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適応力を自己PRで伝えたい就活生必見!書き方やポイントを解説

適応力を自己PRの題材にして書こうか、迷っている就活生もいるのではないでしょうか。

適応力は印象の良い強みの1つですが、アピールの仕方が難しいと思っている人もたくさんいるはずです。

そこで、本記事では適応力に優れている人に共通する特徴アピールする際のポイントを解説します。ぜひ、今後の就活対策の参考にしてくださいね。

自己PRで企業に評価される適応力の特徴

理不尽な状況でも、適応できる力を持っている人は重宝されます。自己PRを作る際には、企業の求めている4つの適応力をチェックしておきましょう。

  1. 柔軟性
  2. 吸収力
  3. ストレス耐性
  4. 環境適応能力

①柔軟性

適応力をアピールするときには、柔軟性も意識しましょう。就活では自分の考えに固執せずに、柔軟に対応できるかどうかも見られているためです。

自分の信念によって決まった考え方があることは大切ですが、固定観念にとらわれてしまい、視野が狭くなるのは良くありません。

周りの意見に耳を傾けないと、協調性を欠く行為になります。新しい方法を受け入れることで、業務効率の向上にもつながるでしょう。

②吸収力

企業によっては適応力を、新しいものでも熱心に吸収できる力のことだと捉えています。

したがって、適応力が高い人は学習意欲が高く、吸収力を持っていることも強みになると言えます。

仕事では、常に新しい商品や技術の勉強や習得が必要となり、異動後には新しい上司や取引先との関係を良好な状態に保つことが大切です。

あらゆる環境変化に適応するためには、新しいことを次々身につける力が重要となり、吸収する意識がないと仕事が覚えられず、環境に適応できません

このように、適応力が高く学んだことを熱心な姿勢で吸収できることをアピールできると良いでしょう。

③ストレス耐性

どんな仕事や状況にも積極的に取り組めることはとても重要なため、ストレス耐性があることも、企業側の求める適応力の1つです。

企業に就職すると、理不尽なことも増えるかもしれません。

本当は別の仕事をしたいのに雑務ばかり任されたり、自分のミスではないのに注意されたり、板挟みになったり、理不尽な状況はよくあるものです。

どんな状況でも、主体的に仕事に取り組めることで、適応性をアピールできるでしょう。

④環境適応能力

社会人になれば、異動や担当業務の変更によって人間関係や生活環境が大きく変わることは珍しくありません。

これらの環境変化についていけない人は、ストレスを強く感じて仕事に支障が出たり、早期退職につながるでしょう。

早期退職は会社にとっても大きな損失につながるため、企業の多くは環境変化にすぐに馴染めるかを見ています

すなわち、周りの環境変化に上手に対応できる能力は、円滑に仕事をするためにも必要不可欠なのです。

適応力の自己PRの書き方3ステップ

あなたが素晴らしい適応力を持っていても、適切に伝わらないと意味がありません。そこで、適応力をアピールするための、3つのステップを解説します。

  1. 結論ファーストで自分なりに適応力を定義する
  2. 適応力を発揮したエピソードを明確にする
  3. 入社後の適応力を活かした活躍の展望

①結論ファーストで自分なりに適応力を定義する

まず、「適応力があります」と結論を伝えてください。

結論の分からない話は聞き手にとっては話の意図が見えないので、適応力によって何ができるのか端的に述べることが大切です。この結論から話す方法はPREP法と呼ばれています。

結論 (Point) → 理由 (Reason) → 具体例 (Example) → 結論 (Point)の順に話す方法で、社会人になってからも活かせるトークスキルです。

②適応力を発揮したエピソードを明確にする

続いて、適応力があると伝わりやすい具体的なエピソードを盛り込みましょう

エピソードを話す際には、5W1Hを意識して考えることが重要です。

5W1Hとは、「いつ (When)」「どこで (Where)」「誰が (Who)」「何を (What)」「なぜ (Why)」「どのように (How)」のことで、適切に使用すれば強みの説得性を上げられます。

③入社後の適応力を活かした活躍の展望

自身の適応力が企業でどう活用できるのか伝えて、話を終えましょう。採用担当者は応募者の自己PRを見て、採用後に自社で活躍できるか確認したいと考えています。

したがって、強みである適応力の活かし方を述べれば、聞き手も企業で活躍するイメージが湧きやすくなるはずです。

具体的には、説明会やOB・OG訪問で聞いた応募企業の特徴を考慮して、自分自身の適応力が仕事にどのように役立つのか話しましょう。

適応力をアピールする際の2つのポイント

自己PRでは応募企業の特徴に合った内容を書くことが大切です。そのため適応力をアピールするときには、以下の2つのポイントに注意してくださいね。

  1. 適応力を具体的に自分の言葉で定義する
  2. 適応力の仕事での活かし方を伝える

①適応力を具体的に自分の言葉で定義する

適応力を伝える際に重要なのは、具体性です。適応力を別の言葉に変換して、具体的にどんな能力なのかを明らかにしておきましょう。

信憑性を高めるためにも、適応力が鍛えられたエピソードや能力を発揮した経験を盛り込んでください。

友人・先輩・家族のような周囲の人からの評価を含めると、具体性が出てきます。

また、適応力を長所にする場合には、積極的に行動できる点もアピールするのがおすすめです。

②適応力の仕事での活かし方を伝える

単に強みを述べるだけでは、仕事に役立つかどうか伝わりません。したがって、自分自身の力をどのように仕事で活かせるのか述べる必要があります。

強みを活用してどんな働き方ができて、業務にどう取り組めるのかを示して、企業に貢献できると伝われば、企業側にも魅力的な強みだとアピールできるでしょう。

実際に入社後に応募者が働く姿を採用担当者がイメージできれば、印象に残りやすくなり、良い評価につながるかもしれませんよ。

自己PRで適応力を伝える例文5選

次に、適応力をアピールできる例文を5つ紹介します。自分に近い内容の例文を参考にして、自己PRを作成してみてくださいね。

  1. 例文①アルバイト
  2. 例文②部活
  3. 例文③海外留学
  4. 例文④インターン
  5. 例文⑤転校

例文①アルバイト

私の強みは、あらゆる状況にも柔軟に対応できる適応能力です。

私は大学に入学してから、ずっと居酒屋でアルバイトをしています。週末の夜にたくさんのお客様が来店されると、マニュアル通りの対応では追いつかないため、常にスタッフ自身で判断しなければいけません。

例えば、お皿やコップが足りないという事態を避けるため、お客様の飲食ペースを確認しつつ、ご迷惑をおかけしない範囲で食器を下げる必要があります。トラブルによる混乱状態が起きないよう、シフトに入っているアルバイトそれぞれに役割を割り振り、滞りなく連携を取ることに注力しました。

結果として、業務効率化への貢献を評価され、1年目でアルバイトリーダーを任せていただきました。

あらゆる状況に対応してきた経験をもとに、貴社のチーム業務においても、私の強みを発揮する所存です。円滑な業務に貢献し、チーム全体のパフォーマンス向上により貴社の発展に繋げていきたいと考えております。。

アルバイト経験から得た仕事への適応力を述べた例文です。柔軟性に加えて、周りの人と連携できる能力もアピールできています。

例文②部活

私は、状況に応じて臨機応変に対処できます。

私は高校時代に所属していた吹奏楽部で、3年生のときに部長を務めていました。
主な部長の仕事は、部活動の練習内容の提案とスケジュールの管理です。練習場所が決まっていなかったため、他の部と交渉しつつ練習場所を確保する必要がありました。また、多数の部員のスケジュールを調整し練習時間を合わせることも難しい状況でした。

そこで、その日の練習時間や人数に合った練習の提案や、急にスケジュールが変更された際にも対応できる練習パターンを複数考案するなど、臨機応変な対応を続けました。その結果、与えられた時間が少ない中でも、前年度よりも大きく成長しコンクールで2位という結果を残すことができました。

入社後は私の強みを最大限活かし、企画プロジェクトの進行に貢献したいと考えております。

急な変更やトラブルにも臨機応変に対応できる能力をアピールした例文です。不測の事態にも冷静に対応できる力はどの企業でも評価されるでしょう。

例文③海外留学

新しい環境にもすぐに慣れる適応力が、私の長所です。

私は大学2年生のときに、ニューヨークで3ヶ月間語学留学をしました。

日本とは環境が大きく違うため、初めのころは不安でした。しかし、このチャンスを無駄にするわけにはいかないと考え、学校の授業で隣になった学生全員に積極的に話しかけました。また、パーティーにも多く参加しました。文化の違いなどにも気を付けつつ積極的に会話し、友人が30人ほどできました。

語学力も留学前に比べ飛躍的に向上し、この経験が自分にとって大きな価値をもたらしてくれたことを実感しております。

異なる環境や条件にも適応しようと努力できる強みは、貴社における業務でもきっと活かすことができると自負しております。そして、一コンサルタントとして、クライアントに必ず満足してもらえる解決策を掴むまで奮闘していきたいと考えております。

留学経験は、適応力や行動力をアピールするために適したテーマと言えます。留学によって培われる強みは、語学力やコミュニケーション能力だけではありませんよ。

例文④インターン

私は、幅広い業務にも優先順位を把握して対応できます。

私は大学3年生のときに、IT関連のベンチャー企業で長期インターンシップを経験しました。インターンシップ中には、社員の方々が参加するプロジェクトの一員として、SNSマーケティングの新規企画考案から実行まで幅広く携わりました。
指示された作業も多岐にわたり、優先順位を把握しながら、納期遵守を心がけました。

また、必要な作業を先読みして、突発的なトラブルに備えることで、必ず業務遂行までやり切ることができました。結果的に、深い業務に関わるとともに、臨機応変に対応できる力を磨けたと思っております。

私は、少数精鋭という組織体制を取る貴社に強く惹かれています。
インターンシップで培った対応力を活かし、貴社でも日々の変化が大きいITの現場を担うSEとして、裁量の大きい業務にも必ず対応していきたいと考えております。

長期インターンでは、アルバイトと比べてマルチタスクかつ様々な業務に挑戦するため、適応能力をよりアピールしやすいでしょう。

例文⑤転校

私の長所は、どんな環境にも対応できる順応力です。

両親が転勤族だったため、私は小学生から高校までに、5回の転校を経験しました。転校の度に友達やが0の状態になりましたが、自ら交友関係を広げる姿勢を取り、積極的に地域のイベントにも参加することで新しい環境に順応していました。

その結果、今では1週間もあれば、新たな生活環境にも適応できる力を身につけました。私が新しい環境でも行動できるのは、「常に与えられた環境内で、最大の成果につなげるべきだ」と考えているためです。

入社後も、「新人」という立場に甘えず、自ら学び成長に繋げる姿勢を大切にしていく所存です。
そして、お客様一人ひとりの要望にも誠実に対応し、同期の中だけでなく社内での成績トップを維持する営業マンを目指します。

適応力を順応力に言い換えて、特殊なエピソードを用いた例文です。さらに「どうして行動できたのか?」を伝えているので、オリジナリティのある自己PRになっています。

自己PRで適応力をアピールする際は自分の言葉で定義しよう

今回は適応力を自己PRの題材にしてアピールするための書き方やポイントを紹介しました。

多くの企業が必要とする適応力は、固執した考えを持たずに、状況の変化にも対処できる力であり、ビジネスでは必須のスキルです。

本記事の内容を参考にして、選考を突破してくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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