飲食店の求人に応募する際に、志望動機に頭を悩ませる方は多いのではないでしょうか。とくに飲食店での勤務経験がない場合、志望動機に何を書けば良いのか悩んでしまうでしょう。
そこで本記事では、パート向け飲食店の志望動機の書き方を解説します。アレンジして使える例文も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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【パート向け】飲食店に応募する際の志望動機の書き方3ステップ
志望動機の書き方は、大まかな流れが決まっています。飲食店に応募する際の志望動機の書き方は以下の3ステップです。
①結論ファーストで志望理由を書く
飲食店に限らず、結論ファーストで志望理由を書くことが重要です。働きたい理由を最初に簡潔に述べましょう。その後に具体的に説明をします。
結論ファーストで志望理由を書くことで、採用担当者の興味を引く効果があります。「この志望者は○○の理由で自社を志望しているのだな」と理解されやすくなるでしょう。
結論を後回しにすると、話の意図が伝わりにくく、結局何を言いたかったのかが採用担当者に伝わらないリスクがあります。
②志望理由の根拠となるエピソードを書く
つづいては、志望動機の根拠となるエピソードを書きます。なぜ飲食店を志したのか、なぜその店舗で働きたいのか、きっかけとなったエピソードを具体的に伝えましょう。
たとえば、志望理由に「料理が好き」を選んだとします。ただ「料理が好き」のみでは志望動機として弱いと言わざるを得ません。
そこで料理を好きになったきっかけや、誰かに料理を作って喜んでもらえたエピソードをプラスしましょう。具体的なエピソードをプラスすると一気に説得力が出ます。
③採用後の活躍の展望を書く
最後に、採用後の活躍の展望を書きます。採用後にどう仕事に貢献できるのかを書くと好印象を与えられます。
採用担当者がその人を採用することで、どのようなメリットがあるのかを見極めたいと思っています。「自社で活躍してくれる人材を欲しい」と思うのはどの業界でも共通です。
過去の経験や自身の長所を活かして、採用後にどのように活躍できるかを強調することをおすすめします。
【パート向け】飲食店に応募する際の志望動機のポイント4選

せっかく志望動機を書くなら、採用担当者に好感を持たれる内容にしましょう。飲食店に応募する際の志望動機のポイントは以下の4つです。
①なぜ飲食店でパートとして働きたいかを明確にする
1つ目のポイントは、なぜ飲食店でパートとして働きたいかを明確にすることです。数ある業種の中で飲食店を選択した理由を説明しましょう。
たとえば、志望理由を「人が好き」とした場合、採用担当者に「別に飲食店でなくても良いのでは」と思われる可能性があります。
そこで「ホールスタッフとして勤務し、お客様と積極的にコミュニケーションを取りたい」など、飲食店ならではの特徴をプラスすると説得力が出ます。
自身が過去に飲食店で体験したエピソードから、なぜ飲食店で働きたいかの理由を伝えるのもおすすめです。
②なぜそのお店で働きたいかを明確にする
2つ目のポイントは、なぜそのお店で働きたいかを明確にするです。
一言に飲食店といってもさまざまな系統のお店があります。また、同じ系統でも地域によっては複数の店舗があるはずです。
多くの選択肢がある中でそのお店を選んだ理由を明確に伝えられると、採用担当者から好感を持たれやすいでしょう。
過去にそのお店を利用して、味や接客に感動したなどの具体的なエピソードを伝えるのが理想的です。
③パートとして活かせる自身の強みをアピールする
3つ目のポイントは、パートとして活かせる自身の強みをアピールすることです。正社員との志望動機とは大きく異なるポイントとなります。
パート勤務の場合、「シフト条件が合っている」「家から近くて通勤しやすい」なども立派な強みとなります。
家から近くて通勤しやすい人は、「長く働いてくれる」「欠勤が少ない」などの良いイメージを持たれやすいでしょう。
④オリジナリティを出すことを意識する
4つ目のポイントは、オリジナリティを出すことです。少しオリジナリティを出すだけでも採用担当者の印象に残りやすくなります。
具体的には、そのお店を訪れた感想や過去の飲食店勤務経験などを盛り込むことをおすすめします。
飲食店の志望動機は、「子育てが一段落して時間ができた」「人が好き」など似たり寄ったりになりがちです。
ありきたりな志望動機では印象に残りにくいため、他の志望者との差別化を図りましょう。
【パート向け】飲食店の志望動機で他の候補者と差別化するコツ
飲食店の志望動機で他の候補者と差別化するには、具体的な工夫が必要です。
ここでは、オリジナリティを出し、採用担当者に好印象を与えるためのポイントを解説します。
①通いやすさ・シフトが合うなどの強みは素直に伝える
飲食店の志望動機で他の候補者と差別化するには、通いやすさやシフトが合うといった強みを素直に伝えることも有効です。
「自宅から近いため遅刻や欠勤が少なく働ける」「指定されたシフト時間と自分の都合がぴったり合う」など、具体的な利点を示すことで、採用担当者に安心感を与えられます。
前向きにアピールすることで他の候補者との差別化につながるでしょう。
②お店の感想をお客さん目線から伝える
飲食店の志望動機で差別化を図るには、そのお店への感想を交えてオリジナリティを出すことが効果的です。
「初めて訪れたときにスタッフの対応がとても丁寧で、自分もこの職場で働いてみたいと感じた」「料理が美味しく、提供されるスピードの速さに感動した」など具体的な感想を加えることで、お店への理解や興味が伝わります。
自分が感じた魅力を素直に伝えることで、熱意や親和性をアピールできる志望動機にしてください。
③過去の経験は具体的に記述する
飲食店の志望動機で差別化するには、過去の経験を具体的に記述するのが重要です。
例えば、「前職の接客業でお客様に感謝された経験があり、その際に学んだ笑顔での対応や迅速なサービスを活かしたい」などの具体例を挙げると説得力が増します。
また、「家庭での料理経験を通じて効率的な作業が得意」というように、飲食店で役立つスキルをアピールするのも効果的です。
具体性を持たせることで、自分の強みや適性が伝わりやすくなるでしょう。
【パート向け】飲食店に応募する際の志望動機の例文3選

飲食店に応募する際の志望動機の例文は以下の3つです。飲食店の種類ごとに紹介するため、ぜひ参考にしてください。
①レストラン(ホール)
レストラン
私が貴店を志望した理由は、人が好きでレストランでの接客業務に憧れがあったためです。
私は幼い頃から家族で貴店を利用させていただいています。初めて貴店を利用したのは小学校低学年でしたが、スタッフの方が優しく対応してくれて嬉しかったことを覚えています。
飲食店での勤務経験はありませんが、結婚前は保険会社で営業の仕事をしており、人とコミュニケーションを取ることが得意です。
採用後はホールスタッフとして働き、1人でも多くのお客様を笑顔にできる接客を心掛けたいです。
レストランのパート求人に応募する際の志望動機例文です。幼少期に志望店舗を利用した思い出、人が好きなこと、接客業の経験があることなどを強調しています。
②カフェ
カフェ
私が貴店を志望した理由は、自分の強みであるコミュニケーション能力を活かせそうな仕事だからです。
私は2年間大手ファーストフード店で接客を担当していました。元々人と話すことが好きでしたが、お客様と接する中でコミュニケーション能力を養いました。
より密にお客様と関われる仕事を探していたところ、貴店のホールスタッフの求人を見つけました。きめ細やかな接客を重視している貴店なら、私のコミュニケーション能力を活かせると感じています。
来店された方が笑顔で過ごせるように、お客様に寄り添った接客ができるように心掛けたいです。
カフェのパート求人に応募する際の志望動機例文です。前職での接客経験やコミュニケーション能力の高さを強調しています。
③居酒屋
居酒屋
子育てが一段落して時間に余裕ができたため、以前から関心があった調理の仕事に挑戦したいと思い応募しました。
以前家族で貴店のランチを利用した際に、手の込んだ料理に感動しました。子どもがいるためなかなか夜に来店することはできませんが、時々ランチタイムに利用させていただいています。
この度、ランチタイム兼夜の仕込みのパートを募集されていると聞き、憧れのお店で働けるチャンスだと思い応募しました。
本格的な料理経験はありませんが、長年の主婦経験から手際には自信があります。周囲とコミュニケーションを取りながら、早く仕事を覚えられるように頑張りたいと思います。
居酒屋のパート求人に応募する際の志望動機例文です。以前から調理の仕事に関心があったこと、志望店舗を利用した際に料理の美味しさに感動したことなどを強調しています。
【パート向け】飲食店に応募する際の志望動機の注意点3つ

志望動機の書き方によっては、悪い印象を与えて不採用となる可能性があります。飲食店に応募する際の志望動機の注意点は以下の3つです。
①待遇面を志望理由にするのは避ける
時給の良さや福利厚生など、待遇面を志望理由にするのはNGです。
待遇面は仕事選びにおいて重要な要素ですが、待遇面を履歴書や面接で志望動機にするのは望ましくありません。
「シフト条件が合っている」を志望動機にしても問題はありません。ただし、お店への興味や熱意が伝わりにくいため、他の志望理由を絡めたほうが好印象を持たれます。
②ネガティブな志望理由はNG
飲食店に限らず、ネガティブな志望動機はNGです。具体的には「楽そうだから」「自分にもできそうだから」などが該当します。
ネガティブな志望動機はやる気がないと判断され、不採用となる可能性があります。志望動機にか限らず、就活においてネガティブな言葉は避ける必要があります。
上記の志望動機が本音だったとしても、「料理が得意なので、活躍できる職場だと思った」などと前向きな志望動機に言い換えましょう。
③抽象的で漠然とした理由だけにしない
飲食店の志望動機を書く際、抽象的で漠然とした理由だけにするのは避けましょう。
例えば、「飲食業に興味がある」や「接客が好き」という表現だけでは、採用担当者に強い印象を与えることが難しくなります。
「以前の接客経験でお客様に感謝されたことがあり、もっと学びたいと感じた」など、自分の経験や思いを具体的に伝えることで、熱意や適性をアピールできます。
【パート向け】行ったことない飲食店の志望動機はどう書く?
行ったことがない飲食店を志望する際は、どのように動機を伝えるべきか悩む方も多いでしょう。
本章では、具体的な書き方やポイントを解説します。
①できれば一度お客さんとして行ってから書く
志望動機を書く前に、可能であれば一度お客さんとして飲食店を訪れることをおすすめします。
実際に店内の雰囲気やサービス、料理の特徴を体験することで、具体的な志望理由が見つかりやすくなります。
また、「お客様として感じた良さを働き手として広げたい」など、実体験をもとにした動機は説得力が高まるでしょう。
②公式サイトや口コミの情報も参考にする
行ったことがない飲食店を志望する場合、公式サイトや口コミを参考にすると具体的な志望動機を作りやすいです。
公式サイトでは、店舗のコンセプトやメニュー、職場の雰囲気についての情報が得られます。
また、口コミからはお客様が感じたサービスの特徴や店舗の魅力を知れるでしょう。
これらの情報を活用して、「お店の理念に共感した」「接客に力を入れている点に魅力を感じた」など、応募先の特色を取り入れた志望動機を作ると効果的です。
③行ったことがない場合は正直に伝える
行ったことがない飲食店を志望する場合は、その事実を正直に伝えた上で、他の視点から志望動機を述べましょう。
例えば、「接客業の経験を活かしたい」や「飲食業界でスキルを磨きたい」などの自身の目標を具体的に挙げると良いです。
また、求人情報や店舗のウェブサイトで得た情報をもとに「働きやすそうな職場環境に魅力を感じた」と伝えるのも効果的。
正直さと前向きな姿勢を示すことで、誠実さをアピールしてください。
飲食店のパートに応募する際の志望動機では具体性が大事
飲食店のパートに応募する際の志望動機では、具体性を持たせることが重要です。なぜ飲食店でパートとして働きたのか、なぜそのお店を選んだのかその根拠をしっかりと書きましょう。
飲食店を志したきっかけや志望店舗の利用経験など、具体的なエピソードをプラスすることでより説得力が出ます。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。