MRは人気が高く、倍率が高い職業です。そのため、いざMRの志望動機を書こうとしても「他の人差をつけられる書き方が分からない。」と悩んでしまう人もいるでしょう。
本記事では文系と理系別のMR志望動機の例文や、志望動機を考える時のポイントまで解説します。ぜひ、これからの就活の参考にしてみてくださいね。
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MRの2つの職種
MRには大きく分けて、メーカーMRとコントラクトMRの2種類があり、それぞれ勤務先が異なるので、働き方や仕事内容も違ってきます。
そのため、メーカーMRとコントラクトMRはそれぞれ志望動機の作り方が異なります。まずは2つの違いを把握しておきましょう。
①メーカーMR
メーカーMRは製薬会社に所属して、自社の医薬品の情報提供をおこないます。一般的な疾患向けの医薬品を扱う製薬会社だけでなく、がんなど専門性の高い医薬品を扱う会社も少なくありません。
さらに、メーカーMRは新薬メーカーMRとジェネリックメーカーMRの2つにわけられます。新薬メーカーMRは新薬を中心に扱っており、医薬品に対して専門性の高い知識が求められます。
ジェネリックメーカーMRは新薬メーカーMRに比べて専門性はあまり求められませんが、医薬品に対する幅広い知識が必要です。
メーカーMRは所属する企業により、必要なスキルが異なることを念頭に置いておきましょう。
②コントラクトMR
コントラクトMRは、企業から販売をアウトソーシングされた会社で働くMRを指します。コントラクトMRは製薬会社の社員ではなく、販売を委託されている会社の社員なので、会社により働き方は大きく異なるのです。
メーカーMRと比べて未経験者の採用を積極的におこなっており、企業によってはMR認定資格の取得をサポートしているところもあります。
入社しやすいコントラクトMRで経験を積んだ後に、メーカーMRに転職する方も少なくありません。
MRの4つの魅力

MRの志望動機を作成するためには、MRという仕事の魅力を知っておく必要があります。志望動機を書く前に、MRならではの魅力を学んでおきましょう。
以下にMRの魅力の一例を4つ紹介します。
①やりがいを感じられる
MRは自社製品の安全性や有効性に関する情報を提供して、製品を使ってもらうという仕事です。
患者に直接医薬品を販売するわけではありませんが、必要な薬を患者に届けるのがMRの仕事なので、医療に貢献しているという実感が得られます。
自分が扱っている医薬品で患者が回復すれば、仕事に対するやりがいと喜びが感じられるでしょう。人のためになり充実感がある仕事なので、MRは人気の高い仕事なのです。
②専門の知識が身につく
MRとして働くには、医薬品に関する専門的な知識が必要です。最新の医療関係ニュースや疾患に関する情報、副作用の最新情報など、薬だけでなく医療全般の情報を頭に入れておく必要があります。
このため、MRとして働くには常に情報収集と勉強が必要ですが、その分専門の知識が身につくので、頑張り次第ではキャリアアップや有利な転職が期待できるでしょう。
知識を積み重ねた分仕事に反映できるので、勉強のし甲斐がある職業と言えます。
③医療業界に携われる
MRは医薬品の販売営業を通じて、医療業界に幅広く携われる仕事です。
医者や看護師のように直接患者と関わって治療をおこなうわけではありませんが、医薬品を世の中に広めることで、数多くの患者を救えます。
効果の高い医薬品を開発しても、それを医療業界に伝える人が居なければ意味がありません。MRは、製薬会社と医療業界、そして患者をつなぐ架け橋となる重要な仕事なのです。
④福利厚生が充実している
MRは専門性の高さが求められる仕事ですが、その分福利厚生が充実しています。
自社製品に関する知識や最新の医療ニュース、人体の構造などの医学的知識を学んだり、販売先である病院とのコミュニケーションも必要です。
大変な仕事ですが、他の業界に比べて福利厚生がしっかりしているので、働きやすさも感じられるでしょう。
また、MRは営業職なのでノルマ設定がありますが、ノルマを達成したらインセンティブが期待できます。
MRの志望動機の例文2選

MRを希望する場合、どのような志望動機を書けばいいのでしょうか。
MRは人気の高い職業なので、採用担当者の目を引く志望動機を書く必要があります。書き方に悩んでいる方のために、以下に例文を2選紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
例文①理系の場合
理系ならではの経験と知識を盛り込むことで、即戦力をアピールできます。学生時代に得た知識や経験はより具体的に記載して、希望する会社にどのような形で貢献できるか詳しく書きましょう。
例文①
私は、学部時代の知識を活かして、○○に取り組んでいる貴社の医薬品を医療業界に広め、医療に貢献したいと考えております。
アルバイトで薬剤師の経験がありますが、MRは自社製品を自分の手で広めるという点が自分のやりたいことに近いと感じたため、MRを希望した次第です。
学生時代は○○について研究しておりました。その時に得た知識や経験は、貴社に役立てるものだと考えております。
例文②文系の場合
具体的なエピソードを盛り込むと説得力が増します。また、入社したらどんな活躍をしたいかを具体的に書いて、やる気アピールをしましょう。
例文②
私は、昨今の世界的感染症の大流行を経験し、ワクチンや医薬品を正しく使って安心して暮らせる社会を実現したいと考え、貴社を志望しました。
学生時代に周りの人たちが感染症に苦しみ、ワクチンや医薬品の重要性を強く実感した経験があります。感染症のワクチン開発に積極的に取り組み、国内企業で最も効果の高い医薬品を世の中に提供した貴社で働きたいと思い、志望させていただきました。
学生時代に接客のアルバイトで培ったコミュニケーション能力で、医療に携わる人たちと綿密な関係を築けるMRを目指したいと思っています。
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MR職で志望動機を考える時の3つのポイント

MR職で志望動機を考えるときは、以下の3つのポイントを意識しましょう。ポイントを押さえておくことで、採用担当者に良い印象を与えられます。
志望動機に悩んだときも、これらのポイントを元にすれば魅力的な志望動機が書けるでしょう。
①専門的な知識を披露する
MRは専門的な知識が必要な職業です。MRになってからも勉強や情報収集をおこない、知識を積み重ねていく必要があるのです。
このため、志望動機で専門的な知識を披露すれば、採用担当者に良い印象を与えられます。MRとして採用された後も勉学に励むという意欲をアピールするために、志望動機の欄を効率的に使いましょう。
ただし、自慢のような内容になると相手にあまりい印象を与えません。知識を披露する際は十分に気を付けましょう。
②数字を入れる
志望動機は、具体的な数字を用いて文章を作りましょう。何年間や何名など、相手が想像しやすいように数字を用いることで、説得力が増し魅力的な志望動機になるのです。
例えば、「〇年間続けた薬剤師のアルバイトで、○○を学びました。また、○○名のアルバイトのバイトリーダーを務めた経験があります」と書けば、自身の実績を具体的に伝えられます。
数字を用いてアピールできるポイントは、積極的に数字を入れてみましょう。
③具体的なエピソードを用いて説明する
ただ志望動機を伝えるだけでは、採用担当者に効果的なアピールになりません。なぜその会社を志望したのか、今までの自分の経験を盛り込んだ具体的なエピソードを用いましょう。
志望動機につながるエピソードを盛り込むことで説得力が増し、この会社に入りたいのだなという熱意が伝わりやすいです。
さらに、他の就活生と差をつけて採用担当者の印象に残りやすくなるので、オリジナリティあふれるエピソードを用いて説明しましょう。
MRの志望動機の書き方!おすすめの構成を3ステップで解説
MRの志望動機を効果的に伝えるためには、具体的な構成を考えることが重要です。
結論・背景・展望の3つを意識して組み立てましょう。
①結論|なぜその企業のMR職を志望するか
志望動機の結論部分では、「なぜその企業のMR職を志望するのか」を明確に伝えることが重要です。
このパートは面接官に最も強く印象を残す部分であり、企業と自分のつながりや共感を示す機会。
例えば、「貴社の〇〇という製品が医療現場で多くの信頼を得ており、その普及に携わることで社会貢献ができると感じたため」など、具体的な製品や企業の強みに触れると説得力が増します。
この部分を明確にすると、単なる職種への興味ではなく、その企業を選んだ理由が伝わりやすくなるでしょう。
②背景|具体的なエピソードやきっかけ
志望動機の背景では、MR職を志望するきっかけとなった具体的なエピソードを述べることで、説得力を持たられます。
例えば、「家族が医療従事者で医薬品の重要性を身近に感じていた」「大学で学んだ生物学がきっかけで医療に興味を持った」など、自分自身の経験や興味からMR職に興味を抱いた経緯を伝えましょう。
エピソードはできるだけ具体的にし、リアルな体験を交えることで面接官に共感を持ってもらいやすくなります。
また、そのきっかけが現在の目標や価値観にどうつながっているかを補足することで、志望理由の一貫性が高まるでしょう。
③展望|入社後にどうなりたいか
志望動機の展望部分では、入社後に自分がどのような姿を目指しているかを具体的に伝えることが重要です。
例えば、「貴社の製品を通じて医療現場に貢献し、信頼されるMRとして成長したい」「担当エリアの顧客と信頼関係を築き、地域医療を支える存在になりたい」など、自分の目標を明確に述べましょう。
また、その目標を達成するために、具体的にどのようなスキルを身につけたいのか、どんな経験を積みたいのかも併せて伝えると説得力が増します。
さらに、企業のビジョンや価値観と自分の展望が一致していることを示すことで、面接官に強い印象を与えてください。
MRの志望動機で気をつけたい注意点
MRの志望動機を作成する際には、内容の具体性や説得力が求められます。
注意点を押さえて、面接官に響く動機を考えましょう。
①給与や安定性にばかり言及しない
MRの志望動機では、給与や安定性ばかりに言及するのは避けるべきです。
もちろん仕事を選ぶ上で重要なポイントですが、それだけを強調すると「自分本位」と受け取られ、医療に貢献するというMR職の本質に対する理解が不足している印象を与えてしまいます。
志望動機では、医療従事者や患者の役に立ちたいという思いや、自分のスキルをどう活かせるかを具体的に伝えることが重要です。
例えば、「製品を通じて医療現場に貢献したい」「信頼されるMRを目指したい」等の熱意を伝えると良いでしょう。
②他の職種でも当てはまる理由にしない
MRの志望動機では、他の職種でも当てはまるような理由にしないことが重要です。
たとえば、「人とコミュニケーションを取るのが好きだから」や「営業職で活躍したい」理由だけでは、一般的な営業職や接客業などに共通する内容となり、MR職を選んだ理由としては説得力に欠けます。
代わりに、「医療従事者との連携を通じて、医薬品を通じた社会貢献ができる点に魅力を感じた」など、MR職ならではの特性や使命感に触れることがおすすめです。
職種の特性に基づいた具体的な理由を伝えることで、志望意欲が面接官にしっかり伝わるでしょう。
③抽象的な理由ばかりにしない
MRの志望動機では、抽象的な理由ばかりを述べるのは避けましょう。
「人の役に立ちたい」「医療業界に貢献したい」等の理由は好印象を与える要素ですが、それだけでは具体性に欠け、面接官に強い印象を残すのは難しくなります。
具体的なエピソードや背景を盛り込むことで、志望理由をより納得感のあるものにするのが大切です。
例えば、「大学で学んだ生物学の知識を活かして医薬品の普及に貢献したい」など実体験や個人的なきっかけを織り交ぜると良いでしょう。
MR職で志望動機を面接で伝える時のコツ

魅力的な志望動機を作れたら、伝えるときのコツも押さえておきましょう。コツを押さえることでより印象に残りやすい志望動機になります。
以下の2つのポイントを念頭に置いて、志望動機を伝えてください。
①結論を先に言う
志望動機を伝える際は具体的な説明に入る前に、結論を先に述べましょう。結論を冒頭に持ってくることで、何を伝えたいのかがわかりやすくなり、続きを知りたくなります。
また、結論から始めることで内容が簡潔になり、的確に相手へ志望動機を伝えられるのです。反対に、結論を後回しにすると冗長な内容になり、伝えたいことが伝わりづらくなります。
志望動機を伝える際は、結論を最初に持ってくるようにしましょう。
②簡潔に伝える
MRの志望動機は、数字で伝えたり専門的な知識を盛り込むのが効果的ですが、どうしても文章が長くなりがちです。また、自分の伝えたいことばかりが先行して内容が長くなってしまうと、聞き流されてしまう可能性があります。
そのた志望動機を伝える時は具体的かつ簡潔に、的確に伝えるのがポイントです。文章が長くなってしまったら短く削り、相手にわかりやすく簡潔に伝わるように工夫しましょう。
MRに向いている人の4つの特徴

MRは人気の高い職業です。医療業界に貢献したい、福利厚生が充実しているなど、MRになりたい理由は人それぞれでしょう。しかし、MRになっても向いていなければ長続きしません。
自分がMRに向いているか、就活を始める前にチェックしておきましょう。
①医療業界に関心を持っている
MRとして活躍するには、常に医療業界の最新情報を仕入れておく必要があります。
自社が取り扱っている医薬品は、医療業界で現在どのような立ち位置なのか、情報をもとに正しく考察できおけば営業成績に良い形で反映されるでしょう。
反対に、医療業界に関心がなくただ医薬品の営業をおこなっているだけでは、仕事の成果として反映されません。
医療業界に関心を持っているかどうかは、MRに向いている特徴として重要な要素となります。
②計画性がある
MRの仕事は長い期間を費やして、一つのプロジェクトに参加するケースが多く見られます。
プロジェクトを成功させるためには、綿密なスケジュールを作り、計画的に取り組まなければなりません。やみくもにプロジェクトを進めても成功する可能性は低いでしょう。このため、MRになるにはある程度の計画性が求められます。
ただし、単純に計画を立てるだけでは不十分です。目的を達成するためにはどのような計画が必要なのか、しっかり考えられる人がMRに向いていると言えます。
③忍耐力がある
MRが営業をおこなうのは、薬剤師や医師といった忙しい職業の人です。仕事の合間を縫って相手と商談する必要があります。空き時間はそれぞれ異なるので、ひたすら待ち続けるのもMRの仕事のひとつと言っていいでしょう。
ただ待つというのは忍耐力が求められるものです。時には思うようにいかないこともあるでしょう。そんなときも焦らずじっくり待ち続けられるかどうかは、成功を左右する重要なポイントです。
このため、忍耐力はMRに必須のスキルと言えます。
④コミュニケーション力がある
MRに向いている人の特徴として、コミュニケーション力の高さが挙げられます。
MRの仕事では、医師や薬剤師と信頼関係を築きながら、医薬品の情報を正確に伝える必要があるため、相手の話をしっかり聞き、適切な言葉でわかりやすく説明する力が重要。
医療従事者との信頼関係を深め、より良い提案やサポートができるため、MRとしての活躍が期待されます。
MRを目指す人は具体的な志望動機を考えよう
MRは新卒の就職先としてだけでなく、転職先としても人気の高い職業です。多くのライバルと差をつけて採用を目指すためには、志望動機の作り方が重要なポイントとなります。
採用担当者に自分の魅力をアピールして好印象を与えるためには、具体的かつ簡潔に、的確な志望動機を作成しましょう。
また、志望動機の伝え方も重要なポイントです。自分の伝えたいことが100%伝えられるように、工夫した伝え方を覚えておきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。