学生時代のマネージャー経験は、自己PRに有効なアピール材料の1つです。
本記事では、マネージャー経験からアピールできる強みや伝え方のポイントなどを詳しく解説しています。
マネージャー経験者は、ぜひ参考にして自己PRを作成してみてください。
マネージャー経験は自己PRでアピールになる!理由を解説
マネージャーは雑務からケガの応急処置、試合データの分析まで幅広い仕事をこなしながら、選手をサポートする「縁の下の力持ち」のような存在です。
したがって、マネージャー経験のある人材は企業側から「組織のために貢献できる人」と評価され、自己PRにおいて強くアピールできるでしょう。
しかし「マネージャー経験があります」のみでは、他の志望者と差別化できずアピールが弱くなってしまいます。
そのため、自身のマネージャー経験としての強みを理解し、具体的なエピソードを通してアピールすることが重要です。
マネージャー経験からアピールできる強み3選
マネージャー経験からアピールできる強みを下記の3点から紹介します。
マネージャー経験の強みを明確に把握して、自己PRにつなげましょう。
①献身性
マネージャー経験者は、献身性を強みとしてアピールできます。マネージャーは、選手が最大限の力を発揮し試合に勝利できるようにサポートする立場です。
「人のために役に立ちたい」という献身的な精神がなければ務まりません。そのため、マネージャーは献身性を持った人が多いといえるでしょう。
企業にとって、献身性は「見えないところでも努力できる人」や「縁の下の力持ちとして周囲をサポートできる人」と評価ができ、自己PRにおいて強みになります。
②協調性
マネージャー経験者は、協調性も強みとしてアピールできます。選手や監督など多くの人とやり取りをするマネージャーは、協調性無しには務まらない役割です。
企業にとって協調性は、周囲と円滑に業務を進めるために必要不可欠な要素になります。なぜなら、大なり小なり企業は組織で成り立っているからです。
そのため、どの企業も協調性を重視しています。したがって、マネージャー経験者が強みとする協調性は、大きなアピールポイントになるでしょう。
③タイムマネジメント
最後に、タイムマネジメントも強みとしてアピールできます。
試合に合わせたスケジュール調整や管理、その他幅広い仕事を行うマネージャーは、タイムマネジメントが常に求められます。
タイムマネジメントは、社会人にとって優先順位付けやタスク管理など、限られた就業時間内で仕事を終わらせるために必須ともいえる能力です。
したがって、タイムマネジメントは、企業にとって生産性を向上させる重要なビジネススキルに該当します。自己PRの大きな強みとしてアピールできるでしょう。
マネージャー経験を自己PRでアピールする方法3ステップ
続いて、マネージャー経験を自己PRでアピールする際の方法を解説します。
3ステップに分けて解説しているので、ぜひ参考にして自己PRを作成してみてください。
①結論ファーストで自身の強みを伝える
自己PRは「私の強みは○○です」といった結論ファーストで始めてください。
結論ファーストは、一番伝えたい内容を相手に深く印象付ける効果があります。
また、その後のエピソードに繋げやすくするメリットもあり、効率的かつ分かりやすく内容を相手に伝えられます。
②強みを発揮したエピソードとしてマネージャー経験を伝える
結論ファーストで強みを伝えた後は、強みを発揮した具体的なエピソードを述べ、自己PRの内容を膨らませてください。
例えば「私の〇〇という強みによってチーム内の空気が良くなり、試合中の選手同士の意思疎通がスムーズになった」などです。
強みを発揮した具体的なエピソードは、説得力が増すだけでなく、他の志望者との差別化なども期待できます。
③入社後に強みを活かしてどのように活躍できるか伝える
最後は自身の強みが入社後、どのように活躍できるかアピールしてください。例えば「私の○○という強みは、貴社の▲▲に貢献できます」などが良いでしょう。
企業は、志望者が入社後にどのような活躍をしてくれるのかを見定めています。
後述のパートで解説していますが、企業が求める強みを把握して入社後の活躍に繋げるアピールができれば、志望意欲や熱意も採用担当者に伝わりやすくなるでしょう。
マネージャー経験を自己PRでアピールする際のポイント2選
マネージャー経験を自己PRでアピールする際に、2つのポイントがあります。
上記のポイントをこれから詳しく解説します。
①自身の強みがチームの成果に結びついたエピソードを伝える
前述のパートでも解説しましたが、自身の強みがチームの成果にどのように結びついたのか具体的なエピソードを伝えるのがポイントです。
成果につながったエピソードは、自分の実績として大きなアピールポイントになるため、採用担当者に「成果を出せる人」という印象を持ってもらえるでしょう。
また、企業は部署やチーム、グループ単位など、組織で運営しています。そのため、強みからチームの成果につながった実績は、入社後においても適用できるでしょう。
②企業に求められている強みをアピールする
企業によって求められる強みは異なります。したがって、企業研究を徹底し志望企業が求める強みをしっかりと把握しましょう。
把握したうえでマネージャー経験をアピールすれば、採用担当者へ志望意欲と熱意が伝わり、他の志望者との差別化も期待できます。
選考は「志望企業と自分がいかにマッチングしているのか」を採用担当者にアピールする場です。
企業が求める強みを把握して、マネージャー経験のエピソードと繋げて自己PRを作成してみてください。
【エピソード別】マネージャー経験を自己PRでアピールした例文2選
ここからは今まで解説してきた内容をポイントにして、例文を2選紹介します。
例文①: 部活動
野球部のマネージャー経験で得た「協調性」を強みにした例文です。
部活動
私の強みは協調性です。高校時代に勤めていた野球部のマネージャー業では、協調性を活かしてチームの士気を高めることができました。
練習や試合でミスをした部員を励ましたり、いつでも部員の相談に乗ったりして、チームに貢献できるよう自分の役割を果たしていました。このような私の声掛けは部内に良い影響を与え、部員同士が自然とお互いに声を掛け合うようになりました。
そして、私の声掛けは、部の雰囲気を改善し、試合において良い結果を残すことに繋がりました。
入社後は、協調性を活かしたコミュニケーション能力で円滑に業務を進めながら、成果に繋がる貢献をしたいと思っています。
上記の例文では自身の協調性をどのように活かしたか、具体的なエピソードに盛り込ませて伝えることができています。
例文②: サークル活動
アメフトサークルのマネージャー経験で得た「献身性」を強みにした例文です。
サークル活動
私の強みは献身性です。大学時代に勤めていた、アメフトサークルのマネージャー業で献身性を得ることができました。
アメフトはケガの多いスポーツです。私はケガに応じた初動措置を適切に取れるように、専門書などを使って、マネージャーの仕事と並行しながら勉強をしました。
そのおかげで、ケガをした選手に適切な処置を行うことができるようになりました。また、適切な初動処置により、選手がケガをしても試合にすぐ復帰できるようになるなど、チームに貢献ができました。
入社後は、チームのフォローができるように次善策を考えるなどしながら、縁の下の力持ちとして貴社で活躍したいです。
上記の例文は献身性をどのように活かしたか、入社後にどのように活かしていくかを具体的かつ簡潔に伝えています。
マネージャー経験を自己PRでアピールする際の注意点2つ
マネージャー経験をアピールする際に、注意点が2つあります。
これから紹介する注意点を確認して、自己PRを作成してみてください。
①自己PRの内容と選考の時の態度が矛盾しないように気をつける
自己PRでアピールした強みが、選考時の態度と矛盾しないように注意しましょう。
採用担当者は、応募書類や自己PRの内容で応募者の人物像をイメージしています。
そのため「自己PRでは、タイムマネジメントが強みと伝えたのにも関わらず、面接の時間に遅れる」など選考時の態度が矛盾していると、採用担当者がイメージしていた人物像とギャップが生じてしまうでしょう。
自己PRと態度に一貫性がないと見なされ、選考が不利になる可能性も出てきます。
②マネージャー経験と関連性が低い強みは避ける
マネージャー経験と関連性が低い強みは避けましょう。
マネージャー経験と関連性が低い強みは、「マネージャー経験がなくても通じる強み」と採用担当者に受け取られてしまいます。
マネージャー経験があるからこそ得られた強みをしっかり把握して自己PRを作成しましょう。
マネージャー経験の強みを活かして自己PRで効果的なアピールをしよう
マネージャー経験の強みを大きく3つに分けると献身性や協調性、タイムマネジメントでした。
この3つの強みは、企業において重要視されるポイントです。
マネージャー経験の強みを活かしたオリジナルの自己PRを作成して、選考を有利に進めましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。