「ESの長所って何を書けばいいの……」
「自分の長所なんてわからないよ……」
企業にESを提出するときに何を書けばわからない就活生はたくさんいます。
この記事では、ESで書く長所の見つけ方から書き方まで例文付きで解説。ESの長所の部分で悩んでいる人は、この記事を読んで志望企業内定に一歩前進しましょう。
さらに「自分の長所が分からない……」「文章作成が苦手……」という人のためのアイテムを、先にチラ見せ!ぜひ参考にしてくださいね。
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ESの「長所」とは?自己PRや強みとの違い
就活を始めたばかりの方にとって、「エントリーシートの長所欄って自己PRと何が違うの?」「強みって書いちゃダメなのかな?」と戸惑うことも多いのではないでしょうか。
このパートでは、そうした疑問に寄り添いながら、「長所の正しい意味」と「自己PRや強みとの違い」を解説します。
① ESで求められる長所とは?
エントリーシートでの「長所」とは、あなたの性格や考え方の中で、仕事に活かせるプラスの面を指します。
たとえば、「責任感がある」「柔軟に対応できる」といった、日常の行動に表れる特徴がこれに当たります。企業は、あなたの長所を通して「この人は職場にどう貢献してくれそうか」をイメージしたいのです。
そのため、再現性や実績を強調する自己PRとは異なり、性格面の特徴を伝えることがポイントです。過剰に成果やエピソードを盛り込んでしまうと、かえって意図が伝わりづらくなるかもしれません。
② 自己PR・強みとの違い
「長所」「自己PR」「強み」は似た言葉に見えますが、ESではそれぞれ役割が異なります。この違いを理解していないと、意図に合わない文章になりやすく、企業からの評価が下がってしまう恐れがあります。
長所は「性格の特徴」、自己PRは「経験や行動で証明できる強み」、強みは「成果につながる能力や姿勢」を意味します。たとえば、「責任感がある」は長所、それを活かしたエピソードが自己PRであり、その結果として何かを改善できたという実績が強みとなるのです。
それぞれの違いを意識せずに書くと、長所に体験談を詰め込みすぎたり、強みとしての根拠が曖昧になったりします。ESを書く際は、企業がどの視点で評価するのかを意識し、それぞれの役割に合わせた表現を心がけましょう。
ESの長所で企業が評価するポイント3つ

ESに書く長所は、自分の良いところを素直に伝えればよいと思っていませんか?
実際には、企業ごとに評価する観点が異なります。せっかく長所をアピールしても、評価されないこともあるのです。
この章では、企業がエントリーシート(ES)の「長所」から何を見ているのかを整理し、評価される書き方のコツを紹介します。
このパートでは、次の3つの視点について説明します。
① 自己分析を深められているか
企業は、ESに書かれた長所から「自分自身をどれだけ理解できているか」を見ようとしています。
たとえば「協調性があります」と記載しても、それが具体的にどのような行動として表れているかが伝わらなければ、印象には残りません。表面的なアピールでは、ほかの学生と似た内容になり、差がつかなくなるでしょう。
評価される長所を書くためには、なぜその性格が自分に当てはまるのか、どのような場面で活かされてきたのかを振り返ってみてください。
自分1人での自己分析に不安がある方は、就活のプロと一緒に自己分析をしてみませんか?あなたらしい長所や強みが見つかり、就活がより楽になりますよ。
② 企業文化とマッチしているか
どれほど魅力的な長所でも、企業の価値観と合っていなければ評価されにくくなります。
たとえば、安定志向の企業に対して「挑戦心」を前面に出してしまうと、方向性のミスマッチと受け取られる可能性があります。企業はESを通じて、「この人はうちの雰囲気に合うかどうか」も見ているのです。
どの長所をアピールするかの正解は企業ごとに異なります。採用ページや社員インタビューから社風や求める人物像を把握し、それに合った表現を選ぶことが重要です。
③ 入社後の具体的な活躍イメージを持てているか
企業は、ESに書かれた長所から「この人が入社したらどう活躍するか」を想像しています。
たとえば「冷静」と書くだけでなく、実際にそれが仕事でどのように活きるかまで示せると、職場での姿をイメージしてもらいやすくなります。自己評価にだけでなう、将来的にどう活かせるかまで伝えられているかがポイントです。
長所の活かし方をアピールする際は、職種や業界とのつながりを意識することが、説得力を高めるために重要になってきます。
【思いつかない人必見】自分にぴったりの長所を見つける方法

「長所が大切なのはわかっているけれど、そもそも自分の長所がわからない」と感じていませんか?
就活を始めたばかりの方や、ESを初めて書く方にとって、この悩みはよくあるものです。そこでこのパートでは、自分に合った「長所」を見つけるための具体的な方法を紹介します。
① 自分史を作成する
長所を見つけるためにまず有効なのが、自分史を振り返ることです。小学生の頃から大学までの出来事や努力した経験を書き出すことで、自分の行動や価値観の傾向が見えてきます。
たとえば「周囲の意見をまとめる場面が多かった」と気づけば、それは協調性やリーダーシップの素地かもしれません。
表面的な事実ではなく、「どんな行動をし、何を大事にしていたのか」を深掘りすることが重要です。
② モチベーショングラフを作成する
モチベーショングラフとは、時間軸とやる気の高さを軸に、自分の体験をグラフ形式で表すものです。
自分の感情の動きを可視化することで、 長所を発見しやすくなります。
たとえば、「モチベーションが上がった時期」が「人に頼られたとき」だったなら、責任感や自発性があなたの強みと言えるでしょう。言葉では見えにくかった自分の傾向が、図にすることではっきりしてきます。
③ マインドマップを描いてみる
考えを整理できないときは、マインドマップの活用が効果的です。紙の中心に「自分」と書き、そこから興味や性格、経験などを自由に枝分かれさせていきます。
書き出すことで、思いがけない共通点やキーワードが浮かび上がってきます。たとえば「人と関わるのが好き」→「話をよく聞く」→「信頼されやすい」というように、連想から強みが見つかることもあるでしょう。
④ 他己分析を活用する
自分では普通だと思っていることも、他人からは強みに映ることがあります。だからこそ、他己分析は長所を見つけるうえでとても有効です。
友人や家族、先輩などに「自分ってどんな人?」と率直に聞いてみてください。複数人に尋ねれば、共通して出てくる特徴が見つかるはずです。
たとえば「話を丁寧に聞く」ことが、「安心感のある人」として評価されていることもあります。就活で長所をうまく言語化できない方にこそ、試してほしい方法です。
⑤ 診断ツールを活用してみる
自己分析に自信が持てないときは、無料の診断ツールを試してみるのも一つの手です。性格診断やキャリアタイプ診断を通して、自分の特徴を客観的に知ることができます。
結果を参考にしながら、自分の過去の経験と照らし合わせると、納得感のある長所が見えてくるでしょう。
診断内容はすべてが正解ではありませんが、長所の方向性を広げるヒントにはなります。
⑥ 短所を長所に置き換える
「これといった長所がない」と感じるときほど、短所に注目してみましょう。多くの短所は、見方を変えれば長所として捉えることができます。
たとえば、「優柔不断」という短所も、「複数の視点で慎重に判断できる」という強みに変換できます。大切なのは、ただ言い換えるのではなく、そこに納得できる根拠を添えることです。
⑦ 過去の成功体験を考える
過去の成功体験には、自分の長所が色濃く表れています。思い出すべきは「うまくいったこと」そのものではなく、「なぜうまくいったのか」という部分です。
たとえば、文化祭の準備でリーダーを務めた経験があるなら、行動力や調整力といった強みがあったはずです。実体験に基づく長所は再現性が高く、ESでも信頼感を与えやすくなります。
高評価に!ESの長所で絶対に守るべき書き方4STEP

長所そのものは思い浮かんでも、どう伝えればよいのか分からず、手が止まってしまう方も多いでしょう。このパートでは、エントリーシートで高評価を得るための「長所」の書き方を、4つのステップに分けて解説します。
①【STEP1】自分の長所を一言で伝える
最初に大切なのは、「自分の強みが何か」を端的に示すことです。
たとえば「責任感がある」「周囲の意見を聞く力がある」など、はじめに長所を一文で伝えると、読み手も内容の軸をつかみやすくなります。
このとき、「真面目」「優しい」など抽象的な表現ではなく、行動や成果と結びつく言葉を選びましょう。
②【STEP2】長所を裏付けるエピソードを書く
長所を伝えたら、それを実際に発揮した場面を具体的に書きましょう。
単なる自己評価ではなく、行動の中に強みが表れていたことを証明することが、読み手の納得感につながります。
たとえば「責任感がある」と伝えた場合、いつ・どこで・どのようにその責任感を発揮したかまで記述しましょう。アルバイト、部活、ゼミなど、等身大のエピソードで問題ありません。
③【STEP3】経験から得た成果と学びをアピール
エピソードを語ったあとは、「その経験を通じて得た成果や学び」を整理して伝えましょう。成果とは、必ずしも数値だけではなく、周囲からの評価や、自分の意識の変化なども含まれます。
たとえば、「責任ある役割を果たした結果、チーム全体がスムーズに動いた」や「最後までやり遂げたことで達成感を得た」など、行動と成果をセットで伝えてください。
④【STEP4】長所を入社後に活かしたいという意欲を伝える
最後に、「その長所を入社後にどう活かしたいか」を伝えましょう。企業が見ているのは、過去の実績だけでなく、今後どのように働いてくれるかという未来の話です。
たとえば「情報収集力」を長所としたなら、「入社後は業界動向をいち早くキャッチし、提案の質を高めていきたい」といったように、業務への具体的な貢献イメージを伝えてください。
【性格・職種別32選】ESでアピールできる長所一覧

就活を始めたばかりの方は、どのような長所を選び、どう伝えればよいか迷いやすいものです。
この章では、性格や考え方のタイプ、志望職種に合った長所の例を紹介します。自分に合う強みを見つけ、納得感のあるエントリーシートを目指しましょう。
①【性格・思考別】ESでアピールできる長所の例
自分の性格や考え方に合った長所を見つけたいと感じている方も多いでしょう。
ここでは、性格のタイプ別に、企業から評価されやすい長所を例に挙げて紹介します。自分の特徴に合う強みを知ることで、説得力のあるESが書きやすくなります。
- 行動力・挑戦タイプの長所
- 対人関係・チームワークタイプの長所
- 思考力・分析力タイプの長所
- 粘り強さ・努力タイプの長所
- 柔軟性・適応力タイプの長所
行動力・挑戦タイプの長所
新しいことに前向きに取り組む姿勢は、多くの企業で評価されています。
行動力のある方はスピード感を持って課題に向き合えるため、変化の多い職場でも活躍が期待されます。たとえば「行動力」「挑戦心」「実行力」「決断力」などの長所が当てはまるでしょう。
目立ちやすい強みだからこそ、根拠のあるエピソードで信頼性を高めることが重要です。
対人関係・チームワークタイプの長所
周囲との関係を大切にできる方には、「協調性」「傾聴力」「気配り」「支援力」などの長所が向いています。
チームで動く場面の多い職場では、こうした力が特に求められています。人の気持ちをくみ取る力や、調整役としての行動は、企業にとっても大切な価値です。
ただし、「優しい」や「人見知りしない」といった抽象的な表現では伝わりにくいため、行動や経験を通じて具体的に伝えることが大切です。
思考力・分析力タイプの長所
物事を筋道立てて考えたり、複雑な課題を整理して捉えることが得意な方には、「論理的思考力」「計画性」「分析力」「課題発見力」などの長所が向いています。
特に課題解決型の業務や、数字やデータを扱う職種では重宝される強みです。
ただし、「論理的です」と述べるだけでは説得力に欠けます。過去に工夫して課題を解決した経験や、計画的に物事を進めたエピソードを交えて伝えると、あなたの強みがより明確に伝わります。
粘り強さ・努力タイプの長所
一つのことにコツコツと取り組める方には、「継続力」「忍耐力」「真面目さ」「責任感」などの長所が適しています。
時間がかかっても投げ出さず、着実に物事を進める姿勢は、業種を問わず高く評価されます。
ただし、「努力家です」とだけ記載しても印象に残りづらいため、困難を乗り越えた経験や、努力が成果につながった具体的な場面を示すことが大切です。
柔軟性・適応力タイプの長所
環境の変化にも前向きに対応できる方には、「柔軟性」「適応力」「切り替えの早さ」「新しい環境への対応力」などの長所が向いています。
職場では、急な変更や多様な人との関わりが求められる場面も多く、こうした対応力の高さは大きな武器になります。
ただし、「なんでもできます」といった抽象的な表現では魅力が伝わりづらいため、変化に柔軟に対応した具体的なエピソードを通じて、自分らしさを示すことが重要です。
②【応募職種別】ESでアピールできる長所の例
応募する職種ごとに、企業が評価する強みは異なります。それぞれの職種に合わせた長所のアピールをすることで、より説得力を増すことができます。
ここでは代表的な職種別に、企業が求める長所の傾向を紹介します。
- 営業・コンサル系で評価されやすい長所
- エンジニア・技術職で評価されやすい長所
- マーケティング・企画職で評価されやすい長所
- 事務・管理系で評価されやすい長所
営業・コンサル系で評価されやすい長所
営業職やコンサルタント職では、「コミュニケーション能力」「粘り強さ」「問題解決力」などが高く評価されます。
顧客との信頼関係構築や、ニーズの的確な把握、提案力が求められるためです。特に相手の立場に立って物事を考え、適切なタイミングで行動できる柔軟性や、粘り強く結果を出す姿勢が重要視されます。
また、対人スキルだけでなく、状況を読み解く力や課題解決に向けた論理的な思考力も求められるため、総合的なバランスが強みとなります。
エンジニア・技術職で評価されやすい長所
エンジニアや技術職では、「論理的思考力」「チームワーク」「課題解決力」などが重視されます。
専門的な知識に基づいた技術的アプローチはもちろん、冷静に問題を分析し、効率的かつ実現可能な解決策を導き出す力が必要です。
個人作業だけでなく、開発チームや他部署と協力して進める場面も多いため、協調性や丁寧なコミュニケーションも重要な評価ポイントになります。論理性と実行力を兼ね備えた長所が特に活きる職種です。
マーケティング・企画職で評価されやすい長所
マーケティングや企画職では、「創造力」「データ分析力」「市場感度の高さ」などが評価されます。常に変化する消費者ニーズやトレンドを的確に捉え、他社との差別化を図る企画力が求められます。
また、感覚だけでなく、数値やデータに基づいた分析を行い、論理的な裏付けをもって施策を立案・提案できる力も重要です。新しい視点を持ちつつ、実現可能な形に落とし込む力が、成果に直結する長所として高く評価されます。
事務・管理系で評価されやすい長所
事務職や管理系職種では、「計画性」「業務整理力」「効率的な処理能力」が求められます。
限られた時間の中で業務を正確かつスムーズに進めるためには、優れた段取りとマルチタスク処理能力が欠かせません。
また、周囲の状況を把握しながら、先回りして業務を整える力や、突発的なトラブルにも冷静に対応できる柔軟性も評価されます。地道な業務でも手を抜かずに着実に進められる姿勢が、信頼につながります。
ESに書ける!長所の例文10選

ここでは、実際に使える長所の例文を10個紹介します。
選考通過者によく使われる表現を厳選しており、それぞれの長所がどのように伝わるのかが具体的にイメージできる構成になっているので、自分の強みと重ね合わせながら、ぜひ参考にしてみてください。
- 「責任感」の例文
- 「コミュニケーション力」の例文
- 「向上心」の例文
- 「行動力」の例文
- 「チャレンジ精神」の例文
- 「論理的思考」の例文
- 「柔軟性」の例文
- 「協調性」の例文
- 「創造性」の例文
- 「粘り強さ」の例文
「責任感」の例文
ここでは、「責任感」をアピールする自己PRの例文を紹介します。アルバイトや学生団体など、身近な経験からでもしっかりと責任感を伝えることは可能です。構成を意識して書くことで、説得力が高まります。
計画立てて作業をやり切れる
私は、最後まで責任を持って物事をやり遂げる姿勢を大切にしています。
大学では学園祭実行委員として、模擬店エリアの統括を担当しました。
当初は、参加団体との連絡漏れや作業分担の偏りにより運営に混乱が生じていましたが、私は全体の進行管理と情報共有の体制を見直し、週に一度の進捗会議を設けることで改善を図りました。
結果として、当日は大きなトラブルもなくスムーズな運営ができ、学内外から高い評価をいただくことができました。
この経験から、組織の中で責任を持って役割を果たすことの重要性を実感しました。
入社後も、与えられた業務に真摯に向き合い、信頼される存在として貢献していきたいと考えています。
「責任感」は抽象的な言葉ですが、「最後までやり遂げた経験」とセットで語ることで伝わりやすくなります。自分の工夫や行動によって状況が改善されたという流れを意識して構成しましょう。
「コミュニケーション力」の例文
ここでは、「コミュニケーション力」をアピールする自己PRの例文を紹介します。相手との信頼関係の構築や、対話を通じた課題解決の経験をもとに伝えると効果的です。
コミュニケーション力
私は、相手の立場に立って丁寧に対話を重ねることで信頼関係を築くことができます。
大学ではカフェのアルバイトで、スタッフ間の連携がうまくいかず、ミスやトラブルが頻発していました。
私はそれぞれのスタッフに声をかけて話を聞き、原因となっていた情報共有のズレや認識の違いを明らかにし、共有ノートを導入することで改善を図りました。
結果としてミスの件数が半分以下に減り、スタッフ間の雰囲気も良くなり、シフトの協力体制も強化されました。
この経験から、相手を理解しながら対話を重ねることの重要性を学びました。
入社後も、社内外問わず円滑な関係を築きながら、業務を進めていきたいと考えています。
コミュニケーション力を伝えるには、「何を目的に誰とどう関わったか」を具体的に書くことが大切です。対話の工夫や改善策も加えると、説得力が増します
向上心の例文
ここでは、「向上心」をアピールする自己PRの例文を紹介します。自ら課題を見つけて努力した経験や、学びに対する姿勢を具体的に示すことがポイントです。
向上心
私は、現状に満足せず、常により良い結果を目指して努力する姿勢を大切にしています。
大学ではゼミでのプレゼンに苦手意識があり、初回の発表では資料の構成がわかりにくく、指摘を多く受けました。
そこで私は、論理的な組み立て方を学ぶために他の優秀な発表を分析し、自分の発表の録音を聞いて改善点を洗い出すなどの工夫を重ねました。また、ゼミ以外でもプレゼン大会に挑戦し、実践の場で経験を積みました。
その結果、3回目の発表では教授から「説得力がある構成になった」と評価を受け、自信にもつながりました。
この経験を通じて、課題に真摯に向き合い成長する姿勢を身につけました。
入社後も学びを継続し、着実に力を伸ばしていきたいと考えています。
向上心は「課題→工夫→成長」の流れで伝えると効果的です。初めは苦手だったことに自ら取り組み、改善した点を明確に示すことで、説得力のある自己PRになります。
「行動力」の例文
ここでは、「行動力」をアピールする自己PRの例文を紹介します。思い立ったらすぐに動く姿勢や、周囲を巻き込んで行動した経験を示すことで、説得力のある内容になります。
行動力
私は、課題を見つけたらすぐに行動に移す力があります。
大学では、所属するサークルの新歓活動が年々参加者数が減っていることに危機感を覚えました。
そこで私は、早期に新入生と接点を持つため、入学前に情報を発信できるSNSアカウントの開設を提案・実行しました。
さらに、サークルの雰囲気が伝わるようにメンバーで動画を作成し、定期的に投稿を続けました。
その結果、DM経由での新入生の問い合わせが増え、例年の約1.5倍の参加者を新歓イベントに集めることができました。
この経験から、自ら動いて状況を変える力を身につけました。
入社後も、現場の課題に対して自ら考え、即行動に移すことで成果に貢献していきたいと考えています。
行動力を伝えるには、スピード感や周囲を巻き込む工夫も加えると、より印象的になります。
「チャレンジ精神」の例文
ここでは、「チャレンジ精神」をアピールする自己PRの例文を紹介します。初めてのことに積極的に取り組んだ経験や、困難を乗り越えたプロセスを丁寧に伝えることがポイントです。
チャレンジ精神
私は、新しいことにも前向きに挑戦し、自分の限界を広げることを大切にしています。
大学2年の時、英語が苦手だったにもかかわらず、自分を成長させたいという思いから海外ボランティアに参加することを決意しました。
現地では言葉の壁や文化の違いに戸惑うことも多くありましたが、身振り手振りを交えて積極的に話しかけたり、毎日英語日記をつけるなどして現地の人との関係づくりに努めました。
最終日には、感謝の言葉を英語でスピーチし、涙を流してくれた現地の方もいて、自分の挑戦が人の心を動かせたことに大きな達成感を得ました。
この経験から、困難に直面しても前向きに挑戦する力が身につきました。入社後も失敗を恐れず、新しい業務にも積極的に取り組みたいと考えています。
チャレンジ精神を伝えるには「困難な状況にどう向き合ったか」を具体的に描くことが重要です。未経験のことに挑戦した背景や、行動の工夫まで丁寧に書きましょう。
「論理的思考」の例文
ここでは、「論理的思考力」をアピールする自己PRの例文を紹介します。物事を順序立てて考え、問題解決に結びつけた経験を伝えると、具体性と説得力が増します。
論理的思考力
私は、物事を筋道立てて考え、最適な解決策を導く力があります。
大学では、ゼミの研究発表でテーマ選定から発表までの全体進行を任されましたが、方向性が定まらず、意見が分かれて議論が進まない状況が続いていました。
そこで私は、全メンバーの意見を要素ごとに整理し、ホワイトボードで分類・比較することで、全員の意見を見える化しました。
その結果、共通点と相違点が明確になり、全員が納得できるテーマを選ぶことができました。
発表本番では一貫性のある内容を構成でき、教授からも「構造がわかりやすく、説得力がある」と評価されました。
この経験を通じて、論理的に物事を整理し、円滑に物事を進める力を身につけました。
入社後も複雑な課題を整理し、合理的に解決策を導く力を活かして貢献したいと考えています。
論理的思考力を伝えるには、情報をどう整理し、どう結論に導いたかを具体的に説明するのが効果的です。図や分類を使った工夫があると説得力が増します。
「柔軟性」の例文
ここでは、「柔軟性」をアピールする自己PRの例文を紹介します。予定外の事態や環境の変化に対して、臨機応変に対応した経験を具体的に伝えることが効果的です。
柔軟性
私は、状況に応じて柔軟に対応し、周囲と協力しながら行動する力があります。
大学では、地域イベントのボランティアに参加し、当日は受付を担当していました。
しかし当日、急遽MC担当の学生が体調不良で欠席となり、代役を探す必要が生じました。
私は過去に司会経験があったため、自ら手を挙げて代役を引き受け、進行台本を短時間で読み込みながら他メンバーと役割分担の再調整を行いました。
結果としてイベントは滞りなく進行し、主催者の方からも「臨機応変な対応に助けられた」と感謝の言葉をいただきました。
この経験から、想定外の状況でも冷静に対処する柔軟さと、協調性の大切さを学びました。
入社後も変化に応じて前向きに対応し、周囲と連携しながら行動していきたいと考えています。
柔軟性を伝える際は、「予定外の事態にどう対応したか」を具体的に示すことがポイントです。自分の判断と周囲との連携の両面に触れると、説得力が増します。
「協調性」の例文
ここでは、「協調性」をアピールする自己PRの例文を紹介します。集団の中で自分の役割を理解し、周囲と連携しながら行動した経験を軸に伝えると効果的です。
協調性
私は、周囲の意見を尊重しながら、自分の役割を果たす協調性があります。
大学では、ゼミ発表に向けて5人チームで資料作成を行いましたが、意見の食い違いが多く、なかなか作業が進まない状況が続いていました。
私は全員が納得して進められるよう、一人ひとりの意見をヒアリングして共通点を整理し、分担の仕方や発表の構成を調整する提案を行いました。
特に、得意分野を活かせるように担当を割り振ったことで、メンバーのモチベーションも向上しました。
その結果、チーム全体がまとまり、発表本番では教授からも「チームワークがとても良い」と評価をいただくことができました。
この経験を通じて、周囲と協力しながら目標を達成する力を身につけました。
入社後もチームの一員として貢献できるよう、積極的にコミュニケーションを取りながら行動していきたいと考えています。
協調性をアピールする際は、「自分がどのように周囲に働きかけたか」を具体的に書くことが重要です。相手を尊重しつつ、自分の役割を果たした点を伝えましょう。
「創造性」の例文
ここでは、「創造性」をアピールする自己PRの例文を紹介します。既存のやり方にとらわれず、自分なりの工夫や新しい発想で課題を解決した経験を伝えると効果的です。
創造性
私は、目的を達成するために新しい視点から考え、工夫を形にする力があります。
大学では、学内イベントの広報を担当しており、例年通りのチラシ配布だけでは参加者が伸び悩んでいました。
そこで私は、ターゲット層である1・2年生に向けて、SNSを活用したプロモーション企画を立案しました。
具体的には、出演者の裏側を紹介するショート動画を制作し、イベント開催1ヶ月前から毎週配信することで、継続的な関心を引き出す仕掛けを行いました。
その結果、イベント参加者は前年比の1.6倍に増え、「動画を見て興味を持った」という声も多数集まりました。
この経験から、柔軟な発想と実行力で新たな価値を生み出す力を実感しました。
入社後も、状況を見極めて自分なりのアプローチで課題解決に取り組んでいきたいと考えています。
創造性は「従来のやり方に課題を感じた→自分なりの工夫→成果」という流れで伝えると明確になります。発想の根拠や具体的な取り組み内容を丁寧に書くのがポイントです。
「粘り強さ」の例文
ここでは、「粘り強さ」をアピールする自己PRの例文を紹介します。時間をかけて努力を継続した経験や、あきらめずに挑戦し続けた姿勢を伝えることで、信頼感につながります。
粘り強さ
私は、困難な状況でも最後まであきらめずに取り組む粘り強さがあります。
大学では、学外のビジネスコンテストにゼミの仲間とチームで参加しました。
企画内容の練り直しやフィードバック対応に苦戦し、思うように進まない時期もありましたが、私はチームのモチベーションを保つため、毎週のミーティングを提案し、目標の細分化と進捗確認を徹底しました。
その結果、最終的に企画が形になり、予選を突破して本選に進出することができました。
過程の中で、粘り強く課題に向き合い続ける姿勢が成果につながることを実感しました。
入社後も、思い通りにいかない場面があっても、目標に向かって地道に取り組み、成果につなげていきたいと考えています。
粘り強さを伝えるには、「長期間の努力」や「困難を乗り越えた背景」を丁寧に描くことが大切です。継続のために工夫した点や周囲への働きかけも加えると、説得力が増します。
字数別でアドバイス!ESで長所を最大限アピールするコツ
エントリーシートでは企業側から字数指定されることが多く、それぞれに適した書き方が求められます。
このパートでは、400字・200字・100字のパターン別に、長所を効果的に伝える構成や書き方のコツを紹介します。
①【400字の場合】長所を発揮したエピソードまで具体的に書く
400字あれば、長所の背景や行動、成果までしっかり書き込めるため、PREP法をベースにした構成がおすすめです。
まずは長所を一言で示し、それを裏づける具体的なエピソードを描きましょう。その結果として得た成果や学びを続けて述べ、最後に「入社後にどう活かすか」をまとめると、内容に一貫性が生まれます。
情報量が多くなる分、論理の流れが自然かどうかにも注意が必要です。
②【200字の場合】長所の要点だけを凝縮する
200字はボリューム的に中間で、内容面は無駄を省きつつ伝えたい要点を整理する構成が効果的です。
まず長所を明確に述べ、その根拠として簡単な背景や場面をひとつだけ補足しましょう。
細かい描写よりも、読み手が理解しやすい構造を優先すべきです。
主語と述語が明確な文章にすることで、短くても印象に残る内容に仕上がります。
③【100字の場合】長所を簡潔かつ印象的に書く
100字のように限られた文字数では、長所の核心を一文で伝えることを意識しましょう。
結論から書き始めて、場面や特徴を補足する短い一言を添えるだけで十分伝わります。
たとえば「相手の変化に気づいて行動できる気配り力」のように、特徴・行動・長所のキーワードを含めると効果的です。
好印象につながる!ESの長所の差別化ポイント

就活では、他の学生と似たような内容になりやすい「長所」のアピールで、どう差別化するかが重要です。特に企業に「この人に会いたい」と思ってもらうためには、単なる長所紹介だけでなく、企業理解や職種理解を踏まえた工夫が求められます。
ここでは、ESでの長所をより印象的に伝えるための4つの視点を紹介します。
① 言い換え表現で差別化する
ESでは「責任感がある」「協調性がある」といったよくある表現は、他の就活生と内容が似てしまいがちです。
そのため、同じ特徴でも異なる言葉に置き換えてみることで、伝わり方に違いが生まれます。たとえば「責任感がある」を「任されたことを最後までやり抜く力がある」と表現すると、印象が変わります。
言い換えには注意も必要で、抽象的すぎると逆に伝わらない可能性もあります。あくまで、エピソードと一致する形で自然な表現を心がけてください。
② 企業の特徴や社風に合った長所を選ぶ
企業の社風や求める人物像とマッチしていることは、ESで高評価を得るための重要なポイントです。
たとえば、挑戦を重視するベンチャー企業に対しては「主体性」や「行動力」といった長所が響きやすくなります。一方、安定性や正確さを求める企業では、「慎重さ」や「着実さ」が評価されやすいでしょう。
自分の長所が企業に合っているかを確認するには、企業研究を通じて求める人物像を把握しておくことが欠かせません。
③ 入社後にどう活かすのかまで考える
ESの長所欄では、自分の性格だけでなく「その強みをどう活かすか」という視点まで踏み込むと、企業側により好印象を与えられます。
たとえば、「傾聴力がある」といった長所なら、「お客さまの声をしっかりと受け止め、提案に活かしたい」といった未来の働き方を加えると、実際の活躍イメージが伝わりやすくなります。
これは自己PRにも通じる要素ですが、ESの長所欄においても差別化の観点から有効です。
④ 応募職種に合わせた長所を選ぶ
ESで長所を選ぶ際は、企業全体の特徴だけでなく「応募職種」に応じた適性があることを示すことも大切です。
たとえば、営業職では「人と関わるのが好き」「粘り強く取り組む姿勢」といった長所が評価されやすく、事務職では「正確さ」や「丁寧さ」が重視される傾向があります。
職種の求めるスキルやマインドを踏まえたうえで、自分の特性を選ぶことで、企業側にも納得感を持ってもらいやすくなります。
当てはまらないか確認!ESの長所で気を付けたいNG例

エントリーシートの「長所」は、書き方を間違えると、評価を下げる原因になりかねません。
この章では、よくあるNG例を取り上げながら、避けるべきポイントを明確にし、伝わるES作成に役立つ視点を解説します。
① 結論ファーストになっていない
長所を伝える際に結論が後回しになると、内容が伝わりにくくなります。
採用担当者は短時間で多くのESを読んでおり、冒頭に「私の長所は○○です」と明記することで、内容がすぐに理解でき印象にも残りやすくなります。
特に、文字数に制限がある場合は効果的です。まず結論を示し、その後に補足やエピソードを加えることで、読み手にとってわかりやすい構成になるでしょう。
② 長所と短所で矛盾している
ESでは長所と短所の一貫性が重要です。
「長所は計画性」としつつ、「短所は優柔不断」と書くと、矛盾した印象を与えてしまいます。そのため、短所を書く際には、長所と矛盾しないよう注意が必要です。
「短所は○○だが、長所の○○で補っている」といった形で書くと、より納得感のある文章になります。
③ 文章の具体性が足りない
「協調性がある」「責任感がある」といった抽象的な言葉だけでは、実際のあなたの姿が伝わりません。
強みを具体的に伝えるためには、どのような場面で発揮されたのか、どんな行動につながったのかを明記しましょう。
再現性のある経験や成果とセットで伝えることで、説得力が高まります。
④ 社会人として当たり前の長所を書く
「遅刻をしない」「報連相を徹底する」といった当たり前の内容は、社会人として最低限の資質であり、ESでアピールするには弱い印象になります。
企業は「入社後にどのように活躍できるか」を重視しており、他の学生と差別化できる強みが求められます。
たとえば、「粘り強く課題に取り組む」「情報収集を積極的に行う」など、職種と結びつく長所を選ぶと評価につながりやすいでしょう。
ESに長所を書く時は活かし方まで考えよう
ESの長所は、企業が志望者の客観性と特徴を見るために求めています。
自分が志望する企業にマッチした人間であることを伝えるためにも、自分の長所が入社後にどう活きるのかまで分かるようなESを書くようにしましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。