就活豆知識

HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 社会福祉士の志望動機の書き方や例文を紹介|ポイントや注意点も解説

社会福祉士の志望動機の書き方や例文を紹介|ポイントや注意点も解説

社会福祉士は福祉業界や医療業界で活躍できる資格、または資格取得者を指す言葉です。

しかし、社会福祉士の資格取得者としての志望動機を、どう書けばよいか迷ってしまう方もいるでしょう。

本記事では、社会福祉士の概要や書き方の流れ・志望動機のポイント・例文・作成時の注意点について解説します。

志望動機のお助けツール!完全無料

目次

社会福祉士とは?職種への理解を深めて志望動機に活かそう

社会福祉士とは、生活を送る上で支障が発生している方の相談に乗り、援助する職業に必要な資格の名称です。

資格を取得することで、福祉サービスを求める方や家族の相談に乗るために必要な専門的な知識や技術を備えていると証明できます。

社会福祉士として認められている方は、福祉施設や支援センター、病院などで働いていることが多いのも特徴です。

在宅で生活している方に対して、適したサービスを紹介する業務も担当します。

また、2012年からは認定社会福祉士制度が開始されていて、合格することで実力を備えているとアピールできるようになりました。

社会福祉士の志望動機の書き方3ステップ

書き方を知っていれば、読みやすい文章をスムーズに書き上げやすくなるのが利点です。ここでは、書き方の流れを3ステップで紹介します。

  1. 社会福祉士を志望する理由を具体的に書く
  2. 志望理由のきっかけとなるエピソードを書く
  3. 入社後の社会福祉士としての活躍の展望を書く

①社会福祉士を志望する理由を具体的に書く

社会福祉士の志望理由は、最初に具体的に書きましょう。文章の初めに結論を書けば、志望理由がストレートに伝わりやすくなります。

結論が曖昧にならないよう対策でき、採用者に悪印象を与えずに済むのが利点です。

また、理由について書く際は、社会福祉士になってどんな業務に携わりたいと感じたのか、どんな点に魅力を感じたのか具体的に説明することを心がけましょう。

②志望理由のきっかけとなるエピソードを書く

理由を書いたら、続いてきっかけとなったエピソードを書きましょう

自身の経験を通してどんなことを学び、社会福祉士を志したのか説明すれば、仕事への熱意を強調できます。

また、自分の経験を紹介することで、オリジナリティのある文章に仕上がるのも利点です。経験によって得た強みに関して説明すると、社会福祉士として活かせスキルのアピールもできます。

③入社後の社会福祉士としての活躍の展望を書く

文章の最後には、入社後社会福祉士として活躍する方法を説明し、将来性があることを強調しましょう

展望を書く際には、具体的にどのような姿勢や行動を心がけたいのかまで記載することを心がけましょう

また、業務内容にも触れてどう貢献したいのか説明すれば、社会福祉士への理解をしっかりと深めていることをアピールできます。

社会福祉士の志望動機のポイント3選

志望動機を練る際のポイントを把握すれば、採用者に好印象を与えられる文章を作成しやすくなります。チェックするべきポイントは、以下の3つです。

  1. なぜ社会福祉士として働きたいのかを明確にする
  2. なぜその施設で働きたいのかを明確にする
  3. 求められる人物像を把握する
  4. 社会福祉士として活かせる自身の強みをアピールする

①なぜ社会福祉士として働きたいのかを明確にする

文章を作る際は、社会福祉士として働きたい理由を明確に伝えましょう

理由を最初に示すことで、提示された質問に対し、しっかりと答えている印象を与えられるのがメリットです。

反対に、回答を曖昧にしてしまうと、会話のキャッチボールがスムーズにできていないと捉えられるリスクがあります。

結論から話し、一文を短く区切って簡潔に説明することを心がけましょう

②なぜその施設で働きたいのかを明確にする

なぜその施設を選んだのか明確に伝えれば、施設をしっかりと調べて吟味している印象を与えられます

施設ならではの魅力に言及するためには、別の施設と条件を比較してみるのがおすすめです。

施設ごとの違いをリストアップすることで、志望している施設の強みを見つけ出しやすくなります。

社会福祉士の志望理由だけでなく、該当施設を選んだ理由もあわせて伝えることで、熱意を強調できますよ。

③求められる人物像を把握する

社会福祉士の志望動機を作成する際は、求められる人物像を把握するのが重要です。

たとえば、相手の立場に立った共感力や、困難に柔軟に対応する力が求められることが多いです。

また、施設ごとに重視するスキルや特性が異なるため、応募先の特徴や理念を調べ、それに合った人物像を意識しましょう。

人物像を知るための方法としては、公式HPやOBOG訪問などがおすすめです。

④社会福祉士として活かせる自身の強みをアピールする

自分の強みを、社会福祉士の仕事にどのように活かすかを具体的に述べることも重要です。

特に、経験から得た強みを業務に活かせることを伝えれば、説得力のある内容に近づきます。

社会福祉士の仕事には、やさしく寄り添う姿勢や対象者の意図を汲み取る力などのスキルが必要です。

仕事に役立つ自身の強みと業務内容をリンクさせて、社会福祉士として活躍している姿を採用者にイメージさせましょう。

【施設別】社会福祉士の志望動機の例文3選

ここでは社会福祉士の志望動機の例文を紹介します。施設別に例文を用意したのでぜひ参考にしてください

  1. 介護施設
  2. 福祉施設
  3. 医療施設

例文①: 介護施設

介護施設

祖父のサポートをしてくださった介護施設の社会福祉士の方に憧れを抱き、私も社会福祉士として利用者様やご家族の不安を減らすために貢献したいと感じ、志望いたしました。

私は小学生の頃、社会福祉士の方がわかりやすく説明をしてくださり、祖父が穏やかに生活できるようサポートしてくださったおかげで、安心できた経験があります。また、祖父との日々を通して介護の重要性を学びました。

貴社は施設を利用されている方だけでなく、ご家族も含めて丁寧に対応することをモットーとして掲げており、その点に強く惹かれました。

私は援助が必要な家族と共に過ごし、時にはサポートした経験を活かして、利用者様とご家族を支える社会福祉士として貴社に貢献したいと考えております。

上記の例文では、小さい頃に実際に社会福祉士の方の業務を間近で見た経験を紹介しています。

また、介護が必要な家族と暮らした経験を活かして貢献したい、と強みを伝えているのも特徴です。

例文②: 福祉施設

福祉施設

これまで私を見守ってくださった高齢者の方に恩返しができるよう、社会福祉士として地域に貢献したいと感じ、志望いたしました。

私は小さい頃から参加していた地域のお祭りに、両親よりも年齢が上の方も協力してくださっている様子を見てきました。

そして、自身が年を重ねていくにつれて地域の方がご高齢になっていくのを感じ、これまで楽しい思い出を作ってくださった地域の方を、今度は自分が支えたいと考えるようになりました。

貴社の福祉施設は地域密着型のサービスを展開しているだけでなく、高齢者の方の拠り所となるような温かい対応を心がけている点に強い魅力を感じました。

私は貴社で、福祉系大学で学んだスキルを活かし、入居者の方が心穏やかに過ごせるよう尽力したいです。

上記の例文では、地域での高齢者との関わりをエピソードとして紹介することで、地域密着型の福祉施設で働きたいという理由の説得力を高めています

福祉系大学を選んで学んだ経験から、スキルがあることを強調しているのもポイントです。

例文③: 医療施設

医療施設

私は医療施設における社会福祉士として、患者様が日常生活に復帰できるようサポートしたいと感じ、志望いたしました。

私はボランティア活動の1つとして、医療ソーシャルワーカーの方と関わる機会をいただいたことがあります。

体験を通して大変さを感じるとともに、さまざまな問題やお悩みを抱える患者様やご家族を包括的に支援できることへの魅力を感じました。

また、貴院は患者様目線で考え、最適な支援方法を導き出すことを方針として掲げております。

私は貴院で、ボランティア活動を通して培ったコミュニケーション能力を発揮して患者様に寄り添いたいです。そして、抱えているお悩みや問題点を引き出して、穏やかに日常生活を過ごせるようサポートしてまいります。

上記の例文では、ボランティア活動として医療ソーシャルワーカーの仕事に触れる機会があったことを、理由として挙げています

ボランティア活動で養ったコミュニケーション能力を、社会福祉士の仕事にどう活かすかを紹介しているのも特徴です。

社会福祉士の志望動機作成の際に注意すべき3つのこと

志望動機を作る際の注意点を確認すれば、マイナスイメージを与えない文章に近づけられます。具体的な注意点は、以下の3つです。

  1. 漠然とした志望動機は避ける
  2. 業界研究や企業研究を怠らない

①漠然とした志望動機は避ける

漠然とした動機は避け、はっきりと理由を言い切ることが大切です。

具体的なきっかけや社会福祉士として努めたい行動について言及しないと、印象に残りにくい文章になってしまいます。

曖昧な文章のまま提出してしまうと、ほかの就活生と比べて熱意が足りない、と評価される場合もあるため、注意が必要です。

熱意を伝えつつ、印象的な文章に近づけるためには、自分ならではのエピソードや考えを盛り込むようにしましょう

②業界研究や企業研究を怠らない

業界研究や企業研究を怠らないことも大切です。しっかりと業界や企業の特徴を研究していないと、志望度が低いと捉えられる場合もあります。

採用先の施設ならではの特徴や共感した経営理念を取り上げて、該当施設だからこそ就職したいという気持ちを強調しましょう。

また、業界や企業研究を行うことで、採用側が求める人物像への理解を深められるメリットもあります。

自分との共通点をアピールして、採用したいと思わせる文章を目指しましょう。

社会福祉士の志望動機が思いつかないときの対処法

社会福祉士の志望動機を考える際、どのように書き始めればいいか悩むこともあるでしょう。

本章では、動機が思いつかないときの具体的な対処法を解説します。

  1. 志望するきっかけや想いを書き出してみる
  2. 志望先の施設や医院について徹底的に調べる
  3. OBOGや就活エージェントに相談してみる

①志望するきっかけや想いを書き出してみる

志望動機が思いつかない場合、社会福祉士を目指したきっかけや想いを具体的に書き出してみましょう。

たとえば、家族や知人が福祉サービスを利用した経験、困難な状況にある人を助けたいと感じたエピソードなど、自分の原点を振り返ることが大切です。

また、自分がどのように社会福祉士として貢献したいのか、将来のビジョンも併せて整理すると、志望動機が自然と見えてくるでしょう。

感情や体験を掘り下げることで、説得力のある内容に繋がります。

②志望先の施設や医院について徹底的に調べる

志望動機に悩んだ際は、志望先の施設や医院について徹底的に調べることをおすすめします。

施設の理念や提供しているサービス、地域での役割などを把握することで、自分がどのように貢献できるかが見えてくるでしょう。

また、特定の取り組みや特徴に共感した点を志望動機に盛り込むと説得力が増します。

さらに、実際に施設を訪問したり、公式ウェブサイトやパンフレットを確認したりするのもおすすめです。

③OBOGや就活エージェントに相談してみる

志望動機が思いつかない場合、社会福祉士として働くOBOGや就活エージェントに相談してみるのも有効です。

現場での具体的な仕事内容や求められるスキルを知ることで、自分の経験や目指す方向性との共通点が見つかるかもしれません。

また、OBOGから得られるリアルなエピソードやアドバイスは、志望動機に深みを持たせる手助けとなるでしょう。

さらに、就活エージェントは自己分析のサポートもしてくれるため、考えを整理する際に活用する価値があります。

【文字数別】社会福祉士の志望動機に書くべき内容

社会福祉士の志望動機を書く際、求められる内容や構成は文字数によって異なります。

本章では、200文字から800文字までの文字数別に、効果的な志望動機の作り方を見ていきましょう。

  1. 200文字
  2. 400文字
  3. 800文字

①200文字

200文字の志望動機では、簡潔かつ具体的にアピールポイントを伝えることが重要です。

まず、社会福祉士を目指したきっかけを一文で述べ、続いて、そのきっかけが現在の志望にどう繋がるのかを説明します。

次に、施設の理念や取り組みに共感した点を具体的に挙げ、自分がどう貢献できるかを明確にしましょう。

最後に、入職後の目標や意欲を一文で締めくくると、簡潔ながらも説得力のある内容が作れます。

②400文字

400文字の志望動機では、自分の経験や目指す理由を詳細に伝えることが重要です。

冒頭で社会福祉士を志した具体的なエピソードや背景を述べ、その経験が志望先の施設や業務にどう活かせるかを説明します。

また、施設の理念や特徴に共感した理由を挙げ、自分の価値観やスキルがどうマッチしているかまで述べてください。

最後に、入職後の目標や挑戦したいことを述べることで、意欲を効果的に伝えられます。

③800文字

800文字の志望動機では、社会福祉士を目指す理由やエピソードを深く掘り下げて具体的に記述します。

最初に志望動機の背景となる経験や出来事を詳細に説明し、それが社会福祉士を目指すきっかけとなった過程を丁寧に述べましょう。

次に、志望先の施設や業務内容についての理解を示し、それに共感した具体的な理由を挙げます。

また、自分のスキルや経験が施設でどのように役立つかを明確にし、最後に入職後の目標や意欲を述べて締めくくります。

自分の強みを的確に伝えて社会福祉士の志望動機をアピールしよう

自分の強みを的確に伝えれば、アピール力の高い志望動機を作成できます

なぜ社会福祉士になりたいのか、なぜ該当施設で働きたいのかをはっきりと伝えることを意識して、好印象を与えられる文章を作成しましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

まずはカリクル公式LINEを友だち追加!

無料スーツレンタルはこちら