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ガクチカでゼミについて書くときの書き方を解説!コツや例文も紹介

履歴書や面接でアピールすることが多いのが、学生時代に力を入れたこと、通称「ガクチカ」です。そんなガクチカで、ゼミでの活動をアピールしたい人も多いのではないでしょうか?

しかし「ガクチカでゼミについてどうアピールすればいいんだろう?」と悩みますよね。本記事では、ガクチカでゼミについて書くときの書き方を徹底解説します。

ガクチカとしてゼミを書くメリットや具体的なステップ、例文まで紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

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目次

ガクチカでゼミについて書く3つのメリット

まず、ガクチカでゼミについて書くメリットを3つ紹介します。

  1. 自分の興味の対象が伝わりやすい
  2. ありきたりな内容にならない
  3. 書きやすい

①自分の興味の対象が伝わりやすい

1つ目は、あなたが興味を持っている対象が伝わりやすいことが挙げられます。

選んだゼミがあなたの興味に合ったものであるため、そのゼミ選択によって自分の興味関心が明確に表れるからです。

異なる興味関心が出ることで、独自の視点やアプローチが文章中に反映され、オリジナリティが際立ちます。このようなアピールは、ゼミ活動を通じて自分の専門性や熱意を読者に伝える強力な手段です。

②ありきたりな内容にならない

2つ目は、ありきたりな内容にならないことです。

アルバイトやサークルのガクチカでは、他の学生と似たような内容になりがちですが、ゼミをテーマに選ぶことで、研究の内容が独自性を持ち、他の人との被りを避けられます

このように、ゼミの研究成果や学びを通じて独自の視点や洞察を得られます。ガクチカで差別化を図りたい人は、ゼミを取り上げることが有効です。

③書きやすい

3つ目は、書きやすいことです。なぜなら、ゼミは特定テーマに絞り込まれた内容であるため、情報を整理しやすく、論理的にまとめやすいからです。

狭いテーマに焦点を当てることで、冗長さを排除し、要点を明確に伝えることができます。

また、仲間との議論を通じて新たなアイディアを獲得し、あなたの意見を整理することで、文章がより洗練されたものになります

仕事に繋がるゼミ内容でなくてもガクチカにしていい?

就活でガクチカを書く際、ゼミの内容は必ずしも志望する仕事に直結している必要はありません。

むしろ、ゼミでの学びや経験を通じて得られた能力や成長が、どのように仕事で活かせるのかという視点で書くことが重要です。以下で詳しく見ていきましょう。

  1. ゼミへの取り組み方を仕事に活かせればOK
  2. 直接繋がる場合でも研究内容の説明になるのはNG

①ゼミへの取り組み方を仕事に活かせればOK

ゼミの研究内容が直接的に仕事に活かせなくても、ゼミでの取り組み方や姿勢を仕事に活かせることをアピールできれば、十分にガクチカとして使えます。

例えば、研究テーマの設定から結論を導き出すまでの論理的思考力や、ゼミ内でのディスカッションを通じて培ったコミュニケーション能力、締め切りを意識して計画的に研究を進める時間管理能力など。

また、研究過程での試行錯誤や、困難に直面した際の問題解決力なども、どんな職種でも必要とされる重要な能力です。

そのため、研究内容そのものよりも、ゼミ活動を通じて身についた力や姿勢に焦点を当てて説明することで、企業にアピール可能でしょう。

②直接繋がる場合でも研究内容の説明になるのはNG

研究内容が志望業界や職種と直接関連していても、研究内容の説明に終始するのは避けてください。

企業が知りたいのは、あなたがその研究を通じてどんな課題に直面し、それをどう乗り越えたのかというプロセスと、そこから得られた学びです。

研究内容は簡潔に触れる程度にとどめ、むしろ研究に取り組む中で発揮した主体性や、困難を克服するために取った行動、チームでの協力体制の構築方法などを具体的に説明しましょう。

専門的な研究内容よりも、その過程で培われた問題解決能力やコミュニケーション力といった、実務で活かせるスキルや経験をアピールするのが重要です。

【研究形式別】ガクチカでゼミ活動をアピールするときの強み

次に、ガクチカでゼミ活動をアピールするときの強みを紹介します。

  1. 個人研究でアピールできる強み
  2. グループ研究でアピールできる強み

個人研究でアピールできる強み

個人研究でアピールできる強みは、個人研究を通じて計画性や情報整理力、課題発見力です。

独自のテーマに取り組み、研究計画を立てて進める過程で、効果的なスケジュール管理や多様な情報を整理するスキルが養われます。

また、深堀りした個人研究により、新たな課題や視点を見つけ出す能力が育まれることもあるのです。

これらの強みは、ガクチカでのゼミ活動をアピールする際に、自分の独自性と成果につながる重要なポイントとなるでしょう。

グループ研究でアピールできる強み

グループ研究でアピールできる強みは、多岐に渡ります。たとえば、異なる意見を尊重しながら円滑な意思疎通を可能にするコミュニケーション能力もそのひとつです。

また、主体性を発揮してタスクに取り組む姿勢や、リーダーシップを発揮してチームをまとめる力も養われます。

さらに、傾聴力を活かしてメンバーのアイデアを尊重し、協調性を発揮してチーム全体の成功に貢献した経験もアピールできます。これらの強みを通じて、協力と成果を生み出す能力をアピールしましょう。

ガクチカにゼミを書く時の5つのステップ

次に、ガクチカにゼミを書く時の5つのステップを紹介します。

  1. 結論を述べる
  2. 動機を述べる
  3. 過程・結果を具体的に述べる
  4. ゼミの活動から学んだことを述べる
  5. 仕事への活かし方を述べる

①結論を述べる

まず、結論を述べましょう。結論を最初に述べることで、全体のポイントをすぐに把握してもらいやすくなるからです。

また、学生時代の頑張りについての結論を先に示すことで、論文のテーマと関連付け、読者の興味を引きます。

結論は難しく考えず「私が学生時代に力を入れたことは〇〇です。」から始めると無難です。

②動機を述べる

続いて、そのゼミを選んだ動機を述べましょう。あなたの選択理由を明確にすることで、ゼミの意義や自分の学びに対する意欲を伝えられるからです。

動機の部分は、自分の興味関心や志向をアピールする場でもあります。選んだ時点での「なんとなく」から具体的な興味を見つけた経緯を語ることで、成長や変化を示すことが可能です。

「最初はなんとなくで選んだゼミの活動でしたが、徐々に魅力に惹かれ、研究にのめり込みました。」などの文章を入れてみるとよいですね。

もちろん、最初から目的を持って入った場合はそのことをアピールしましょう。

③過程・結果を具体的に述べる

次に、ゼミ活動の過程と結果を具体的に述べましょう。これにより、あなたの取り組みや成果が明確に伝わり、より深い理解を与えることができます

具体的な詳細は、ただ結果を示すだけでなく、その過程でどのように取り組んだか、どのような困難や失敗を経験したかも含めて述べることが大切です。

無理に取り繕わず、ゼミの経験から学んだことを素直に伝えることで、あなたの実力や適性が明確に伝わり、評価を高められます

④ゼミの活動から学んだことを述べる

次に、ゼミの活動から学んだことを述べましょう。これにより、あなたの成長や専門知識の獲得が評価されるだけでなく、困難や失敗から学びを得る姿勢もアピールできます

経験から、どのような仕事に向いているかやどの部署で活躍できるかも判断しやすくなります。無理に取り繕わず、正直にゼミの経験で得た教訓やスキルを伝えましょう

⑤仕事への活かし方を述べる

最後には、仕事への活かし方を述べて締めくくりましょう。これにより、ゼミの学びが現実の業務にどのように関連し、どのように価値を生み出すかを明確に伝えられます

ゼミの経験から得た学びを入社後の業務にどのように活かすのかを具体的に示すことで、同じような課題が発生した際に、その経験をもとに解決できる「再現性」を持っていることをアピールしましょう。

経験が実践で役立つという具体例を交えて述べることで、あなたの成長と組織への貢献がより明確に伝わります。

ガクチカでゼミについて書くときの4つのコツ

次に、ガクチカでゼミについて書くときのコツを4つ紹介します。

  1. 専門用語を避ける
  2. 企業の求める人物像に合わせる
  3. 具体的に書く
  4. 成果だけではなく過程の説明をしっかりする

①専門用語を避ける

ガクチカでゼミについて書く際のコツは、専門用語を避けることです。専門用語は、あなたにとっては知っていて当然でも、研究分野に詳しくない人にとって理解が難しい可能性があるからです。

研究内容やゼミのアプローチを、その研究分野を初めて聞いた人にも分かるように簡潔で明確な言葉で表現することで、アピールが伝わりやすくなります。

②企業の求める人物像に合わせる

ガクチカのゼミで重要なのは、企業の求める人物像に合わせることです。これは、企業が採用する際に、自社の価値観や文化に適合する人材を重視するためです。

ゼミの活動そのものや、活動を通じて得たスキルや知識が、希望する企業の仕事に役立つことをアピールすることで、魅力的に映ります。

あなたの経験やスキルを、求められる特性や価値観にリンクさせて伝え、ゼミの内容や自己PRをより有効に企業にアピールしましょう

③具体的に書く

ガクチカでゼミについて書く際には、具体的に書くことが大切です。抽象的な表現だけでなく、具体的な例や数字を使うことで、あなたの努力や取り組みが客観的に伝わるからです。

具体的なエピソードや成果を挙げ、ゼミでの活動内容や学びを詳細に伝えましょう。

たとえば、プロジェクトで担当した役割や達成した成果、参加した議論の具体的な内容などを示すことで、実際の努力と結果を評価しやすくなります

④成果だけではなく過程の説明をしっかりする

ガクチカでは、最終的な研究成果や結果だけでなく、そこに至るまでの過程を詳しく説明するのが重要です。

特にゼミ活動は、研究目的や最終目標が明確なため、課題解決までのプロセスを説明しやすいという特徴があります。

具体的には、研究テーマの選定理由、仮説を立てた背景、課題に直面した際の工夫、試行錯誤の様子などを時系列順に説明すると効果的でしょう。

たとえ大きな成果を出せていなくても、真摯に取り組んだ過程をしっかりと説明できれば、十分アピールになります。

文字数別のゼミのガクチカの書き方と注意点

ガクチカでゼミ活動を書く際、企業から指定される文字数は様々で、200字から400字まで文字数によって盛り込むべき情報や構成が変わってきます。

ここでは文字数別の書き方のポイントと、それぞれの場合の注意点を詳しく見ていきましょう。

  1. 200文字
  2. 300文字
  3. 400文字

①200文字

200文字のガクチカでは、簡潔さと具体性のバランスが重要です。

まず、ゼミで取り組んだテーマや課題を明確に述べます。その後、どのような工夫や努力を行ったかを簡潔に説明し、結果や学びを端的にまとめましょう。

例えば、「私はゼミで市場分析について研究し、チームで協力してデータ収集と分析を行いました。この経験を通じて、データに基づく意思決定の重要性を学びました」といった構成が効果的。

限られた文字数の中で自分の強みを効果的に伝えるには、具体的なエピソードを1つに絞り、そこから得られた学びや成長を明確に示すことがポイントです。

②300文字

300文字のガクチカでは、ゼミ活動の具体的なエピソードを盛り込みながら、自分の強みを効果的にアピールできます。

この文字数であれば、研究内容や活動プロセスについてある程度詳しく説明できるので、基本的な構成としては、「結論→動機→目標と課題→取り組み→結果→学び」の順で記載しましょう。

特に取り組みの部分では、チームでの活動なのか個人研究なのかを明確にし、具体的な行動とその成果を数値で示すことが重要です。

研究内容そのものよりも、その過程で発揮された行動力や課題解決能力などの強みを具体的に伝えることで、採用担当者の印象に残る内容となります。

③400文字

400文字のガクチカは、一般的な文字数のガクチカと比べて多くの情報を盛り込める特徴があります。

研究テーマやそのテーマに取り組んだ理由、興味を持った背景などもあわせて伝えると、自分の興味関心・人柄も伝わりやすくなるでしょう。

専門用語を使いすぎて難解な内容になってしまわないよう、気をつける必要がありますが、一般的に伝わる範囲の言葉・表現では具体的に書くことがポイントです。

研究内容を掘り下げるガクチカを書く際は、わかりにくい表現になっていないか細かくチェックしながら仕上げてください。

【業務との関連度別】ガクチカでゼミについて書くときの例文4つ

最後に、ガクチカでゼミについて書くときの例文を4パターン紹介します。

  1. 関連高い&個人研究
  2. 関連高い&グループ研究
  3. 関連低い&個人研究
  4. 関連低い&グループ研究

①関連高い&個人研究

私が学生時代に力を入れたことは、ゼミでの活動です。ゼミでは、専門分野に関する研究と共に、チームでの協力やプレゼンテーションのスキルも養いました。

個人研究では国際関係における「国際協力の効果的な戦略」について探求し、関連する業務についての理解を深めました。

その過程で、調査手法の選定や情報収集の重要性を学びました。プロジェクト発表では、専門用語を避け、わかりやすい説明を心がけました。

これらの経験から、協力して目標を達成する能力や、専門知識を的確に伝えるスキルを磨きました。
これらのゼミ活動から、結果として多くのプレゼンテーションや報告書の執筆経験があります。

貴社では、ゼミで培った専門知識とコミュニケーション能力をいかし、貢献したいと考えております。

この例文では、ゼミ活動での専門研究を通して、プレゼンスキルが向上したことを強調しています。

具体例と学びを通じて、専門知識とコミュニケーション能力が仕事にどのような価値をもたらすかを示しています。

②関連高い&グループ研究

私が学生時代に力を入れたことはゼミの活動です。具体的には、市場分析に焦点を当てたグループ研究に熱心に取り組みました。

ゼミの活動から学んだことは、課題解決においての協力とコミュニケーションの重要性です。研究チーム内での意見交換を通じて、効果的な意思決定と問題解決のスキルを養いました。

これらの経験は、ビジネスにおいてもチームでの協力とリーダーシップを発揮する上での力となると考えています。

将来の仕事においても、ゼミの経験から得た洞察やスキルを活かし、チームと共に目標達成に取り組む姿勢を貫きたいと思っています。

この例文では、ゼミ活動でのグループ研究を通じて、協力とコミュニケーションの重要性を学び、意思決定と問題解決のスキルを磨いたことをアピールしています。

また、ゼミで培った能力をビジネスに活かす意向を示していることもポイントです。

③関連低い&個人研究

私が学生時代に力を入れたことはゼミの活動です。具体的には、社会課題に関する研究に取り組みました。

このテーマは、貴社の業務内容とは関連が低いかもしれません。ただ、ゼミの活動を通じて、研究におけるデータ分析やプレゼンテーションスキルを磨きました。

また、チームメンバーとの協力も必要な場面では、異なる専門分野からの意見交換が新たな視点を拡げました。

これらのスキルや経験は、企業でのプロジェクト推進や多様なチームでの協力に活かせると考えております。

この例文では、ゼミ活動が直接企業の業務と関連していないことを、学んだスキルが役立つことをアピールすることでフォローしています。

④関連低い&グループ研究

私が学生時代に力を入れたことはゼミの活動です。具体的には、データ分析の研究に力を注ぎました。

グループ研究では、異なるバックグラウンドを持つメンバーと協力し、問題の解決に取り組む経験を積みました。

貴社の業務とは関連性が低いように見えるかもしれませんが、コミュニケーション能力やプロジェクト管理のスキルなど、貴社に貢献できるスキルを身につけたことは事実です。

これらのスキルは、仕事での円滑なチームプレイやプロジェクト管理に役立つと考えています。私の学生時代のゼミ活動は、企業での仕事においても活かされると考えております。

この例文でも、ゼミ活動が直接企業の業務と関連していないことを、グループ研究を通して身につけたコミュニケーション能力をアピールすることでフォローしています。

ガクチカにゼミを使って自分の強みをアピールしよう

本記事では、ガクチカでゼミについて書くときの書き方を徹底解説しました。

ゼミの活動は、ガクチカのアピールとして有効です。なぜなら、差別化が図りやすいだけでなく、書きやすいなどのメリットがあるからです。

ゼミ活動のアピールを魅力的にするためには、活動内容を具体的に書くことや、ゼミで学んだことをどう活かせるか伝えることが重要です。

本記事を参考に、あなたの強みをアピールしてみてくださいね!

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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