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【就活生必見】自己PRでの順応性の伝え方を解説|例文も紹介

どんな環境でもすぐに適応ができる順応性、その能力を自己PRで活用したいと考える就活生はきっと多いでしょう。

より魅力的な自己PRを作成し、採用担当者へ効果的にアピールにするためには、事前にポイントをよく理解しておくことが大切です。

ここでは自己PRでの順応性の伝え方を解説、また例文まで紹介していきます。

自己PRで順応性のアピールは効果的!理由を解説

順応性が高いというのは、自己PRにおいて非常に効果的なアピールポイントとなります。

順応性とは、どんな環境でもすぐに対応できる能力のことです。例えば部署移動や転職をした際に、すぐに新しい環境に慣れて通常通り業務に取り掛かれる人は、順応性が高いと言えます。

定期的に部署や店舗を移動されることもある企業では、とても重宝される能力です。

適応性と混同されがちですが、物事に対して意識的に行動を起こす適応性に対して、元々持つ素質としてほぼ無意識に環境に慣れているのが順応性です。

順応性が高い人の2つの特徴

自己PR作成に取り掛かる前に、改めて順応性という能力について理解し直すことが大切です。順応性がある人は、どんなメリットや特徴を持っているのでしょうか。

ここでは順応性が高い人の、2つの特徴を解説していきます。

  1. 新しい環境にすぐ溶け込むことができる
  2. 関係者と良い関係を築くことができる

①新しい環境にすぐに溶け込むことができる

順応性が高い人は、新しい環境でもすぐに溶け込むことができます

環境が変わった時に、すぐに適応して本来の能力通りに行動するのは簡単なことではありません。場所やメンバー、やり方などの環境が変われば、慣れるまでに時間がかかり焦りや不安に駆られるのは当然のことですよね。

新しい環境に慣れようと努力するのは、それだけで心身ともに大きな負担がかかります。

環境に溶け込むのに時間を必要としないのは、自分の身体に負担がかからないだけでなく、周りも気を遣わずに済むため、自分を含め多方面にプラスとなります。

②関係者と良い関係を築くことができる

順応性が高い人は、周りと良い関係を築くことができます

順応性が高い人は、他人とどう付き合えば良いのか直感で理解できる傾向があります。それぞれ他人との最適な関わり方を理解して、良好なコミュニケーションを取ることができるのです。

企業という大勢が集まる組織に勤務する以上、他人との交際は大切です。

円滑に業務を進めるために同僚や上司との関係性を築くだけでなく、取引先や営業相手と上手くコミュニケーションを取るためにも、順応性は求められます。

自己PRで順応性をアピールするポイント3つ

どれだけ就活生として魅力的な強みを持っていても、上手くアピールしなければ効果的な自己PRにはなりません。逆に言えば、どんな強みも伝え方次第では大きなアピールポイントになります。

ここでは自己PRで順応性をアピールする際の、ポイント3つを解説していきます。

  1. 企業が求める順応性を理解しておく
  2. エピソード全体での困難・工夫を伝える
  3. エピソードを通しての成長を伝える

①企業が求める順応性を理解しておく

企業が求める順応性を、よく理解しておきましょう

一概に順応性と言っても、様々なタイプが居ますよね。対人で順応性が高いタイプや、タスクに対して順応性が高い人、また順応性が高い代わりに自分の意見が言い出せないタイプなども居ます。

企業が求める順応性とは、どういったタイプでしょうか。社会人共通で必要とされる順応性もあれば、企業によってそれぞれ違う順応性が好まれることもあります。

企業研究を通して、どういった順応性をアピールするべきなのか考えてみましょう。

②エピソード全体での困難・工夫を伝える

エピソード全体での困難・工夫を伝えましょう

自己PRではより効果的に順応性をアピールするために、順応性に関する具体的なエピソードを伝えます。

その時ただ経験を話すだけでなく、どんな困難があったのか、そしてそれを乗り越えるためにどんな工夫をしたのか話しましょう。

順応性が活きたからこそ乗り越えたと思える経験を話すことで、自己PRにおいてエピソードが大きな役割を果たします。もし順応性が活かせなかったら難しかったであろう経験があれば、より良いかもしれません。

③エピソードを通しての成長を伝える

エピソードを通して、成長したことについて伝えましょう

経験を通して何かに気付いたり、成長することはとても大切なことです。もしそれが失敗や困難と言える経験でも、それをどう乗り越えて何を得たのかが重要となってきます。

また経験を通して、自分に順応性があることに気付けたということもあるでしょう。

そうすることで採用担当者は「この学生は順応性を活かすことができる」「困難があっても順応性を活かして解決し学ぶことができる」と評価できます。

自己PRで順応性をアピールする方法3ステップ

先述したように自己PRの構成や文章はとても大事ですが、実際どう作れば良いのか分からない方も多いと思います。事前に簡単な構成だけ理解していれば、後はスムーズに自己PR作成ができるはずです。

そこで自己PRで順応性をアピールする際の、方法3ステップを解説していきます。

  1. 自分の言葉で順応性を簡潔に伝える
  2. エピソードを通して順応性がどのように活かされたか伝える
  3. 入社後に順応性を活かしてどのように活躍できるか伝える

①自分の言葉で順応性を簡潔に伝える

まずは自分の言葉で、順応性を簡潔に伝えます

自分の強みは順応性であることを最初に伝えるのが1番の目的です。そのため過去の経験や今後の展望を話すよりも先に、「自分は順応性がある」という結論を話すことからアピールを始めます。

この時のポイントは、順応性を自分の言葉で表現することです。

自己PRで順応性をアピールしようと考えている就活生は、他にも居るかもしれません。その場合、順応性をアピールする他の就活生に埋もれてしまわないよう、区別化を図ることが重要となってきます。

②エピソードを通して順応性がどのように活かされたか伝える

過去のエピソードを通して、順応性がどう活かされてきたのかを説明します。

ただ「自分は順応性がある」と宣言するのは、簡単です。大事なのは、本当に順応性があること、そしてそれを日常で自ら活かすことができると採用担当者を納得させることです。

これまでの授業や所属ゼミ、研究室での学習経過の中での出来事、部活やサークルでの出来事、またはアルバイトやボランティアでの出来事でも構いません。

自分の学生生活で順応性を活かすことができた経験があれば、具体的な例として活用しましょう。

③入社後に順応性を活かしてどのように活躍できるかを伝える

入社後に順応性を活かしてどう活躍できるのか伝えて、自己PRを締めましょう

就活生のアピールポイントは、入社後に活かせると確信させて初めて採用担当者にとって魅力を感じるものになります。どんなに素敵な強みや武器があっても、入社後に活かせなければ意味がありません。

そのため自分の順応性という強みは入社後にどう活かすことができるのか、具体的に伝える必要があるのです。他の社員ではなく、順応性がある自分だからこそ貢献できると伝えると効果的になります。

採用担当者が「この学生が欲しい」と思うような、魅力ある1文を考えてみましょう。

【エピソード別】自己PRで順応性をアピールした例文3選

実際に順応性の自己PRを読んでみることで、より自己PR作成が捗ります。言葉の言い回しやどんなエピソードを取り上げているのか、また入社後の展望との繋げ方など、参考にしてみましょう。

ここでは自己PRで順応性をアピールした、例文3選を紹介していきます。

  1. アルバイト
  2. 部活動
  3. 留学

例文①: アルバイト

私はその場を観察して、どう動いたら良いのか瞬時に判断できる順応性があります。

私がアルバイトとして勤務しているカフェは、定期的に自分が勤めている店舗以外の各店舗でのヘルプ勤務が指示されることがあります。

系列店ではありますが、各店舗によって経営体制やコンセプト、また商品の値段やサービスマニュアル、また忙しさまで違いがあります。

私はヘルプ勤務の度に、出勤準備に取り掛かりながら店舗内をよく観察するようにしています。店舗は今どんな状態なのか、どんな動きが求められるか理解するためです。

これを意識して各店舗でヘルプ勤務を続けた頃、地域チーフに「○○さんはどの店舗でも馴染むのが早い」と褒めて頂きました。

私はまず状況をよく見て把握してから、行動に移すことを得意としています。貴社に採用された際には、この順応性を活かして、どの部署に所属されても即戦力となってみせます。

アルバイトでの経験を交えて、順応性をアピールした例文です。

アルバイトという定期的に環境が変わりがちな状況では、順応性を発揮した経験がきっと何度かあるかと思います。労働という意味では正社員と似た状況が多いはずなので、入社後の展望と繋げやすいでしょう。

例文②: 部活動

私は集団に置かれた時に、どう立ち回ればよいのか瞬時に判断できる順応性があります。

私が所属していた吹奏楽部では、各コンクールの度にメンバーが編成されていました。学年や担当楽器が混合された状態で、毎回異なる人数でメンバーが構成されます。

コンクールという1つの目標に向かって、過密な練習スケジュールの中でメンバー全員で良好な関係性を築くことはとても重要です。

私はメンバーが構成される度に、この中でどう立ち回れば良い雰囲気が作れるか考えて行動していました。実際に、コンクールの度に形成されるチームは、いつも皆が言いたいことが言える関係性だったと言えます。

私はいつどの場に置かれても、自分がどう他人と関われば良いのか察することができます。入社後もこの順応性を活かして、営業先の顧客と良い関係を築くことで貴社の販売成績に貢献したいと思います。

部活動での経験を交えて、順応性をアピールした例文です。

集団行動をする機会の多い部活動では、他人との関係性を築くのが得意な順応性をアピールできます

入社後の展望では、職場内でのコミュニケーションについてや、営業や接客業といった対人業務について言及すると良いでしょう。

例文③: 留学

私はどんな環境に置かれても、自ら挑戦して慣れていける順応性が強みです。

私は2学年時、語学留学としてアメリカで10カ月間の学生生活を送っていました。

自分以外の日本人とはなかなか話せない現地の人達に囲まれた環境は、言語はもちろん日常生活の常識やルールも全て日本とは異なり、何をするにも初めての状況ばかりでした。

しかしこれから長期間この地で生活する以上、少しでも早く慣れないといけないと考えた私は積極的に周りに関わっていきました。

分からないことがあれば自ら積極的に聞きに行ってみて、恐れず周りと同じ行動を取ってみることで、1週間程で日常生活を送るのに不自由ないくらいには慣れていました。

この留学体験を通して、自分はどんな環境に置かれても自ら適応していくのが得意であることに気付きました。入社後暫くは慣れない業務や環境ばかりかもしれませんが、この強みを活かしてすぐに即戦力になることを目指します。

留学での経験を交えて、順応性をアピールした例文です。

それまでとは全く違った環境に置かれる海外留学は、順応性をアピールするエピソードにするには最も適しています。異なる環境を恐れないこと、すぐに慣れることを自ら堂々とアピールしましょう

自己PRで順応性をアピールする際は再現性が重要

業務に貢献できる人材を求めて採用活動を行っている企業にとって、順応性がある学生はとても魅力ある人材です。上手くアピールできれば、とても強い自己PRとなるでしょう。

自己PRで順応性をアピールする際は、再現性が重要であることを踏まえて文章を作成しましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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