就活で「挑戦する力」を強みとして伝えたい就活生は多いのではないでしょうか?
仕事は新しいことの連続になるので、挑戦する力はかなりのアピールポイントになります。
この記事では「挑戦する力」の効果的な伝え方・例文などをご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
挑戦する力は効果的な自己PRになる!理由を解説
挑戦する力は、仕事する上で大切な力なので、効果的に伝えることができれば好印象になります。
仕事は常に新しい挑戦の連続です。会社がより大きく成長していくためにも、常に新しいことに挑戦し続ける必要があるのです。
企業側は会社の成長のためにも、能動的に成長を意識できる人材を欲しています。
挑戦できる力はまさに、主体的に行動ができる印象を持ってもらえるので、伝え方次第でしっかりと好印象になります。
挑戦する力とは?代表例を3つを解説

ここでは、挑戦する力の代表例を3つご紹介します。まずは、主張する前に能力の理解を深めましょう。
①主体的に周囲を巻き込みながら挑戦する力
1つ目は、主体的に行動しチームで挑戦できる力です。
仕事は基本的にチームプレイで、一人でできることは限られています。なので、チームプレイを意識し、大きな目標の達成ができる人材は重宝されます。
会社が大きくなっていくためにも、常にチームとして挑戦ができる人は、個人で挑戦できる人よりも評価されるようになります。
主体性についてより深堀した自己PR文が知りたい方は、以下の記事を合わせてご覧ください。
②新しいことに臆することなく挑戦する力
2つ目は臆せず新しことに挑戦できる力です。
企業は常に新規事業や新たな市場への挑戦が必要とされ、何事にも臆することなく挑戦できる人材が必要とされています。
挑戦を怖がらずに行動できる姿勢を表現することで、頼もしい人材であると感じられ、企業側も好印象を持ちやすくなるでしょう。
③リスクを踏まえた上で挑戦する力
3つ目は、リスクを覚悟した上で挑戦する力です。
挑戦には失敗がつきまとい、失敗した時のリスクもあります。リスクを分かった上で挑戦が無謀なものにならないよう現実的な判断ができるかが重要です。
企業だけでなく、社員の成長には時に高い目標を設定して挑む必要があります。
リスクを覚悟しつつも、高い目標に向かって地に足がついた挑戦ができる人材を企業側は求めているのです。
自己PRでの挑戦する力の伝え方3ステップ

「挑戦する力」を効果的に表現する3つのステップを紹介します。伝え方次第で印象が変わるので、効果的な伝え方を理解しておきましょう。
①自分の言葉で挑戦する力を具体的に伝える
まず、挑戦する力を具体的に表現しましょう。
ただ挑戦する力があると伝えるだけでは抽象的になり、効果もあまりありません。むしろ、口だけと捉えられて印象が悪くなってしまいます。
何に対しての挑戦力なのかを明確にしましょう。その際に、自身が何に興味を持っているかも一緒に伝えることで、より具体的な兵表現ができますよ。
②挑戦する力を発揮したエピソードを伝える
次に、挑戦する力を発揮した経験を伝えましょう。
挑戦する力を表現するには、過去の経験をもとに主張することで理解しやすくなります。
具体的な数字を用いることも大切で、例えば半年で資格試験に挑戦して合格したのであれば、半年と伝えた方がイメージしやすいでしょう。
③入社後に挑戦する力を発揮してどのように活躍できるか伝える
最後に、入社後の活躍イメージを挑戦の観点から伝えましょう。
企業側としては、就活生の挑戦する力の度合と、入社後のメリットを面接で判断しています。
「会社に入ってからこんなことに挑戦し、このような結果を残したい」と伝えることで、企業側にアピールできます。
この際に、挑戦内容をできるだけ業務内容に絡めて伝えるとさらに好印象です。
挑戦する力を効果的に主張するコツ3つ

挑戦する力を伝える際には、3つのポイントに気を付けましょう。以外と見落としがちなことですので、事前に確認して回りに差をつけましょう。
①企業が求める挑戦する力を予め理解しておく
まずは、企業が求める挑戦する力を分析しましょう。
業種や職種によっては、常に挑戦することを求められるケースもあれば、そこまで求められないケースもあります。
業界や職種、企業が置かれている状況を踏まえて、企業側が必要としているものを事前に理解しましょう。
必要なものが理解できればより効果的なアピールができますよ。
②エピソード内でどのような工夫をしたのか伝える
次に、挑戦の中で工夫をしたことを伝えましょう。
挑戦する力を過去の経験から主張する際には、結果だけでなく過程も伝える必要があります。その中で、ただ努力したわけではなく、自分がどう工夫したのかも伝えるのです。
例えば、限られた日数で挑戦を成功させた場合に、「細かい計画を立てたうえで隙間時間を利用して効率化に励み、短い期間で試験に合格した」などと伝えられれば、強みをイメージしやすくなります。
挑戦したことに現実味を持たせるためにもどんな努力・工夫をしたかを伝えることは大切です。
③エピソード全体を通しての成長をアピールする
最後に、挑戦した結果どのような成長があったかを伝えましょう。
単に挑戦しただけでは、効果的な強みにはなっておらず、自己満足で終わっていると判断される場合が多いです。
あくまで、目標達成のために挑戦することを念頭におき、成果にもこだわりを持っていることを伝えましょう。
【エピソード別】挑戦する力を強みにした例文3つ

ここでは、実際に挑戦する力を強みにした例文を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
例文①: アルバイト
アルバイト
私の強みは、高い目標を設定して挑戦し続けることです。
私は野球場でビールの売り子のアルバイトをしていました。売り子は歩合制で売れば売るほど収入が増えるため、頑張りがいがあるバイトです。
バイトを始める際に、アルバイト内売上No.1を目標に掲げ、当時トップだった人の動き方などを分析し始めました。
一杯でも多く売るための効率のいい準備方法や立ち回りなど、学んだことは即座に実行に移しました。学びを自分の武器にし、大きな声や笑顔も意識して仕事に励みました。そして1日で120杯を売り上げ、目標を達成しました。
この経験から、無謀に思える目標でも、達成のために学び続け挑戦することの意義を身をもって実感しました。
貴社の営業としても、貪欲な姿勢で着実に目標を達成できるよう努める所存です。また、日々学びを吸収し続け、社内での営業成績No.1を目指したいです。
高い目標に対して、工夫をしながら目標達成ができたことを効果的に伝えています。
ほかのアルバイトにまつわる自己PRの例文が知りたい方は、以下の記事で紹介していますので、合わせてお読みください。
例文②: 部活動
部活動
私の強みは最後まで諦めずに挑戦し続けることです。
私は高校時代に弓道部の部長を務め、歴代のOB・OGの方が成しえなかったインターハイ出場を目標に掲げました。しかし、楽しく弓道をしたい部員が多く、意見が対立したこともありました。
まずは自分の練習に対する姿勢を示すため、自ら率先して毎日居残りで練習を行いました。その姿を部員たちが見て、本気度が伝わり、同じ目標に向かって部員全員が頑張るようになりました。
その結果、念願のインターハイ出場を個人・団体それぞれで達成できました。
この経験を踏まえ、組織として挑戦する際にはその本気度を示すために自らが率先して行動することの重要性を学びました。
入社後もその気持ちを大切に、チーム全体を良い意味で巻き込んでパフォーマンス向上につなげる人材として活躍できればと考えております。
チームプレイで目標達成をするために、まずは自分の行動を変えたことを主張しています。
結果としてチームの雰囲気も変えることができ、目標も達成しているので好印象になるでしょう。
部活動に関する自己PRについて以下の記事ではより詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。
例文③: 長期インターン
長期インターン
私は挫けずに挑戦し続けることが強みです。
その強みは、インターンに参加し、SNSマーケティング業務をやらせていただいた際に発揮できました。
Instagramのアカウント運用を担当し、細かいリサーチやデータ解析を徹底的に繰り返すものの、思うようにインプレッション数が増えず焦りを覚えた時期もありました。
社員の方からアドバイスをいただきながら、思い切ったペルソナ想定や投稿デザインの変更など、革新的なアイデアで徐々にアカウントの反応を増やしていきました。
その結果、当初2000人程度だったフォロワーが1万人近くにまで伸び、社員の方にも認めていただくことができました。
今回の経験を踏まえ、目の前に大きな壁があっても、果敢に挑戦し続けることで成長につながると実感しました。
画期的なサービスで世の中に驚きを与える貴社でこそ、私の強みを活かせると考えております。ニーズに寄り添い、最適な提案ができるまで諦めない姿勢で、貴社に貢献したいです。
実際に挑戦した後に、投げ出すことなくやり切れたことを伝えています。挑戦することは簡単ですが、やり切れる人は少ないので、効果的なアピールになっているでしょう。
挑戦する力を自己PRする場合の注意点
自己PRで挑戦する力をアピールする際、ただ「チャレンジ精神があります」「挑戦できます」と伝えるだけでは、他の就活生との差別化が図れません。
以下のポイントに気をつけることで、より説得力のある自己PRを作成しましょう。
①挑戦のきっかけやモチベーションも言語化しておく
挑戦のきっかけやモチベーションを明確に説明するのは、自己PRの説得力を高めるために必要なことです。
単に「新しいことに挑戦した」という事実だけでなく、なぜその挑戦を選んだのか、どのような思いで取り組んだのかを具体的に語ることで、あなたの行動の本質が伝わります。
例えば、「周囲の人が避けるような困難な仕事に自ら手を挙げた」行動の背景に、「誰かがやらなければならない仕事だから」責任感があったことを説明できれば、あなたの人間性までアピールできます。
また、「苦手分野に挑戦した」エピソードも、「将来的にその能力が必要になると考えたから」という理由があれば、より戦略的な思考の持ち主だと印象づけられます。
②挑戦する力を短所に捉えられないようにする
挑戦する力をアピールする際、「独断的」「リスク管理ができない」「周囲との協調性に欠ける」といった短所として捉えられてしまう可能性があります。
これを避けるためには、「リスクを把握した上で挑戦している」「周囲と協力しながら取り組んでいる」といった点を併せて伝えることが重要です。
例えば、新しい企画を提案する際に、実現可能性を検討した上で挑戦したことや、チームメンバーと意見を出し合いながら課題解決に取り組んだことなどを具体的に説明しましょう。
計画性や協調性を意識した挑戦であることを示すことで、単なる無謀な挑戦ではなく、組織に価値をもたらす建設的な挑戦として評価されやすくなります。
③挑戦する力は別の表現に言い換えて使う
「挑戦する力がある」という表現は、就活でよく使われすぎている表現であり、面接官からすると、「また同じような表現か」と印象が薄れてしまう可能性があります。
そこで、「新しいことに積極的に取り組む姿勢」「未経験の分野に飛び込む勇気」など、より具体的で印象に残る表現に言い換えることをおすすめします。
例えば、「留学に行った」という経験なら、「異文化の中で自ら積極的に行動を起こす主体性」といった表現に言い換えることで、より具体的に自分の強みを伝えられます。
なお、他の言い換えは「挑戦する力の言い換え具体例は何がある?」でも解説しているので、こちらも参考にしてください。
挑戦する力の自己PRについてよくある質問
具体的にどんな経験を選び、どう表現すれば良いのか悩む方も多いでしょう。
ここでは、挑戦する力の自己PRに関する疑問を、Q&A形式でわかりやすく解説していきます。
①挑戦する力の言い換え具体例は何がある?
挑戦する力は、以下のような具体的な表現で言い換えられます。
- 未経験の業務に積極的に手を挙げる姿勢
- 前例のない課題に対して解決策を考え抜く力
- 失敗を恐れずに新しいプロジェクトに取り組む態度
- 困難な状況でも粘り強く目標達成を目指す力
- 周囲の反対があっても建設的な提案ができる能力
- 既存の方法に疑問を持ち改善策を提案できる力
- リスクを分析した上で決断を下せる判断力
- 高い目標を設定し具体的な行動計画を立てる力
- 失敗から学び、次の挑戦に活かせる経験値
面接では、自身の経験と結びつけて説明することで、より説得力のある自己PRを展開できます。
②挑戦する力はどう仕事に活かす?
挑戦する力は、企業の成長に不可欠な要素として様々な場面で活用できます。
例えば、新規プロジェクトの立ち上げや、既存業務の改善提案、新しい市場への参入検討など、企業の発展に寄与する場面で発揮されるでしょう。
また、困難な業務課題に直面した際も、諦めることなく解決策を模索し続ける姿勢として活かせます。
さらに、自身のスキルアップでも、新しい分野への挑戦や資格取得への取り組みなど、自己成長を促進する原動力となります。
自分の強みの方向性と、志望企業の業務内容を加味して、どのように活かせるかを主張していきましょう。
③挑戦する力と行動力の違いは何?
挑戦する力と行動力は、似ているようで異なる特徴を持っています。
行動力は、目の前の課題に対して即座に行動を起こせる能力を指す一方、挑戦する力は、困難や未知の状況に対して、失敗を恐れずに新しいことに取り組む姿勢を表します。
例えば、行動力は「課題を見つけたらすぐに解決に向けて動き出す」というように、スピーディーな対応力を重視します。
これに対し、挑戦する力は「前例のない課題に対して、リスクを認識しながらも新しい方法を模索する」といった、より創造的で革新的な側面を持ちます。
自己PRで挑戦する力を主張する際は自分の言葉で伝えよう
挑戦する力は自分の言葉で伝えることが重要です。
就活生に人気な強みになるので、抽象的な伝え方をすると好印象を残すことができません。
ただ挑戦したことではなく、その目的と成果まで伝えると周りの就活生に差をつけることができますよ。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。