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市役所面接でよくある質問まとめ|好印象な回答方法を例文付きで紹介

市役所の面接を受ける際に、民間企業と違いどのような質問をされるのか、不安を感じている人もいるかもしれません。

本記事では、市役所の面接でよく聞かれる質問と回答の仕方について詳しく解説します市役所の面接を受ける人は、ぜひ本記事を参考に準備を進めていきましょう。

市役所面接は質問の事前対策が大事!

市役所の面接を受ける際は、事前対策が重要です。対策せずに面接に臨むと、的外れな回答をしてしまう危険があります。まずは、以下の2点をしっかり把握しておきましょう。

  1. まずは市役所の求める人物像を把握
  2. 民間企業との特徴の違いを確認

①まずは市役所の求める人物像を把握

市役所職員には、市民に寄り添い、市民の暮らしやまちの発展に尽くせるかが求められます市役所にはさまざまな部署があり、入庁後に自分の配属先が決まる場合が多いです。

もちろん、配属される部署によって仕事内容は異なります。ですが、どのような部署に配属されたとしても、市民やまちのために働くといった目的は変わりません

そのため面接では、市民のために責任感を持って行動できるかや、まちの発展や改善に向け意欲的に行動できるかなどが見られます。

②民間企業との特徴の違いを確認

民間企業との大きな違いは、利益追求に重きを置いていない点です。民間企業であっても、地域発展を目標に活動しているところもあります。

しかし、民間企業は利益を出さなければ経営が続かないため、利益追求を1番の目的として活動しているところが多いです。

一方、市役所職員は市役所の利益のために働くのではなく、市民の生活やまちの発展のために働きます

このように民間企業と市役所では、誰のために働くのか、どのような目的のために働くのかが違います。

市役所面接でよくある質問6つと回答方法

市役所 面接 質問 回答方法

市役所の面接には、聞かれやすい質問がいくつかあります以下6つは、特に聞かれやすい質問ですので、事前に確認し、どのように回答するのか考えておきましょう。

  1. まずは自己紹介(自己PR)をしてほしい
  2. なぜ民間ではなく公務員を志望するのか
  3. その中でもこの自治体(市役所)を選んだのはなぜ
  4. 学生時代には何に力を入れたのか
  5. 市役所職員として何をしていきたいか
  6. 配属先の希望が通らなかったらどうする

①まずは自己紹介(自己PR)をしてほしい

面接最初の質問として、自己紹介から始まるパターンが多い傾向にあります自己紹介では、まず自分の名前と大学名、所属している学部を述べましょう

また、面接によっては、自己紹介する時間を指定される場合があります。例えば、1分で自己紹介をしてくださいと指示が出るかもしれません。

もし時間に余裕があり、あなたが地元市役所の試験を受けるのであれば、地元愛を自己紹介の中でアピールするのも、作戦の1つです。

市役所としても、そのまちに愛着を持ってもらい、長く勤務してくれそうな人を好印象に思います。他にもアピールできることはありますので、事前に考えておきましょう。

②なぜ民間ではなく公務員を志望するのか

就職活動の際は、民間企業を目指す人と公務員を目指す人に分かれます。そのため、なぜ民間企業ではなく公務員を目指したのか質問されることがあります

市役所で働きたい理由は人それぞれですが、民間企業と違い市役所は、市民の生活を豊かにすることやまちの発展のために働きます。

このように民間企業で働く場合との違いや、民間企業ではできない点を考えると、なぜ公務員として、そして市役所職員として働きたいのかが、見えてくるでしょう

実際に理由を話すときは、結論から話し、理由と理由を具体的にするためのエピソードを話すと、相手にわかりやすく伝えられます。

③その中でもこの自治体(市役所)を選んだのはなぜ

市役所は全国各地にあるため、なぜそのまちの市役所を選んだのか問われることがあります

質問された際に、自分の地元であるという点を理由にする人がいますが、それでは理由として押しが足りません。

もし理由が他に見つからないのであれば、そのまちが取り組んでいる政策などに目を向けてみると、他のまちの市役所と違う良い点がわかり、共感できるところを見つけられるでしょう

特に、他のまちで取り組んでいない政策に関しては、力を入れて取り組んでいる可能性も高く、事前に細かく調査しておくことで、まちに対して興味関心が高いことを示せます。

④学生時代には何に力を入れたのか

公務員に限った話ではありませんが、学生時代に力を入れて取り組んでいたことについても聞かれる可能性があります

例えば、学校での勉強や部活動、人によってはアルバイトなどがあるでしょう。

説明する際に大事なのは、取り組んできたことを通して何を得て、市役所での仕事にどのように活かせるのかを説明することです。

もし、力を入れて取り組んだことが失敗談だったとしても、何を学び、今後どのように修正すべきかを説明することで、自己分析ができるアピールにも繋がります。

⑤市役所職員として何をしていきたいか

市役所職員として、どのようなことをしたいか質問される可能性もありますこの質問に回答するためには、事前に各部署の仕事内容をある程度把握しておかなければいけません

例えば、市民課では転居・転入手続きなど市民と関わる機会が多いのに対して、教育委員会では学校との関わりが多いなど、部署によって仕事内容や関わる人が全く異なります。

もし、何をしたいのかイメージできない人は、あらかじめ各部署の仕事内容を把握しておくことで、自分が市役所で何をしたいのか見つけられるかもしれません。

それでも見つからない場合は、部署を超えた目標などを考えておくと、最低限の対応はできるでしょう。

⑥配属先の希望が通らなかったらどうする

面接によっては、希望先の部署はあるか聞かれた後に、配属先の希望が通らなかった場合はどうするか問われることがあります

もし、希望が通らなかったときのことを聞かれた場合は、どの部署であっても問題ない旨を伝えましょう

実際、希望が通らなかったとしても、数年後に異動で自分の希望していた部署に配属されるケースもあります。

自分次第では、希望部署以外であっても、様々な経験をしてスキルアップできます。このように前向きな回答をして、謙虚な姿勢を見せられると、好印象を与えられるでしょう。

【好印象】市役所面接の質問6つと回答例文

市役所 面接 質問 回答例

最後に、市役所の面接で聞かれやすい質問の回答例を解説します

  1. まずは自己紹介(自己PR)をしてほしい
  2. なぜ民間ではなく公務員を志望するのか
  3. その中でもこの自治体(市役所)を選んだのはなぜ
  4. 学生時代には何に力を入れたのか
  5. 市役所職員として何をしていきたいか
  6. 配属先の希望が通らなかったらどうする

①まずは自己紹介(自己PR)をしてほしい

はい、〇〇大学〇〇学部〇〇学科に所属しています、〇〇と申します。〇〇大学では〇〇についての研究をしており、現在卒業論文の作成に向け、就職活動と並行し研究を続けています。生まれは〇〇市で、大学に入学するまでの〇〇年間〇〇市で暮らしていました。大学進学時に〇〇市を離れてしまいましたが、離れたことで〇〇市の良さを改めて実感できました。例えば、農業や畜産が盛んな点は、広い土地が少ない都会ではなかなか真似できません。私自身、将来的には生まれ育った〇〇市に住み、地元のために貢献できる社会人になりたいと考えています。

②なぜ民間ではなく公務員を志望するのか

私が公務員を志望する理由は、地域の発展や地域に住む人の暮らしの支えになれると考えたからです。民間企業には民間企業の良さがありますが、企業が提供するサービスや商品は必ずしも地域住民向けのものとは限りません。その点、公務員は地域住民や地域発展のために仕事をすることが目的であり、私のが掲げる目標と合致しています。また、公務員ではさまざまな業務を体験でき、より多くの解題解決や政策立案に挑戦できます。民間企業でも多くの体験ができますが、多くのことに挑戦しつつ、地域の発展や地域に住む人の暮らしを支えられる仕事は、公務員しかないと考えています。以上のことから、私は公務員を志望しました。

③その中でもこの自治体(市役所)を選んだのはなぜ

私が〇〇市役所を志望した理由は、少子化対策に力を入れているからです。〇〇市はここ数年、人口減少が進んでいます。私は人口減少を改善し、活気のあるまちづくりをするには、少子化対策に取り組むべきだと考えています。なぜなら、少子化対策をすることで若い世代が生きやすいまちになり、〇〇市に移住してくる人が増えるからです。若い世代が増えることで今までにできなかった政策やイベントなどができ、徐々に活気も戻るでしょう。少子化対策は、少子化を改善するために重要な政策であると同時に、まちの活性化にもつながる、なくてはならない政策です。私自身、生まれ育った〇〇市を活気づけたい思いがあり、少子化対策などを進め、まちづくりの基盤づくりを大事にしている〇〇市でなら、私の目標を達成できると考えたため、〇〇市役所を志望しました。

④学生時代には何に力を入れたのか

学生時代は所属していたバスケットボール部の活動に力を入れていました。大学生になると学業やアルバイト、ひとり暮らしであれば家事などがあり忙しいことから、効率良く練習することが求められます。限られた時間の中で練習するには、何をしなければいけないのかを考え、予定を立てながら進める必要があります。初めは練習の効率化について考えるので精一杯になり、練習やその他のことに手が回らないときもありました。ですが、初めにしっかり効率化し、予定を組む習慣をつけられたことで、部活動と学業、ひとり暮らしを両立させられました。就職後も業務に当てられる時間は無限ではありません。学生時代に身につけた、効率化について考える力や予定を組む習慣は、今後も大いに役立つものだと私は考えています。

⑤市役所職員として何をしていきたいか

私は市役所職員として、〇〇市を以前のような活気あるまちにしたいと考えています。ここ数年〇〇市は、人口減少が進んでいます。ですが〇〇市では、少子化対策が充実しており、若い世代が移住しやすい環境が整い始めています。もちろん少子化対策だけでは、活気あるまちを取り戻すのは難しいです。例えば、〇〇市は農業が盛んですので、地元で採れた野菜を使い、特産品を開発することでまちのアピールができます。私自身、大学では農業について学んでいましたので、〇〇市の農家さんと連携し、まちおこしに力を入れたいと考えています。

⑥配属先の希望が通らなかったらどうする

希望が通らなかったとしても、決まった先の部署で精一杯業務に取り組みます。私自身の1番の目標は、地元〇〇市に住む市民の生活を支えることと、地域の発展に尽くすことですので、希望部署ではなかったとしても、私自身の目標のために力を尽くす所存です。

質問の対策をしっかりして市役所面接を突破しよう!

市役所の面接を攻略するためには、あらかじめ質問に対する対策を立てておくことが重要です。しかし1つの質問に対して、長すぎる回答は良くありません。

本番は練習とは違い緊張する可能性があるため、長い回答だと忘れてしまう危険があります。

質問に対して、ある程度要点だけ覚えておき、繰り返し練習しておくことで、本番で緊張しても対応できるようになります

ぜひ、本記事を参考にして、どのような質問がくるのか把握した上で本番に臨みましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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