せっかくエントリーシートを通過したなら、次の面接も上手く乗り切りたいですよね。しかし、「面接は緊張するし自信が無い…」「何に気を付けて準備すれば良いのだろう…」と悩む人は多いでしょう。
そこで、本記事では面接で気をつけることを解説します。本記事では、面接まで時間がない人の対策法も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
キャリアアドバイザー 鈴木
新卒で大手金融機関に入社したが、成長のスピードの遅さと、年功序列に懸念を抱き転職を決意。 転職する際、スピードの速さと裁量が持てるという2軸で転職活動をし、シーマインドキャリアに入社。 入社後、キャリアアドバイザーとして年間1000人以上の学生の就活相談をし、実績No.1を獲得。
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「面接で気をつけること」の事前確認が選考突破のカギ
面接前は、「時間が無くて面接準備にまだ取り掛かれていない….」「自分だけ準備不足なのでは…?」と焦る就活生も少なくありません。
また、就活を始めたばかりの方の中には「ESは通ったものの面接準備って何からすればいいの?」「面接でどんなことを聞かれるのかよく分からない…」と悩む人が多いのではないでしょうか。
面接に臨む際は「面接で気をつけること」の事前確認が選考突破のカギを握っています。
事前に気を付けることを確認しておけば、本番で落ち着いて話せるため、自分らしさを発揮できますよ。まずは、基本的なビジネスマナーや身だしなみから確認していきましょう。
【まずは確認】面接の5つの流れと気をつけるべきポイント

そもそも、「面接ってどういう流れなの?」と気になる方もいるでしょう。
そこで、ここでは面接の5つの流れと気をつけるべきポイントを紹介します。面接の流れを把握し、落ち着いて面接に臨みましょう。
①訪問・受付
面接は、会社に着いた段階から始まっています。そのためまずは、会場や到着時間を事前に調べて、余裕を持って到着しましょう。
受付では、明るい表情と丁寧な言葉遣いを心がけてくださいね。「よろしくお願いします」という一言で、好印象を与えられますよ。
また、清潔感のある服装で、髪型も整えるなど身だしなみにも気を配りましょう。
②待機
面接前の待機時間は、まだ本番ではないため、つい気が抜けてしまいがちですよね。しかし、待機時間の過ごし方も、評価されている可能性があります。
待機中は、大きな声でおしゃべりするのは避け、落ち着いた態度で待つのがポイントですよ。
そしてスマホの電源は切るか、マナーモードにしてください。突然の着信音で周りに迷惑をかけないよう注意しましょう。
また、本番直前の待機時間に、自己紹介や志望動機を確認するのも効果的ですよ。
③入室
面接室に入る瞬間は、面接官とのファーストコンタクトになります。
そのため、入室時は、第一印象を良くするためにも、明るい表情を心がけましょう。ドアをノックする際は、相手の声が聞こえてから入室するのがマナーです。
面接官との挨拶では、はっきりとした声で自己紹介をしてください。名前と学校名を伝え、「よろしくお願いします」と付け加えるのがポイントです。
椅子に座る際は、背筋を伸ばし、両手は膝の上に置くのが基本姿勢です。
④面接
面接中は、とにかく面接官に好印象を与えることを意識しましょう。ただし、無理に取り繕うのではなく、自然な態度で臨むことが大切です。
また質問に答える際は、単に質問に回答するだけでなく、面接官の反応を見ながら、会話のキャッチボールをすることを心がけましょう。
そして敬語は正しく使用してください。過度に堅苦しくならないよう、「です・ます調」を基本としつつ、丁寧な言葉遣いをすることが重要ですよ。
就活の面接対策はプロにお任せを
就活生の方、特に就活を始めたばかりの方は、「面接に全く慣れていない…」「何から始めればいいのか…」「面接官は何を見ているの?」など分からないことだらけで不安ですよね。
一応面接対策はしてるけど、「面接で本当に役立つのかな…」と自信が無くなってしまう人もいるでしょう。
そこで、カリクルでは就活のプロたちのノウハウをぎゅっと凝縮した面接の裏側マニュアルを作成しました!このマニュアルを読めば、面接官視点での質問意図や回答のポイントを掴めます。
さらに、頻出質問やNGワードまで網羅しているので、自分1人で対策をするよりも効果的な対策ができますよ!
⑤退室
面接の終盤となる退室時は、つい気が抜けてしまいがちなため、注意が必要です。
まずは、椅子を丁寧に元の位置に戻し、「ありがとうございました」と笑顔でお礼を言いましょう。
最後にもう1度お辞儀をして退室します。ドアの開け閉めも静かに行ってくださいね。
そして、状況に応じてお礼メールを送るのもおすすめです。本記事では、お礼メールの送り方についても紹介しているので、気になる方は先にこちらをご覧ください。
Web面接(オンライン面接)の流れと気をつけるべきポイント3つ
近年、対面面接ではなく、Web面接を実施する企業も増えていますよね。Web面接は、対面面接の場合と比べて、気をつけるポイントが少し異なります。
そこで、ここではWeb面接(オンライン面接)の流れと気をつけるべきポイントを紹介します。Web面接の流れを把握し、落ち着いて面接に臨みましょう。
①Web面接前
Web面接前は、使用するツールと接続手順を確認しましょう。ZoomやTeamsなど、指定されたアプリをインストールして、操作に慣れておくといいですよ。
また、カメラやマイクのテストも前日までにしておくことで、万が一パソコンが壊れていた時も対処できるでしょう。
そして、プロフィール画像やアカウント名も必ずチェックしてください。自分の名前が正しく設定されているか確認してくださいね。
企業からの指定がない場合、面接開始5分前には、URLにアクセスしておきましょう。
➁Web面接中
Web面接中は、面接官としっかり目線を合わせているような印象を与えるために、カメラを見ながら話すことを意識してみてください。
また、声の調子にも気をつけましょう。対面とは異なり、オンライン上だと声が聞き取りにくくなる可能性が高いので、普段よりも大きめの声で、ハキハキと話すのが効果的ですよ。
またオンライン上であっても、姿勢を正すことを忘れないようにしましょう。背筋を伸ばして座ることで、自信に満ちた印象を与えられますよ。
③Web面接後
Web面接では、立ってお辞儀をするケースは無いと思いがちですが、企業によっては面接の最後に立ち上がってお辞儀をする場合があります。
そのため、下半身の身だしなみもしっかりと整えておくことをおすすめします。スーツのパンツやスカートはきちんとアイロンをかけ、靴下やストッキングも忘れずに履くようにしてください。
また、お辞儀をする際は、カメラから外れないよう注意してくださいね。丁寧にお礼を言って、笑顔で締めくくりましょう。
そして、面接官が退出するまでは画面から離れたり、画面を切ったりしないように注意してくださいね。
【時間がない人向け】面接前日に気をつけるべきポイント4つ
面接準備に時間をかけられないまま日にちが近づいてしまった…
時間が無くても「これだけは気を付けておきたい」ということをしっかりと押さえれば、まだまだ挽回可能です。諦めないことが大切ですよ!
ここでは、面接前日でも実践できる準備のポイントを紹介します。たとえ時間が足りなくても、できることから始めていきましょう。
①会場や到着時間を再度確認しておく
面接前日には、会場と到着時間を再確認しましょう。せっかく面接対策を頑張っても、寝坊や遅刻で台無しになってしまっては努力が水の泡ですよね。
そのため、予期せぬトラブルに備えて、目標到着時刻の30分前には会場付近に着けるよう計画してくださいね。
また、面接会場の変更連絡など企業からの最新情報を見逃さないよう、前日にはメールボックスもしっかりチェックしておきましょう。
➁最低限のビジネスマナーを確認
面接前日は、最低限のビジネスマナーを確認しましょう。特に一次面接では、専門知識よりも、社会人としての基本的なマナーが重視されることが多くあります。
そのため、時間がなくても、以下のポイントだけは必ずチェックしましょう。
前日に確認すべきビジネスマナー
- 挨拶の練習
- 明るく元気な声で「よろしくお願いいたします」
- 目線は相手の目を見て
- 言葉遣いの確認
- 「です・ます調」を基本に
- 「ございます」「いたします」などの丁寧語も適切に
- 正しい姿勢
- 背筋を伸ばして座る
- 手は膝の上に自然に置く
- 身だしなみのチェック
- 服装の乱れやシワがないか
- 髪型は清潔感があるか
- 時間管理の意識
- 10分前行動を心がける
これらの基本的なマナーを意識するだけでも、面接官に好印象を与えられるので、短時間でも確認してみてくださいね。
あなたは大丈夫?ビジネスマナーのミスは命取りに
就活を始めたての大学生にとっては、初めてのビジネスシーンは不安と緊張でいっぱいですよね。
- メールの文言
- 電話での喋り方
- 面接での立ち振る舞い
- 身だしなみ
- 言葉遣い…..
ビジネスマナーはどのような場面でも常に求められるので、とても大切です。中でも面接でのマナーは多くの就活生にとっての課題となります。

採用担当者17名を対象に行った「実際に面接で重視して確認しているポイント」に関するアンケートでは、半数以上が身だしなみや言葉遣いなど、初歩的なマナーの観点を重要視していると判明しました。
しかし、ビジネスマナーと言われても「何をどれだけやれば正解なのか分からない」人もいるはず。実際に、就活ではやらなくても問題ないマナーも多く存在しているのです。
そこでカリクルでは、多く存在するビジネスマナーの中から就活で必要になるものだけを収録した「就活マナー攻略BOOK」をプレゼントしています!
スマホにもダウンロード可能なので、面接の直前ギリギリまでマナーの確認ができますよ。社会人への第一歩として、特典を確認してビジネスマナーをマスターしましょう!
③頻出質問を確認しておく
面接まで時間が無い時は、頻出質問にざっと目を通して、どんな方向で答えるか考えておくだけでも役立ちますよ。
以下に、面接でよく聞かれる質問をいくつか紹介します。これらを参考に、自分なりの回答の方向性を考えてみてくださいね。
【頻出質問例】
- 自己PRをしてください
- 志望動機を教えてください
- あなたの長所と短所を教えてください
- 学生時代に力を入れたことは何ですか
- この会社でどんな仕事がしたいですか
頻出質問に関する回答例文はこちら▼
エントリーシート頻出質問への対処法|基本のポイントと回答例を解説
④当日の服装と身だしなみを整える
初めて会う面接官に好印象を与えるためには、見た目も大切なポイントになります。実は、第一印象の半分以上は視覚情報で決まるのです。これは「メラビアンの法則」として知られています。
だからこそ、面接当日の服装と身だしなみには気を配りましょう。具体的には、以下のポイントを押さえてください。

これらのポイントを事前に確認し、当日慌てずに準備できるようにしてくださいね。
【時間がある人向け】面接の事前対策として準備しておくといいことは?
「面接まで時間に余裕があるけど、何からすれば良いのか…」という就活生の方も少なくないでしょう。
そのためここでは、面接の事前対策として準備しておくといいことを紹介します。
面接まで時間的に余裕がある人は、これらの対策を丁寧に行うことで、面接本番でも落ち着いて自身の魅力を伝えられるはずですよ。
①自己分析を深めて就活の軸を固める
時間に余裕のある方は、再度自己分析を深めて就活の軸をしっかりと固めましょう。
就活の軸は、就活を始めた頃に定めた人が多くいるのではないでしょうか。しかし、面接前にもう一度確認したり自己分析し直したりすることで、より細かな部分まで、自信をもって話せるようになりますよ。
自分の強みや価値観、スキル、どんな仕事をしたいかを明確にしてださい。過去の成功体験や失敗体験から学んだことを振り返り、ストーリーとして表現できるようにしておくと良いですよ。
自己分析を深めたい方はキャリアアドバイザーに相談しよう!
しかし、「自己分析のやり方が合っているのかよく分からない…」「そもそも自分についてよくわからなくて理解が深まっていない気がする…」などと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
自己分析は、1人でやろうとしても行き詰ってしまって、なかなかうまくいかない人が多いですよね。
1人での対策に行き詰ったときは、周りの友人や家族、就活のプロであるキャリアアドバイザーと一緒に面接対策を行なうのも1つの手です。第三者の目線を取り入れることで、自分では気づけないような新たな視点が得られるかもしれません。
カリクルでは、一人ひとりの悩みに合わせて、専属のキャリアアドバイザーに公式LINEやオンライン面談から気軽に就活相談できます!
「自分の力だけでは自己分析のゴールを見つけるが難しい…」こんな悩みを持っている方は、カリクルの自己分析サポートを活用して、自己分析の方向性や就活の軸を見つけるための相談をしてみてくださいね!
➁企業研究を深める
面接で好印象を与えるためには、志望企業についてよく理解していることが大切です。
まずは企業のホームページを見て、会社の理念や主要な事業内容を見てみましょう。さらに、時間がある方は、以下のポイントに注目して調べてみてください。
企業分析で調べるポイント
- 企業の強みや特徴は何か
- どんな商品やサービスを提供しているか
- 業界内での位置づけはどうなのか
これらの情報を押さえておくと、面接での質問に的確に答えられる可能性が高くなりますよ。また、企業への理解を深めることで、志望動機もより明確になるでしょう。
③提出済みのESや履歴書を見直す
面接までにまだ時間がある方は、既に企業に提出したエントリーシート(ES)や履歴書を見直してみましょう。
面接官は、過去の提出書類の情報をもとに質問を考えている可能性が高いです。そのため、自分が何を書いたのか、再度確認しておくことで、一貫性のある回答ができますよ。
また、回答内容を確認するだけでなく、書類の内容を踏まえて、さらに詳しく説明できるよう準備するのもおすすめです。
④逆質問を考えておく
面接まで時間に余裕がある方は、逆質問の準備をしてみましょう。なぜなら、ほとんどの企業で、面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれるためです。
逆質問は、入社への熱意や積極性をアピールするチャンス。事前に準備しておけば、慌てずに堂々と質問できますよ。例えば、「入社後のキャリアについて」や「会社の将来のビジョン」など、企業研究をもとに考えてください。
ただし、質問を用意する際は、給与や休日・休暇、福利厚生など待遇に関する質問ではなく、仕事に関する質問をしましょう。
逆質問の関連記事はこちら▼
面接で好印象を与える面白い逆質問25選|考える際のポイントも解説
【CA監修】面接で差をつけるためのQ&A
面接の準備を進めていると、「他の就活生とさらに差別化を図りたい…」と思う人もいるのではないでしょうか。
そこで、ここでは面接で差をつけるために押さえておくべき質問に回答していきます。このQ&Aを参考に、疑問の解消に役立ててくださいね。
①面接終了後のお礼メールの書き方は?
お礼メールは、面接から24時間以内に送るのがベストです。簡潔で誠意のこもった内容を心がけましょう。
面接が終わったら、お礼のメールを送ることで好印象を残すチャンスになりますよ。
以下に、お礼メールの基本的な構成要素を紹介します。ぜひ参考にして、お礼メールを書いてみましょう。
【お礼メールの構成】
- 宛名(面接官のお名前)
- 挨拶(時候の挨拶など)
- 自分の氏名
- 面接へのお礼
- 印象に残ったこと・学んだこと
- 締めの挨拶
印象に残ったこと・学んだことは、「面接でお聞きした〇〇について、さらに興味が深まりました」といった具体的な感想を入れると良いですよ。
➁面接官は就活生のどこを重視して見ている?
面接官が特に重視しているのは、コミュニケーション能力です。具体的には、はっきりとした声で面接官の目を見て話せるかどうか、質問の意図を正確に理解し、的確に答えられるかなどを見ています。
また、自己理解の深さも見られます。自身の長所短所をしっかり把握し、それを具体的なエピソードと結びつけて話せるかどうかが大切ですよ。
もちろん、基本的な礼儀やマナーも欠かせません。挨拶・身だしなみ・言葉遣いなど、社会人としての基本的なマナーが身についているかどうかも、しっかりチェックされています。
前向きな姿勢や熱意も大切です。たとえ緊張していても、笑顔で明るく受け答えできている学生は好印象ですよ!
面接で気をつけることを意識して最大限自分の魅力を伝えよう
就活の面接では、前日から当日、そして面接後まで、たくさんの注意点があります。しかし、基本的なポイントを押さえることで、面接官に好印象を与えられますよ。
面接は緊張するものですが、同時に企業に自身をアピールする1番のチャンスでもあります。そのため、面接まで時間が無くても、諦めずに、まずは最低限気を付けるべきポイントを確認しましょう。
この記事で紹介した内容を意識しながら、最大限企業に自身の魅力を伝えてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。