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インターンシップの倍率ランキングTOP10|募集人数の多い企業や選考対策も解説

就活が始まると、インターンシップの選考が気になるところですよね。特に倍率が高い企業のインターンシップに応募すると、自分が選ばれるのか不安になる方も多いでしょう。

とはいえ、無駄に焦って行動するのはNG!実は、インターンシップ選考を効率よく進めるためには、いくつかのコツがあります。

本記事ではまず、最新のインターンシップ倍率ランキングTOP10を紹介し、次に募集人数が多い企業について解説します。さらに、選考対策も合わせて紹介していくため、これからの就活に役立つ情報が満載です。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

コツをうまくつかんで、落ち着いた気持ちでインターンシップ選考を進めましょう。

目次

インターンシップとは

インターンシップとは、学生が企業や組織で一定期間働くことで、実際の業務を体験しながら学ぶプログラムのことです。

実務的なスキルを身につけながら、自分のキャリアの方向性を確かめられることが魅力。さらに、内定に有利となるケースもあるため、就活生にとってインターンシップに参加することは非常に価値のある経験となります。

ただし、インターンシップには倍率があり、誰でも参加できるわけではありません。企業側は限られた人数しか受け入れないため、特に人気企業は競争が激しくなるのです。

そのため、事前に情報収集を行い、選考に向けた準備をしっかり整えることが、就職活動を成功へと導く第一歩となるでしょう。

【種類別】インターンシップの倍率

インターンシップは、種類によって、目的や期間、参加の難易度が変わることが一般的。

ここでは、1DAYインターンシップ、短期インターンシップ、長期インターンシップのそれぞれの特徴と、その倍率について詳しく解説します。

  1. 1DAYインターンシップの倍率
  2. 短期インターンシップの倍率
  3. 長期インターンシップの倍率

1DAYインターンシップの倍率

1DAYインターンシップはその名の通り、1日間で行われるプログラムのことです。

年間を通して同じ内容のものが複数回開催されることが一般的で、最終的に参加できる人数の枠は大きくなり、倍率は下がります。

ただし、人気企業の1DAYインターンシップは「とりあえず応募だけしておこう」と多くの学生が応募するため、倍率が非常に高くなることも。

たとえば、大手企業のプログラムでは倍率が10倍以上になることも少なくありません。

短期インターンシップの倍率

短期インターンシップは、通常数週間から1ヶ月程度の期間で行われるプログラムのことです。

主に夏休みや冬休みといった長期休みの間に開催されるため、毎年、スケジュールを調整して多くの大学生が応募します。

企業によっては内定が有利に働くケースもあり、就活生にとっては参加することに非常に価値があるため、倍率は高くなるのが一般的。

選考を突破するためには、事前にしっかりと対策する必要があります。

長期インターンシップの倍率

長期インターンシップは、1ヶ月以上の期間で行われるプログラムのことです。

長期にわたって企業の一部門やプロジェクトに深く関われるため、より専門的なスキルや知識を習得できます。また、基本的には社員と変わらない業務をこなすため、給与が発生することも長期インターンシップの特徴。

そのため、アルバイトと比較されることも多いのですが、あくまでも企業への就職を見据えた活動のため、求められる責任やスキルはアルバイトより高くなります。

そんな長期インターンシップは少ない募集人数の枠に、多くの志望者が殺到しますよ。人気の企業には、たった数人の枠に100名以上が応募するため、倍率は100倍を超えることもあります。

人気企業のインターン倍率ランキングトップ10

人気企業のインターンシップは、多くの就活生が参加を希望するため倍率が高く、選考も厳しいものとなります。

この記事では、就活生から高い支持を受ける人気企業のインターン倍率ランキングトップ10を紹介します。

それぞれの企業の特徴にも簡単に触れるため、これからインターンを目指す方はぜひ参考にしてみてください。

  1. 1位:ニトリ
  2. 2位:資生堂
  3. 3位:NTTデータ
  4. 4位:伊藤忠商事
  5. 5位:ソニーミュージック
  6. 6位:楽天
  7. 7位:ロッテ
  8. 8位:味の素
  9. 9位:パナソニック
  10. 10位:富士通

1位:ニトリ

第1位は「ニトリ」です。

ニトリは1967年に北海道札幌市北区で創業され、家具やインテリア用品の企画・販売を中心に事業を展開している企業です。取り扱う商品の約85%が自社開発商品であり、品質やカラー、サイズのバリエーション、機能の充実に力を入れています。

そんなニトリのインターンシップは、学生のニーズに応じてキャリアデザインを学ぶコースや就職体験ができるコースなどを用意。「プログラムが面白い」と多くの学生から支持を得ており、毎年、高い人気を誇っています。

企業名ニトリ
代表者名白井俊之
所在地東京都北区神谷三丁目6番20号
従業員数約3,600人

2位:資生堂

第2位にランクインしたのは「資生堂」です。

資生堂は1872年に創業され、現在は東京都中央区に本社を構える企業。スキンケア、メイクアップ、フレグランスなどの化粧品事業のほか、「資生堂パーラー」などのレストラン事業や、美容室、教育、保育など多岐にわたる事業を展開しています。

そんな資生堂のインターンシップでは、各職種の紹介や実務体験、グループワークを通じて業務理解を深められることで有名。職場の雰囲気や仕事の魅力をより深く理解できる先輩社員との座談会も提供されているため、就活生達に非常に人気です。

企業名資生堂
代表者名藤原憲太郎
所在地東京都港区東新橋1-6-2 
従業員数約15,300人

3位:NTTデータ

第3位は「NTTデータ」です。

NTTデータは国内トップレベルの企業。「NTT」というブランドや新卒採用に力を入れている点から、就活生にとって非常に魅力的な企業で、当然、本採用時の倍率は非常に高くなります。そのため、早期選考の優遇を受けられるインターンシップ参加は非常に重要だと言えるでしょう。

そんなNTTデータでは、夏にプロジェクト型とワークショップ型のインターンシップを開催しています。プロジェクト型では実際の業務に近い体験を得られるため、会社への理解が深まりやすいでしょう。そこで社員から高い評価を得られれば、早期選考へも繋がりやすくなります。

対して、ワークショップ型は3日間ほどのインターンシップのため、気軽に業務を体験したい人に向いています。ワークショップ型はオンラインでも開催されるため、遠方の就活生も参加できる点が魅力です。

企業名NTTデータ
代表者名佐々木裕
所在地東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル
従業員数約194.000人

4位:伊藤忠商事

第4位にランクインしたのは「伊藤忠商事」です。

日本の五大商社である伊藤忠は、商社志望の就活生やグローバルに働きたいと考えている就活生に人気の企業。当然ながら本選考は非常に倍率が高くなっています。

しかし、5日間のインターンシップへ参加した人は、本選考時にWEBテストと最終面談のみという特別ルートに進めます。しかもWEBテストには選考要素がないため、実質はインターン参加者の全員が最終面接に進める仕組み。

もちろん、インターン選考自体の倍率も非常に高くなることが予想されますが、インターン優遇を受けられれば、本選考を有利に進められることは間違いありません。

企業名伊藤忠商事
代表者名岡藤 正広
所在地東京都港区北青山2丁目5番1号
従業員数約4,100人

5位:ソニーミュージック

第5位は「ソニーミュージック」です。

ソニーミュージックは自由な社風やストレスフリーな環境が魅力の総合エンタメ会社として、ここ数年注目を集めている企業です。

そんなソニーミュージックのインターンシップでは、現役の若手スタッフとの交流の機会が用意されており、質疑応答の時間もしっかり設けられています。

グループ演習では、「近未来にバズる企画を立案せよ」といった実際の事業に沿った内容で企画を考え、役員の前でプレゼンを行い、フィードバックをもらえる機会も。さらに、インターンシップ中は、レコーディングスタジオやライブハウスの裏側など、普段は立ち入り禁止となっている施設を見学できます。

そのため、募集人数の100倍以上の学生が毎年応募しており、倍率は非常に高くなっています。

企業名ソニーミュージック
代表者名村松俊亮
所在地東京都千代田区六番町4番地5
従業員数約4,700人

6位:楽天

第6位にランクインしたのは「楽天」です。

1997年に創業された楽天は、常に新しい挑戦と共に成長しています。2020年に「携帯市場の民主化」を目指して発表された「楽天モバイル」は通信業界に新たな風を吹き込みました。

そんな楽天のインターンシップは、実際の業務に近いグループワークを通じて、仕事の面白さや難しさをリアルに体験できます。インターンシップの中には、楽天の「戦略企画」をテーマに、経営企画部門の社員のフィードバックを受けながら経営戦略立案の業務を体験できるプログラムもあります。

ただし、世界で活躍するグローバル企業の業務を体験したい応募者は多く、さらに就活生一人ひとりのレベルも高いことから、選考を突破するための対策は欠かせません。

企業名楽天
代表者名三木谷浩史
所在地東京都世田谷区玉川1-14-1
従業員数約10,000人

7位:ロッテ

第7位には「ロッテ」がランクイン。

ロッテは、誰もが知る超有名なお菓子メーカーであり、就活生からも絶大な人気を誇ります。

インターン参加による本採用時の優遇こそ少ないのですが、インターンでは会社説明やロッテの工場・研究所見学などの見学が可能。また、1日間や2日間といった短期のインターンでありながら、プレゼンの後に社員からフィードバックを貰えるといった貴重な経験ができます。

そのため、インターンはかなりの高倍率。さらに、選考では面接とグループディスカッションの両方を突破する必要があります。

企業名ロッテ
代表者名中島英樹
所在地東京都新宿区西新宿3丁目20番1号
従業員数約2,400人

8位:味の素

第8位にランクインしたのは「味の素」。

味の素は、明治、ヤクルト、山崎製パンなどと並ぶ、食品メーカー最大手企業です。企業名と同じうま味調味料「味の素」が看板商品であり、「うま味であれば味の素」という新しい調味料の概念を生み出しました。

企業としても、2014年からテレワークを導入し、従業員が希望勤務地を申請できる「エリア申告制度」を設けるなど、働きやすい環境を整えています。

そんな味の素のインターンシップでは、参加することで本選考の面接スタートが確約されるため、食品メーカー志望の学生にとって非常に魅力的。さらに、インターンシップ期間中には、社員との座談会が設けられているため、企業研究を深める絶好の機会となります。

ただし、食品メーカーを本気で志望している就活生の多くが応募するため、倍率は非常に高くなることを覚悟しなければなりません。

企業名味の素
代表者名藤江太郎
所在地東京都中央区京橋1-15-1
従業員数約3,400人

9位:パナソニック

第9位にランクインしたのは「パナソニック」。

パナソニックは大阪に本社を置く総合エレクトロニクス企業で、家電を始め、産業機器や通信機器にも進出しています。

そんなパナソニックのインターンシップは非常に手厚いことで有名。なんと400以上のテーマから選べる職場受け入れ型インターンが、全国都道府県で実施されるのです。

基本的に1〜2週間の開催で、議題のテーマは「食品店舗向けビジネスアナリティクスの開発体験」「国内家電事業におけるデジタルマーケティング技術の基本習得」など。そこで優秀だと判断された学生にはリクルーターが付いたり、早期選考に案内されるといった優遇があるため、インターンには学生が殺到します。

選考を突破するためには、自己分析を徹底し、パナソニックに応募する理由を明確にしておくことが重要となるでしょう。

企業名パナソニック
代表者名楠見雄規
所在地大阪府守口市八雲中町3丁目1
従業員数約90,000人

10位:富士通

第10位は「富士通」です。

富士通は言わずと知れた大手エレクトロニクスメーカー。パソコンなどのハードウェア以外にも、製造、製薬、金融、エネルギー、通信といった多岐に渡る分野において事業を展開している企業です。

そんな富士通はインターン優遇が手厚く、参加者は早期選考に招待されるうえ、一部選考が免除されます。そのため、志望度が高い人はインターン優遇を積極的に狙いに行きましょう。

インターンは夏と冬の両方開催されますが、どちらも実際の業務に近い体験ができるため、学生にとっては企業理解を深める絶好の機会となっています。

企業名富士通
代表者名時田隆仁
所在地神奈川県川崎市中原区上小田中4-1-1
従業員数約35,000人

【番外編】インターンシップ受け入れが多いランキングトップ5

インターンシップの受け入れ数が多い企業は、学生にとってさまざまな業界の実務経験を積める絶好の場です。

ここでは、特にインターン受け入れ枠が多い企業をランキング形式でトップ5を紹介します。

多くの学生を受け入れる企業の特徴や実習内容、参加メリットについても解説しているので、インターンを通して多くの学びを得たいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. ジェーシービー (JCB)
  2. ニトリグループ
  3. 明治安田生命保険
  4. キーエンス
  5. ベネフィット・ワン

①ジェーシービー (JCB)

ジェーシービーは、日本を代表するクレジットカード会社であり、インターンシッププログラムを通じて多くの学生に実務経験を提供しています。

プログラムは、マーケティング、IT、営業など多岐にわたり、学生が幅広いスキルを身につけられることが魅力。

「1dayインターンシップ」や「3daysインターンシップ」といった短期のインターンシップが一年を通して何度も開催されるため、募集人数が多くなっています。

企業名ジェーシービー (JCB)
代表者名二重孝好
所在地東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア
従業員数約4,300人

②ニトリグループ

家具・インテリア業界のリーダーであるニトリグループは、インターンシップを通じて学生に実践的な経験を提供しています。

特に、商品開発や店舗運営に関するプログラムが充実しており、学生は現場での経験をめることが魅力。

総合職とIT職向けの1dayインターンシップのほか、オンライン開催の5dayインターンシップがあり、オンライン開催の方は2023年度の参加者が15,000人を突破しました。

この他、早期から就職活動を始めている大学1、2年生向けのインターンも開催。

ニトリという企業が、採用活動に非常に力を入れていることが分かる内容となっています。

企業名ニトリ
代表者名白井俊之
所在地東京都北区神谷三丁目6番20号
従業員数約3,600人

③明治安田生命保険

明治安田生命保険は、保険業界の大手企業として、学生に対して多様なインターンシッププログラムを提供しています。

プログラムは、「総合コース」「アクチュアリーコース」「システム・データサイエンティストコース」「コンサルティング営業コース」など多岐にわたり、学生は保険業界の実務を学ぶことが可能。

特に、コンサルティング営業コースは、実際の営業業務を体験できるため人気です。

これらのインターンシップはすべて1〜3dayの短期で開催され、夏と冬の両方に実施。

さらに、遠方で参加できない学生のためにオンライン開催も用意されているため、比較的募集人数が多くなっています。

企業名明治安田生命保険
代表者名永島英器
所在地東京都千代田区丸の内2-1-1
従業員数約47,000人

④キーエンス

キーエンスは、最先端の自動化や計測機器を開発する精密機器メーカーであり、革新的な技術力と効率的なビジネス手法で世界的に評価されています。

そんなキーエンスは、理系学生向けの「エンジニア職」に加え、「ビジネス職」「事務職」それぞれに特化したプログラムを用意。

特にエンジニア職のインターンシップは理系学生を対象とした1日プログラムで、キーエンスの仕事に対する理解を深めながら、自分の適性についても自己分析を行える内容となっています。

また、具体的な業務の流れやプロジェクトの進行方法、最新技術の導入などに触れることで、エンジニアとしての視野を広げられるため、技術職に興味がある学生からは非常に人気です。

自分に合った理系職種や働き方を見つけるための一歩として、キーエンスのインターンは学生にとって貴重な経験となるでしょう。

企業名キーエンス
代表者名中田有
所在地大阪市東淀川区東中島1-3-14
従業員数約12,000人

⑤ベネフィット・ワン

ベネフィット・ワンは、福利厚生サービスを提供する企業であり、インターンシップを通じて学生に実務経験を提供しています。

特に、営業やマーケティングに関するプログラムが充実しており、ビジネスの基礎を学べることから学生に人気。

先輩社員からの客観性を交えたフィードバックを受けて自己分析・自己理解を行える1dayインターンシップのほか、リアルな営業を体験できる5dayインターンシップがあります。さらに、1ヶ月の長期におよぶインターンシップでは、最終週にチームごとにプレゼンを実施。

最優秀を獲得したチームには、社長に直接プレゼンする機会が与えられます。

企業名ベネフィット・ワン
代表者名白石徳生
所在地東京都新宿区西新宿3丁目7番1号 新宿パークタワー37階
従業員数約1,100人

インターンシップの探し方

ここでは、効果的なインターンシップの探し方を詳しく説明します。

これらの探し方を組み合わせて情報収集を行い、自分に合ったインターンシップを見つけていきましょう。

  1. 大学のキャリアセンターを利用する
  2. オンライン求人サイトで探す
  3. 企業のウェブサイトにアクセスする
  4. SNSを利用する

①大学のキャリアセンターを利用する

大学のキャリアセンターでは、就職活動に必要なサポートを提供しています。

主に、大学独自の求人情報や、企業が学生向けに開催する説明会やイベントの案内が揃っていることが多いため、キャリアセンターを利用しない手はありません。

特に、企業とのコネクションが強い大学では、他の方法では見つからない求人を紹介してくれるケースもあります。

そのため、インターンシップを探す際は、まずはキャリアセンターのスタッフに相談することがおすすめです。

スタッフからは、選考に必要な履歴書の添削や面接練習といった長期的なサポートを受けられます。

②オンライン求人サイトで探す

現在、多くの求人サイトでインターンシップの募集が掲載されています。

特に、「リクナビ」や「マイナビ」などの総合就職サイト、「Wantedly」や「CheerCareer」などのベンチャー・スタートアップ企業に特化したサイトが人気です。

これらのサイトでは、職種や勤務地、期間などの条件を設定して求人を絞り込めるため、非常に便利。また、実際にインターンシップに参加した学生の体験談や評価もサイトに掲載されているため、応募前に企業の雰囲気を知る手がかりとなってくれます。

③企業のウェブサイトにアクセスする

気になる企業があれば、その企業の公式ウェブサイトを直接チェックしましょう。

多くの企業が「採用情報」や「キャリア」ページにインターンシップの情報を掲載しており、その中には、一般的な求人サイトに掲載されていない情報が載っていることもあります。

公式ウェブサイトであれば、経営方針や社風、取り組んでいるプロジェクトなど、より詳細な情報も一緒に確認できるため、応募書類を準備する際にも役立つでしょう。

④SNSを利用する

最近では、SNSを通じてインターンシップ情報を発信している企業も増えています。

特にX(旧Twitter)、Facebook、LinkedInでは、企業が新しいインターンシップ募集を告知することが多いため、リアルタイムで最新の情報を入手することが可能。

そのため、気になる企業の公式アカウントをフォローし、定期的に確認することが大切です。

また、SNSでは企業の社員やOB/OGと直接コンタクトを取れる場合もあります。

OB/OG訪問やインフォーマルな交流を通じて、企業についての理解を深めるとともに、インターンシップに関するアドバイスをもらえるかもしれません。

倍率が高いインターンシップの特徴

インターンシップには多くの学生が応募しますが、特に倍率が高いインターンシップにはいくつか共通の特徴があります。

以下に、その代表的な特徴を紹介するので、倍率を考える際の参考にしてください。

  1. 大手企業や有名企業が開催している
  2. 募集人数が少ない
  3. 特定のスキルや知識が求められる
  4. 内定で有利になる

①大手企業や有名企業が開催している

大手企業や有名企業が開催するインターンシップは、現場のプロジェクトに直接かかわり、リアルなビジネス体験を得られることがほとんどです。

そのため、就職後のイメージを具体的に描けるだけでなく、第一線の企業の専門的な知識や最新技術を学べるといったメリットがあります。

また、これら大手企業でのインターンシップ経験は、選考時に注目されやすく、大きなアピールポイントになることは間違いありません。

そのため、大手企業の知名度と合わせてインターンシップの倍率は非常に高くなります。

②募集人数が少ない

インターンシップの募集人数が少ない場合は、当然ながら倍率が上がります。

たとえば、リーダーシッププログラムや研究開発部門のように、少人数制で実施されるインターンシップは、より密なサポートや充実した内容を提供する分、選考が厳しくなるでしょう。

企業側も厳選した人材を求めるため、面接やグループディスカッションなどでスキルや適性が徹底的に見られます。

③特定のスキルや知識が求められる

倍率が高いインターンシップには、特定のスキルや知識が求められることも多くなります。

たとえば、IT企業のプログラミングスキルを求めるインターンシップや、外資系コンサルティングファームの論理的思考力を問われるインターンシップなどが該当します。

このようなスキルベースのインターンシップは、学生の実力を測るためのテストや課題が課されていることがほとんど。

厳しい選考を突破出来る知識や技術をしっかり身につけている人材に限られるため、結果的に倍率が高くなります。

④内定で有利になる

インターンシップに参加することで、選考で優遇される、または早期内定が出る可能性があるインターンシップも、倍率が高くなる傾向があります。

特に、内定直結型のインターンシップは、就活生にとって非常に魅力的。

インターンシップを通して企業や社員と直接接する機会が増えるため、顔を覚えられれば内定をもらえる確率も高まります。

インターン倍率が高い企業の選考を突破するための対策

インターン倍率が高い企業の選考を突破するためには、事前の対策が必要です。

以下に、3つの対策を具体的に記載します。

  1. 自己分析をする
  2. 業界や企業分析をする
  3. 選考対策を徹底する

①自己分析をする

自己分析においては、自分の強み・弱み、価値観、キャリア目標を明確にすることが重要です。

これにより、企業に対して自分がどのように貢献できるかを具体的に伝えられます。

以下が、自己分析を進めるための具体的な方法です。

過去の経験を振り返る学校生活やアルバイト、クラブ活動などを通じて、達成したことや失敗から学んだことを振り返り、自分の価値観や行動パターンを確認します。
自己診断ツールを活用する心理テストや性格診断ツール(16PersonalitiesやSPIの性格テストなど)を利用し、客観的な視点から自分の性格や適性を把握します。
第三者のフィードバックを受ける友人や家族、大学のキャリアセンターのカウンセラーなどからの意見を聞き、自分では気づかない強みや改善点を認識します。

自己分析が進むことで、自己PRや志望動機に説得力が増し、選考時に企業に対して自身の強みをアピールしやすくなるでしょう。

②業界や企業分析をする

インターン倍率が高い企業では、他の候補者との差別化が必要です。

そのためには、業界全体のトレンドや、志望企業の事業内容、企業文化、競合他社との違いを深く理解することが重要になります。

業界研究業界全体の動向や今後の課題について理解します。
業界における代表的な企業の動きや、ニュース記事、業界レポートなどを活用して知識を深めると、より具体的に自分の志望理由を述べられるようになるでしょう。
企業分析企業の公式ホームページ、ニュース、IR情報(投資家向け情報)などを調べ、企業の事業内容や中長期的なビジョンを把握します。
また、企業の強みや弱み、競合との違いも調べ、自分がその企業でどのように貢献できるかを具体的に考えましょう。
社風や価値観の理解企業の求める人材像や価値観を知るために、OB・OG訪問やSNSなどを活用します。
選考での質問に対し、企業の文化にマッチする回答を用意すると、企業に対する適応力をアピールできるようになります。

③選考対策を徹底する

選考で求められるスキルやアピールポイントを明確にし、選考の各段階に向けた対策を行います。

エントリーシート(ES)の準備エントリーシートや履歴書では、過去の経験や自己PRを具体的に記述し、採用担当者に「この人をもっと知りたい」と思わせる内容を作成することがポイントです。
また、企業ごとに求められる内容が異なるため、志望企業に応じたアプローチが必要となります。
面接対策面接では、自己PRや志望動機を伝えるだけでなく、企業のビジョンや自分の目指すキャリアについても明確に述べる必要があります。
過去の経験をもとに、成果や学びを具体的に説明することで説得力が増すでしょう。
また、想定される質問に対する回答を準備し、企業の文化に合った言葉遣いや振る舞いを心がけると採用担当者に良い印象を残せます。
グループディスカッション(GD)の対策GDで求められるのは、リーダーシップ、協調性、論理的思考力です。
議論の進行役や発言のバランスを取りながら、グループ全体の成果に貢献する姿勢を見せると良い評価を得られやすくなります。

インターンシップに関するよくある質問(FAQ)

こちらではインターンシップに関してよく寄せられる質問に回答します。

  1. インターンシップはどのくらい応募したらよいですか?
  2. インターンシップに参加すると本選考で有利になりますか?
  3. 自分が参加するべきインターンシップはどうやって決めたら良いですか?
  4. インターンシップでは成果物を提出する必要がありますか?
  5. オンラインインターンシップの場合、気をつけることはありますか?

①インターンシップはどのくらい応募したらよいですか?

インターンシップへの応募数は個人のスケジュールや志望業界により異なりますが、目安としては3〜5社を推奨します。

まずは、興味のある企業や志望業界をリストアップし、可能であれば志望順位ごとに企業を分けて応募しましょう。

複数のインターンシップに参加することで業界や企業の違いを学び、自分に適した企業を見極めやすくなります。

ただし、応募を広げすぎると準備不足で質が落ちる可能性があるため、自分が全力を注げる範囲で選定することが大切です。

②インターンシップに参加すると本選考で有利になりますか?

インターンシップの経験は本選考で有利に働くことが多くなっています。

企業によっては、インターン参加者を積極的に採用する傾向があり、早期選考や特別ルートが用意されることもあります。

また、インターンシップで実際の業務や企業文化を経験することで、企業に対する理解が深まり、本選考での志望理由や自己PRにも説得力が増すでしょう。

ただし、インターンシップの参加だけで合否が決まるわけではなく、成果や自分の成長をどのようにアピールできるかも重要です。

③自分が参加するべきインターンシップはどうやって決めたら良いですか?

インターンシップ選びは、自分のキャリア目標や興味に合った企業や業界を中心に選ぶことが基本です。

まずは自分の興味や価値観を明確にし、将来の職業選択やスキルアップにつながるインターンシップかどうかを見極めましょう。

また、企業の採用サイトや口コミサイトでインターンシップ内容を調べ、具体的な業務内容や学べることが自分に合っているか確認すると安心です。

さらに、インターンの期間や形式(対面・オンライン)も考慮し、無理なく取り組めるものを選びましょう。

④インターンシップでは成果物を提出する必要がありますか?

企業によって異なりますが、多くのインターンシップでは成果物の提出が求められます。

こうした成果物の提出がある場合、現場の社員からのフィードバックを受けられることが多いため、自己分析・自己成長の機会となります。また、企画書やレポート、プレゼンテーション形式の成果物は、企業に対する理解や実際の業務への取り組み方をアピールする機会です。

つまり、成果物の評価が良ければ、本採用時に有利に働くケースがあります。

そのため、インターンに参加する場合は、事前にどのような成果物が求められるか確認し、準備をすることが大切です。

⑤オンラインインターンシップの場合、気をつけることはありますか?

オンラインインターンシップでは、通信環境やマナーに特に注意が必要です。

まず、通信トラブルを避けるために、安定したインターネット回線と静かな作業環境を整えましょう。

また、オンラインでは対面と異なり、画面越しの印象が重要になるため、表情や相槌などを意識して積極的にコミュニケーションを取ることが求められます。

さらに、スケジュールをしっかり守ることや、業務の進捗を報告するなど、信頼されるような態度を心がけることが大切です。

インターンシップ倍率ランキングを理解して選考を突破しよう

インターンシップは倍率が高いものもあり、厳しい選考を突破するのは大変です。

しかし、それだけ貴重な経験と学びを得られる場でもあります。選考を突破する確率を上げるためにも、しっかりと事前に準備し、自分の強みを信じて挑戦してください。

たとえ結果が思い通りでなくても、その過程で得られる成長や気づきは、必ず次のステップに活かせるはずです。自分らしさを大切に、焦らず一歩ずつ進んでいきましょう。

皆さんの就活が素晴らしいものになることを心より応援しています!

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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