就職活動やその後の社会人生活において、「スーツ」は決して欠かせないアイテムの1つです。
しかし実際にスーツを用意しようと思うと、「いくら位のものが良いのかな」と迷ってしまうものでしょう。
そのため本記事では、スーツの値段相場についてシーンや年代別に分けて細かく紹介します。
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【種類別】スーツの値段相場を解説
ここでは、スーツの値段相場を種類別に解説します。スーツの種類として覚えておきたいのは、主に以下の6つです。
それぞれの用途も簡単に説明するので、社会人の基本知識としてここでチェックしておきましょう。
①入学式・成人式用リクルートスーツ
大学の入学式や成人式で着用するためのリクルートスーツの値段相場は、1万円~2万円程度のものであれば十分です。
ファッションやオシャレを楽しむためのスーツになるので、色や柄に特別なルールも必要ありません。
それよりも、ネクタイや小物で個性を出して、一生に一度しか撮ることのできない記念写真で思い出を作ってくださいね。
②大学生の就活用リクルートスーツ
大学生の就活用リクルートスーツの値段相場は、5,000円~3万円程度です。
面接用や入社後にも着用することを考え、自分の印象を良く見せるために、ある程度質の良いリクルートスーツの購入をおすすめします。
また就職活動の面接中に、緊張で汗ばむことがあるかもしれないので通気性やストレッチ性のある高機能素材を使用したリクルートスーツを選ぶと良いでしょう。
なるべくリクルートスーツにお金をかけたくない人であれば、就活が忙しくなる春夏用の素材のリクルートスーツを選んでください。
ただし、真冬に春夏用のリクルートスーツのままだと、返って印象が悪くなるので、できるだけ通年着用することを想定して購入するようにしましょう。
③ビジネススーツ
ビジネススーツの相場は、1万円~20万円程度です。立場や年齢層、そして好みに合わせて、幅広い価格帯のビジネススーツが存在しています。
色に関しても、黒や紺に加えて、グレーや茶色などさまざまです。入社後に仕事で着用するスーツであり、各種式典や内定式などにも着用できます。
毎日着用するスーツならコストパフォーマンスを重視する、大事な商談や式典などでは品質を重視するなど、場面に合わせて選択すると良いでしょう。
④カジュアル・普段使い用スーツ
会社にもよりますが、入社後に着用するビジネススーツは、普段使いできるカジュアルなものが可能であれば、安い物では1万円以下で上下スーツを揃えられます。
会社のビジネスパーソンとして、きちんとした格好を求められるため、高級なスーツを長く着用するよりも、安価なスーツを度々新調する方が良いと考える人もいるでしょう。
ただし、年齢や役職にふさわしい身なりをする必要性があるという考え方もあるので、いつまでも安価なスーツばかりを着用するのではなく、その時々に合ったスーツを新調するよう検討してください。
たとえば、昇進したタイミングなどでスーツの買い替えることもターニングポイントとして考えてみるのもおすすめの方法になります。
普段使い用、商談用と業務内容や取引先に合わせ、用途別にスーツを揃えておくと安心です。
⑤フォーマルスーツ
フォーマルスーツの相場は、5万円前後です。フォーマルスーツは、冠婚葬祭をはじめとしてプライベートでの重要な場面に着用します。
ただしフォーマルスーツの中にも格式やルールがあることから、注意が必要です。
例えば結婚式の場合、披露宴の時間帯や格式、自分の立場などによって、適切なフォーマルスーツは異なります。
そのため、使用頻度が多いと予想されるシーンに合わせてフォーマルスーツを選ぶことが大切でしょう。
⑥オーダーメイドスーツ
オーダーメイドスーツの相場は、10万円~50万円です。ただしオーダーメイドにも以下の通りさまざまな種類があり、価格帯が異なります。
オーダー | 価格帯 | 概要 |
---|---|---|
パターン | 2~10万円程度 | 型やデザインがある程度決まっている |
イージー | 2~20万円程度 | 採寸後に型紙を作り体形や嗜好に合わせて作る |
フル | 20万円~ | テーラーが採寸してイチから作りあげる |
オーダーメイドスーツは、デザインによって仕事、式典、重要なプライベートシーンなど幅広い用途において着用可能です。
【年代別】スーツの値段相場を解説

適切なスーツの値段相場は、着る人の年齢層によっても異なるものです。そのためここでは、スーツの値段相場を以下の通り年代別に紹介します。
【20代】スーツの値段相場
スーツの値段相場は、20代の場合は2万円~5万円程度です。
20代の場合、就活から入社後の業務まで、活発に動き回るシーンが多いと考えます。そのため、スーツ選びでは機能性を重視すると良いでしょう。
動きやすさや速乾性などに優れているスーツであれば、コストパフォーマンスを優先して良いと言えます。
むしろ、価格帯が高すぎるとかえって周囲から浮いてしまうことも考えられるため、こだわるとしてもあまりに高級なスーツは避けた方が無難です。
【30代】スーツの値段相場
30代の場合、値段相場は3万円~10万円程度だと言えます。30代になると、20代の頃よりも仕事でもプライベートでも重要な場面が増えるものです。
「年齢的にふさわしくない格好をしている」と思われてしまわないように、ある程度見た目にもこだわって選ぶことをおすすめします。
ただし毎日の仕事を活発にこなすためには、一定の機能性も欠かせません。機能性を重視しつつ、自分らしいデザインのスーツを選ぶようにしましょう。
【40代〜50代】スーツの値段相場
40~50代の場合、スーツの値段相場は4万円~20万円程度です。40~50代になると、30代以上のとき以上に責任のある立場になる可能性が高いと言えます。
そのため、ある程度大人の雰囲気やこだわりを感じさせるスーツを身につけることが求められると考えておかなくてはいけません。
特に50代になったらオーダーメードスーツに挑戦し、既製品ではなく自分の体形やこだわりに合わせて、スーツを作ることもおすすめです。
またカラーに関しても、洗練された雰囲気のグレーやベージュのスーツを取り入れてみても良いでしょう。
【素材別】スーツの値段相場を解説

ここでは、スーツに使用される代表的な素材別に相場を紹介します。
実際の価格は、ブランド品質も加味されているため、購入する際の目安として参考にしてください。
ポリエステル素材
ポリエステルの化学繊維の素材でできたスーツは、1万円~5万円と比較的低価格で揃えることができます。
また、ポリエステルは座ったり立ったりしてもシワになりにくい素材のため、面接時におすすめの素材です。
大手のビジネススーツ店で販売されるリクルートスーツでは、ポリエステル混合素材のものが主流となっています。
洗濯可能なスーツもあるので、特に夏場に汗ばむ時期に向いているといえるでしょう。
ただし、汗の匂いが残りやすいので、帰宅後は消臭スプレーなどで匂い対策をすることを忘れないようにしてください。
コットン・リネンの天然素材
天然のコットンやリネン素材のスーツは、主に夏場のビジネススーツとして着用することが多く、相場も2万円~10万円と値幅が広いのが特徴です。
やはり天然素材を使用したスーツを仕立てるとなれば、工場での工賃や職人の技が必要になるため、高価格にならざるを得ず、スーツの相場もまちまちになります。
ただし、皮膚疾患のある人や、汗が気になる人にはおすすめの素材です。
通気性や汗を吸う吸水性に優れ、破れにくく、肌触りも柔らかいのが特徴といえるでしょう。
デメリットとしては、シワになりやすいことと、リネン素材は洗濯すると縮んでしまいますが、上記のような人にはぜひ試してみてほしいスーツの素材としておすすめします。
ウール素材
ウール素材は、最もスーツに使われる素材で、2万円~20万円の価格差があります。
その理由は、大型量販店から有名テーラーまで仕入れ値により価格帯が異なるからです。
ウール素材は真冬の素材と思われがちですが、春夏用のスーツにも数パーセント混合されており、通気性やシワになりにくいよう加工するために使用しています。
もちろん冬用のスーツでは保湿性を高めるために、ウールの混合率も高くなるので、春夏用と比べると高価格です。
しかし、保湿性だけでなく、真冬に気になる静電気が起きにくいメリットがある上質な素材といえるので、冬用のビジネススーツとして一式揃えておくこともおすすめします。
シルク素材
シルク素材は、オーダースーツ専門で取扱う素材で、相場価格は最低でも10万円からと高額なスーツの素材となります。
最も高級感を与えることができるので、大事な式典などに着用することが多いです。
また海外の有名ブランドでも使用されることが多い素材で、デザイナーをも魅了する素材となります。
シルクは光沢感が肌触りも抜群ですが、一方で摩擦や水に弱い性質をもち、手入れが非常に難しい素材となるので購入時には、専門店のテーラーに相談しながらオーダーすると良いでしょう。
スーツの値段を抑えて高見えさせるコツ

ここでは、スーツの値段を抑えて高見えさせるコツを3つ紹介します。
リクルートスーツやビジネススーツを高見えさせるためには、体型にフィットしたものを着用することや、スーツと小物の統一感を意識したコーディネートが重要です。
サイズの合ったものをセレクトする
スーツの基本ですが、肩回り・袖丈・裾丈が自分の体型に合うと高見えします。
サイズが合ったものを着用するメリットは、自分だけでなく、他者が見ても印象良く見え、特に就活のリクルートスーツを購入する際には意識してください。
スーツ量販店で販売している既製品であっても自分の体型のジャストサイズに近いものを選ぶようにしましょう。
ネクタイで高見えさせる
就活中の男性のリクルートスーツの着用では、ネクタイを締めるのが一般的です。
ネクタイは安価なもので構いませんが、きちんと形を整えて結ぶと高見えしますよ。
以下は、代表的な結び方の一例となります。
結び方の名称 | 特徴・メリット・おすすめの人 |
プレーンノット | 結び目が小さいので、スマートなラインを演出できる。 基本的にはどの体型の人も似合うが、おすすめは背の高い人や細身の人。 |
ダブルノット | 縦長でボリューム感のある結び目が特徴。 筋肉質・ふくよかな体格の人におすすめの結び方。 |
ウィンザーノット | しっかりと結ぶため、型崩れをしない。 就活時に移動することが多い人におすすめ。 |
今では、動画で結び方を紹介しているので、自分で何度も練習してマスターしてください。
靴とベルトの色は統一させる
男女共通の高見えポイントとして、靴とベルトや鞄の色は揃えることをおすすめします。
統一感のあるコーディネートは、品を良く見せる効果が期待できるので、ビジネススーツでは小物にも気を遣うようにしましょう。
さらに、男性の冠婚葬祭でのスーツの着用でポケットチーフを身につけることがあります。
こうしたオシャレさも全体のバランスを見ながら華やかさを添えるようにすると素敵な着こなしとなりますよ。
スーツの値段相場に関するよくある質問4つ

ここでは、スーツの値段相場に関してよくある質問と回答を紹介します。今回紹介する具体的な質問は、以下の4つです。
①就職活動に使うスーツはいつまでに購入すべき?
就職活動に使うスーツは、遅くとも企業側の担当者や現場社員などと対面する機会までにそろえる必要があります。
説明会やインターンシップ、本選考など企業側の型と対面する機会には、スーツで臨まなくてはいけません。
就職活動を始めようと考えた段階で、スーツも作っておくことがベストでしょう。
一般的な就活開始の時期は、大学3年生の5月〜6月だと言われています。そのため、スーツを作る時期も同時期だとイメージしておくと良いかもしれません。
②就職活動の小物の値段相場は?
就職活動の服装を考えるうえでは、スーツだけでなく小物の用意も必要です。ここでは、一般的な小物として以下の2つの値段相場を紹介します。
- ネクタイ
- カバン
- 靴
①ネクタイ
ネクタイの値段相場は、3,000〜6,000円程度です。特に就活生や新卒の新入社員の場合、高級すぎるものは不相応だと考える人もいます。
そのためネクタイを選ぶ際には、清潔感や爽やかさを重視すると良いでしょう。
②カバン
鞄の値段相場は、5,000円〜1万円程度です。就活に使用するなら、ナイロン製で黒い無地のカバンを最もおすすめします。
軽くて扱いやすいだけでなく、自立するタイプのモノであれば幅広い局面において便利です。
③靴
靴の値段相場は、2万円程度です。黒の革靴で、耐久性が高いものを選ぶのが基本だと言えます。
合皮素材の靴は比較的安価で入手しやすいのですが、光沢感があまりないだけでなく蒸れやすいことから、あまりおすすめできません。
③男女のスーツに価格に差はありますか?
結論から言えば、男女のスーツには用途により身につける点数が異なるので価格差が生じます。
ただし、リクルートスーツの場合は男女とも既製品のため、価格はほとんど同じです。
もちろん男性の上下2点セットと、女性のジャケット・スカート・パンツの3点セットでは多少価格差はありますが、特別価格差が生じるまではありません。
④就活用のスーツは安くても大丈夫ですか?
就活用のスーツにお金をかけなくても、もちろん大丈夫ですが、安いとその分品質が悪くなるので、どうしても劣化が進んでしまいます。
着用したら、その都度スーツ専用のブラシや粘着クリーナーで丁寧にホコリを取り、消臭スプレーをしましょう。
そうすることで、少しでも長くきれいな状態が保てますよ。
スーツの値段相場は年齢・シーンに合わせよう!
スーツにはさまざまな種類があり、さらに年齢によってもふさわしいタイプは異なります。
そのため、値段相場は年齢やシーンを考えながら確認することが大切でしょう。
本記事をぜひとも参考にしていただき、自分に合ったスーツ選びにお役立てくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。