「自己PRにタイトルを付けるアピール方法もあるらしい」と興味を持ちつつも、具体的にどのように書けばよいのか分からずタイトルを付けない就活生は少なくありません。
そこで、本記事では自己PR欄にタイトルを付ける際のコツ10選を徹底解説していきます。
タイトル例も紹介しているので、タイトル付けに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
また、自己PR作りが不安な人のために、作成も添削もパパッとできる特典をまとめて紹介!気になる人は活用してみてくださいね。
自己PRにタイトルをつけるメリット4つ
タイトルを考える前に、まずはタイトルを付けるメリットを確認しましょう。
メリットを理解すると、よりタイトルを効果的に活用できますよ。
①内容が一目で分かる
タイトルを付ける1番のメリットは、本文の内容が一目で分かる点です。企業によっては何百通と応募書類があるなかで、読みやすさは応募者自身が意識しなくてはいけません。
タイトルでアピールしたい結論部分に触れることで、伝えたい内容が明確になり、読み手も無意識にタイトルに関連する部分に注目して読めます。
一方で、具体性を重視するあまり説明文のようなタイトルになる場合もあるので、簡潔さと具体性の両方への意識が必要です。
②他の就活生との差別化が図れる
自己PRにタイトルを付ける人は少ないため、PR本文の強み部分やエピソードが被っていてもタイトルで差別化が期待できます。
アピールしたい強みやエピソードは、人によっては似た内容になりがちです。とくに「コミュニケーション能力」「協調性」などは企業に求められる人物像でもあるため、被りやすい強みと言えます。
差別化するためには自分ならではの経験談もポイントですが、より他の応募者と差を明確にしたい人は、ぜひタイトルを有効活用しましょう。
③採用担当者の印象に残りやすい
書類だけで企業側の印象に残れば、その後の選考で意識される可能性が高まります。採用されるためには、企業に「会ってみたい」「働いてみたい」と興味を持ってもらうことが重要です。
自己PRにタイトルを付けるのは少数派だからこそ、「自分の強みにキャッチコピーとしてタイトルを付けていた学生」として印象に残りやすくなります。
奇抜なことで悪目立ちするのはNGですが、タイトルを付けるのはマナー違反では無いため、印象に残るための手段として有効と言えるでしょう。
④自分のセンスをアピールする機会になる
言葉選びのセンスや発想力・チャレンジ精神などの個性をアピールする機会として、タイトルを付けてもよいでしょう。
メディア編集や広報・マーケティングなど言葉や文章に関する職種を希望する人にとっては、文字数が少ないタイトルはセンスをアピールするチャンスです。
短い文でいかに興味を持たせられるか、そのノウハウが分かっている学生だと印象づけられるでしょう。
またタイトルを付ける人は少ないため、タイトルを付けようと思った発想力や、少数派であっても実行するチャレンジ精神が評価される可能性もあります。
自己PRにタイトルを付ける時の5つのステップ

ここでは、自己PRにタイトルをつけるステップを紹介していきます。以下の5つのステップを意識すれば、効果的な自己PRを作成できるでしょう。
それぞれのステップでは、具体的なポイントや注意点も解説しているので1つずつみていきましょう。
①自己PRを完成させる
タイトルは、自己PR文に興味を持つきっかけとなります。そのため、まずはアピール部分が明確な自己PR文を作成しなくてはいけません。
文章作成のポイントは、結論部分が明確なPREP法(結論・理由・エピソード・まとめ)を使うことです。さらに、強みを業務においてどのように活かすのか記載すると、志望意欲が伝わります。
アピール部分が強みである具体的な理由や、裏付けとなるエピソードなどを盛り込むと、より客観性が高まり説得力がある文章になりますよ。
②どんなタイトルにするか方針を定める
タイトルは「なんとなく」「とりあえず」で付けてしまうと、かえって本文への関心が薄れるおそれがあります。なぜタイトルを付けたいのかを考えてみましょう。
タイトルを付けるメリットの部分で前述したとおり
- 一目で本文の内容が分かる
- 他の応募者との差別化を図る
- 採用担当者の興味関心を引くため
- センス・個性を表現するため
などが挙げられます。
自分は企業にどのようなアピールをしたいのかを明確にすることが、タイトルを考えるうえでは大切です。
③インパクトのあるキーワードを考える
印象に残るタイトルにするには、一目見たときにインパクトのあるキーワードを考えましょう。誇張しすぎると嘘くささが出てしまうので、適度な加減が大切です。
キーワードが思いつかない人は、自己PR文を商品に例え、「この商品(自己PR文)を売るためのキャッチコピーは何だろう」と考えてみてください。
「キャッチコピー」と捉えることで柔軟な発想につながる場合もあります。また、商品キャッチコピーやビジネス本の作品タイトル・帯コメントも参考になるでしょう。
④キーワードを使って文章にまとめる
インパクトを与えるキーワードと、本文に関するキーワードをまとめましょう。本文から抜き出すキーワードは、アピールする強みに関する単語を選びます。
エピソード部分にもタイトルに活用できるキーワードがあるので、自己PR文はすみずみまでチェックしてみてください。
抜き出したキーワードをすべて使おうとすると、説明文のようになってしまいます。本文に興味をもってもらえるようなタイトルを意識してみましょう。
⑤作った文章をブラッシュアップする
考えたタイトルが自己PR本文の内容と一致しているか、興味を持ってもらえる表現なのか、改めて見返してみましょう。
勢いで付けたタイトルほど、タイトルが独り歩きしてしまい本文の内容と落差が生まれてしまいます。夜や疲れているときなどの発想で、後々恥ずかしい思いをした人もいるのではないでしょうか。
できるだけ客観視するためには、半日から1日時間を置いてから推敲したり、他者に読んでもらい何が伝わったのかを聞いたりするのがおすすめです。
自己PRにタイトルを付ける時のコツ10選

他の就活生と差をつけるタイトルを考える際には、次の10個のポイントを意識してみてください。
- 30字前後でまとめる
- 数字を使用する
- 具体的なエピソードを入れる
- ポジティブワードを使用する
- 体言止めで簡潔にする
- 矛盾する表現をあえて使う
- タイトルと本文の内容を一致させる
- 誇張しすぎない
- ありきたりなタイトルは避ける
- 説明口調は避ける
ここでは、各ポイントの詳しい解説や具体例を紹介します。
①30字前後でまとめる
タイトルは30文字を目安にまとめましょう。20文字にも満たない短さだと内容が伝わらず、長すぎると本文との区別がつきません。
厳密に文字数をはかる必要はありませんが、自己PRの記入欄に一行で収まる長さを意識すると、およそ30文字前後です。本文よりも、やや大きめの字で書いてください。
30文字以上になってしまう場合は、省いても意味が伝わる不要な単語は無いか、回りくどい言い方になっていないかをチェックしてみましょう。
②数字を使用する
目を引くタイトルにするためには、数字がとくに効果的です。タイトルに数字を入れることで具体性が生まれ、さらに内容が簡潔にまとめられます。
- ~年間継続
- 毎日~時間練習
- ~位入賞
- ~年で~倍の売り上げに
など自己PR本文に書いたエピソードにつなげやすいのも、数字を盛り込むメリットです。本文にも同様の数字は記載しておくと、採用担当者の印象に残りやすくなりますよ。
③具体的なエピソードを入れる
どのようなエピソードを元にした自己PRなのかがわかるように、タイトルでもエピソードについて簡潔に触れましょう。
「私が大学生活で学んだ~」では具体性が欠けてしまい、抽象的な印象です。「私が文化の違う人とのコミュニケーションで身につけた~」など、エピソードを一言でまとめます。
留学・アルバイト・部活などは定番のキーワードです。これらのキーワードを盛り込みたい場合は、自分の経験談に注目してよりオリジナリティがあるタイトルを目指しましょう。
④ポジティブワードを使用する
タイトルではネガティブな印象がある単語はできるだけ避け、ポジティブワードを積極的に使用してください。
成長をアピールしたいときには、「自信が無かった私が~」「苦手だった~を」などネガティブからポジティブに変化した様子をタイトルにしがちです。
しかし、書類選考時には流し読みされる可能性もあり、ネガティブワードだけが印象に残ってしまうおそれがあります。
「苦手」は「難しい」、「不安」は「挑戦」、「自信が無い」は「成長」など、主観的なネガティブワードを、客観的なポジティブワードに言い換えてみましょう。
⑤体言止めで簡潔にする
キャッチコピーのように印象に残るタイトルを目指すのであれば、体言止めで内容を簡潔にまとめることを意識してみてください。
体言止めにするとリズムができ、文章よりもタイトルとして認識されやすなります。さらに、要点がまとまった印象になるのも体言止めならでは。
また、本文が「ですます調」なのであれば、本文とタイトルの区切りが明確になるのもメリットです。
タイトルがあらすじのような説明内容になってしまう人や、長くなりがちな人は体言止めを活用してみてください。
⑥矛盾する表現をあえて使う
矛盾する2つの単語を組み合わせて表現することで、インパクトを与える方法もあります。ビジネス本によく見られる手法です。
わかりやすい例だと、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)が挙げられます。
「学年ビリ」と「慶応大学に現役合格」は矛盾した印象を与え、「どんな勉強をしたのだろうか」と興味を持ちませんか。
矛盾する表現を使ったタイトルはインパクトを与える反面、内容が伝わらないおそれもあるので、他者の感想を聞き、意図が伝わっているのかを確認してみましょう。
⑦タイトルと本文の内容を一致させる
自己PRの本文とタイトルに限った話ではありませんが、内容には一貫性が重要です。タイトルと本文で異なった内容だと、何を伝えたいのかわからず面接官は混乱してしまいます。
自分の書類に興味を持ってもらうことがタイトル付けの目的なので、強みがいくつもあるからと言って、タイトルと本文で異なる強みをアピールするのは逆効果です。
本文を作成してアピールしたい部分を明確にしたうえでタイトルを考えると、本文とタイトルの不一致は避けられます。
⑧誇張しすぎない
インパクトを求めた場合によく見られるのが、誇張した表現です。とくに、TOEICの点数を盛るなど、数字の操作は絶対にやめましょう。
また、「すごい」「とても」は口語的であり幼稚な印象になるため使用は不適切です。あくまでも、公的な書類であることを忘れないでください。
- 人生を変えた
- 驚くべき
- 圧倒的
などの単語も、本文の内容によっては誇張しすぎた印象になってしまい、本文との落差で、期待を裏切られたがっかり感を与えてしまうので注意しましょう。
⑨ありきたりなタイトルは避ける
他の応募者と差別化するために付けたはずのタイトルが、ありきたりで無難な内容だと、「印象に残りたかったのだろうな」と中途半端なイメージになるおそれがあります。
とくに、コミュニケーション能力・協調性・行動力・工夫・方法などは被りやすいキーワードです。差をつけるはずが、他の就活生の引き立て役になってしまうことも。
オリジナリティを出して、ありきたりな印象を回避するためには、自己アピールの象徴となる具体的なエピソードを盛り込みましょう。
⑩説明口調は避ける
自己PRに付けるタイトルは、本文の要約ではなくキャッチコピーです。そのため、説明口調は避けてください。
とくに多いのが「~をしました!」。行ったことをタイトルにするのは大切ですが、本文の要約になってしまい、わざわざ本文を読みたいと思えません。
説明口調になってしまう人は文章ではなく単語に注目し、ポスターに記載されていたり、CMで聞いたりするキャッチコピーを意識してタイトルを考えてみましょう。
興味を惹く自己PRのタイトル例15選

ここでは、本記事で紹介したコツを盛り込んだタイトル例を3パターン紹介します。
パターンごとのメリットを解説しているので、自分に合うタイトルの付け方を見つける参考にしてください。
①数字を盛り込んだタイトル例
数字を盛り込んだ例
- チームワーク力で売上を前年比1.5倍にしたアルバイト経験
- 部員40人のマネージャーをして身につけたサポート力
- 5年間ランニングを継続して身につけた2つの強み
数字を盛り込むことで、自分の強みをより具体的にアピールしましょう。「私はこのようなすごいことをしました」と言うのではなく、数字によって成果を伝えるのがポイントです。
強みを複数アピールしたい場合には、3つ目の例のように「〇つの強み」とまとめると、本文への誘導につながります。
数字ばかり意識してしまうと、肝心の本文に関連する内容が疎かになってしまうので、数字とアピール部分に関連性があるのか忘れずに確認してくださいね。
②矛盾する表現を使ったタイトル例
矛盾する表現を使った例
- E判定から3か月で逆転合格した私が持つ3つの強み
- チームの土台。控えめな私だから実行できるリーダーシップ力
- 予想を裏切り過去最大人数の参加者になったイベントの企画力
タイトルで矛盾を感じさせることで、流し読みを止めじっくり書類に目を通すきっかけを作れるのも、タイトルがもたらす効果です。
矛盾する表現は強いインパクトを与える一方、読み手に伝わらず「分かりにくい」と思われるおそれもあります。
タイトルに矛盾する表現を使用した場合は、他者に読んでもらい、自分の意図が伝わっているのか確認してみましょう。
③具体的なエピソードを使ったタイトル例
具体的なエピソードを使った例
- 異なる文化を持つ仲間との出会いが教えてくれた協調性
- 慣れない環境下でも迷わず企画に参加するフットワークの軽さ
- サークルメンバーを2倍以上にして精力的な活動に導いた広報力
本文で触れているエピソードを、一言でまとめてタイトルにする方法です。本文の単語をそのまま使わず、言い換えることでインパクトを与えます。
エピソードの要約に気をとられてしまうと、自己PRの概要説明になってしまうので、興味を引けるタイトルなのか入念な推敲が欠かせません。
エピソードを盛り込んだ場合は、タイトルの最後を強みにするとより自己PRのタイトルらしくなるのでおすすめです。
自己PRに付けるタイトルのNG例8選

NG例も把握しておくと、選考突破につながりやすいタイトルを考える手がかりになります。ここでは以下のNGパターンをまとめました。
各タイトル例ではNGな理由を解説しているので、確認しておきましょう。
①誇張しすぎているタイトル例
誇張しすぎている例
- 補習授業の常連だった私が○○大学に現役合格した驚くべき勉強法
- やる気がなかった部員を導いた圧倒的なリーダー力
- ひとりの大学生が世界を変えた決断力
誇張した表現は、本文を読んだときにギャップを感じてがっかりさせてしまったり、嘘くささを感じたりします。
ビジネス本やハウツー本を参考にすると、無意識に誇張表現を使うおそれがあるので、参考したものに似すぎていないか確認してみてください。
自分を過小評価して目立たない状態は避けたいですが、印象に残ろうと話を盛りすぎないように注意してください。
②長すぎるタイトル例
タイトルが長すぎる例
- 弱小チームだったバレー部をわずか2年で県大会出場にまで導いたリーダーシップと協調性
- サボらず誠実に働き続けて1年でバイトリーダーとして信頼された私だから言える、リーダー力で大切な3つのポイント
上記の2タイトルは何を伝えたいのかは分かりますが、タイトルとしては長すぎます。タイトルは30文字以内に収めましょう。
エピソードをタイトルに入れようとすると、説明的になったり長くなったりします。入れる単語には優先順位をつけ、何をアピールしたいのか明確にしましょう。
昨今のメディア作品にはタイトルであらすじをまとめている作品もありますが、自己PRに付けるタイトルはキャッチコピーとしての役割なのを忘れないでくださいね。
③ネガティブワードを使用したタイトル例
ネガティブワードを使用した例
- ワンマンプレーの私が実行した人間関係の改善方法
- コミュニケーションが苦手な私が留学生活で苦労した話
- 消極的な私だから思いついた2つの工夫
上記のタイトルは自分の短所に触れてしまっており、興味を引くタイトルとは言えません。ネガティブワードは多くの場合、短所そのものです。
短所を努力によって克服した経験はアピールになりますが、タイトル部分は目を引くため、短所に触れてしまうと自己PRの第一印象がネガティブに。
ネガティブワードはできるだけ避けたい単語ですが、どうしても使用したい場合は、ポジティブワードもセットで使うようにしましょう。
自己PRのタイトルが思いつかないときの対処法
自己PRのタイトルのコツを説明してきましたが、なかなかいいタイトルが思いつかない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、タイトルが思いつかない時の具体的な対処法をご紹介します。
①自己PRのからキーワードをいくつか抜き出す
自己PRの内容から適切なキーワードを抽出するために、自己PRの本文を見直し、あなたの強みや経験を端的に表現している言葉に注目しましょう。
例えば、「リーダーシップ」「課題解決力」「コミュニケーション能力」等の具体的なスキルや、「営業成績トップ」「プロジェクトマネジメント」などの実績を示す言葉を書き出します。
次に、抽出したキーワードの中から、最もアピールしたい要素や、企業が求める人材要件に合致するものを選び出します。
ただし、単にキーワードを並べるだけでなく、「〜を実現した経験」「〜を活かした成果」など、具体的な文脈を示す表現を加えることで、より魅力的なタイトルになります。
②思い切って誇張したタイトルを作ってみる
自己PRのタイトルが思いつかない時は、まず思い切って誇張したタイトルを作ってみましょう。
たとえば「100人のチームを率いて売上を3倍に伸ばした」「1,000人の前でプレゼンを行い満場一致で採用された企画」など、現実を最大限誇張した大げさな表現で書いてみることがおすすめ。
このように一度大きく書くで、自分が本当にアピールしたいポイントが明確になってきます。
その後、実際の経験に即した表現に落とし込んでいけば、魅力的なタイトルを作ることが可能。ただし最終的なタイトルは必ず事実に基づいた内容にすることを忘れないようにしましょう。
③AIを使って素案を作ってもらう
近年、ChatGPTなどのAIを活用して自己PRのタイトル作成を効率化する方法が注目されています。
AIに「私の強みは○○で、具体的なエピソードとして△△があります。これを元に自己PRのタイトル案を5つ考えてください」等の形で依頼すると、複数の案を瞬時に提案してくれます。
AIが生成したタイトル案をそのまま使用するのではなく、それらを参考にしながら自分なりにアレンジを加えることで、より魅力的なタイトルに仕上げることも可能。
ただし、AIの提案は画一的になりがちなので、AIはあくまでも発想のきっかけとして活用し、最終的な判断は自分で行うようにしましょう。
自己PRのタイトルについてよくある質問
ここでは最後に、自己PRのタイトルについて、就活生からよく寄せられる質問に詳しく解答していきます。
疑問をしっかりと解消し、自信をもって就活に望んでください。
①自己PRのタイトルは面白いものじゃないとダメ?
必ずしも、面白いタイトルにこだわる必要はありません。
むしろ、面白さを追求するあまり、不適切な表現や理解しづらい内容になってしまうリスクがあります。
企業の採用担当者は、応募者の人柄や能力を真摯に評価したいと考えているため、奇をてらったタイトルよりも、自分の強みや特徴が明確に伝わるシンプルな表現の方が好ましいでしょう。
重要なのは、タイトルを読んだ採用担当者が「どんな人物なのか」「何ができる人なのか」をすぐに理解できることです。
②自分史やガクチカのタイトルとの違いはある?
自己PRとガクチカでは、タイトルの重要性が大きく異なります。
自己PRではタイトルが採用担当者の興味を引き、内容理解を促進する重要な要素となりますが、ガクチカではタイトルの必要性は低くなるでしょう。
これは、ガクチカや自分史はすでに採用担当者が興味を持って読んでくれるため、過度な注目を集める必要がないためです。
つまり、自己PRのタイトルは採用担当者の注目を集め、内容を効果的に伝えることが目的であるのに対し、ガクチカは本文の内容重視、自分史は個性の表現が重視されるという違いがあります。
自己PRには魅力的なタイトルを付けよう!
就活において自分をアピールできる部分である自己PRには、タイトルを付けることでさらに積極的にアピールできます。
友人や家族の感想を聞きながら、自己PR本文に興味を持ってもらえる魅力的なタイトルを考えてみてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。