いざ建築業界を目指そうとしても、「どんな志望動機を書けばいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。
本記事では建築業界向けの志望動機の書き方や作成のステップ、書き方の注意点まで詳しく解説します。ぜひ、これからの就活の参考にしてみてくださいね。
志望動機のお助けツール!完全無料
- 1志望動機テンプレシート|時間短縮
- 早く質の高い志望動機が作れる!
- 2AIでES自動作成|ES作成を丸投げ
- LINE登録でESを自動作成してくれる
- 3志望動機添削|完全無料で添削
- LINEで完結!スマホで高品質な志望動機に
そもそも建設業界とは?志望動機を書く前に業界理解を深めよう
「建設業界に興味はあるけれど、いざ志望動機を書こうとすると言葉に詰まってしまう」そんな悩みを抱えている方も多いですよね。
この章では、建設業界の基本的な構造や特徴を「建築と土木の違い」「仕事の進め方」「現在の課題や業界の動き」といった視点から整理します。
志望動機を考えるうえで欠かせない前提知識として、しっかり理解しておきましょう。
- 建設業界|建築と土木の業務に分かれる
- 建設業界のビジネスモデル
- 建設業界の現状の課題・動向
① 建設業界|建築と土木の業務に分かれる
建設業界は「建築分野」と「土木分野」に大きく分かれます。
建築では住宅や商業施設などの建物を、土木では道路や橋といったインフラ施設を手がけます。それぞれ役割や目的が異なり、業務内容も多様です。
志望動機を伝える際には、こうした違いを理解しておくと説得力が増すでしょう。まずは、自分が関心を持っている領域をはっきりさせることが大切です。
② 建設業界のビジネスモデル
建設業界では、受注から設計・施工を経て完成物を納品するまでの流れをプロジェクト単位で行います。仕事のたびに関わる企業やチームが変わるため、連携力が重要です。
たとえばゼネコンが全体を管理し、下請け企業や協力会社と協働しながら進めていきます。こういった流れを理解しておくことで、立ち位置と関わり方をイメージしやすくなるでしょう。
どの工程に関心を持っているのかを明確にすると、志望動機に具体性が加わりますよ。
③ 建設業界の現状の課題・動向
現在、建設業界は高齢化や人手不足、そしてICT化の遅れといった課題に直面しています。一方で、i-ConstructionやBIMなどの新しい技術の導入も進み始めており、業界は今まさに転換期にあるといえるでしょう。
建設業の魅力といえば、形に残る仕事であることがよく挙げられますが、これからはデジタル技術や柔軟な考え方も求められていきます。
こうした業界の動きを踏まえて、「今、なぜこの業界を選ぶのか」を語れると、志望動機にも時代性が加わり、説得力が増しますよ。
建設業界の主要職種5つ|求められる人材の違いを把握しよう

建築業界と一言でまとめても、職種は多岐にわたります。職種が違えば業務内容も異なるので、建築業界を目指している人は主要な職種について学んでおきましょう。
ここでは、5つの主要な職種について紹介します。
- 営業職
- 設計職
- 施工管理職
- 技術職
- 事務職
①営業職
建築物を必要としている人と、自社の技術提供を結びつけるのが営業の仕事です。
公共の工事を受注する官庁営業、一般企業の建築を受注する民間営業の2つにわけられ、それぞれ営業の仕方は異なってきます。
受注先のニーズに応えられるよう、設計や施工管理といった他の部門と連携しながら、業務を円滑に進めていくのが主な役割です。
ただ受注するだけで営業の仕事は終わりません。その後の工事をスムーズに進めて成功させられるかどうかは、営業の腕にかかっているのです。
②設計職
建築業界の設計は、建物の外観や内部を設計する意匠設計、電機や配管などのインフラを設計する設備設計の2つの仕事が挙げられます。
意匠設計は一般的な設計の仕事のイメージに近い仕事で、クリエイティブなデザインの仕事が中心です。
設備設計は設計のイメージより技術職寄りの仕事で、建築物を問題なく快適に使えるように、適切な位置に設計をしなければなりません。
いずれの仕事も建築には欠かせない、重要な業務となります。
③施工管理職
施工管理は、建物を作っていくうえで、業務工程を管理して進めていく仕事です。
施工管理は、大きく分けて土木と建築、設備の3つがあげられ、それぞれの工程の管理や進捗の管理をおこない、業務をスムーズに進める施策を講じます。
その他にも材料の手配や施主への交渉など、工事全体を取り仕切っている重要な役割を担っており、施工管理の業務には、「施工管理技士」という国家資格が必要です。
これにより、現場での高度な技術力とマネジメント能力が求められます。
④技術職
技術職は、建設に使用する材料の研究や構造の解析など、設計や現場を技術面で支える専門職です。
データや数値を扱う場面が多く、分析力や集中力が求められます。さらに、新しい技術への関心や探究心も重要です。
理系の学びを活かしたい方や、物事を深く掘り下げるのが好きな方に向いている職種でしょう。
⑤事務職
建設業の事務職は、現場と経営をつなぐ重要なポジションであり、プロジェクトの成功に不可欠な存在です。
書類作成、経理、予算管理、電話対応など多岐にわたる業務をこなし、建設業界の円滑な運営に貢献します。
特に建設業界特有の複雑な経理処理や契約書類の管理など、専門性の高い仕事内容が魅力的でしょう。
資格取得によってキャリアアップの機会も豊富で、安定性と将来性のある職種として注目されています。
志望動機に活かそう!建設業界の今後の展望を紹介
建設業界に進みたいと思っていても、「将来性はあるのか」「働きづらくないか」と不安を抱く人も多いでしょう。
この章では、建設業界の未来にどのような変化や成長の可能性があるのかを「技術革新」「安定した需要」「働き方の改善」という3つの視点から分かりやすく解説します。
① 業界全体でDX化が進んでいる
これまで「アナログな印象」が強かった建設業界ですが、現在はデジタル化が急速に進んでいます。
たとえばBIMを使った3D設計や、ドローンによる測量、クラウドでの工程管理など、効率化と安全性向上を目的とした技術導入が進行中です。
このようなDXの動きにより、若手のITスキルや柔軟な発想が生かせる機会が増えています。未経験や文系出身の学生でも、変化を遂げる建設業界の中で活躍できるチャンスは十分にあるといえるでしょう。
② 既存の建物維持のため需要が高い
「新しい建物をつくる仕事」といったイメージを持つ人が多いかもしれませんが、これからは既存施設の維持や管理も重視されます。
高度経済成長期に整備された道路や橋、上下水道といったインフラは老朽化が進んでおり、今後の補修・点検ニーズは一層高まるでしょう。
こうしたメンテナンス需要があるため、建設業界は長期的に安定して続いていくことが見込めます。
③ 労働基準改正による働きやすさの向上
「建設業界はきつい」という印象を持つ方もいるかもしれませんが、現在は労働環境の改善が進んでいます。2024年からは、時間外労働の上限規制が適用され、長時間労働の見直しが進行中です。
加えて、週休2日制の導入やITを活用した業務効率化を進める企業も増加傾向にあります。
これから建設業界を目指す方は、「体力的に大丈夫か」といった不安よりも、「どのような働き方が実現できるか」に目を向けてみるとよいでしょう。
建設業界の志望動機でアピールしたい!重宝される強み5選
建設業界の志望動機を考れていると、「自分の強みをどう伝えればよいのか分からない」と悩みますよね。
特に未経験や文系の学生は、志望動機を言語化しにくいと感じている方も多いでしょう。
この章では、建設業界で評価されやすい5つの強みに絞り、それぞれの特徴とアピールの仕方を分かりやすく解説します。
① 責任感
建設業界では、責任感を持って仕事に取り組む姿勢が重視されます。なぜなら、施工や管理の現場では小さなミスが大きなトラブルにつながることがあるからです。
納期の厳守や安全管理など、信頼を得るうえで「やり遂げる力」が問われます。
たとえば建設事務でも、書類作成やスケジュール管理に責任を持って対応する姿勢が求められるでしょう。
志望動機では、自分が責任を果たした経験を具体的に伝えることで、信頼感のある印象を与えられます。
② コミュニケーション力
建設業界では、さまざまな関係者と連携しながらプロジェクトを進める必要があります。そのため、意思疎通を円滑に行えるコミュニケーション力が欠かせません。
設計・施工・発注など、それぞれ立場の異なる人と関わる場面が多く、情報共有の正確さが仕事の質にも影響します。
事務職であっても、電話対応や進捗確認などで現場との調整が発生するため、コミュニケーション能力は重要です。
③ 臨機応変な対応力
建築の仕事では、臨機応変に対応する力が求められます。天候や資材遅延などの要因により、作業が計画通りに進まないことも多いからです。
また、様々な関係者と関わりながプロジェクトを進めていくので、計画が遅延した際には複数の関係者に素早く報告し、連携していく必要があります。そういった点でも臨機応変に対応する力が重要なのです。
突発的な事態にも冷静に判断し、柔軟に行動できる人は、現場で高く評価されるでしょう。
④ マネジメント力
建設業界では、工程管理や人員の調整など、プロジェクト全体をまとめる力が重要です。
たとえば施工管理の場面では、現場の安全確保や納期遵守に向けて複数の関係者を動かす必要があります。
こうした役割を担うには、計画力やチームをまとめる力が欠かせません。
⑤ 慎重さ
建設業界では、安全性と正確性が重要視されます。そのため、慎重に物事を進められる人は信頼されやすい傾向にあるでしょう。
たとえば設計図面の確認や寸法測定、安全対策のチェックなど、細かな作業が求められる場面が多くあります。
事務職でも、提出書類の確認やデータの見直しなどで丁寧な姿勢が重要です。
未経験必見!建設業界の志望動機を魅力的にする書き方4STEP

「未経験だからどう書けばよいのか分からない」「文系でも通用する志望動機になるか不安」そんな悩みを抱えていませんか。
この記事では、経験がない方でも伝わる志望動機の作り方を、4つのステップに分けて分かりやすく解説します。
① 建設業界を選んだ志望動機を明確に示す
志望動機を書くときは、まず「なぜ建設業界を志望するのか」を明確に伝えることが大切です。企業は応募者が業界にどれだけ関心を持っているかを重視しています。
たとえば、「社会インフラを支える仕事に魅力を感じた」「ものづくりの現場に関わりたいと思った」といった理由でも十分です。
建設業界のどこに惹かれたのかを、あなたの言葉で伝えてください。志望動機の土台が定まれば、その後の構成も組み立てやすくなります。
② 志望動機の根拠となるエピソードを示す
「建設業界に興味があります」と伝えるだけでは、どうしても説得力に欠けてしまいます。そこで重要なのが、動機の背景にあるエピソードを交えることです。
たとえば、大学で土木や建築を学んだ経験、現場に関わるアルバイト、家族の影響などが挙げられます。
文系出身や事務職志望の方でも、自分なりの体験を振り返りながら「なぜ建設業界なのか」を具体的に説明しましょう。自分らしさが伝わると、読み手の印象にも残りやすくなります。
③ なぜその企業を選んだのかを示す
志望動機には、「なぜこの会社なのか」を伝える視点も欠かせません。建設業界を志す人は多いですが、企業ごとの違いに注目して書くことで、説得力がぐっと増します。
施工実績や教育制度、社風、企業理念など、あなたが惹かれた要素を明確にしましょう。
自分の希望職種と企業の強みがどう重なるかを意識することも大切です。相手の特徴を理解したうえで書かれた文章は、より評価されやすくなります。
④ 自分が入社後にどう活躍できるかを示す
最後に、入社後にどのように活躍していきたいかを伝えましょう。経験がない方の場合、「何ができるか」よりも「どのように貢献したいか」を書くのが効果的です。
たとえば、「現場経験を積んで施工管理を目指したい」「事務職として現場の安全や品質を支える役割を果たしたい」といった将来像があると、前向きな意欲が伝わります。
具体的な目標がある人は、成長意欲があると見なされやすいため、積極的にアピールしてください。
職種別で紹介!建設業界の志望動機の例文5選

「職種に合ったアピールができているか分からない」と感じている方は多いのではないでしょうか。
建設業界と一口に言っても、営業・設計・施工管理・技術・事務など、職種によって求められる人物像や評価されるポイントは異なります。
ここでは、代表的な5つの職種別に、志望動機の例文を紹介します。自分の志望職種に合った伝え方を学び、内定につながる文章づくりに役立ててください。
「エントリーシート(ES)が選考通過するか不安….ESを誰かに添削してほしい….」
そんな就活生の声に答えて、カリクル就活攻略メディアでは無料ES添削サービスである「赤ペンES」をおすすめしています。
第一志望である企業の選考に通過するためにも、まずは就活のプロにES添削を依頼してみましょう!LINE登録3分で満足が行くまで添削依頼ができますよ。
また、赤ペンESという添削サービスが気になる人は、以下の記事も参考にしてみてください。サービス内容を詳しく説明していますよ。
無料のES添削サービス「赤ペンES」を本格解説!実際の活用レポも紹介
①営業職
営業職は、建設業界においても顧客との信頼関係づくりを担う重要な職種です。ここでは、人との関わりを大切にしてきた経験を軸にした営業職の志望動機の例文を紹介します。
営業職の志望動機例文
私は、人と信頼関係を築きながら目標に向かって努力する営業職に魅力を感じ、貴社を志望いたしました。
大学ではオープンキャンパスの学生スタッフとして活動し、高校生や保護者の対応を担当しました。
当初は緊張する場面も多くありましたが、事前に相手の質問を想定した説明資料を準備し、笑顔での対応を意識した結果、「あなたのおかげでこの大学を選びました」と言っていただけた経験があります。
この経験から人とのつながりを大切にする営業職に興味を持ちました。また、建設業界の中でも社会インフラを支えるという貴社の意義に惹かれ、地域に根ざした営業活動を行っている点にも強く共感しました。
入社後は、顧客にとって最適な提案ができる営業担当として、相手に寄り添った対応を心がけてまいります。
営業職は信頼を築く力や主体的に動いた経験との相性が良いため、オープンキャンパスや接客バイトの話は効果的でしょう。
「自分なりの工夫」と「相手の反応」をセットで書くと、伝わりやすくなります。
②設計職
設計職を目指す方に向けて、幼少期の原体験をもとにした志望動機の例文を紹介します。自分の関心のルーツや大学での学びと設計職とのつながりを意識して書くことがポイントです。
設計職の志望動機例文
私は、人々が安心して暮らせる空間づくりに携わりたいという想いから、設計職を志望しています。
幼い頃、家族で引っ越した際に、新しい住まいにわくわくした気持ちと、暮らしやすさを感じた体験が、空間設計への関心の原点となりました。
大学では住環境に関するゼミに所属し、快適性や機能性を意識した住宅設計の課題に取り組みました。生活動線や光の入り方まで考慮し、使う人を思い描きながら設計することの難しさとやりがいを実感しました。
貴社は、地域に根ざした設計で評価が高く、暮らしに寄り添う空間づくりを重視している点に強く共感しました。
入社後は、利用者目線を大切にしながら、安心・快適な空間を設計できる建築士を目指して努力してまいります。
設計職では「ものづくりへの関心」と「人の暮らしへの意識」の両方を伝えると効果的でしょう。幼少期の体験や大学での学びを交えることで、志望動機に深みが出ます。
③施工管理職志望の例文
施工管理職を目指す方に向けて、チームで何かを成し遂げた経験をもとにした志望動機の例文を紹介します。計画性やリーダーシップ、責任感などをアピールすることが大切です。
施工管理職の志望動機例文
私は、多くの人と連携しながら一つの目標を達成する施工管理の仕事に魅力を感じ、志望いたしました。
大学では文化祭の運営チームに所属し、全体のスケジュール調整と当日の進行管理を担当しました。
限られた準備期間の中で、各班の進捗を毎週共有し、遅れが出た際には対応策を話し合う場を設けることで、全体が予定通りに進行し、来場者満足度の高いイベントを実現できました。
貴社は若手にも責任ある現場を任せる文化があり、自分の強みを早期に活かせると感じました。また、地域に根ざした施工実績の多さにも魅力を感じています。
入社後は、周囲とのコミュニケーションを大切にしながら、現場全体を見渡せる施工管理者を目指して努力してまいります。
施工管理職では、調整力や責任感、段取り力が評価されやすいため、学園祭や部活など「複数人をまとめた経験」を具体的に書くのが効果的です。
④技術職志望の例文
技術職を目指す方に向けて、大学での研究や実験の経験を活かした志望動機の例文を紹介します。専門性だけでなく、社会とのつながりや応用意識を持って取り組んだ姿勢を伝えるとよいでしょう。
技術職の志望動機例文
私は、技術の力で人々の暮らしを支える建設業界に貢献したいと考え、技術職を志望いたしました。
大学では材料の強度や耐久性に関する実験に取り組み、目に見えない構造の仕組みや安全性を学びました。
実験では、異なる環境下でのデータを比較しながら、施工に活かせる材料の特徴を検証しました。計測ミスや想定外の結果にも向き合い、粘り強く再現性を確かめることで、正確な結論を導く姿勢を身につけました。
貴社は研究開発部門が充実しており、技術提案型の施工にも注力されている点に魅力を感じています。
入社後は、これまで培ってきた観察力と粘り強さを活かし、安全で効率的な施工を技術面から支えていきたいと考えております。
技術職の志望動機では、「大学での実験・研究経験」と「結果を出すための粘り強さ」を軸にすると説得力が増します。研究内容と仕事の接点を意識して書くのがコツです。
⑤事務職志望の例文
事務職を目指す方に向けて、細やかな気配りやサポート経験を活かした志望動機の例文を紹介します。業務を支える役割にやりがいを感じた体験をもとに構成するのがポイントです。
事務職の志望動機例文
私は、組織を支える存在として現場や社員の方々を陰ながらサポートしたいという想いから、事務職を志望いたしました。
大学ではサークルの会計を務め、メンバーの活動が円滑に進むよう裏方としてサポートしてきました。
年間予算の管理や備品の購入手続きなどを担当し、見落としがないようダブルチェックを徹底した結果、年度末の精算もスムーズに完了できました。
貴社は社員の働きやすさを重視し、チームワークを大切にしている企業であると感じた点に強く共感しております。
入社後は、現場の方が安心して業務に集中できるよう、事務の立場から丁寧で正確な対応を心がけ、貢献してまいります。
事務職では丁寧さや支える姿勢が重視されます。サークルやバイトなどのサポート経験を軸に、どのように役立てたかを具体的に伝えると好印象です。
建設業界のNG志望動機例文

建設業界への志望動機を考える際、どれだけ熱意があっても、伝え方を間違えるとマイナス評価につながってしまうでしょう。
このパートでは、実際にやってしまいがちなNG例を取り上げながら、何が問題なのかを解説します。
志望動機を書く前に知っておくことで、ESや面接での失敗を未然に防ぐことが大切です。
①給与・待遇に言及してしまっている
ここでは、待遇面への期待を前面に出してしまったNG例文を紹介します。
「安定していて給料が高そうだから」といった理由だけで志望動機を書くと、志望度の低さや企業理解の浅さが伝わってしまうので注意しましょう。
NG例①給与・待遇に言及
私は将来、安定した職業に就きたいと考えており、建設業界はインフラ整備を担うため景気に左右されにくく、安定した収入が得られると感じ志望しました。
貴社は給与水準も高く、福利厚生も充実していると知り、とても魅力的に感じました。
大学時代は学費を自分でまかないながらアルバイトを続けてきたため、収入面の安定性は重要だと感じています。
将来は生活の基盤をしっかりと築き、安定した環境で働きたいです。
この例文では、志望動機の中心が「給与」や「福利厚生」といった待遇面になっており、仕事に対する熱意や建設業界への興味が感じられません。
たとえ待遇が魅力でも、それはあくまで補足情報にとどめ、志望動機には「仕事への関心」や「自身の経験とのつながり」をメインに据えることが大切です。
②他の企業でも当てはまる志望動機になっている
ここでは内容が抽象的すぎるNG例文を紹介します。
「人の役に立ちたい」や「社会貢献がしたい」など、どの業界や企業にも当てはまるような志望動機は、熱意があっても印象に残りません。
NG例②他の企業に当てはまる
私は昔から人の役に立つ仕事がしたいと考えており、社会の基盤を支える建設業界に魅力を感じました。
インフラを整える仕事は、多くの人の生活を支えることができ、社会にとって欠かせない仕事だと思います。
また、大学時代にはボランティア活動にも参加しており、人のために行動することにやりがいを感じました。
このような想いから、人々の生活に貢献できる仕事に携わりたいと考えています
この例文では「人の役に立ちたい」「社会に貢献したい」という表現が中心で、建設業界でなければならない理由が見えてきません。
企業側は「なぜこの業界でなければいけないのか」「なぜこの会社なのか」という視点を重視します。
志望動機には、自分の経験と建設業界とのつながりを具体的に盛り込み、独自性を持たせることが大切です。
③企業が求める人物像からずれている
ここでは、個人プレー志向の志望理由に挙げてしまい、企業の求める人物像からズレてしまったNG例文を紹介します。
建設業界では、チームでの連携や責任感が重視されることを念頭において志望動機を作成してください。
NG例③求める人材像とズレている
私は自分一人で物事を完結させることにやりがいを感じるため、建設業界を志望しました。
大学時代は個人で完結するアプリ開発のゼミに所属し、ほとんどの作業を一人で進めてきました。
グループワークよりも、自分のペースで集中して作業を進めるほうが性に合っていると感じています。
建設業界の仕事は一人で黙々と作業する場面も多いと聞き、そうした働き方ができると考えました。
企業が求めるのは、協調性や柔軟な対応力を持つ人物です。この例文では、チームで動くことが前提の建設業界に対して「一人で進めたい」という志向を前面に出してしまっています。
志望動機を書く際には、業界の特性や企業の求める人材像に合ったエピソードや価値観を示すことが重要です。
なぜ建築業界を選んだかを明確にして志望動機を作成しよう
建築業界の志望動機を作る際に重要なのは、なぜ他の業界や仕事ではなく、建築業界を選んだのかの理由作りです。
相手を納得させるような動機になるよう、本記事で紹介したポイントや作成のステップを念頭に置いて、文章を作ってみましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。