「受付に興味があるけれど、志望動機はどうやって書けばよいのだろう?」と悩んでいたり、受付業務に求められる能力が気になっていたりしませんか。
そこで今回は、受付業務の志望動機の書き方や、書くときの注意点などのポイントを解説します。
志望動機で熱意をアピールできれば選考突破に一歩近づけるでしょう。ぜひ本記事を参考に、自身をアピールできる志望動機を考えてみてください。
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受付の仕事とは?業務理解を通して志望動機に深みを出そう!
受付は、来訪者や問い合わせの対応が主な業務です。企業の入り口としての役割を担っています。
マニュアル化された業務だけではなく臨機応変な対応が求められる場合もあり、自社への印象を左右するポジションとも言えるでしょう。
企業の受付のほか、商業施設・美術館の案内窓口・ホテルフロント・病院の受付なども受付業務として募集されています。自分のスキルが活かせる分野の受付を探してみてくださいね。
受付の仕事に求められるスキル5選

どの施設にも共通して求められるスキルとして、次の4つが挙げられます。
ここでは、各項目の詳細を解説しているので、自身の強みと照らし合わせてみましょう。
①コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、受付に必須のスキルです。スムーズな会話だけではなく、笑顔や清潔感などの第一印象も当然求められます。
企業の顔となるポジションのため、初対面の来訪者に好印象を与える必要があります。自社への好意よりも、信頼感を得ることが目的です。
また、来訪者と社員の橋渡し役となることも。相手の意図を瞬時に読み取る能力や、察する力が優れていると、社内でも重宝される存在になれますよ。
②臨機応変な対応力
受付では、柔軟かつ適切な対応力も必要です。とくに、商業施設やホテルフロント業務などは、テンプレート的な対応が通じない場合も想定されます。
企業受付の場合は、予約を取っていない来訪者もいるでしょう。その場合にはマニュアルに則った対応だけではなく、来訪者が安心する応対が欠かせません。
また、来客案内や問い合わせ対応、予約管理などマルチタスクな部分もあるため、柔軟な対応力がある人が受付には向いています。
③ビジネスマナー
受付業務でも、もちろんビジネスマナーは不可欠です。また、秘書業務に近い業務内容が含まれている場合は秘書マナーも求められます。
案内の他、名刺預かりやお茶出しを担うこともある受付は、ホテルフロント以外であっても、ホスピタリティ精神が大切です。
言葉遣い・身だしなみは最低限の必須項目なため、受付を志望している人は、まず自身の言葉遣いや身だしなみをチェックしてくださいね。
④事務処理のスキル
メール・Word・Excelなどの基礎的なパソコンスキルは身につけておきましょう。
受付管理や応対履歴なども、受付が行う内容です。これらの管理機能は、企業によって採用しているシステムは異なるため、事前に使い方をマスターするのは難しいかもしれません。
タイピングやメールのテンプレートはすぐに実践できるので、パソコンスキルに自信が無い人は練習してみてくださいね。
⑤英語や中国語などの語学力
受付業務では、外国人のお客様への対応も求められるため、英語や中国語などの語学力が重要です。
基本的な挨拶や案内、簡単な説明ができるレベルのコミュニケーション能力があれば十分ですが、より高度な語学力があればさらに高評価。また、中国語や韓国語などの言語を習得していると他の応募者との差別化が図れます。
グローバル化が進む中、語学力は受付業務において今後さらに重要性を増していく可能性が高いでしょう。
受付の志望動機作成時の3つのポイント

志望動機を考える際には以下の3つのポイントを意識しましょう。
この3点を押さえると、志望動機の内容だけではなく面接選考時の質問にも柔軟に対応できますよ。
①なぜ受付を志望するのか明確にする
受付業務を志望する理由は明確にしましょう。「自分に向いていると思ったから」ではなく、「自分の~な部分が、受付に活かせると思ったから」と、具体的に考えます。
受付を志望する動機は、就活軸とつながっている人がほとんどです。やりがいや働き方など、譲れない条件とマッチしていたため、受付を選んでいるのではないでしょうか。
一方で、福利厚生や残業時間の少なさなどを理由にすると悪印象です。採用する企業と自分自身、双方にとってプラスとなる内容を考えましょう。
②なぜその企業を志望するのか明確にする
同業他社がたくさんあるなかで、なぜその企業を選んだのかも明確にしておきたい部分です。業界にこだわっている人は、なぜその業界なのか触れても良いでしょう。
企業を選んだ理由として、企業理念・サービス等への共感、自身の強みと業務内容のマッチ度などが考えられます。
企業研究や業界研究、また企業比較をしっかり行わないと、「どの企業でもできるだろう」と思われる内容になるおそれがあるので、入念に企業リサーチをしてくださいね。
③受付として貢献できる自身の強みをアピールする
志望動機では、受付業務で活かせる自身の強みもアピールしましょう。例えば、コミュニケーション能力や対応力は、受付におすすめなスキルですが、他の学生と被る可能性は考慮してください。
海外との取引が多い企業であれば、語学力がアピールできたり、幼い子供が多く来る施設であれば、ボランティアの経験が活かせたりします。
一方、粘り強さ・発想力など、受付業務では活かせない強みをアピールしてしまうと、仕事に対しての理解が浅いと捉えられ、受付業務では採用されにくくなることも。適切な強みを選択してくださいね。
受付の志望動機作成の方法3ステップ

志望動機を作成する際には、次の3ステップに注意すると熱意が伝わる内容にまとめられます。
各ステップのポイントを把握しておくことで、より説得力がある志望動機が作成できるでしょう。
①結論ファーストで志望理由を書く
志望動機をはじめ、就活で自身の考えや思いを述べるときは結論ファーストを常に意識します。
結論ファーストとは、冒頭でその話題の結論を述べることです。志望動機の場合は、「私が御社を志望している理由は~だからです」が無難な導入でしょう。
結論部分は志望動機全体で、最も重要な部分です。志望動機の締めで、最初に伝えた結論を再度述べると、相手が理解しやすくなり印象に残りますよ。
②志望理由の根拠となるエピソードを書く
志望動機には、具体的なエピソードがあると、理由に説得力が増します。さらに、他の学生と被らない回答になるのも、エピソードを入れるメリットです。
具体的なエピソードには、「その企業を選んだ決め手」「受付業務を選んだきっかけ」「アピールする強みの根拠となるエピソード」などがあります。
エピソードは、2~3文程度で簡潔にまとめましょう。面接時に掘り下げられてもスムーズに答えられるように、エピソードの内容は詳細まで用意しておくのがおすすめです。
③入社後に受付としてどのように活躍できるかを書く
志望動機では、入社後のイメージも大切です。どんな活躍・貢献ができるのか具体的に書きましょう。
履歴書やESに書くのは、入社1年後のイメージで問題ありません。3年後、5年後も考えておくと、キャリアプランに関する質問に戸惑わずに答えられますよ。
受付は業務内容に大きな変化が起こりにくいと考えている人もいるかもしれません。しかし、企業の成長とともに顧客層が変われば、求められる受付業務にも変化が生じます。
現状維持で満足せず、受付業務に対してどのような向上心を持っているのかを明確にしてくださいね。
【志望別】受付の志望動機の例文4選

ここでは以下の2種類の例文を紹介します。
それぞれの例文には注意点や押さえておきたいポイントを解説しているので、志望動機に迷ったときの参考にしてください。
例文①: 一般企業の受付
例文①
私は、他者が円滑にコミュニケーションを取るための架け橋になれる強みを貴社の受付業務で活かしたいと考え志望しました。
私がコミュニケーションにおいて大切にしているのは、誤解が無いスムーズな会話です。大学のサークルやアルバイト先では、同じ目標を掲げていながらも言葉の選び方によってすれ違っていることがありました。
そこで私は双方の意見を聞き、両者が円滑に会話できるような橋渡し役になってきました。
貴社では、このコミュニケーション能力を活かして、来訪者と貴社の社員、どちらにとってもスムーズだと感じられる受付や案内ができると考えています。
また飲食店アルバイトで培った、お客様一人ひとりに合わせた接客スキルも、様々な職種の方が来訪される貴社のイメージアップに貢献できると思います。
こちらは、コミュニケーション能力をアピールポイントにした例文です。
エピソードはやや抽象的ですが、橋渡し役になったことで「誤解が解けたよ」「助かった」など他者から受けた評価があれば、エピソードとして盛り込みましょう。
例文②: ホテルのフロント
例文②
私は貴社が運営する〇〇ホテルのフロント業務にて、お客様にとって居心地が良い空間づくりの一端を担いたいと思い、志望しました。
私がホテルフロントを志望したのは、小学生のときに出会った1人のフロントがきっかけです。
当時の私は内弁慶で、慣れない場所に対して極度の不安を感じていました。
そんなとき、フロントの方が親の後ろに隠れている私と目線を合わせ、「いらっしゃいませ」と笑顔を向けた瞬間、漠然とした不安が解れたことは今でも鮮明に覚えています。
お客様によっては、旅行による疲れを感じていたり、宿泊そのものをメインの楽しみにしていたりと、様々な期待をホテルに向けていると考えています。
私は〇〇ホテルのフロントとして、お客様が「ここは安心できる場所だ」と思えるようなおもてなしをしたいと思い、貴社にてフロント業務を志望しました。
例文のように、受付業務のなかでもピンポイントで業界や業務内容を定めている人は、なぜその職種を目指しているのかを明確にしましょう。
具体的なエピソードの他、その職種に就くために努力していることがあれば、積極的にアピールすると良いですね。
受付の志望動機を作成する際の3つの注意点

受付の志望動機を作成するときには、次の2つの注意点に気をつけてください。
これらがなぜNGなのか解説をまとめているので、確認しておきましょう。
①待遇を志望理由にするのは避ける
福利厚生や、給与面などの待遇を理由にするのはNGです。企業独自の福利厚生に魅力を感じていても、メインとなる志望動機は別の内容にしましょう。
「他に、自社に対して魅力を感じた部分はあるのか?」と質問された場合は、福利厚生などの待遇面に触れてもあまり問題にはなりません。
答える際には、「~の制度によって仕事にメリハリがつけられ、より精力的に業務に励めると考えています」など、企業へどのように貢献できるのか伝えると好印象ですよ。
②見た目のかっこよさを志望理由にするのは避ける
残念ながら、業務内容ではなく働いている人の外見を志望動機にするのは、考えが浅いと思われるため不適切です。
受付業務に対して、花形のような憧れを感じている人もいるでしょう。また、受付で働いている人の見た目の印象が志望動機になっているかもしれません。
どうしても見た目のかっこよさに触れたい人は、「なぜ好印象な外見なのか」「外見の良さでどんな貢献をしているのか」などを考えてみると、別の角度から業務の魅力が発見できますよ。
③どこの受付でも当てはまる内容にならないようにする
受付の志望動機を作成する際は、応募先の特徴や業務内容を十分に理解し、その企業や施設に特化した内容を盛り込むことが重要です。
「笑顔で対応します」「丁寧な接客を心がけます」といった一般的な表現だけでは、どの受付にも当てはまってしまい、志望度の低さを印象づけてしまいます。
そのため、応募先の企業理念や特徴的なサービス、業界での位置づけなどを事前にリサーチし、それらに触れながら自分の強みや経験をどう活かせるかを具体的に述べましょう。
例えば、外資系企業の受付であれば語学力を、高級ホテルであればホスピタリティの重要性を強調するなど、応募先に合わせた内容にすると志望度の高さと理解度をアピールできます。
受付の志望動機が思いつかないときの対処法
受付の志望動機に悩んでいる方は多いですが、受付業務の本質を理解し、自身の経験や性格と結びつけることで、説得力のある志望動機を作れます。
ここでは、志望動機が思いつかない場合の具体的な対処法を見ていきましょう。
①業務内容とやりがいをしっかりと理解する
受付の志望動機を考えるには、まず業務内容とそのやりがいの深い理解が重要です。
受付は企業の顔として来訪者への案内や電話対応、会議室の予約管理などを担当し、企業の第一印象を左右する重要な役割を果たします。
やりがいとしては、多くの人と接する中でコミュニケーション能力や接客マナーが磨かれることや、来訪者から直接感謝の言葉をいただけることが挙げられるでしょう。
このような業務内容とやりがいを理解した上で、自身の経験や適性と結びつけて志望動機を考えることで、より説得力のある志望動機を作成可能です。
②実際に応募先で受付の対応を受けてみる
受付の志望動機を作成する際、実際に応募先の受付対応を体験することは非常に効果的です。
施設や企業に直接足を運び、受付スタッフの対応を観察することで、その職場ならではの特徴や雰囲気を把握できます。
たとえば、ホテルなら宿泊客としてフロントを訪れたり、企業なら展示会や説明会に参加したりすることで、受付スタッフの接客マナーや対応の特徴を直接感じ取れるでしょう。
その体験を通じて印象に残った点や感銘を受けた部分を具体的に志望動機に盛り込むことで、より説得力のある内容になります。
③OB・OG訪問で先輩の話を参考にする
OB・OG訪問は、受付の志望動機を考える上で貴重な情報源となります。
実際に受付として働いている先輩社員から、仕事の魅力や必要なスキル、やりがいなどを直接聞くことで、具体的な志望理由を見つけられる可能性が高まるでしょう。
また、企業の雰囲気や受付業務の実態を知ることで、自分の適性を再確認できます。
訪問時には、受付を志望した理由や仕事を通じて得られた成長などを質問し、先輩の経験談を参考にすることで、自分なりの志望動機を見出せるはずです。
④プロのES添削を受けてみる
プロのES添削を受けることで、志望動機の質を大幅に向上させることができます。
添削のプロは、企業の採用担当者の視点から、あなたの志望動機の良い点や改善点を的確に指摘してくれます。
特に、カリクル就活の赤ペンESは、現役のアドバイザーが一枚一枚丁寧に添削を行うため、自分では気づかなかった表現の問題点や、より効果的なアピール方法を学べます。
また、企業ごとに求める人物像が異なるため、その企業に合わせた志望動機の書き方についても具体的なアドバイスをもらえるでしょう。
なぜ受付の仕事がしたいのかを深ぼって志望動機を作成しよう
受付の志望動機を作成する際には、なぜ受付の仕事をしたいのかを明確にしましょう。また、強みや経験に基づくエピソードは、より志望動機に熱意を感じさせます。
ぜひ本記事を参考に、自分ならではの受付の志望動機を作成してください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。