ホテルのフロントで働きたいと考える人は多いでしょうが、志望動機の書き方はもちろん、細かい業務内容や必要なスキルについては知らない人が多いのではないでしょうか。
今回はホテルフロントの志望動機の仕事内容や志望動機の書き方はもちろん、向いている人の特徴などについても解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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ホテルフロントの仕事内容を3つ紹介
ホテルフロントの業務内容はさまざまありますが、大きく分けるとすると3つに分類されます。
それぞれの業務内容を把握し、ホテルフロントの仕事について理解した上で就活を進めることで、志望する企業の内定へ近づくはずです。
①ホテルの受付
ホテルフロントは、ホテルに泊まるお客様の受付がメインの業務となっています。
また、ホテル全般の業務を円滑に回すために、他のスタッフに情報を共有するのもホテルフロントの役割となることがあります。
また、ホテルを利用する人の多くは旅行や出張で訪れているので、最寄り駅までの道のりや周辺にある飲食店などの案内も業務の1つです。
②予約の管理
予約の管理もホテルフロントの役割の1つです。チェックインやチェックアウトの手続きはもちろん、ホテルの設備やサービスの案内、注意事項などを伝えるのもホテルフロントの役割の1つと言えます。
予約の管理には急なキャンセルや日程変更への対応、予約をしていない、いわゆる「飛び込み」のお客様への対応も含まれ、予約状況に応じて、無料で部屋をグレードアップしたりなどの柔軟性も必要です。
③ホテルの顔になる
ホテルフロントは、お客様からすれば「ホテルに入った時に最初に会う人」であり、ホテルの第一印象を左右する存在でもあります。
ホテルフロントの印象が良ければお客様も気持ち良く滞在できますし、反対に印象が悪ければ、その後のサービスが良くともなかなかイメージは回復しません。
多くの人が良いホテルかどうかを見極めるポイントにも挙げている重要な要素なので、多くのホテルフロントスタッフは元気良く、丁寧に対応することが求められます。
ホテル業界について概要が分かったところで、実際に志望するとなると今後の展望も確認しておく必要があります。念のため見ておきたいという人は以下の記事も見てみて下さいね。
ホテルフロントの志望動機を書く時の4つのポイント

ホテルフロントの志望動機を書く際のポイントはさまざまありますが、本記事では4つに分けて解説してきます。
下記の4点を抑えた上で、志望動機を作成すれば、採用担当の方の目にも留まるはずですよ。
①なぜホテルフロントになりたいのか
まずは、なぜホテルフロントの仕事に魅力を感じているのかを伝える必要があります。
ホテルの業務にもさまざまなものがあり、他の業務を任される可能性もあるので、最初の段階からホテルフロントとして働きたいことを示し、配属希望を伝えましょう。
エピソードトークを交え、なぜホテルフロントの業務に魅力を感じているのかを説明できるのが理想的です。より具体的な志望動機になりますし、エピソードは文字数の調整が利きます。
②そのホテルを選んだのはなぜか
ホテル業界にはさまざまな企業がある中で、なぜそのホテルを選んだのかも詳しく述べましょう。企業は「ホテルならどこでも良い」ではなく「このホテルでこそ働きたい」という人材を求めています。
事前に公式サイトなどで会社の目標や理念、独自の取り組みについて調べ、「同じ方向を向いて仕事に取り組めると感じた」「独自の取り組みに魅力を感じた」と記載できると良いでしょう。
自社について事前にリサーチし、好印象を持っている学生は、採用担当の方からしても印象は良いでしょう。
③エピソードがあったら盛り込む
エピソードを交えることでより具体的な志望理由を作成できます。ホテルを利用した際に感じたことはもちろん、経験と会社の方針を交えて、感じた魅力などを書いても良いです。
学生の時にアルバイトで接客業を担当したことがあれば、その経験を述べても良いでしょう。ホテルスタッフは「究極の接客業」とも呼ばれる仕事なので、接客経験があるに越したことはありません。
エピソードの内容は志望先によって変えても良いですので、ぜひ盛り込むようにしましょう。
④入社後に活かせるスキルをアピールする
入社後に活かせるスキルをアピールするのも、志望動機を作成する上で重要なポイントと言えます。
入社後の話をするメリットは2つあり、実際に入社後、会社に貢献してくれる人材であることを確認でき、「内定を出したら、ちゃんと就職してくれる」と信頼してもらえます。
「入社後の話をしたからには、必ず入社しなければならない」というわけではないので、入社後にどのようなスキルを活かし、貢献するか話すようにしましょう。
ホテル業界を志望する人の中には、英語を強みとして持つ学生が多いです。そんな人は、以下の記事で外資系ホテルと日系ホテルの違いについても確認しておきましょう。
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ホテルフロントの志望動機の例文3選

ここでは、ここまで解説してきた内容を踏まえてホテルフロントの志望動機の例文を3つ紹介していきます。
ぜひここまで紹介したポイントと例文の内容を踏まえ、採用担当の方に響く志望動機を作成してくださいね。
例文①ホテルを利用した時の対応に惹かれたから
ホテルを利用した時の対応に惹かれたから
私が貴社を志望する理由は、以前貴社のホテルで受けたサービスに感銘を受けたことから、ぜひ自分もホテルの一員として働きたいと思うようになったことがきっかけです。
昨年〇〇を利用した際に周辺の観光地について尋ねた所、フロントスタッフの方がその場で働いてるからこそ知っている魅力的な場所を、簡潔にかつ分かりやすく紹介して下さり、参考資料まで渡してくださいました。このようなサービスを受けたことにより、嬉しさと満足感を得られた時間であったと心に残る滞在となりました。
この滞在以降、フロントは特にお客様とホテルの間の大切な接点であることを理解し、素敵なおもてなしがお客様に与える影響も良く実感しております。
入社後は、〇〇のフロントスタッフとしての業務を熱心に学び、お客様の心に残るサービスを提供したいと思っております。また貴社のサービス力の向上にも貢献していきたいと考えております。
例文②経験を活かしたい
経験を活かしたい
過去のリゾートバイトおよびホテルスタッフとして働いた経験を活かしたいと思い、ホテル業界の中でも最もいいサービスと定評のある貴社を志望いたしました。
バイト経験の中で、ホテル業界の魅力や深さを実感することが多々ありました。例えば一人のスタッフの対応1つで、お客様が感じる満足度はスタッフが想像しているよりも大きく変化しているということです。
マニュアル以上のサービスを提供するスタッフは、お客様からすると安心感を感じられます。日常では少し面倒に感じられることもあるお節介な自分の性格は、そのようなホテルスタッフとして+αのサービスを提供できる強みになるとバイト経験を通じて学びました。
今までの経験を活かしつつ、サービス力では最高峰の評価を持つ貴社のスタッフとして、多くのお客様の滞在時間をサポートしたいです。入社した際には、1から学び直す思いで研修に参加させていただきたいと考えています。
例文③コミュニケーション能力を活かしたい
コミュニケーション能力を活かしたい
私は自身のコミュニケーション能力を最大限に活かしたいと思い、貴社への入社を志望いたしました。
学生時代に入部していたバレーボール部では部長を経験し、部員1人1人とコミュニケーションをとることに力を入れました。他の学生と比べて特化した技術力や、身体的な能力はありませんでしたが、コミュ力を評価していただき、その強みを活かして部をまとめ上げていきました。
自分の経験を活かせる職業として、お客様とのコミュニケーションがメインとなるホテルフロント業務は魅力に感じています。
業務ではお客様とのコミュニケーションを深めることで、満足度の高い滞在経験を提供したいと考えています。ホテルフロントは特に、直接的な接点となることが多く、第一印象やホテルのイメージを左右する大事な役割を果たします。
ホテルの魅力をしっかりと理解し、お客様1人1人のニーズに沿ったサービスを提供していきたいと考えています。
紹介したのはホテルフロントを志望する例文でした。他にもホテルフロントの例文を確認したいという人は、以下の記事も確認してみましょう。
ホテルフロントの志望動機を書く時のNG例

ホテルフロントの志望動機を作成するポイントや例文について確認したところで、NG例についても見ていきましょう。
悪い例についても確認しておくことで、より練度の高い志望動機を作成でき、採用担当の方の目にも留まるはずです。
①志望動機が個人的すぎる
志望動機が個人的すぎる場合、マイナスイメージとなり得ます。「昔このホテルに泊まったことがあり、お気に入りだから」など、あまりにも個人的すぎる書き方は避けましょう。
「ホテルでの宿泊体験が素晴らしく、そして自分もサービスを提供する側になりたい」という書き方ならばOKですが、「このホテルが好きだから」だけでは志望動機として弱すぎます。
志望先のホテルでどのようなスキルを身につけ、どのような接客を提供したいかを具体的に述べるようにしましょう。
②簡潔でなく分かりにくい
志望動機に限らず、相手に文章で何かを伝えたい時は結論を先に書くようにしましょう。
冗長な文章は、大量の志望動機を読む人事担当の方の興味を逸らしてしまいます。まず結論を書き、人事担当の方が結論を頭の隅においた状態で文章を読めるようにしましょう。
また、エピソードを盛り込む際も長くならないように工夫することが大切です。エピソードは比較的読みやすい内容が多いですが、それでも長すぎると何が言いたいのか伝わりません。できるだけ簡潔にまとめることを意識してくださいね。
③他のホテルでも通る内容である
他のホテルでも通るような内容の志望動機を書いてしまうと、「うちじゃなくても良いのでは?」という印象を人事担当の方に与えてしまいます。
他のホテルでも良いということは、せっかく内定を出しても蹴られてしまう可能性があるということです。可能な限り、「どうしてもここで働きたい」という気概が伝わるような内容にしましょう。
そのホテル独自の取り組みや、会社の理念に共感していることが書ければベストです。
ホテルフロントに向いている人の3つの特徴

ここからはホテルフロント業務に向いている人の特徴をみていきましょう。
当てはまっていないからといって、ホテルフロントに向いていないというわけではありませんが、近づけられる部分があるならば、取り組んでみてください。
①ホスピタリティがある
ホスピタリティ、つまり奉仕やおもてなしの精神がある人はホテルフロントに向いています。
お金を払って滞在してくれるお客様が最大限良い時間を過ごし、リフレッシュし、気持ち良く帰宅できるように取り組む心意義は非常に重要と言えるでしょう。
マニュアルからあまりにも逸れたサービスを提供してしまうと「あの人はしてくれたのに…」とクレームの元になりますが、可能な範囲で、少しでも喜んでもらえるよう取り組む心は大切です。
②体力がある
ホテルフロントは決まった時間に出勤することは少なく、シフト制が多い傾向にあります。今週は夜勤、来週は日勤、と週によって勤務時間が異なることも少なくないでしょう。
したがってシフト制で働く場合が多いホテルフロントは、体力がないと務まりません。立って仕事をする時間も長く、これまで立ち仕事を経験していない人は体力的に辛いと感じることもあるでしょう。
ホテルに就職するためにハードなトレーニングをする必要はありませんが、体力に自信のない人は普段から身体を動かすようにしておきましょう。
③コミュニケーション能力が高い
ホテルのスタッフの中で最もお客様と会話をする機会が多いホテルフロントにとって、コミュニケーション能力は必須と言えます。
チェックインの際はもちろんのこと、クレームにも的確に対応する必要がありますし、質問などにも迅速に回答しなければなりません。
周辺施設の案内はもちろん、観光客からの質問にも対応しなければならないので、コミュニケーション能力がある人に向いている仕事と言えます。
ホテル業界を目指す人は知っておきたい、有利な資格については以下の記事にて解説しています。競争率が高いホテル業界で一歩進んだ強みを持ちたいという人は確認してみて下さいね。
ホテル形態別の志望動機のポイント
ホテルの形態によって求められるスキルや接客のスタイルは異なります。
この章では、ビジネスホテルや高級ホテル、旅館など、ホテル形態ごとの志望動機のポイントを解説します。
①ビジネスホテル
ビジネスホテルのフロントを志望する場合、効率的で正確な対応が求められる点を意識して志望動機を作成しましょう。
ビジネスホテルは出張や短期滞在のお客様が多く、スピーディーかつ丁寧な接客が重要です。
そのため、「限られた時間の中でお客様に満足いただけるサービスを提供したい」のように志望意欲を伝えると良いでしょう。
また、「以前の接客業で培った迅速な対応力を活かしたい」や「多国籍のお客様を迎える環境で語学力を磨きたい」などの具体的なスキルや目標を挙げると説得力が増します。
②高級ホテル
高級ホテルのフロントを志望する際は、きめ細やかな接客やおもてなしの精神を重視する姿勢をアピールするのが重要です。
高級ホテルでは、品質の高いサービスが求められ、スタッフ一人ひとりの行動がホテルの評価に直結します。
そのため、「お客様にとって特別な時間を提供したい」や「細やかな気配りで満足度の高いサービスを提供したい」という意欲を具体的に伝えましょう。
また、「以前の接客業で培ったコミュニケーション能力を活かし、上質なおもてなしを学びたい」や「多国籍のお客様と接する中で語学力を磨きたい」など、スキルや成長への意欲を示すのもおすすめです。
③旅館
旅館のフロントを志望する際は、和のおもてなしや温かい接客への関心のアピール重要です。
旅館では、宿泊だけでなく日本文化を体験してもらう場としての役割も担っています。
そのため、「心からのおもてなしでお客様にくつろぎの時間を提供したい」意欲を具体的に伝えましょう。
「以前の接客業で学んだ丁寧な対応を活かし、旅館ならではの細やかなサービスを習得したい」や「海外からのお客様に日本の文化や魅力を伝えたい」など、旅館ならではの志望理由を考えるのがおすすめです。
行ったことがないホテルの志望動機はどうする?
ホテルへの就職活動において、志望するホテルを実際に利用したことがないというケースは珍しくありません。
ここでは未体験のホテルでも説得力のある志望動機を書くためのポイントをご紹介します。
①できれば一度宿泊してみる
志望するホテルに一度宿泊することは、説得力のある志望動機を作成する上で非常におすすめです。
実際に宿泊することで、フロントスタッフの対応、サービスの質、ホテルの雰囲気など、具体的な体験を得られます。
宿泊時には、チェックインからチェックアウトまでの一連の流れを注意深く観察し、フロントスタッフの接客態度、言葉遣い、身だしなみなどの細かな点にも着目しましょう。
特に、フロントスタッフの対応で感銘を受けた点や改善できそうな点など、実体験に基づく具体的なエピソードを志望動機に盛り込むことで、より説得力のある志望動機を作れます。
②行ったことがないのは正直に伝える
行ったことがないホテルの場合でも、嘘をつくことは避けるべきです。
その企業のホテルを利用したことがなくても、企業理念や経営方針、サービス品質への共感、ホテルの評判や実績などの観点から志望理由を明確に説明することで、強い意欲を示すことが可能です。
正直に伝えた上で、入社後の具体的な目標や意気込みを述べ、説得力のある志望動機を作りましょう。
ホテルフロントの志望動機で自分のスキルをアピールしよう
今回はホテルフロントの志望動機を作成する際のポイントや、NGポイントについても解説しました。
要点を押さえておけば、人事担当の方の目に留まる志望動機が書けるはずです。ぜひ本記事を参考に志望動機を作成してみてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。