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生命保険業界の志望動機の書き方を解説|例文や好感を得るコツも紹介

生命保険業界に興味はあっても、具体的に知らない人も多いのではないでしょうか。どのような仕組みや業務があるのかはっきりしないまま志望動機を書くと業界について理解してないという印象を与えてしまいます

好印象を与えるためには、業界についての理解や分析が必要不可欠です。そこで今回は書き方のコツや例文をご紹介します。

富樫

キャリアアドバイザー 富樫

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーを担当。新卒ながら会社説明会の運営や司会も積極的に兼任しており、就活生のファーストキャリアを重要視したアドバイスを行う。

生命保険業界の志望動機に悩む就活生は多い

生命保険業界は、企業規模も大きく安定しているイメージが強いため、就職希望者が多い業界の一つです。しかし、志望動機を書く際には、どのような内容にすればいいのかわからない就活生が多いのが現状です。

理由としては、自身が生命保険を検討して加入しているといったケースが少ないからといえます。学生のうちは、両親が決めた保険に加入していることも多く、商品価値を分かっていない人が多いでしょう。

志望動機を書く前に、まずは業界について知り理解を深めることが重要です。

志望動機の書き方がわからない、企業から求められている条件にあっているか不安な方は就活相談窓口を利用するのも一つの手です。

知っておきたい!生命保険業界の基本

生命保険業界は、加入者から保険金を集めて管理を行い、加入者に対して保険料を支払う流れが主な仕組みです。保険商品はさまざまな種類があり、長期間にわたって運営するものも多くあります。そのため、堅実な運営が必要とされる業界です

生命保険業界の業務は多岐にわたりますが、主な業務は以下の3つです。

  • 資産運用といった「保険制度の運営」
  • 保険契約の提案を行う「営業」
  • 保険金の支払いを行う「事務業務」

また、生命保険と混合されがちなものに損害保険があります。損害保険は、財産やモノに関するリスクに対してかける保険です。生命保険のように、人に関する保険ではないので間違えないように注意しましょう。

生命保険業界の志望動機の書き方3ステップ

志望動機が難しいと感じている人は、3つのステップを意識して書くようにしましょう。ポイントを押さえて書くと伝わりやすい文章になります。ここでは1つずつ解説するのでぜひ参考にしてみてください。

  1. 結論ファーストを意識する
  2. 具体的なエピソードを根拠にする
  3. どのように働くかを述べて締める

①結論ファーストを意識する

志望動機を書く際には、なぜ志望するのかという結論から述べるようにしましょう。最初に結論を述べてから、その後に具体的な理由やエピソードへと文章を続けることで内容が伝わりやすくなるからです。

企業側は、志望動機を通して「なぜこの業界を選んだのか」「なぜ自社が希望なのか」といった点を見ています。結論をまず伝えることで、その後の内容もスムーズに入っていきやすくなりますよ。

また、志望理由は簡潔に書くように意識してください。長くなってしまえば伝えたいことが伝わらず、良い印象を与えられなくなってしまいます。

結論はできるだけ簡潔にして一番初めに伝えるようにしましょう。

話の内容が濃くても、冗長な文だと「結局何が言いたいの?」と印象がマイナスになってしまうことも。簡潔にわかりやすくを常に意識しましょう。

②具体的なエピソードを根拠にする

結論を述べた後は、志望理由の根拠となるエピソードを伝えます。具体的なエピソードは、志望理由に説得力を持たすため必要不可欠です。

「なぜこの業界なのか」「なぜ企業を志望したか」といった点をうまく盛り込んで書くと、他の人との差別化がうまく図れます

例えば「生命保険の仕事に興味があります」だけでは不十分です。「家族が病気になり貴社の保険で助けられた」といったような具体的な根拠を伝えなければ、好印象を与えることはできません。

自身の経験に基づいた内容が書ければ、インパクトのある志望動機となります。

③どのように働くかを述べて締める

最後は、入社後にどのような働きができるかを述べてください。先述した志望動機やエピソードを踏まえて、どのように貢献したいのか伝えることが大切です。企業側も入社後のイメージが湧きやすくなりますよ。

志望動機を通して興味を持ってもらうためには、企業側が求めている人材に近づけることも重要です。そのための準備として、企業の経営方針の理解や分析を行うことが非常に大切といえます。

企業が採用したい人物と、入社後の働きがうまくマッチするように、志望先についてもしっかりと調べておきましょう。

将来ここでどう活躍できるかを述べることで、志望度の高さや働く意欲も伝えらます。

【就活の軸別】生命保険業界の志望動機例文3つ

志望動機は、理由を軸にエピソードや将来のプランを盛り込んで書くとインパクトを持たせられます。ここでは、例文を3つご紹介します。志望動機の書き方と合わせて参考にしてみてください。

  1. 業界への志望が軸
  2. 企業への志望が軸
  3. 活かしたい強みが軸

例文で体裁や話の流れなどのコツを掴みましょう。

①業界への志望が軸

私は、自身の経験を機に、一人ひとりのライフステージを支える職業である生命保険業界に興味を持つようになったのが志望理由です。

高校生の時、家族で事故に遭ってしまいました。その際に、保険に加入していたことで、治療や入院費の心配をすることなく治療に専念でき、家族みんなで保険の大切さを痛感した経験があります。その経験以降、生命保険に非常に興味を持つようになったのです。

それからは、保険商品については両親だけが決めるのではなく、自身でも納得した上で契約するようになりました。私にも非常にわかりやすく商品の説明をしてくださる営業担当の方をみて、この企業で働きたいと思ったことも理由のひとつです。

大学時代には接客のアルバイトをしていたため、コミュニケーション力には自身があります。貴社に入社後は、自身の強みであるコミュニケーション力を活かして営業を行い、多くのお客様のライフステージを支えたいと考えております。

業界への志望を軸とする場合、自身の経験をもとにしたエピソードを加えると熱意がさらに伝わりやすくなります。また、営業職ではミュニケーション力は必要不可欠です。強みをアピールすることで、積極的な志望動機になるでしょう。

②企業への志望が軸

私が貴社を志望したのは、お客様第一の企業理念に共感したからです。

貴社は、生命保険業界でも歴史が長く、数多くのお客様との信頼関係を保っている企業です。それは、貴社がお客様を第一に考え、常に耳を傾けてきたからだと思っております。

私は、高校生の頃から生命保険の大切さを家族から聞いており、保険について興味がありました。保険商品の契約についても、両親と一緒に内容を確認して自分の意思でどれにするかを決めていました。

大学生の時には、保険に関する理解をさらに深めたいと考え、ファイナンシャルプランナーの2級を取得いたしました。

一般的に、保険に関することを細かく知らない人も多く、わからない部分があると不安につながってしまいます。そんなお客様に丁寧な説明をして、それぞれのお客様の生き方に寄り添う働き方をしたいと考えております。

入社後は、貴社の一員としてお客様を常にサポートし、貢献していきたいと考えております。

企業の理解や分析をし、自身の考えをマッチさせることで就職に対して意欲があると評価してもらえます。また、入社後の貢献のために活用できそうなスキルがある場合は、しっかりと示すとより好印象を与えられるでしょう。

③活かしたい強みが軸

私は、自身の強みであるプレゼン力を活かして頑張る人を応援したいと考え、貴社を志望しました。

大学時代には、コールセンターでお客様に商品やサービスの説明をするアルバイトをしていました。非常にやりがいを感じており、社員の方からも相手に合わせた説明の仕方でわかりやすいと評価をしていただくことが多くあったため、プレゼン力に自信が持てるようになったといった経験があります。そのため、プレゼン力は誰にも負けないと自負しております。

生命保険は、相手に寄り添ったわかりやすい説明が重要だと考えております。入社後は、自身に経験とプレゼン力を活かして営業を行い、売上に貢献したいと考えております。

志望動機では、入社後のビジョンをしっかりと伝えることが重要です。自身の強みを活かして貢献したいということをアピールできれば、企業側も採用後のイメージが湧きやすくなります

就活生にその人の強みを聞く企業は多いです。企業の求める人材像につながるような強みを書きましょう。

生命保険業界の志望動機で好印象を得るコツ3つ

志望動機は、3つのコツを掴んで書くと好印象を与えられます。人気の高い生命保険業界では、他の人と差別化を図るために、オリジナリティを出すように意識して書きましょう。ここでは1つずつ解説していきます。

  1. 企業への志望動機を絶対に入れる
  2. 求められる人物像に即してアピールする
  3. エピソードは具体的に伝える

①企業への志望動機を絶対に入れる

志望動機には、企業への就職を希望している旨を必ず入れるようにしてください。たとえ、業界への志望が動機だったとしても、志望先の企業でなければならなかった理由も入れるようにしましょう。

ここでなければならない理由を述べることで、積極性をアピールできるからです。

例えば「貴社のアフターフォローはしっかりと対面で行われる姿勢に共感した」といったように、経営方針を交えて伝えるとより良くなります

生命保険業界にはたくさんの保険会社があるため、熱意を見せることが非常に重要です。

②求められる人物像に即してアピールする

志望先がどのような人物像を求めているのかを確認することも忘れてはなりません。志望先が求めている人物像にマッチしていなければ、アピールにはならないからです。

例えば、成果主義の強い企業であれば、向上心や金融に興味があるといった点を踏まえて志望動機を作成すると良いでしょう。求めている人材に近いと感じられ、魅力的な志望動機だと思ってもらいやすくなります。

また、志望先が求めている人物像の理解だけでなく、自己分析も非常に重要です。志望先と同じように自身のことを理解してこそ、好印象を与えられる志望動機が書けますよ。

興味や関心にプラスして「ここで〇〇したい」と将来的にどう貢献するかまで言えると、やる気や真剣さが伝わるでしょう。

③エピソードは具体的に伝える

エピソードはできるだけ具体的に伝えるように意識してください。抽象的な文章になってしまうと、相手には伝わりにくくなってしまうからです。

エピソードは自身のオリジナリティが出せる部分なので、丁寧に書くよう心がけましょう。数字を取り入れることも効果的でおすすめです。

ただし、インパクトを残そうとして、話を盛り過ぎるといったことのないように注意してくださいね。

志望動機を工夫して生命保険業界の選考を突破しよう

生命保険業界は、そこまで身近な業界ではないかもしれません。しかし、もしもの時に一人ひとりの生活を支えてくれる重要な業界の一つです。

志望動機で高い評価を得るためには、業界について正しく分析して理解を深めましょう。加えて志望先の企業分析を行い、求めている人材について確認すると熱意のある志望動機を作成できます。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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