な印象が強いですが、「じっくり」という表現にすることで、IT技術を積極的に活用することが伝わります。特徴を「堅固なサービス展開」と「製造業界への理解」と知っていることで、慎重な動機に具体性と慎重さが覚悟しました。
【理由】製造業における現在の大きな課題は、DX化が進んでいないことであり、さらにその原因はそれぞれの企業がITや情報に関する知識が疎い傾向にあると考えておりますDX化の遅れであり、その主因はITおよび情報分野に関する知識不足が挙げられると考えています。
特に「ITや情報に関する知識が疎い」ではなく「ITおよび情報分野に関する知識不足」とすることで、ITリテラシーの表現問題をわかりやすく表現できています。
【具体例】例えば、企業の生産性を高めるためにはIT技術の活用が必要ですが、製造業界ではIT知識の浸透が遅れているケースが多くあります。 ITを通じて多様な業界に価値を提供し、日本の製造業の成長に大きく注目されていると感じております。
添削コメント|製造業界におけるDXの遅れを具体的に示すことで、貴社の存在価値に対して理解が進んでいる印象を与えます。IT知識の浸透が遅れているという課題の中で、貴社の役割をより強く見せているため、かなり力が上がっています。
【入社後】私は文系の学部で学びつつもプログラミングに興味を持ち、授業でコードを理解する機会がありました。現在はエンジニアとしての知識を深めるため、ITパスポートの取得を目指し、日々学習にございます。入社後も学ぶ姿勢を忘れず、働きながら日本の製造業に貢献していきたいです入社後も学び続け、日本の製造業にDXを推進して貢献してまいります。
添削コメント|学ぶ姿勢やワクワクを具体的に示し、入社後のビジョンに説得力が増しました。行動計画として好印象を与えます。
【結論】貴社での勤務中に、日本の製造業の変革に貢献していきたいと強く願っています。
添削コメント|結論として貴社での目標を再度強調し、動機の継続性を持たせました。シンプルながらも貴社で実現したいことが明確に伝わります。
【足りない部分】元の自己PRには、強みやエピソードに具体性がなく抽象的なアピールになっていて協調性がうまくアピールできていませんでした。仲良くするにとどまったアピールになっています。
【添削内容】協調性が強みであることを強調するために書き出しで具体性を上げています。またその根拠となるエピソードが抽象的だったので具体的な数字やデータを用いて説得力を補強しました。
【どう良くなったか?】具体性が増したことで、入社後にも協調性を強みとして生かし、活躍するイメージがわいています。
・チームプレイのサポートができているか ・具体的な成果が出ているか ・受け身な印象を与えていないか ・仲良くできるなど抽象的になっていないか |
IT業界の志望動機を作成したい方はこちら | すでにIT業界の志望動機がある方はこちら |
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②商社業界の内定志望動機
ここでは商社業界の志望動機を添削します。内定獲得のためには、語学力と入社後の活躍イメージの説得力が大切です。かなり倍率も高く、差別化がマストな業界になるので、本気添削を参考に好印象を目指しましょう。
商社業界の内定志望動機
【結論】高い技術力で作られる日本の製造業をサポートするために、流通面からアプローチしたいと思い製造業が最も高い技術力を持つ製品を世界へ届け、グローバルな視点から日本経済に貢献したいと考え、商社業界を志望しています。
添削コメント|「日本経済に貢献したい」という結論を明確に考えることで、躊躇の動機がすぐに伝わりやすくなっています。
【理由】日本の現在の経済状況は悪化している傾向にあり、今こそ日本の強みである製造業を世界中に広める必要があると考えます現在、日本経済は厳しい状況にあり、製造業の発展が重要な鍵を握っていると感じています。島国である日本は製造業は日本の高い技術力を示す強みであり、それらを運ぶ商社や流通の役割が大きいと感じています。重要であると捉えています。
添削コメント|日本の経済状況と製造業の必要性について考えることで、企業の意義や重要性を理解していることが伝わります。を選んでいる姿勢が強調され、企業との適合が強調されています。
【具体例】学生時代には1年間アメリカに留学し、異文化の中で生活する経験を積みました。さらに、現在は中国語の勉強も進めており、中国語検定2級の取得を目指しています中国語検定2級の取得を目標としています。これらのスキルは、異文化の顧客グローバル社会の中で顧客と信頼関係を築く際に最大限活かせると考えています。
添削コメント|留学経験や語学習得の努力を具体的に考えることで、異文化理解や語学力といった商社に必要なスキルを持っていることが明確になります。賢いとアピールすることで、入社後の即戦力としての期待が高まっています。
【入社後】このスキルは、幅広い地域で様々な顧客を相手にする貴社の営業職で活躍できると考えています入社後は、貴社のグローバルなネットワークと自分の語学力を相談して、日本製品を世界中の顧客に届けたいと考えています。また、日本と世界をつなぐ架け橋として、言語力を身に着けながら、日本と世界のネットワークを支えたいです日本製品の価値を海外に広め、貴社の発展に貢献したいと考えています。
添削コメント|入社後の目標を具体的に考えることで、競争者の貢献が話し合いやすくなります。自分の語学力やネットワークを相談して「日本製品の価値を世界に届ける」という目標を明確にし、前進当事者が企業でどのような活躍を目指すか考えてみます。
【結論】最後に、日本の技術を世界に届け、グローバルな視点から貴社とともに日本経済の成長に貢献できればと考え、貴社での活躍を目指しています。
添削コメント|結論部分で「貴社での活躍を目指す」と改めて考えることで、一歩手前の理由が集中している印象を与えています。グローバルな視点で日本経済に貢献したいという思いを最後に強調することで、移行者の情熱や熱意が印象に残りやすくなり、企業に対する本気度が伝わる構成となっています。
【足りない部分】結論が不明確で、商社業界や企業を選んだ理由が具体的に示されていませんでした。また、留学経験や語学力の活用方法が抽象的で、企業にとってのメリットが伝わりにくい構成になっておりました。
【添削内容】冒頭の結論を「日本経済に貢献したい」と明確化し、貴社を選んだ具体的な理由を追加しました。 理由には日本経済状況と商社の役割を詳細に記載し、語学スキルの強みを入社後にどのように生かすかを具体的にしました。
【どう良くなったか?】具体性が上がったことで志望動機が明確になり、企業理解や語学力を生かして即戦力として活躍する期待感が伝わりやすくなりました。
・企業を選んだ理由を具体的に示しているか ・なぜ商社なのかを明確に伝えているか ・語学力は前提とし、入社後の活躍イメージまで伝えているか |
③食品業界の内定志望動機
ここでは食品業界の志望動機の添削を行います。食品業界では、食品を食べたことがある、知っているというアピールだけでは足りません。多くの就活生と差別化するためにも抽象的な感情だけでなく、なぜ志望しているのかを具体的に伝えるようにしましょう。
食品業界の内定志望動機
【結論】私には、人々が楽しい食生活を送れるようにしたいという思いがあります。私には、「食の楽しさ」と「健康」を両立させる製品を通じて、多くの人々に喜びと安心を届けたいという強い思いがあります。そのため、貴社の企画職として活躍したいと考えています。こうした製品づくりを目指す貴社の企画職を志望いたしました。
添削コメント|冒頭で結論を明確にし、志望理由がすぐに伝わるようにしました。「食の楽しさと健康を両立させる」というキーワードで貴社の製品コンセプトと自身の思いが一致していることを強調しています。こうした表現は、企業にとって「共感と意欲の強さ」が感じられる点で魅力的です。
【理由】中でも子供達から人気な菓子製品を多く生産し、またへ健康への意識も高く評価されている製品を続けている貴社に興味を持ち、思いました。特に、子どもに人気があり、健康を重視した製品を多く展開している貴社に強く惹かれ、感動しました。また、健康志向が高まる中で、こうしたニーズに応える姿勢は業界でも先進的であり、強く共感しております。
添削コメント|企業理解の深さを示しました。また、「子どもを含む幅広い世代に愛されている」という表現により、製品の需要性と価値を強調し、自身の志望理由と関連性を持たせました。このように企業の特徴を具体的に示すことで、なぜその企業を選んだのかを説得力をもって伝えています。
【具体例】学生時代、ゼミで地域創世プロジェクトに参加し、地域の特産品を利用して、生産者と消費者の双方が納得する商品企画に取り組みました。製品を開発するにあたって、生産者と消費者の双方の目線を考える難しさも理解しました。その過程で、一方の視点だけを優先するのではなく、双方に喜ばれる製品開発が重要であることを学びました。この経験を通して、消費者目線を大切にする姿勢が身についたと自負しております。
添削コメント|学生時代の経験をより具体的にし、消費者と生産者の両方を意識した商品開発の重要性を強調しました。双方の視点を持てているという、企画職の資質があることをアピールしています。
【入社後】入社後は、これらの経験を活かして、貴社の企画職で製品開発に貢献したいです。貴社の企画職として消費者目線を重視しつつ、社会的価値を提供できる製品開発に携わりたいと考えています。
添削コメント|入社後の意気込みを「貴社のブランド価値の向上に貢献する」という具体的な形で表現しました。入社後にどう貢献したいのかが明確になることで、企業にとっても魅力的に映る志望動機となります。また、社会的価値を意識する姿勢を強調し、企業理念との一致を示しました。
【結論】貴社の企画職として、「食の楽しさと健康」の両立を目指す製品を通じて、貴社のブランド価値の向上に貢献する所存です。
添削コメント|再度結論を言うことで、貢献意欲をさらに強調しています。
【足りない部分】応募者の志望動機に、企業が求める価値観への共感と具体性が不足していました。食品業界での志望動機は、健康や食の楽しさを重視する姿勢を具体的に示すことが重要です。
【添削内容】「食の楽しさと健康を両立させる」という表現で結論を明確にし、貴社の製品方針と自身の思いが一致していることを強調しました。また、「消費者と生産者双方の視点を重視した商品企画」について学生時代の経験を具体的に記載し、貴社での業務と関連性を持たせました。
【どう良くなったか?】より明確な志望理由になりました。また、学生時代の具体例を通じて「消費者目線を重視する姿勢」を示し、入社後の貢献意欲を具体的に表現することで、企業にとって「自社に貢献する人材」という印象を強く与えられるようになりました。
・「食品を通じた社会貢献」への共感を示しているか ・企業独自の強み・方針への共感を具体的に示しているか ・自身の経験やスキルが業界でどう活かせるかを明示しているか |
④アパレル業界
アパレル業界の志望動機を実際に添削してみました。数あるアパレルメーカーの中から、なぜ貴社を選んだのかが伝わるように意識しましょう。
アパレル業界の志望動機
【結論】私には、洋服を通じて人々が日々の仕事にモチベーションを持てるようにしたいという思いがあり、「洋服」を通じて、多くの人々の仕事へのモチベーションを高めるお手伝いをしたいという強い思いがあります。高品質で着心地の良い製品を提供している貴社だからこそその思いを実現できると考えました。スーツを中心に高品質な製品を提供し、着心地の良さで定評のある貴社であれば、この思いを実現できると確信し、志望いたしました。
添削コメント|「洋服を通じて人々の仕事へのモチベーションを高めるお手伝いをしたい」と強い意欲を示すことで、企業側に「情熱を持った人材」として魅力的に映ります。
【理由】就活を始めてスーツを着られるようになり、一日中スーツで行動する大変さを実感しました。 最近ではスーツを着ない会社も増えていますが、営業職などではスーツ勤務が多く、その分、服装に対して快適さが求められると感じています。営業職では依然としてスーツの着用が多く、そのため快適さと機能性を重視するニーズが高まっていると感じています。
添削コメント|「スーツ勤務の快適さと機能性を求めるニーズが増えている」点を強調することで、応募者が業界の現状を理解していることが伝わりやすくしました。この業界への理解は、志望動機の説得力を高めるために重要です。
【具体例】学生時代にはアパレルのアルバイトをしており、お客様にふさわしい服を提案してきました。お客様のニーズに合わせた商品提案を行ってきました。この経験から、お客様のニーズを理解し、快適さやデザインのバランスが重要であることを学びました。特に、50名以上のビジネスパーソンから「デザインと快適さの両立」を求める声を聞く中で、お客様がどのような製品を望んでいるかを学び、快適さとデザインのバランスが非常に重要であることを理解しました。
添削コメント|具体的な数字(50名以上)を入れることで、経験の量と信頼性が増し、消費者理解が深いという印象を与えられます。
【入社後】貴社の営業として、様々な人の仕事の快適さやモチベーション向上に貢献したいです。入社後は、貴社の営業職として、自社製品の快適性やデザイン性のメリットを的確に伝えられるよう尽力したいと考えております。
添削コメント|「営業職としてどう行動するつもりなのか」が明確になり、企業にとっても好印象な締めくくりになっています。
【結論】貴社で、人々の働く日々を支え、仕事を楽しむ手助けができることを楽しみにしています。「洋服を通じて人々の仕事を快適にする」サポートをし、企業のブランド価値の向上に貢献できるよう励む所存です。
添削コメント|最後にもう一度志望動機を簡潔にまとめ、貴社で働く意欲を強調しました。貴社の企業理念とマッチしていることをアピールできると高評価になります。
【足りない部分】アパレル業界への具体的な理解とその魅力が明示されておらず、「あともう一歩!」な印象がありました。
【添削内容】全体の文章を、できるだけ具体性のある表現に変更しました。
【どう良くなったか?】数字を使った具体例や、入社後の貢献内容を明確にすることで、志望動機に一貫性と説得力が増し、企業に対して「実践的で即戦力になる人材」という印象を与えられる志望動機になりました。
・企業のブランド理念や特徴を理解し、自身の価値観や経験と結びつける ・具体的なエピソードを通じて、ファッションへの情熱や関連スキルを示す |
⑤保険業界
ここでは、保険業界の志望動機を添削していきますよ。過去の経験と企業理解を基に「貴社ならではの魅力」を盛り込むことで説得力を高めることが重要です。
保健業界の志望動機
【結論】人々が安心して生活できる環境を支える仕事に携わりたいと考え、保険業界を志望しました。特に、多くの車の保険商材を取り扱っており、顧客に寄り添ったサービスで定評のある幅広い保険商品を提供し、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを大切にしている貴社に強く魅力を感じています。
添削コメント|自分の思いが、どうして事務職に結びついたのかを具体的に示しています。
【理由】学生時代、両親と車で出かけた際に事故を起こしてしまったことがありました。幸いケガや被害者などはいなかったのですが、車が傷付いた様子を見てパニックになり、焦りと不安を覚えました。その際、保険会社の人が駆けつけてくれ、声をかけて頂いたことで少し安心できた 担当者の方が迅速に駆けつけて冷静に対応してくださり、安心感を得たことを今でも鮮明に覚えています。
添削コメント|「声をかけて頂いた」という曖昧な表現を、「迅速」「冷静」といった具体的な対応に修正し、保険会社の役割の重要性を明確にしました。
【具体例】この経験を通して、保険は時に人々の不安を取り除き、安心感の基盤を築く大切な存在であることを学びました。また、学生時代には接客のアルバイトをしており、お客さんとのコミュニケーションをとる機会が多くありましたお客様と丁寧にコミュニケーションをとり、それぞれのニーズに合わせた対応を心がけていました。この経験から、相手に寄り添う姿勢の大切さを実感しました。
添削コメント|自分の経験や、経験と志望職種との結びつきをより具体的にすることで、企業側が「即戦力になりそう」と期待できる文章になりました。
【入社後】入社後は、自身の経験や接客のアルバイトで培った顧客対応力を活かし、顧客に寄り添って業務を行っていきたいですお客様一人ひとりの不安に寄り添い、最適な保険プランを提案することで安心を届けたいと考えています。さらに、保険商品の知識を深めるとともに、迅速かつ正確な対応ができる社員を目指します。
添削コメント|どのように活躍したいのかをできるだけ詳しく書き、伝わりやすくしました。具体的になり、貢献したいという強い気持ちが分かりますね。
【結論】貴社の一員として、「万が一」の場面で人々に安心を届け、顧客に信頼される存在でありたいと考えております。
添削コメント|結論として貴社での目標を再度強調し、動機の継続性を持たせました。シンプルながらも貴社で実現したいことが明確に伝わります。
【足りない部分】なぜ保険業界を選んだのか、特に貴社のどの点に魅力を感じたのかという具体的な説明が不足していました。
【添削内容】具体的な原体験を踏まえて、志望動機により説得力を持たせました。また、貴社特有のサポート体制への共感を追加し、入社後の目標も具体的に示しました。
【どう良くなったか?】保険業界や貴社への共感と具体的なエピソードを加えたことで、企業に対する理解や共感の深さが伝わりやすくなりました。入社後の目標も具体的にすることで、好印象な志望動機に仕上がりました
・企業の強みや特徴を理解し、共感する点を明確にしているか ・具体的な経験を交え、自身の強みがどう活かせるかを示しているか |
⑥コンサル業界
コンサル業界の志望動機を実際に添削してみました。「即戦力として活躍してくれそう!」と思ってもらうために必要なポイントがいくつかあるので、ぜひ丁寧に読んでみてくださいね。
コンサルタント業界の志望動機
【結論】私は、企業の発展に貢献できる経営コンサルタントとして成長したいと思い、貴社を志望いたしました。貴社で自らの知識とスキルを活かし、クライアントの課題解決に貢献したいと考え、志望いたしました。
添削コメント|「企業の発展に貢献したい」という結論が抽象的で、どの企業でも通用する志望動機に見えてしまうため、貴社特有の魅力に触れることでなぜ「貴社」でなければならないのかを伝えています。
【理由】企業が抱えるさまざまな課題を解決し、成長を支援する仕事に興味があります。経営目標達成を支援することに魅力を感じております。特に貴社は、若手にも早い段階で責任あるプロジェクトを任せる風土があり、挑戦と成長を大切にする社風に共感しています。
添削コメント|競合他社と貴社との違いを意識した理由づけを追加することで、より志望度の高さを伝えています。
【具体例】大学ではゼミ活動に力を入れ、チームで中小企業のサポートに取り組みました。地方の中小企業の売上向上を目的としたプロジェクトに参加し、25%の売上増を達成しました。その中で分析や課題発見を行い、企業の課題にアプローチしました。業界データや消費者アンケートを基に売上の課題を特定し、具体的な解決策を提案しました。この経験を通して、データに基づく考え方が重要性を学び、コンサルタントとしても活かせる問題解決のスキルを磨きました。
添削コメント|エピソードに数字を用いることで、より成果がダイレクトに伝わります。また、取り組みの内容を具体的にして、信頼性の高い文章になっているのがポイントです。
【入社後】入社後は、貴社で成果を出せるコンサルタントとして、価値ある存在を目指します。貴社の経営コンサルタントとして、クライアントの成長を支える提案と実行支援に全力で取り組みたいです。また、クライアントにとって価値ある存在として活躍したいです。
添削コメント|クライアントの支援への熱意を示し、経営コンサルタントとして活躍したいという想いが十分に伝わるようにしています。
【結論】貴社で企業の成長を支援する仕事に挑戦し、より多くのクライアントに価値を届けられるコンサルタントを目指したいと考えております。
【足りない部分】「貴社の志望職種についてどうしたいのか」といった部分がが伝わりにくくなっていました。また、結論に説得力を持たせるために、具体例として目標達成経験や成果を示すエピソードも必要でした。
【添削内容】「企業の発展に貢献したい」という抽象的な結論を、貴社の魅力や社風に基づいた理由に具体化しました。また、ゼミ活動の具体例に「25%の売上増」などの数値を加え、成果がはっきり伝わるようにしました。入社後の目標を具体化し、「提案と実行支援に全力で取り組みたい」という明確な抱負も加えています。
【どう良くなったか?】就活生の企業理解の深さとマッチ度が伝わりやすくなりました。また、ゼミでの経験に具体的な数値を入れることで、応募者の成果と問題解決スキルが強調され、信頼性が向上しました。
・論理的思考力を示すため、数字や具体的な経験を用いているか ・「問題解決と価値提供への熱意」を具体的に示しているか |
⑦銀行
ここでは、銀行業界の志望動機を添削してみました。他の就活生とも差をつけるコツをおさえて、効果的な志望動機を作成しましょう。
銀行業界の志望動機
【結論】私は、営業職として地域社会に貢献したいと考え、貴社を志望いたしました。地域のお客様に寄り添い、最適な金融サービスを提供することで、貴社の営業職として地域経済に貢献したいと考え、志望いたしました。
添削コメント|良い志望理由ではありますが、さらに明確な志望理由に変更し、書き出しから差別化を図っています。
【理由】銀行業界の中でも、貴社は多くの人々に安定した金融サービスを提供する重要な役割を担っており、魅力に感じています。は、多くの人々に安定した金融サービスを提供する重要な役割を担っています。特に貴社は、地域密着型の営業戦略と顧客目線の対応に強みがあり、多くの地域のお客様から信頼を得ていると感じています。こうした貴社の姿勢に共感し、ぜひ貴社で働きたいと考えています。
添削コメント|貴社だけの強みに触れることで、志望度の高さをさらに論理的にアピールしています。
【具体例】大学時代にはゼミで地域活性化プロジェクトに参加し、地域の方々と関わる中で、地域に貢献することの大切さを実感しました。この経験から、人々のために役立つ仕事がしたいと考えるようになり、地域の小規模事業者20社以上を対象にアンケート調査とニーズ分析を行いました。その結果をもとに、効率的な資金管理やビジネス拡大に向けた施策を提案し、13社から高評価をいただきました。この経験を通じて、課題を抱える地域の事業者のサポートにやりがいを感じ、金融を通じて地域に貢献したいと思うようになりました。
添削コメント|どのような取り組みが志望理由に繋がるのかを明確に示しています。また、具体的なエピソードにすることで他の就活生にも差をつける内容になっています。
【入社後】入社後は、営業職としてお客様のニーズを理解し、金融サービスを提案していきたいです。的確に把握し、最適な金融商品を提案する力を磨いていきたいと考えています。また、地域社会に貢献し、信頼される営業担当者を目指します。地域の事業者が抱える課題解決を支援し、地域経済の発展に貢献できる営業担当者を目指します。
添削コメント|「ニーズを理解し、金融サービスを提案」「地域社会に貢献し、信頼される営業担当者を目指す」をさらに具体的にし、入社後のビジョンに説得力が増しました。
【結論】地域のお客様に寄り添い、貴社の営業職として地域経済の発展に貢献できることを楽しみにしています。
【足りない部分】銀行業界全般の理解に加え、地域貢献の重要性に気づいた具体的な経験が曖昧だったため、説得力が弱くなっていました。また、「地域貢献の思いが生まれた背景」を明確にする必要がありました。
【添削内容】「地域のお客様に寄り添い、最適な金融サービスを提供する」という目標で意欲を示しました。また、自分ならではの体験で志望理由に根拠をもたせました。
【どう良くなったか?】冒頭で貴社を特別に志望する理由が明確になり、志望度の高さが伝わりやすくなりました。また、エピソードを詳細に示して独自性のある文章になっています。
・銀行ならではの志望動機を具体的に示しているか ・責任のある立場にふさわしい人柄が伝わるように書いているか |
⑧広告業界
ここでは、広告業界の志望動機例文を本気添削していますよ。業界や企業の強み・特徴に合わせて書くというポイントに注目してくださいね。
広告業界の志望動機
【結論】貴社のマーケティング職に強い興味を持ち、で活躍し、貴社のブランド価値向上に貢献したいと考え、志望いたしました。
添削コメント|ただ「興味を持ったから」という志望理由では浅いと思われる可能性も。「活躍したい」という主体性を見せることで、志望動機に対する真剣さが強調され、具体的な意図が伝わりやすくなっています。
【理由】大学では、学生団体の活動で広報部でSNSマーケティングを担当し、SNSを使って団体の魅力を多くの人に知ってもらう努力をしてきました。フォロワー数を半年で30%増加させる成果を上げました。この経験から、多くの人に何かを伝えることの楽しさや、マーケティングの面白さを知りました。顧客のニーズを的確に捉え、それを効果的に伝えるマーケティングの魅力を強く感じました。
添削コメント|自分の経験を具体的に示すことで、他の就活生との差別化を図っています。また、経験からの学びの表現を変えることで、広告業界への強い関心を表しつつ、即戦力としての印象を与えられます。
【具体例】特に貴社は広告業界で重要な存在トップクラスの企業であり、幅広い分野で活躍されていると認識しています。また、デジタルマーケティングにおいて業界をリードしており、豊富なリソースを活かし、より多角的なマーケティング施策に挑戦できると考えています。そうした環境でこそ、自分の経験を活かし、さらに成長したいと考えています。私の経験とスキルをさらに伸ばしつつ、クライアントの期待以上の成果を出すために努力を続けられると確信しています。
添削コメント|「成長したい」という気持ちも大切ですが、具体的にどう成長したいのかを述べることで高評価に繋がります。
【入社後】入社後は、これまでの経験を基に貴社に貢献し、貴社の強みであるデジタル広告の分野で実績を積み、データ分析の分野で活躍したいと考えています。将来的にはデータ分析を駆使した施策立案やブランド戦略の策定にも関わりたいと考えています。
添削コメント|入社後のビジョンが具体的であるほど、企業をそれだけ深く理解していることを表現できます。例文を参考に、仕事内容や企業の強みである分野に触れながら書くのがおすすめですよ。
【結論】貴社で、人々に新たな出会いや心の動きを生み出す広告を作り、ワクワクする瞬間を提供できるよう尽力したいです→ 心に響く瞬間を提供できるよう尽力してまいります。
添削コメント|「心に響く瞬間」という表現にすることで、広告がただの情報提供でなく、感情に訴えるものである点が強調されています。
【足りない部分】元の例文も志望度の高さは伝わりますが、「成長し貢献したい」といった気持ちの部分でもう少し説得力が欲しい状態でした。
【添削内容】志望職種にも通じるような経験や学びを具体的に伝えました。また、入社後のビジョンをさらに明確にしました。
【どう良くなったか?】「即戦力になってくれそう」と期待できる文章になっています。また、企業研究の深さも同時に強調できる志望動機になりました。
・広告業界において大切な「ニーズを捉える」力を示しているか ・企業研究の深さが伝わるか |
⑨小売業界
ここでは、小売業界の志望動機を実際に添削してみました。「顧客に寄り添う姿勢」が評価される業界なので、志望動機でもその姿勢を表現していきましょう。
小売業界の志望動機
【結論】全国の人々の買い物環境を平等にし、より多くの方々が便利に生活できる社会を目指したいという想いから、小売業界を志望しています。特に、商品のバリエーションの多さに定評にある 多様な商品ラインナップと地域密着型の取り組みに強みを持つ貴社を志望しました。
添削コメント|「商品のバリエーションの多さ」という曖昧な表現を、貴社の強みを具体的に示す言葉に変更し、企業研究をしっかり行った印象を与える構成にしています。
【理由】都会と地方では、お店の数や買える物、買い物に行くまでの利便性が異なると感じていました。しかし、コンビニはどの地域でも比較的訪れやすい存在です。私は、コンビニで売られている商品を豊富にし 地域ごとの特性に応じた商品展開を行い、どこからでも買い物を楽しめる場の提供を目指せるのではないかと考えました。
添削コメント|:「商品を豊富にする」では少し単調に見られるため、地域特性に応じた施策に置き換えることで、業界や企業理解を深めた志望理由に変更しています。
【具体例】学生時代にはコンビニでアルバイトをしており、時間帯や曜日によって売れる商品の傾向を見ながら品出しを行いました。この経験を通じて、お客様のニーズやどんな行動の元この商品を購入するのか、を考える力を身に着けました お客様の行動を観察し、ニーズを把握する力や適切な商品配置を考える力を培いました。
添削コメント|「考える力」という曖昧な表現を、「観察」「把握」「適切な商品配置」と具体化することで、アルバイト経験が志望動機とどう結びついているかを明確にしました。
【入社後】入社後は、アルバイト経験で養ったニーズを捉える力を活かし、必要な商品を提供できるコンビニ作りに貢献したいです 地域特性に合わせた商品展開を企画し、より多くのお客様が便利で楽しい買い物を実現できる環境を作りたいです。
添削コメント|「地域特性に合わせた商品展開」と具体化することで、入社後のビジョンを具体的に持っていることをを明確に示しています。
【結論】貴社の一員として成長し続けながら、貢献できるよう努力いたします。より良いサービスを提供し、顧客満足度の向上に貢献したいと強く願っております。
添削コメント|成長ももちろん大切ですが、自分が貢献したいという意志を積極的に押し出すことで、より好印象な締めくくりになります。
【足りない部分】全体的にもう少し具体性が必要でした。特に、どの点が小売業界の志望のきっかけに結びつくかを明瞭にさせる必要がありました。
【添削内容】アルバイト経験を通して身についた自分のスキルを具体的に分かるような表現にしました。また、入社後のビジョンも具体的にしています。
【どう良くなったか?】小売業界に求められる資質が伝わる文章になっています。
・顧客志向とサービスへの情熱を強調しているか ・業界の変化に対する適応力と意欲を示しているか |
⑩サービス業界
サービス業界の志望動機を実際に添削してみました。具体性を意識して、好印象に繋がる志望動機のコツを見ていきましょう。
サービス業界の志望動機
【結論】私は、自分の好きな旅行に携わりたいと思い、人々に特別な旅行体験を提供し、かけがえのない思い出作りをサポートしたいという思いから、この業界を志望しました。旅行を通じて得られる感動や新しい発見は人生に豊かさをもたらすと考えており、そうした体験を提供できる仕事に携わりたいと強く感じています。
添削コメント|自分が好きだからという理由よりは、仕事としてどのように価値を提供したいのかを志望動機にすることで高評価に繋がります。
【理由】大学時代にサークルの仲間と合宿を企画する担当として、メンバー30名の旅行計画を立案しました。みんなが満足する旅を実現するために、自分なりにいろいろ考えて調整しました。限られた予算の中で宿泊先や移動手段を検討し、全員が楽しめるスケジュールを作成するため、数十社のプランを比較し、最適な選択を行いました。この経験から、旅行が人々に楽しい思い出を与えることに気づき、旅行業界で働きたいと考えるようになりました。メンバーから「充実した旅行だった」との評価を得ることができ、旅行の計画が全体の満足度に大きな影響を与えることを実感しました。
添削コメント|元の例文では、自分の経験と「旅行業界で働きたい」という思いの結びつきが弱い印象です。どんな経緯で、どのような取り組みをしたことがきっかけなのか、具体的なエピソードで伝えられるように変更しています。
【具体例】数ある旅行代理店の中でも、貴社はお客様を大切にする姿勢が伝わってくる会社であり、豊富なプランや柔軟な対応が魅力だと感じています。特に貴社は豊富なプランと迅速な対応力で高い顧客満足度を誇り、口コミ評価でもトップクラスである点に強く魅力を感じました。お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供されている点に共感し、このような環境で働くことで自分の企画力や提案力をさらに伸ばしたいと考えています。
添削コメント|元の例文では、貴社の魅力が主観で感じたことのみになっているため、客観的事実を入れることでさらに説得力を補強しました。
【入社後】入社後は、これまでの様々な経験を活かしたいと考えています。これまでの経験を活かし、貴社のお客様一人ひとりのニーズに応じたプランを提案し、「また利用したい」と思っていただけるサービスを提供したいと考えています。そして、お客様との信頼関係を築くことで、貴社の成長に貢献したいと考えています。
添削コメント|「様々な経験を活かしたい」では浅く感じるため、さらに深掘りした入社後のビジョンに変更しています。
【結論】貴社で、人々の心に残る特別な旅行体験を提供し、多くの方に喜ばれる旅のパートナーとして成長していきたいと思います。
添削コメント|初めの結論の繰り返しになるため、「人々に特別な旅行体験を提供する」という就活生の思いを再度強調し、印象づけています。
【足りない部分】エピソードと志望理由の結びつきが弱い印象でした。また、企業の魅力が主観的なものになっていました。
【添削内容】エピソードをさらに具体的な表現に言い換え、志望理由に納得できるようにしました。また、客観的事実に基づく企業の強みを追記しました。
【どう良くなったか?】説得力があり、志望度が伝わる志望動機になっています。
・顧客への価値提供に対する熱意を示しているか ・具体的な経験や成果に基づいて根拠を付けているか ・企業の特徴や強みに共感していることを明確にしているか |
⑪出版業界
就活生に人気な出版業界の志望動機を添削してみました。倍率が高い出版業界では、いかに他の就活生と志望動機を差別化していくかが重要です。
出版業界の志望動機
【結論】私には、新しい技術を取り入れて出版業界を活性化させたいという強い想いがあります。この夢を実現するために、電子書籍化や雑誌とデジタルを組み合わせた書籍を数多く生み出しているデジタル技術を活用した革新的な出版活動に注力している貴社を志望いたしました。
添削コメント|「電子書籍化や雑誌とデジタルを組み合わせた書籍」という具体性に欠ける表現を、企業の取り組みを包括的に示す言葉に変更することで、志望理由の説得力を高めました。
【理由】子供の頃から本が好きで、「本離れ」や「読書離れ」という言葉を耳にするたびに残念に思っていました。新たなツールや技術が発展していく中で、新しいものを積極的に取り入れていくことが、業界の発展に貢献するだろうと考えています技術を活用して本の魅力を多くの人に届ける取り組みこそ、出版業界の未来を切り開く鍵になると感じています。
添削コメント|「新しいものを積極的に取り入れる」という漠然とした表現を、「本の魅力を届ける」「未来を切り開く鍵」と具体化し、志望者の考えをより明確にしました。
【具体例】数ある出版企業の中でも、貴社は多様なジャンルの書籍や雑誌を手掛けており、多くの人に親しまれている点が素晴らしいと感じています。特に若年層向けのトレンドを取り入れたコンテンツに定評があると感じています。貴社のように読者ニーズを的確に捉えた編集方針に強く共感しており、私も貴社の一員としてその魅力的なコンテンツ制作に携わりたいと考えています。
添削コメント|「さまざまなジャンル」「多くの人に親しまれている」といった表現が抽象的のため、具体的にどのコンテンツに注目しているのかを表現しています。
【入社後】入社後は、読者にとって価値あるコンテンツを届けるため、貴社の編集方針を学びながら、自分の力で読者に喜んでもらえる本を作りたいです。リサーチ力や企画力を磨きながら、貴社の編集方針を支える存在になりたいと考えています。
添削コメント|「貴社の編集方針を学びながら」という表現では主体性が欠け、入社後の意気込みが弱く見えてしまうので、自ら行動する意欲を示す表現に変更しています。
【結論】貴社の編集職として、読者に寄り添ったコンテンツ制作を通じて、多くの人々の生活に新しい発見や感動を提供したいと強く願っています。
添削コメント|初めの結論の繰り返しになるため、就活生の思いを再度強調し、印象づけています。
【足りない部分】少し漠然とした表現がたびたび見られました。また、入社後のビジョンではもう少し主体性と意欲の感じられる表現が必要でした。
【添削内容】協調性が強みであることを強調するために書き出しで具体性を上げています。またその根拠となるエピソードが抽象的だったので具体的な数字やデータを用いて説得力を補強しました。
【どう良くなったか?】具体性が増したことで、入社後にも協調性を強みとして生かし、活躍するイメージがわいています。
・志望動機が「本や漫画が好き」だけになっていないか ・出版業界の理解の深さが伝わるか ・企業独自の強みに触れて競合他社との差別化をしているか |
⑫エンタメ業界
就活生に人気なエンタメ業界の志望動機を実際に添削してみました。具体的な志望理由をつけることで、企業研究の深さ、志望度の高さを表すのがポイントですよ。
エンタメ業界の志望動機
【結論】私は、エンタメ業界に強い憧れがあり、人々に感動や楽しさを提供できるイベント運営の仕事に強い魅力を感じ、エンタメ業界を志望しています。多くの人に心に残る思い出を提供したいと考えています。
添削コメント|志望理由がただ「憧れ」のみになっており、業務理解が浅い印象を与えてしまうため、詳細な説明に変更しています。
【理由】その思いが生まれたのは、大学時代、私は文化祭実行委員として、規模の大きい2000人規模のステージイベントを企画・運営したことがきっかけです。終了後に参加者から「感動した」「また来年も参加したい」との声をいただき、自分が関わったイベントが多くの人の心に残ることの喜びを感じました。
添削コメント|「規模の大きい」といった表現は曖昧なので、実際の数値を出してよりインパクトのあるエピソードとしてアピールしています。
【具体例】貴社は多くのイベントを成功させており、特に観客参加型イベントや大型フェスティバルの企画に定評があり、幅広い世代に親しまれています。また、エンタメ業界でも特に有名な会社であり、細部までこだわった演出や運営の丁寧さで、高い評価を得ている点に強く魅力を感じました。
添削コメント|「有名な」というとその企業への関心が浅く感じられるので、具体的にどんな点で高い評価を得ているのかを示すことで、魅力に感じた根拠を補強しています。
【入社後】入社後は、イベントを通じて参加者に「また来たい」と思っていただけるような感動を届けたいです。お客様が満足するイベント運営に取り組み、自分なりに工夫して徹底したニーズ分析などを大切にして、貴社に貢献したいと思います。
添削コメント|「自分なりに工夫」とはどのような工夫なのかを伝えるため、「徹底したニーズ分析などを大切にして」といった具体的な表現に変更しています。
【結論】貴社で多くの人に感動を届けるイベント運営に携わり、エンタメ業界でしか味わえない特別な体験を提供することで、多くの人の思い出作りに貢献したいと強く願っています。
添削コメント|初めの結論の繰り返しになるため、就活生の思いを再度強調し、印象づけています。
【足りない部分】「エンタメ業界への憧れ」や「多くの人に感動を届けたい」といった抽象的な表現が多く、志望動機としての説得力が弱くなっていました。また、志望企業の特徴や取り組みを深く理解している部分が見られず、業界や企業研究の不足を感じさせる内容でした。
【添削内容】具体的に「感動や楽しさを提供する」という志望内容に言い換え、エンタメ業界への理解を補足しました。企業の特徴を「有名」という曖昧な表現から、具体的な取り組みを挙げて説得力を高めました。
【どう良くなったか?】エンタメ業界に対する志望者の熱意と、志望企業への理解度が深く伝わる内容になりました。
・業界の最新動向やトレンドを踏まえた意欲を示しているか ・エピソードと志望動機の関連付けができているか ・企業独自の強みや特徴を具体的に挙げているか |
⑬人材業界
ここでは、業界の志望動機を実際に添削してみました。より志望度の高さを伝えるために、文章をブラッシュアップするコツを解説しています。
人材業界の志望動機
【結論】就職活動を進める中で、採用事業の重要性と将来性に興味を持ち、人材業界への関心が深まりました。また、「顧客に寄り添い続けたい」という強い意志から、課題発見から入社後のサポートまで行っている貴社に魅力を感じ、志望いたしました。
添削コメント|自分の意志と企業の魅力がマッチしていることを示し、好印象な書き出しになっています。
【理由】インターンや説明会を通じ、社員の方々の関係性や貴社の社風に魅力を感じました温かく協力的な貴社の社風に共感いたしました。特に、「〇〇」という企業理念に深く共感しており、大学時代のボランティア活動においても、その理念に近いものを感じております。
添削コメント|企業理念や社風への共感を「温かく協力的」と具体的に表現することで、実際の体験に基づいた理解があることを示し、真剣さが伝わる内容にしています。
【具体例】学生時代にはプレゼンテーションの授業が多くあり、最初は原稿を読むだけでやがて 準備した原稿を読むことから始め、徐々に要点を整理し、伝え方を工夫するスキルを身につけました。今後の仕事においても、わかりやすい伝え方で顧客の理解を助け、信頼を得られる存在でありたいと考えています。
添削コメント|プレゼンのスキル習得の過程を明確にすることで、成長意欲が伝わり、仕事への応用がイメージしやすくなっています。
【入社後】入社後は営業職として、顧客にサービスをわかりやすく伝え、信頼されるわかりやすく丁寧に伝え、安心して任せていただけるようなサポートを提供したいと考えています。プレゼンテーションで培ったスキルを活かし、対話を通じて顧客に寄り添い、成長を続けてまいります。
添削コメント|「安心して任せていただける」という表現に変えることで、顧客に安心感を提供するという具体的な姿勢を示し、誠実さを印象づけています。
【結論】貴社で、お客様の課題解決に貢献し、信頼される人材として成長し続けたいと考えています信頼される存在として成長を重ねてまいりたいと考えています。
添削コメント|初めの結論の繰り返しになるため、就活生の思いを再度強調し、印象づけています。
【足りない部分】志望動機において具体的なエピソードや数値的な根拠が不足していました。また、インターンや説明会での経験を述べてはいますが、個人的な気づきや成長が明確に示されておらず、説得力に欠けていました。
【添削内容】社風や企業理念への共感を、学生時代のボランティア活動と結びつけ、志望者の経験と貴社の理念を関連づけました。プレゼン経験を活かし、顧客との対話を通じて信頼を築く姿勢を示し、具体的な貢献意欲が伝わる文章にしました。
【どう良くなったか?】全体的に具体性が向上し、採用担当者の興味を引く魅力的な文章になっています。
・自身の経験やスキルを活かせる具体的な場面を示しているか ・人材業界でどのように貢献したいかを具体的に書いているか |
⑭公務員
最後に、公務員の志望動機を実際に添削してみました。ボランティア活動や地域貢献の経験など、社会貢献の経験を挙げることで志望動機に説得力を持たせるのがポイントです。
公務員の志望動機
【結論】私は、地域に住む全ての人々が安心して暮らせる社会を支える仕事に携わりたいと考え、地域住民の生活を支える施策を企画・運営し、暮らしやすい環境づくりに貢献している貴区役所を志望しました。
添削コメント|どのような魅力に惹かれてこの志望先を選んだのかが、より明確に分かりやすいように情報を補足しているのがポイントです。
【理由】大学時代に地域ボランティア活動を通じ、地域の課題を直接目の当たりにした経験が、私の区役所志望のきっかけです。地域住民の多様なニーズに応えるため、役所の方々が地域のために動いている姿を見て、自分もこんなふうに働きたいと強く感じました。公的機関としての区役所の役割が重要であると強く感じました。
添削コメント|働く人の様子も大切なポイントですが、より社会的役割を理解していることを示すため、区役所をどう捉えているかの説明に変更しています。
【具体例】大学3年生のとき、地域清掃活動のリーダーを務めました。この活動には150人の住民が参加し、ゴミの量を前年比で約20%削減する成果を上げました。住民の声を丁寧に聞き、自治会と連携して改善案を出したことで、参加者の満足度調査では95%が「満足」と回答しました。この経験から、住民と直接関わりながら地域をより良くする仕事にやりがいを感じました。
添削コメント|数値を使いながら、地域住民との関わりに関心をもったきっかけを具体的なエピソードで説明できています。
【入社後】入社後は、人々の役に立つ仕事をしたいです。地域住民の声を反映した施策を立案し、貴区役所の取り組みをさらに発展させたいです。特に、防災意識の向上や高齢者支援の分野で、数字に基づいた効果的な政策を実施することで地域に貢献したいです。
添削コメント|「人々の役に立つ仕事」という表現では曖昧で、入社後の意気込みが弱く見えてしまうので、より具体的な行動を提示する文章を追加しています。
【結論】貴区役所の「住民第一」の理念に共感し、私の経験と情熱を活かして地域社会を支える職員として貢献していきたいと考えています。
添削コメント|理念に共感していることや熱意を示すことで、志望度の高さが伝わる締めくくりになっていますね。
【足りない部分】エピソード部分は数値を使って具体的な文にできていますが、その区役所を選んだ理由や将来のビジョンといった面は少し漠然としていました。
【添削内容】「暮らしやすい環境づくりに貢献している貴区役所」とし、志望先を選んだ具体的な理由を補足しました。また、「人々の役に立つ」という曖昧な目標を、具体的な分野に落とし込み、具体的な施策を提案する意欲を示しました。
【どう良くなったか?】区役所の役割や意義を深く理解していることが伝わり、採用担当者に前向きで信頼できる印象を与える志望動機となりました。
・具体的な経験を交えて志望理由を述べているか ・公務員としての使命感や社会貢献意識を強調しているか ・志望する自治体や省庁の特徴や取り組みの調査は十分か |
エントリーシートで好印象な志望動機を作成しよう!
本記事では、エントリーシートの志望動機を書くために必要な考え方や書き方、セルフチェックのポイントまで幅広く解説してきました。
志望動機では、志望理由やエピソード、入社後の意気込みまで一貫性を持たせることや、具体的な文章が書けていることが最も重要なポイントになります。
文字だけで熱意を伝えるのは難しく感じるかもしれませんが、今回紹介した書き方やポイントをおさえて、入社への思いが伝わる志望動機を書いていきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。