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粘り強さは自己PRで効果的!アピール方法を解説|例文も紹介

就職活動の自己PRで粘り強い性格をどうやってアピールしたら良いのか、分からずに困っている就活生はたくさんいるのではないでしょうか?アピールの仕方によっては、プラスにもマイナスにも捉えられる強みです。

そこで、本記事では自己PRで粘り強さを伝える際の方法やポイントを解説します。ぜひ、今後の対策の参考にしてくださいね。

粘り強さはポジティブ?自己PRで与える印象を解説

粘り強いとは、努力をし続けること結果にこだわることを意味します。忍耐強い性格は数多くの企業が求め、適切にアピールすれば高評価につながりやすいです。

辛抱強く仕事と向き合うことが成果につながるイメージが強いため、粘り強い人材は企業側から期待されるでしょう。

ただし、粘り強いことは短所になる場合もあり、中には悪い印象を持つ人もいるので注意が必要です。例えば、臨機応変な対応ができないイメージを与えたり、合理的に進められないと思われたり、アピールを間違えれば性格を誤解されることも。

長所としてアピールするためにも、まず企業が就活生に対して何を必要としているのかチェックして、企業の視点に立って評価が良くなる表現を心がけてくださいね。

企業に求められる粘り強い人の3つの特徴

同じような長所を持った人材でも、人によって発揮してきた強みは違います。粘り強い人の特徴は主に以下の3つです。

  1. 最後まで責任を持ってやり遂げる
  2. 打たれ強くて困難を乗り越えることができる
  3. 負けず嫌いで努力を惜しまない

①最後まで責任を持ってやり遂げる

最後まで忍耐強く頑張った人が、成果を上げる場合はよくあります。努力できる人材なら、多少ハードルが高い仕事もやり遂げると判断してもらえるため、安心して任せやすくて頼りになる存在です。

仕事をやり遂げられる人材には、見れば将来性があるので管理職を任されるケースもありますよ。

②打たれ強くて困難を乗り越えることができる

物事の成果を出す際には様々な困難に遭遇するため、忍耐強くない人は諦めてしまうケースも少なくありません。

しかし粘り強い人なら、失敗から学び仕事を進められるのです。努力を続けられ、困難に対する耐性があるので、次回のために失敗を活かしながら、成果を上げられるでしょう。

③負けず嫌いで努力を惜しまない

粘り強い人は、負けず嫌いな一面もあります。仕事でうまくいかないときでも、諦めずに経験を糧として成長できるでしょう。

周りよりも成績が劣っていると考え、結果が出るまでこだわることも、特徴として挙げられます。企業は他社との競争に勝つことも重要なので、努力を惜しまずに結果を出せる人材は有望なのです。

自己PRで粘り強さを伝える方法3ステップ

自分のアピールポイントが、採用担当者に伝わらなければ意味がありません。そこで、次の3つのステップを意識して、自己PRを作成しましょう。

  1. 粘り強さを具体的に伝える
  2. 粘り強さを発揮したエピソードを伝える
  3. 入社後の粘り強さを活かした活躍の展望を伝える

①粘り強さを具体的に伝える

まず、分かりやすい言葉で、具体的な強みを伝えることが重要です。粘り強さを詳しく説明すると、相手もあなたの特徴をイメージしやすくなります。

そのため例えば、「我慢強い」「物事を最後までやり遂げる」「何事にも諦めない」のように、一言で表現しましょう。冗長な文章ではアピール内容がぼやけるので注意が必要です。

②粘り強さを発揮したエピソードを伝える

続いて、どんな物事や環境で強みが発揮されたのか、具体的なエピソードを盛り込むと説得力が上がります

話の構成を工夫して、常に自分自身と向き合って成長してきた証として、粘り強く取り組んだ経験があると伝えることが大切です。

ただ続けただけではなく、どのような状況で何をして結果につながったのか、詳細を話してくださいね。

③入社後の粘り強さを活かした活躍の展望を伝える

最後に、強みを仕事にどうやって活かすのか述べてください。会社に与えるメリットを伝えれば、実際にあなたが仕事で活躍する姿を、採用担当者がイメージしやすくなります。

ここで重要なのは汎用性です。例えば「困難な状況下でも最後まで続けてやり通します。」と、粘り強さが入社後にも再現できることをアピールしましょう。

自己PRで粘り強さを伝える際の2つのポイント

粘り強い性格を自己PRに用いる際にはコツがあります。面接で好印象を残すためにも、以下の2つを心がけてくださいね

  1. 言い換え表現を用いてアピールする
  2. 粘り強さの原動力を説明する

①言い換え表現を用いてアピールする

より具体的にあなたの長所を伝えるためには、別の言葉に言い換えてみましょう。粘り強さの意味は漠然としているので、相手との間に認識の違いが生まれやすいです。

具体例として、「精神的に強い」「努力家」「継続力がある」「責任感がある」「打たれ強い」「諦めない」が挙げられます。

企業担当者も応募者の長所を把握できれば、採用後に活躍する姿をイメージしやすくなるはずです。

②粘り強さの原動力を説明する

取り組む際のモチベーションを言語化して、なぜ粘り強い行動が取れるのか伝えてください

物事に我慢強く取り組める理由を示さないと、「怠けながら行動しているだけなのでは?」と面接官に長所として受け取ってもらえません。

「頑固で周りの意見を聞き入れない」「合理的に進めるの苦手」「視野が狭い」「諦めが悪い」のような短所だと思われないためにも、あなたの原動力を効果的に話しましょう

【エピソード別】自己PRで粘り強さを伝える際の例文3選

ここで、粘り強さを長所としてアピールできる例文を3つ紹介します。自分に近いエピソードを見て、自己PR作成の参考にしてください。

  1. アルバイト
  2. サークル活動
  3. 長期インターン

①アルバイト

私は苦手を乗り越えるために、粘り強い努力を怠りません。

大学時代は、飲食店でアルバイトをしていました。初めて会う人と会話することに対し強い苦手意識がありましたが、弱点を克服したいと思い、接客を担当できるアルバイトを選びました。

当初はマニュアル通りに仕事をするだけで精一杯で、自信をもってお話しすることができないままでした。そこで、仕事に慣れるためにもあえてシフトを増やし、お客様にも自分からできる限り声をかけるように心がけました。

今では当初のような接客への不安は無くなり、お客様との関わりを楽しむことができるようになりました。コミュニケーション能力が鍛えられたことで、自信にも繋がったと感じております。

私は、新しい挑戦を重ね業界をリードする貴社に魅力を感じております。自分の弱点に向き合った経験を活かして、貴社の新規事業においても成果を出す人材として貢献できるよう、全力を尽くす所存です。

あえて自分を追い込んで、苦手なことを克服したと述べられた例文です。企業でも困難に対して、粘り強く頑張ってくれそうなイメージが浮かびます

②サークル活動

私の強みは、困難な状況でも諦めず、周りを巻き込んで行動できる点です。

学生時代、学園祭のイベント運営サークルに所属していました。
ある時、イベントの5日前に企画が一部変更になるという事態が発生しました。

そこで、まずはとにかく混乱を最小限にすることに注力しました。変更決定から1日以内に、変更の必要が無いチームには引き続き進行できるよう指示を出し、変更のあるチームには本番までにやるべき最低限の仕事を順序だてて説明し、役職決定を行いました。当日まで毎日5時間ほどミーティングを重ね、協力しながら企画を再構築して無事に間に合わせることができました。

結果的に、当日はたくさんのお客様に満足していただき、「最後まで諦めずに行動して良かった」と仲間たちも言っていました。

社会人として働くなかでも、想定外のアクシデントに直面することがあるかと思います。私の強みを最大限発揮し、「業務遂行のためにできることは何か」を常に考え、最速で解決に繋げる人材として活躍する所存です。

粘り強く考えて行動し、チームで成功に導いたと書かれています。困難な状況にも協力しながら、会社に貢献できる人物だと思われるでしょう。

③長期インターン

目標を設定して粘り強く努力できることが、私の強みです。

大学1年生の冬から1年間、ITベンチャー企業のインターンシップに参加しました。私は20名のインターン生の中で年間MVPを獲得することを目標に掲げました。

しかし初めの1ヶ月は、1件も契約を取れませんでした。そこで、まず優秀な社員のトークを徹底的に学んで、他のインターン生よりもたくさんの商談回数を積むことを意識。また、10分単位のスケジュールを設計して、無駄な時間を削減できるように心がけました。

その結果、5ヶ月目で月間MVPに選ばれ、その後も3回の月間MVPの成果を上げたため、目標の年間MVPを受賞することができました。

私の強みは、成果を重視する貴社でこそ最大限貢献できると自負しております。
入社後には改めて社内トップを目標に設定し、成果を積み重ねるため営業職として粘り強く努力したいです。

長期インターンのエピソードは、企業での仕事に関連する部分がたくさんあるため、入社後に活躍する姿をイメージしやすいです。

自己PRで粘り強さを伝える際の注意点

粘り強いことを重点的にアピールしすぎると、逆にマイナスのイメージが残る可能性もあるため気を付けてください。一生懸命になると周りが見えない印象も与えるため、頑固で視野が狭いと思われるかもしれません。

その場合には素直に認めて、「夢中になりすぎないように、協調性を意識して自分を上手にコントロールしていきたい」と、冷静に自己分析しましょう。

合理的に仕事を進めることが企業では求められるので、仕事の進め方が苦手だと思われないように、計画的に結果を出したエピソードを伝えた方が無難です。

わざと応募者の反応を見るために、まるで短所のように質問される可能性もあり、どう対応するか事前に考えておくことが必要となります。

自己PRで粘り強さをアピールする際は結果まで伝えよう

今回は自己PRで粘り強さを伝える際の方法とポイントを紹介しました。

粘り強い性格をアピールする際には注意点もありますが、具体的なエピソードを用いてうまく伝えれば好印象を与えられます。本記事を参考にして、就活を成功に導きましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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