エントリーシートの頻出質問90選!よく聞かれる項目の書き方・例文も紹介
就活を進めていく中で、避けて通れないのがエントリーシートの記入です。特に、質問欄の回答に迷う人は多く「どうやって回答すればいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで、本記事ではエントリーシート頻出質問から基本的な書き方のポイント、書き方の注意点まで詳しく解説します。ぜひ、これからの就活の参考にしてみてくださいね。
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あなたの人柄はエントリーシートで見られている

就活では、エントリーシートの提出が必須条件の企業がほとんどです。エントリーシートには、氏名や学歴などの基本的な情報にプラスして、志望動機や自己PR、ガクチカなど幅広い質問がされます。
企業側はエントリーシートの解答をチェックし、応募者がどんな人かを判断するのです。
エントリーシートの内容によっては、その後の選考に大きな影響を及ぼします。書き方のポイントを押さえて、選考を有利に進めましょう。
【例文あり】絶対に押さえるべきエントリーシート頻出質問3つ

エントリーシートはなかなか書く機会がなく、どうやって書けばいいか迷っている人も多いでしょう。
ここでは、頻出の質問を3つ紹介します。エントリーシートを作成する際の参考にしてみてください。
- あなた自身のことを聞く質問
- 学生時代のことを聞く質問
- 就職活動のことを聞く質問
①あなた自身のことを聞く質問
まず、あなた自身のことを聞く質問項目を15個見ていきましょう。
- 自己PR
- 性格
- 特技
- 趣味
- 強み・弱み(長所・短所)
- 保有資格
- 挫折した経験
- これまでの人生で辛かったこと
- 失敗から学んだこと
- 人生で最も影響を受けた出来事
- 他人から最もよく言われる性格
- 自分の中で譲れない信念
- 自分の座右の銘とその理由
- ストレス解消法とその理由
- 休日の過ごし方
自己PRの回答例文
私は大学4年間、ドラッグストアでアルバイトをしていました。大学1年生のときから継続して、同じドラッグストアで働き続けてきました。アルバイトの経験を通して、コツコツと積み重ねる忍耐力を身につけられたと思っています。 また、昨年はバイトリーダーに指名され、シフト作成や新人バイトの指導といった、責任感のある仕事を任せていただけるようになりました。 アルバイト従業員のお手本になれるよう、朝は一番に出勤し、真面目に取り組みました。その結果、お客様アンケートで高評価をいただき、先日は本社から表彰状をいただくことができました。 アルバイトで身につけた忍耐力と責任感を貴社でも最大限に活かし、社員の方たちと協力しながら、大きな結果を出したいと考えています。 |
自己PRの項目は、アルバイトやサークル活動など、これまで頑張ってきたことや自分がどんな人間なのかを書きましょう。
採用担当者はエピソードのインパクトや達成した内容より、学生の人間性を重視して評価します。
また、エピソードや実績を書く場合は、簡潔かつわかりやすくまとめましょう。
➁学生時代のことを聞く質問
続いて、学生時代のことを聞く質問についても15個見ていきましょう。
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
- 大学生活で最も視野が広がった経験
- 学生時代の失敗とその克服方法
- 留学や海外経験
- 部活動
- サークル活動
- インターン経験
- アルバイト経験
- ゼミの内容
- 課外活動の内容
- 一番好きな授業
- 卒論や研究の内容
- 今の大学・専攻を選んだ理由
- 休学・留年の理由
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)の回答例文
私は学生時代、サークル活動に力を入れて取り組んでいました。陸上サークルに所属してましたが、選手として練習に参加する一方で、裏方で広報や事務担当としても活動していました。もっと陸上サークルの魅力を多くの人に伝えられるよう、常に意識して裏方の作業をしていました。 具体的な取り組みの一例が、SNSを使った広報活動です。サークルのイベントや大会への出場など、情報はなるべく早くSNSに投稿するようにしていました。また、陸上サークルが魅力的に見えるよう、写真撮影の方法や文章の作成にかなり力を入れました。 その結果、昨年は例年より3倍近くの新入生が集まりました。この経験から、裏方作業の重要性を学ぶことができたと思っています。 私は貴社で事務職を希望していますが、学生時代の経験を最大限に活かし、貴社に貢献できる人材になりたいと強く願っています。 |
学生時代に力を入れたこと「ガクチカ」は、エントリーシートで必ず出てくる質問です。自己PRとは異なり、学生時代に力を入れた出来事や事柄を書く項目となっています。
どんな経験をしてその結果何を学んだのか、学んだことをどう活かしていくのかを具体的に書きましょう。
③就職活動について聞く質問
3つ目に、就職活動に関連する質問項目を15個まとめて紹介します。
- 志望動機
- 就活の軸
- この業界を選んだ理由
- 当社の志望順位
- 他の企業の選考状況
- 当社に魅力を感じた理由
- 企業選びで大切にしていること
- 就職活動で重視する3つの要素
- 自分が面接官ならあなた自身を採用するか
- 就職後のキャリアビジョン
- 当社に求めるものや期待していること
- 当社の課題だと考えること
- 当社の商品・サービスの改善案
- 入社後最初に取り組みたい課題
- 当社が内定を出したら就活を辞めるか
志望動機の回答例文
私は、貴社の「食を通じて社会貢献をする」という企業理念に、とても魅力を感じ志望させていただきました。 私は小さいころ病気がちで食が細い子供だったのですが、そんな私に母は毎日ご飯を作ってくれました。私が少しでも食べられるよう工夫してくれた料理からは、母の愛情を感じることができました。 その経験から食に興味を持つようになり、私が母にしてもらったように、多くの人たちに食を通じて笑顔になってもらいたいと思うようになりました。 「食を通じて社会貢献をする」という企業理念を掲げている貴社であれば、私の夢をかなえられると思い、志望させていただいた次第です。 |
採用担当者は、就活生の企業選びの軸や価値観を見て判断しています。このため、企業分析を徹底的に行い、その条件に沿った人物であるとアピールするのが効果的です。
企業の公式サイトなどに書かれている求める人材を常に意識して、志望動機を作成しましょう。
【例文あり】その他のエントリーシート頻出質問3つ

エントリーシートには、他にも頻出質問がいくつかあります。
ここでは、特に出てきやすい質問を3つ紹介します。エントリーシート作成の際にはぜひ参考にしてみてください。
- 就活後についての質問
- 業界に特有の質問
- あなたの経験についての質問
①就活後についての質問
就職後のキャリアについても聞かれることがあります。まずは頻出質問を15個リストアップしたので確認してください。
- 具体的にやりたいこと
- 当社で実現したい夢や目標
- 5年後のキャリアビジョン
- 10年後のキャリアビジョン
- 理想の人物像
- 配属希望や勤務地の希望
- 一生のうちに必ず成し遂げたい夢
- 仕事とはなんだと思うか
- 仕事で大切だと思うことは何か
- 仕事のやりがいは何か
- ワークライフバランスは大切か
- 残業や土日出勤はできるか
- あなたを採用したら当社にどんなメリットがあるか
- あなたが入社したら当社は何が変わるか
- 専門家になりたいかジェネラリストになりたいか
- 英語の学習計画はあるか
キャリアビジョンの回答例文
ご縁があり貴社に採用させていただけた場合、5年後の目標として、貴社が目指している新規顧客の開拓事業の中心的な役割で担う人材になりたいと考えています。 これを実現させるために、サークルリーダーの経験を通じて身につけたコミュニケーション能力を活かし、周りの人たちと協力するよう努めていきます。同時に、お客様のニーズ把握と貴社サービスの理解を深め、最もマッチするサービスの提案ができるよう努力していきます。 社会人経験はありませんが、入社後に活躍できる人材になれるよう、選考試験後も引き続き書籍やネットで業界研究をおこなっていくつもりです。 |
自分のキャリア観と採用担当者が求めている人材像が、どのようにマッチしているかをアピールしましょう。アピールする際は過去の経験やエピソードを絡めると、より説得力のある内容になります。
➁業界に特有の質問
続いて、業界に特有の質問項目について見ていきましょう。
- コンサルタントとして実現したいこと
- 最近のCMで一番印象に残ったもの
- 広告業界のデジタルシフトについて
- 教育業界でのEdTech導入について
- 現在の日本の経済状況について
- 今まで受けたサービスの中で最も印象に残っているもの
- 若者の自動車離れの原因とは
- 営業に対して強い希望を持つ理由
- 新しいビジネスモデルやサービスの提案
- 大企業のメリット・デメリット
- ベンチャー企業のメリット・デメリット
- あなたにとってのエンターテインメントとは
- コミュニケーションを取る際に心掛けていること
- エネルギー業界の脱炭素化への対応
- 観光業界での地域活性化の成功例
- フィンテックの活用事例について
コンサルタントとして何を実現したいかの回答例文
私がコンサルタントを志望する理由は、コンサルとして企業の問題を解決し、企業の成長を促し、その結果日本の経済を支える存在になりたいと考えたからです。 現在、日本の経済は低迷状態にあります。生まれ育った国が不況から脱却するにはどうすればいいか、自分に何ができるかを考えたときに、コンサルタントという仕事を見つけました。 コンサルタントは企業の悩みを正確に汲み取って、問題解決のためにさまざまなサポートをする仕事だと理解しています。企業によって悩みは多種多様ですが、企業ごとに最適な提案ができるコンサルタントになり、企業成長を達成したいと考えています。 |
業界特有の志望動機の場合、事前の知識が必要です。自分が志望する業界はどのような仕事をしてるのか、具体的に想像できるよう業界研究を深めておきましょう。
また、企業ごとに理念や業務内容が異なるので、求める人材像にマッチするような、具体的な理由を書いてください。
③あなたの経験についての質問
最後に、あなたの経験についてよくある質問項目を15個見ていきましょう。
- アルバイトやインターンで成果をあげた経験
- 他者と意見が対立した時に解決した経験
- チームのモチベーションを向上させた経験
- 予期せぬ困難を克服した経験
- 失敗から大きな学びを得た経験
- 自分の価値観が180度変わった経験
- 目標達成のために長期的に努力し続けた経験
- リーダーシップを発揮して成果を上げた経験
- 異文化コミュニケーションで苦労した経験
- 新しいスキルを独学で習得した経験
- 効率化やプロセス改善を実現した経験
- 他者の成長をサポートした経験
- 自分の限界を超えて成長できた経験
- 組織の課題を解決に導いた経験
- 周囲を巻き込んでプロジェクトを成功させた経験
アルバイト経験に関しての質問
私は学生時代、飲食店でアルバイトをしていました。個人経営の喫茶店だったのですが、周辺の大規模開発工事に伴い顧客数が減少し、閉店の可能性が出た時期があります。 その際、私はイベントへの出店を店長に提案しました。今いる環境で売り上げが低迷するのであれば、いっそのこと場所を変えればいいと思い至り、まずは近所の公園で開催されているイベントへの出店を決定しました。 私は発案者として、イベント向けメニューの提案をおこないました。その結果、提案メニューの売れ行きは好調で、売上アップに貢献できました。また、イベントから店の存在を知ってくれたお客様の来店が増え、閉店せず経営を続けることが出来ました。 この経験は貴社でもお役に立てると考えています。 |
アルバイトの経験はエントリーシートでよく出てくる質問です。
どんなアルバイトをして、どういう課題に直面したのか、その課題に対してどんなアプローチをしたのかを簡潔かつ分かりやすく書きましょう。
アルバイトをしてこなかった場合は、その期間なにを頑張ったのかを書いてアピールしてください。
エントリーシートを書く際のポイント3つ

エントリーシートはその他にも、いくつか書き方のポイントがあります。
ここでは、押さえておくべきポイントを3つ紹介します。エントリーシート作成の際の参考にしてみてください。
- PREP法を使ってわかりやすく
- アピールポイントはひとつに絞る
- 何度も見直す
①PREP法を使ってわかりやすく
エントリーシートを書く場合は、全体的にPREP法を使うように意識しましょう。PREP法とは、「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の頭文字を取ったものです。
この順番を守って文章を書くことで、相手に伝えたいことがわかりやすくまとめられます。特に、結論を頭に持ってくることで、何を伝えたいのかが明確になるのです。
また、この書き方は文章作成が苦手な人でも書きやすい便利な方法なので、エントリーシートを書く際は常に念頭に置いておくといいでしょう。
➁アピールポイントはひとつに絞る
エントリーシートで何かアピールする場合は、一つに絞るようにしましょう。自分をよく見せるアピールポイントは、たくさん盛り込みたくなるものです。
しかし、アピールポイントは一つに絞ってその話題を深掘りすることで、より説得力のある内容になり、効果的なアピールにつながります。
また、一つのアピールポイントで話題をまとめることで、一貫性を持たせ相手に分かりやすく伝えられるのです。
一番伝えたいアピールポイントは何か、エントリーシートを書く前にピックアップしてみましょう。
③何度も見直す
エントリーシートは、書いたら何度も見直しましょう。自分ではミスをしていないと思っていても、改めて見直すと誤字脱字は意外と多く見つかるものです。
誤字脱字が多いエントリーシートは、採用担当者にあまりいい印象を与えません。
採用担当者は入社後を見据えた採用試験を行っています。例えば取引先とのやり取りで、誤字脱字が多く読みにくい文章を提出してしまうと、場合によっては企業の信頼に関わるのです。
日ごろから書いた文章を見直す癖をつけておくといいでしょう。
エントリーシートを書く際の3つの注意点

エントリーシートは正しい書き方を覚えておくのも大切ですが、避けなければならない注意点もあります。
ここでは、特に気を付けたい3つの注意点を紹介します。以下の3つは常に念頭に置いておきましょう。
- 嘘は書かない
- 表記を統一する
- Webでの見やすさを考慮する
①嘘は書かない
当たり前のことですが、エントリーシートに嘘は書かないようにしましょう。
採用担当者はエントリーシートの内容をもとに、面接で質問をしてきます。エントリーシートの内容と面接で応えた内容が一致しないと、面接でボロが出て採用担当者に悪い印象を与えてしまいます。
たとえ悪意はなくとも、嘘をついたという事実は大きなマイナスポイントとなり、その後の採用試験に悪影響となるでしょう。エントリーシートはすべて本当のことを書くようにしてください。
➁表記を統一する
エントリーシートには、たくさんの数字を書く項目があります。このため、数字の表記を統一しないと読みにくい内容になるので、注意が必要です。
表記がごちゃ混ぜになるととても読みづらいエントリーシートになり、書類選考の時点で落とされる可能性もあるでしょう。
例えば、学歴の欄は年月日を書かなければなりませんが、漢数字か算用数字かだけでなく、西暦か和暦かという選択肢もあります。
どちらを使うか、エントリーシートを書く前にあらかじめて決めておきましょう。
③Webでの見やすさを考慮する
エントリーシートは、Webでの見やすさを考慮して書く必要があります。
近年は紙媒体ではなく、Web上で提出を求める企業も増加しています。紙媒体とWeb媒体では見やすさの基準が異なるので、Web媒体を意識したエントリーシートを事前に作成しておくといいでしょう。
Web媒体の場合、改行するポイントが重要となります。読みやすさを意識して改行を使っていきましょう。また、Web媒体は変換ミスに注意が必要です。
エントリーシートの頻出質問についてよくある質問
最後に、エントリーシートの頻出質問について、就活生からよく寄せられる質問に解答していきます。
- エントリーシートのおもしろい設問の例はある?
- エントリーシートの質問に特になしと答えてもいい?
①エントリーシートのおもしろい設問の例はある?
ユニークな設問の例としては、「あなたを動物に例えると何ですか?」「カレーの具で例えるとあなたはどんな具ですか?」「もし100万円もらえたら何に使いますか?」などが代表的です。
一風変わった質問の意図は、応募者の柔軟な発想力や対応力、素の人柄を見極めることにあります。
回答の際は、単に面白い内容を書くのではなく、自身の強みや価値観が伝わるような工夫が重要です。
②エントリーシートの質問に特になしと答えてもいい?
エントリーシートの質問に対して「特になし」と回答するのは避けましょう。もちろん無回答も避けるべきです。
なぜなら、採用担当者に対して意欲や関心の低さを印象付けてしまう可能性があるからです。
例えば「○○経験はありません」と正直に記載したり、「現在○○の資格取得に向けて勉強中です」といった今後の意欲を示す表現を使うことをお勧めします。
エントリーシート内容を把握して質問に備えよう

エントリーシートは就活で初めて目にする人がほとんどです。このため、慣れない作業に最初は苦労する人も多いでしょう。
しかし、エントリーシートはある程度の形が決まっていて、頻出質問や抑えるべきポイント、注意点を覚えておけば、選考を有利に進められます。
エントリーシートを上手く攻略して、他の就活生と差をつけましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。