最終面接の逆質問を攻略!「何か質問はありますか?」の受かる答え方27選
「最終面接の逆質問で何を聞けばいい?」「逆質問が思いつかない…」とお悩みではありませんか。
こちらの記事では、新卒・中途での転職の最終面接での逆質問の攻略方法を紹介します。
逆質問でアピールできる例文や、周りと差がつく逆質問のポイントについても徹底解説!
本記事を最後まで読み、自信を持って最終面接に臨めるようにしていきましょう。
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最終面接で逆質問を行う理由

まずは、最終面接で面接官が逆質問を行う理由を見ていきましょう。
逆質問の意図を理解し、どのような逆質問が求められているのかを把握しておきましょう。
①会社への理解度やマッチ度を確かめるため
最終面接の逆質問は、会社の経営方針を正しく理解でき、会社とマッチする人物かを確かめるために行われます。
採用試験では、一次面接から二次面接、そして最終面接という流れで行われるのが特徴です。
一次や二次面接では、会社で活躍できるかどうかの実務能力や、会社の中で他の社員と上手く付き合えるかどうかのコミュニケーション力など基礎的な能力を確認しています。
一方、最終面接では、就職後長く活躍でき、会社の方針に見合っているかを見極めている場合も。
また、企業側からすると内定の辞退はなるべく避けたいため、最終面接の逆質問を重要視する企業も少なくありません。
②疑問や不安を消すため
最終面接での逆質問は、単に就活生の疑問や不安を消すために行われる場合もあります。
一次や二次面接では人事部の方などが面接官となりますが、最終面接では経営者層の役員が面接官を担当することも。
一般の社員とは違った視点で回答を得ることができ、疑問や不安も解決しやすくなるでしょう。
また、経営陣が面接官を担当することで、自社の魅力をきちんとアピールしたいという狙いもあります。
③意欲や熱意を確認するため
最終面接の逆質問では、就活生の意欲や熱意を確認するためにも行われます。
意欲や熱意は採用時において重要視される部分で、逆質問がないと意欲や熱意があまりないように捉えられてしまう場合も。
企業側としては、内定辞退の懸念がないような、意欲や熱意のある人材を募集しています。
他の就活生よりも、意欲や熱意が伝わるような逆質問を用意することで、採用してもらえる確率が上がることを押さえておきましょう。
最終面接に臨む前に知っておきたいこと

ここからは最終面接に望む前に知っておきたいことを紹介します。
各ポイントを詳しく解説するので、最終面接への備えをしていきましょう。
①最終面接の面接官は経営者層
最終面接の面接官は社長をはじめ、役員などの経営者層が担当する場合がほとんどです。
最終面接では会社の方針に合った人材かを見極められるため、経営者層が面接官として出てくるケースが少なくありません。
質問内容も面接官の立場に合わせて、業務内容よりも経営方針や経営計画といった内容が求められやすいことを理解しておきましょう。
ただし、会社によっては面接が1回だけの場合や、最初の面接から経営者層が面接官を務めることも。
また、大手企業では社長や役員は面接に出てくることはなく、人事部長クラスが担当する場合もあります。
② 最終面接は採用の最終決定を下す場
最終面接は採用の最終決定を下す場であることを忘れてはいけません。
企業によっては、内定がほぼ決まっていおり、最終面接が顔合わせのような場として設けられるところもありますが、自社にマッチングする人材なのか、最終の選考の場として設けられている場合も少なくありません。
最終面接でも気を抜かず、しっかり準備しましょう。
③面接時間が短くても油断は禁物
最終面接の時間が短くても「落ちたからもういいや」と投げやりにならないように注意してください。
面接時間が短くても合格している可能性は十分にあります。逆に面接時間が長くても落ちているというケースも少なくありません。
面接の時間の長さと合否はほとんどの場合、関係しません。面接時間の設定は企業によってさまざまだからです。
面接時間が短くても長くても、決められた時間内でベストが尽くせるように備えておきましょう。
④逆質問はアピールの場にもできる!
最終面接の逆質問では、自分の疑問や不安を解消するだけでなく、自分の魅力をアピールする場にもできます。
入社への意欲や熱意はもちろん、経営方針への理解度を示せるチャンスで、しっかり魅力をアピールできれば、面接を突破できる可能性はぐっと高まります。
次の章では例文を紹介するので、自己アピールとなる質問もしっかり用意しておきましょう。
最終面接の逆質問27選|逆質問でアピールできること別に紹介

ここからは、逆質問でアピールできることを例文付きで紹介します。
逆質問でアピールできることはたくさんあります。ぜひ最終面接に活かしてみてください。
明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…
このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。
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①意欲や熱意をアピールする逆質問8選
最終面接の逆質問で意欲や熱意を伝えるためには、入社後に活躍し会社に貢献してくれる人材だと思ってもらえるような質問が望ましいです。
意欲や熱意をアピールする逆質問 |
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・どのようなスキルや知識を身につけるとよいですか? ・入社前からどのようなことを勉強しておくと役立ちますか? ・配属後はどのような仕事を任せていただけますか? ・新入社員の内に取り組んでおくべきことはありますか? ・新入社員に求めていることはどんなことですか? ・御社で評価されている人はどんな人ですか? ・御社の評価基準があれば教えていただけますか? ・若手の社員が今後どう成長してほしいと望まれますか? |
意欲や熱意が伝わる逆質問は、入社後の活躍や将来のビジョンを具体的にイメージできていることを伝えられます。
面接官の印象にも残りやすいでしょう。
さらに、入社後の自分のイメージがしっかりできていれば、入社に際しての心構えもできていると見なされます。
②強み・長所をアピールする逆質問7選
強みや長所をアピールする逆質問には、自分の長所や強みをどのように活かせるかという方向性の質問を用意しておきましょう。
強み・長所をアピールする逆質問 |
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・○○の資格を保有していますが、御社で活かせる業務はありますか? ・自分とは異なる価値観でも受け入れられる性格ですが、配属先の変更などはありますか? ・学生時代から部長として部を統括してきましたが、御社では若手でもこのような経験を活かせるチャンスはありますか? ・デザイン例を紹介させていただきましたが、フィードバックがあれば教えていただけますか? ・私はコミュニケーションを重視していますが、御社では職場の雰囲気づくりにどのような工夫をされていますか? ・グローバルに活躍できる社員を目指したく、昨年より語学の勉強をしておりますが、御社で海外業務に携わることや海外勤務のチャンスはありますか? ・自分の意見があればどんどん発言していく性格ですが、御社では意見に耳を傾けてくれる社風でしょうか? |
ただし、「若手でも活躍できますか?」「職場はどのような雰囲気ですか?」など、抽象的な内容は控えましょう。
具体的に伝えることで、面接の間に伝えきれなかった強みや長所をアピールしながら、入社への意欲も伝えられます。
面接官がこの人が入社したらどのように活躍してくれるのか、職場がどんな雰囲気になるのかをイメージしてもらいやすいような内容を意識してみてください。
③長く働く意思をアピールする逆質問6選
最終面接では長く働く意思も伝えたいので、企業のビジョン・経営方針を交えた逆質問をするのもおすすめです。
長く働く意思をアピールする逆質問 |
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・現在○○事業に率先して取り組んでいると思いますが、今後さらに注力していこうとお考えの事業はありますか? ・現在5年計画の5年目にあたるかと思います。次にお考えのビジョンがあれば教えてください。 ・○○事業に関わる業務が多いかと思いますが、今後の○○事業の方向性について教えていただけますか? ・御社が今後新たに挑戦や力を入れていきたい事業はありますか? ・御社の中で現在課題となっていることはありますか? ・御社の5年後、10年後のビジョンについて教えてください。 |
上記のような企業の将来を見据えた質問をすることで、長く働く意思があることを伝えられます。
また、企業への関心の高さを示すこともでき、自分と企業のマッチ度を測ることにもつながるはずです。
④企業への理解度をアピールする逆質問6選
最終面接の逆質問は、企業への理解度を示すチャンスでもあります。
企業への理解度をアピールする逆質問 |
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・御社の○○という理念に共感していますが、○○様は仕事をする上で何を大切になさっていますか? ・御社は競合他社の中でも、○○への営業力が強みだと感じましたが、実際に自社の強みはどこであると考えていらっしゃいますか? ・御社の企業理念の〇〇が社員に浸透していると感じる場面はありますか? ・資料だけでは○○と○○との共通項を見つけることができなかったのですが、この2つの事業を展開された経緯を教えてください。 ・設立○年で、○○の実績を挙げ、ここまで御社が成長された要因は何ですか? ・新聞で御社が○○開発事業に取り組むと拝見しましたが、差し支えない範囲で概要について教えていただいてもかまいませんか? |
しっかりと下調べをした上で、企業の事業展開や競合他社との比較を交えた質問をしましょう。
社長や役員に経営者目線での話を聞くチャンスでもありますので、気になった内容についてぜひ質問してみてください。
周りと差がつく逆質問のポイント6つ

最終面接で周りと差がつく逆質問のポイントを6つ紹介します。
- 入社後の姿を具体的にイメージする
- 面接官について情報収集をする
- 中期経営計画について調べる
- 企業研究・業界研究をさらに深める
- 逆質問の回答に対するさらなる質問を用意しておく
- 自分の考えも明確にしておく
ポイントを押さえて、ライバルよりワンランク上の逆質問を考えてみましょう。
①入社後の姿を具体的にイメージする
実際にその会社で自分自身が働いていることをイメージした上で、浮かんでくる疑問や不安を質問にしてみてください。
具体的に想像するためには、企業研究はもちろん、業界研究も重ね、仕事内容について深く理解しておく必要があります。
念入りに行ったリサーチを武器に、周りよりも入社意欲が高いことをアピールしていきましょう!
②面接官について情報収集をする
最終面接に備え、面接官の役職や経歴の情報収集をするのがおすすめです。
特に最終面接では社長や役員が出てくることが多いため、社長や役員について調べておきましょう。
経歴やメッセージなどは、会社のホームページで公開されています。
ブログを書いている方もいるのでサイトを隅々までチェックしましょう。
社長や役員に合わせた質問は、周りよりも興味を引くことができ、面接官の印象にも残りやすいです。
③中期経営計画について調べる
中期経営計画について調べた上で経営方針に関する逆質問を行うことは、会社のことを深く知りたいという熱意のアピールにつながります。
中期経営計画は、会社のホームページに掲げられている他、大手企業であればネットニュースで取り上げられているケースも。
ホームページやネットニュースに載っていることから、さらに深掘りして質問を投げかけてみてください。
④企業研究・業界研究をさらに深める
最終面接の逆質問では企業や業界研究に基づいた質問をすることも望ましいです。
周りと差をつけるためにも、ニュースやプレリリース、経営者層のインタビュー記事などもチェックしておきましょう。
また、社長が出版している書籍があれば、一読しておくことをおすすめします。
企業や業界研究を深めた上で、企業や業界の5年先、10年先のあり方を見据えた、長期的な目線での質問を考えてみてください。
⑤逆質問の回答に対するさらなる質問を用意しておく
考えた逆質問の回答に対して、回答内容を想定してさらなる質問を用意しておくことも大切です。
最終面接の逆質問は、1問で終わりでなく、面接官が質問を重ねてくることもあります。
その場で急いで作った質問や、興味のないことへの質問は、面接官から「やる気がない」と悪い印象を抱かれてしまう可能性も。
1つの質問を深堀りしていく内容や、つながりのある質問も併せていくつか用意しておくと安心です。
⑥自分の考えも明確にしておく
最終面接では、自分の考えも明確にしておき、「あなたはどう思っていますか?」と聞き返されたときに備えておきましょう。
あいまいな回答やなかなか発言できないと、自分の意見をしっかり持っていないように捉えられてしまいます。
逆質問の内容を考える際には、自分自身の答えも考えておき、聞き返された際にはスムーズに回答できるよう準備しましょう。
最終面接の逆質問で気を付けるべきポイント5つ

最終面接の逆面接では気を付けるべきポイントもあります。
就活生の疑問や不安を解決してくれる場ではありますが、何でも質問すれば良いというものではないので、ポイントをチェックしていきましょう。
①調べればわかることは聞かない
ホームページや資料に掲載されているような調べればわかることは聞かないよう注意してください。
NG例 |
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・御社の従業員数は何名ですか? ・主な取引先はどのような企業ですか? ・どのような職種に就くことができますか? |
調べればわかることを聞いてしまうと、企業や業界研究をした上での逆質問であっても、下調べが不十分と見なされてしまう可能性があります。
入社意欲や熱意が低いと思われてしまう可能性も高いので、疑問や不安への回答が資料やホームページに掲載されていないか念入りなチェックを忘れないようにしましょう。
もし、ホームページや資料に載っていたり、一度聞いた内容について確認したりする際には、「○○という解釈であっていますか?」のように表現を工夫してください。
②労働条件や福利厚生のことばかり聞かない
働く上で働く環境について気になることも多いかもしれませんが、労働条件や福利厚生のことばかり聞くことはおすすめできません。
NG例 |
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・福利厚生にはどのようなものが用意されていますか? ・休日出勤や残業はありますか? ・離職率はどのくらいありますか? |
労働条件や福利厚生については、ホームページや採用情報に記載されている場合も。
また、労働条件や福利厚生については、説明会で質問しておくべき内容であり、最終面接の質問としては相応しくありません。
会社よりも自分の利益ばかりを追い求めていると思われてしまう可能性もありますので、注意しましょう。
③面接官に合わせた内容にする
最終面接では一次、二次とは異なる面接官が対応する場合が多いので、面接官に合わせた内容を質問しましょう。
NG例 |
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・○○職の業務の主な仕事内容は何ですか? ・若手社員の1日のスケジュールについて教えてください。 ・社員同士のコミュニケーションやプライベートな付き合いはありますか? |
例えば、経営者層が面接官の場合、現場のことや特定の職種のことを詳しく聞いてもわからないことが想定されます。
面接当日にならなければ、誰が面接官なのかわからないケースもありますが、面接官の役職などに合わせた質問ができるように準備をしておきましょう。
さらに、役職に関わらず、誰でも回答できる質問もいくつか用意しておくと万全です。
④具体的な回答が得られる質問を選ぶ
「はい」「いいえ」の2択で答えられるクローズドクエスチョンは避けましょう。
NG例 |
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・入社後すぐに職種の移動はありますか? ・研修や資格取得支援はありますか? |
クローズドクエスチョンは話が展開していかず、入社意欲や熱意が十分に伝えられないまま面接が終了してしまう可能性も。
自分の考えを盛り込んだ上で質問をしたり、オープンクエスチョンになるような内容を考えたり工夫してみてください。
⑤尊敬語と謙譲語を使い分ける
最終面接に限らず就職活動では、尊敬語と謙譲語の使い分けを意識しましょう。
尊敬語 | 謙譲語 | |
意味 | 相手や第三者の行為・状態など、その人物を立てることで経緯を示すこと | 自分の行動やものごとを控えめに表現し相手を立てること |
例 | ・なさいます ・おっしゃる ・ご覧になる ・いらっしゃる | ・いたします ・申す ・拝見する ・伺う |
この尊敬語と謙譲語を正しく使い分けられていないと、評価が下がってしまう要因になってしまいます。
相手のことを話すときは尊敬語、自分のことを話すときは謙譲語になっているか、今一度確かめてみてください。
逆質問で「特にありません」と答えるのはOK?

最終面接の逆質問で「特にありません」と答えることはおすすめできません。
準備不足、または入社意欲が低いと思われてしまう可能性があるためです。
逆質問は必ずあるとは限りませんが、多くの最終面接では貴重な時間を割き、逆質問の時間を設けています。
集団面接では1人あたり1~2個、個人面接では時間制限がないこともあります。
1つも質問しないのは失礼にあたるので、質問内容は3~5個程度は用意しておきましょう。
最終面接の逆質問をしっかり対策しよう

最終面接の逆質問は単に疑問や不安を解消するだけでなく、面接では伝えきれなかった自分のアピールにもつながります。
入社意欲や熱意、自分の強みなど、面接官に興味を持ってもらえる質問を用意してみてください。
逆質問でさらに自分自身をアピールして最終面接をクリアし、内定獲得を目指しましょう!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。