一般職は総合職のサポート業務を行う仕事です。転勤が少ないメリットがありますが、どんな志望動機を書いてアピールすればよいのか迷ってしまう方もいるでしょう。
本記事では、一般職の志望動機を作る際のポイントや企業が一般職に求めるスキルについて解説します。
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一般職とは?仕事内容と総合職との違いを分かりやすく解説
「一般職を志望しているけれど、総合職との違いが分からない」「面接で『なぜ一般職なのか?』と聞かれて、うまく答えられるか不安」という方も多いでしょう。
一般職の志望動機を考えるには、職種ごとの違いや特徴を知ることが欠かせません。この章では、一般職の仕事内容と総合職との違いを分かりやすく紹介します。
- 一般職の仕事内容とは?
- 一般職と総合職の主な違い
①一般職の仕事内容とは?
一般職は、企業の各部署で事務や管理の業務を通して、主に総合職のサポートを行う職種です。
たとえば、営業部門であれば書類作成やデータ入力、電話応対などが中心となり、人事や総務であれば勤怠管理や備品管理など日常的な業務を担当します。いわば、会社を支える「縁の下の力持ち」と言える存在でしょう。
目立つ仕事ではないかもしれませんが、一般職がいなければ組織は円滑に回りません。志望動機を考えるときは、こうした役割を理解した上で、自分の性格や強みがどのように活かせるのかを意識してみてください。
②一般職と総合職の主な違い
一般職と総合職には、業務内容や働き方、将来のキャリアに至るまでさまざまな違いがあります。ここでは、志望動機を作成する上で押さえておきたい3つの観点から比較してみましょう。
- 業務内容の違い
- 異動・転勤の有無
- 給与・キャリアパスの違い
業務内容の違い
総合職は、企画立案や営業活動など、会社の中核を担う業務を担当します。一方で、一般職はその業務を支える役割として、事務処理やスケジュール調整、社内外のやり取りなど細やかな仕事が多いのが特徴です。
どちらが上ということではなく、それぞれに必要なスキルや適性が異なります。一般職を目指す場合は、「誰かを支える仕事にやりがいを感じる」というように、業務に合った志望理由を示すことがポイントです。
異動・転勤の有無
一般職は、勤務地が限定されていることが多く、基本的に転勤や大きな異動は少ない傾向にあります。対して総合職は、全国転勤や部門間の異動がある場合が一般的です。
そのため、「地元で長く働きたい」「ライフスタイルを大きく変えたくない」という方には、一般職は働きやすい選択肢だといえるでしょう。志望動機では、こうした働き方への価値観を素直に伝えることで、説得力が増します。
給与・キャリアパスの違い
総合職は、昇進や昇給のスピードが比較的早く、将来的に管理職を目指す道が開かれています。一方、一般職は昇進の機会は限られることが多いものの、長く安定して働けるという魅力があるでしょう。
最近では、社内で一般職から総合職へ転換できる制度を設けている企業もあります。そのため、「まずは一般職で基礎を固めたい」「将来は幅広い業務にも挑戦したい」といった意欲も、プラスに働くでしょう。
一般職が向いている人とは?企業が求めている人物像を解説
一般職の志望動機を考えるうえで、企業がどのような人物を求めているかを知っておくことが大切です。
ここでは、企業が一般職の応募者に期待している資質を4つに分けて解説します。自分に当てはまる部分を整理し、志望理由にうまくつなげてみてください。
- 責任感と真面目さ
- 気配り力・サポート力
- 柔軟な対応力
- 明るさや接しやすさ
①責任感と真面目さ
一般職では、日々の業務をミスなく、丁寧に進める力が求められるため、責任感や真面目さが重要になります。
たとえば、データ入力や書類作成といった事務作業では、小さなミスが大きなトラブルにつながるため、慎重さが欠かせません。
こうした仕事を任されるには、誠実に取り組む姿勢があるかどうかが見られるでしょう。選考では、責任をもって仕事をやりきった経験を伝えてください。
②気配り力・サポート力
一般職は、周囲を見て動ける力が重要なので、気配りができ、サポートなどが得意な人は向いているでしょう。
会議の準備や来客対応、部署間の連携など、相手のニーズを察して先回りする行動が評価されます。言われたことだけをこなすのではなく、「どうすれば相手が助かるか」を考えて動ける人は、職場でも信頼されやすいです。
過去に人を支えた経験があるなら、ぜひアピールしましょう。
③柔軟な対応力
業務内容が日によって変わる一般職では、状況に応じて臨機応変に動けることが求められます。
たとえば、急な予定変更や、担当業務の一部が別の内容に切り替わるといった場面にも冷静に対応できる力が必要です。
「予想外のことにも落ち着いて対応できるか」は企業側が重視するポイントですので、その点を意識して伝えてみてください。
④明るさや接しやすさ
明るく、親しみやすい雰囲気は、一般職において大きな強みになります。
電話対応や受付、部署間の調整など、社内外の多くの人と接する機会があるため、第一印象の良さが仕事のしやすさにも直結します。
「話しかけやすい」「安心感がある」と言われたことがある人は、それが立派なアピール材料になるでしょう。
一般職の志望動機を作成するポイントを3つ紹介
一般職の志望動機を作るときのポイントを押さえていれば、文章を組み立てやすいでしょう。
ここでは、志望動機を作る際のポイントを3つ紹介します。
- なぜ一般職なのかを述べる
- なぜその企業なのか
- 自分の強みをどう活かせるか
①なぜ一般職なのかを述べる
文章を考える際には、総合職ではなく、一般職を志望する理由を明確に述べることが大切です。
総合職のサポートをしたい、地域に密着した業務を通して地域に貢献したい、といったアピールをするとよいでしょう。
楽な仕事をしたいから、定時に帰りたいからといった理由を伝えるといい印象は持たれません。
採用者はあくまでも、仕事に真摯に向き合う姿勢のある社員を求めていることを念頭に置いて、誠実な印象を与える文章を作成しましょう。
②なぜその企業なのか
企業ならではの理由を述べて、志望度の高さをアピールすることも重要です。
ほかの企業でも共通するような事柄を志望理由として挙げてしまうと、説得力に欠ける印象を与えてしまいます。
企業の特色について書く際には、競合の企業と比較し、どんな点に惹かれるのか、どういった事業内容や社風に共感できるのかを明確にしましょう。
提出先の企業に焦点を絞って、企業研究をしっかりと行っている印象を与えられます。
とはいっても、企業によっての強みを見つけるのも一苦労ですよね。以下の記事では企業の強みの見つけ方を解説しているので、参考にしてみてください。
③自分の強みをどう活かせるか
自分の強みをどう活かせるのか具体的に記入することも、文章を作成する上で大切になるポイントです。
一般職として、どのような働き方ができるのか、働いた後にどのように強みを活かしていくのかを述べましょう。
入社後の展望に自身の強みを取り入れれば、将来性をアピールできます。自分の強みについて述べる際には、どんな経験を通して強みを確立したのか言及するのもおすすめです。
強みを獲得した経緯を述べれば、入社後に活躍している姿にも説得力を持たせられます。
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一般職の志望動機がうまく書けない際の対処法3つ
一般職の志望動機に悩む就活生は多いものの、焦る必要はありません。
就活の軸を明確にして、自分の強みや志望企業との接点を見つけることで、説得力のある志望動機を作成できます。以下に、具体的な対処法をご紹介します。
- 就活の軸を明確にする
- 企業のウェブサイトで理念や求める人材像を確認する
- インターンシップで業務環境や社風を体験する
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①就活の軸を明確にする
就活の軸とは、企業選びや仕事選びの際の自分自身の判断基準のことです。
一般職の志望動機を作成する上で、まず自分の価値観や目指す将来像を明確にすることが欠かせません。
具体的には、「人と接することが好きだ」「地域に貢献したい」「安定した仕事で専門性を高めたい」など、自分の内なる思いを探ることから始めましょう。
これらの価値観を整理することで、なぜ一般職を志望するのか、どの企業で働きたいのかが自然と見えてきます。
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②企業のウェブサイトで理念や求める人材像を確認する
企業のウェブサイトで理念や求める人材像を確認することも、志望動機を作成する際におすすめです。
企業の採用ページや会社概要では、多くの場合、企業理念やビジョン、求める人材像が明確に記載されています。
これらの情報を丁寧に読み込むことで、企業が大切にしている価値観や、どのような人材を求めているかを理解できますよ。
特に、企業の社会的使命や事業の特徴を把握することで、自分の経験や強みとどのように結びつけられるかを具体的に考えることができるでしょう。
③インターンシップで業務環境や社風を体験する
インターンシップは、一般職の志望動機をより具体的にするための良い機会になります。実際の職場環境を直接体験することで、企業の社風や業務内容を肌で感じられるでしょう。
参加中は、職場の雰囲気、同僚との関係性、仕事の進め方などを観察し、自分の適性を確認してください。
特に、企業の理念や働き方が自分のキャリアビジョンと合致するかを見極めることが重要です。
インターンシップを通じて得た体験は、説得力のある志望動機を作成するための貴重な素材となります。
【業界・経験別】一般職の志望動機を例文で紹介
一般職の志望動機を作成する際、「どう業界の特徴に合わせればいいのか」「自分の経験をどう結びつければいいのか」と迷う方も多いでしょう。
この章では、商社・メーカー・銀行などの主要業界別に、一般職の志望動機例を紹介します。
業務特性に合わせた伝え方や、自分の強みを活かした切り口を知ることで、志望動機の具体性を高められるでしょう。
- 商社の一般職志望動機例
- メーカーの一般職志望動機例
- 銀行の一般職志望動機例
- 不動産の一般職志望動機例
- ITの一般職の志望動機例
- インフラの一般職の志望動機例
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①商社の一般職志望動機例
商社の一般職では、語学力や調整力、臨機応変な対応力が求められる場面が多くあります。ここでは、語学や柔軟性といったスキルを軸に、志望動機の伝え方を例文で紹介します。
- 【例文】語学力を活かした貢献
- 【例文】柔軟な対応力を活かす
【例文】語学力を活かした貢献
語学力を軸にした例文
海外とのやり取りが多い商社において、語学力を活かして業務を円滑に進めたいと考え、一般職を志望いたしました。
大学では英語に力を入れて学び、英語ディベートサークルに所属していました。週1回の練習に加え、海外学生とのオンライン交流にも積極的に参加しました。
あるとき、日英通訳として地域の国際交流イベントに参加し、外国人参加者の案内サポートを担当しました。初対面の方とでも積極的にコミュニケーションをとる姿勢を評価され、最終的には全体の進行補助も任されるようになりました。
貴社の一般職では、営業担当の方がスムーズに業務を進められるよう、細やかな対応力が求められると伺いました。私の語学力と、相手に寄り添うサポート意識が役立てると感じています。
入社後は、社内外のやり取りを丁寧にサポートしながら、より高い語学スキルを磨いて現場に貢献してまいります。
この例文は、語学力を活かしたいという動機を具体的なエピソードで裏付け、企業の業務内容としっかり一致させています。
語学の勉強だけでなく、誰かを支える立場で発揮した経験を交えているのがポイントです。
【例文】柔軟な対応力を活かす
柔軟な対応力を軸にした例文
相手の状況に応じた柔軟な対応で、チームやお客様のサポートに貢献したいと考え、一般職を志望いたしました。
大学時代は飲食店で3年間アルバイトを続け、主に接客業務を担当しました。
忙しい時間帯には常連のお客様の好みを覚えておくことで、先回りして対応できるよう意識していました。また、スタッフ間でトラブルがあった際には、双方の意見を聞きながら冷静に話し合いの場をつくり、職場の雰囲気を整えることにも努めました。
貴社の一般職では、日々変化する業務を柔軟にこなす力や、周囲と円滑に連携する姿勢が求められると理解しています。私の経験は、そうした現場でこそ発揮できると感じています。
入社後は、相手の立場を考えながら一つひとつの仕事に丁寧に取り組み、組織の信頼を支える存在を目指します。
この例文では、アルバイト経験を通じて培った柔軟な対応力を具体的に書いています。
「柔軟性」だけを伝えるのでは抽象的なので、「どんな状況で・どう工夫したか」を丁寧に伝えることが重要です。
②メーカーの一般職志望動機例
メーカー業界では、社内外との連携や、製品に関わる正確な事務処理、周囲への細やかな配慮などが重要とされます。以下では、コミュニケーション力や気配りを強みにした例文を紹介します。
- 【例文】コミュニケーション能力を活かす
- 【例文】細やかな気遣いを強みにする
【例文】コミュニケーション能力を活かす
コミュニケーション能力を軸にした例文
相手の意図をくみ取り円滑な関係を築く力を活かして、一般職として周囲を支える役割を担いたいと考え、貴社を志望しています。
大学では学園祭実行委員会に所属し、他学部の学生や外部業者との調整役を担当しました。
委員内で意見が割れた際には、一人ひとりの意見を丁寧に聞き取り、全員が納得できる着地点を見つけるために根気よく話し合いを重ねました。その結果、スムーズな進行を実現できた経験があります。
貴社の一般職では、部門や職種を問わず多くの人と連携し、仕事を円滑に進める力が求められると伺いました。私のコミュニケーション力は、そうした場面でこそ力を発揮できると感じています。
入社後は、常に相手の立場を想像しながら、気持ちの良い連携を築ける存在を目指してまいります。
この例文は「調整役」としてのエピソードを通じて、一般職に求められる対人スキルを具体的に伝えています。
「聞く力」や「折衝経験」なども盛り込むと、より説得力が増すでしょう。
【例文】細やかな気遣いを強みにする
細やかな気遣いを軸にした例文
相手の立場に立って行動できる気配りを活かし、一般職として周囲が安心して働ける環境を支えたいと考え、貴社を志望しました。
大学では文芸サークルの運営に携わり、会議の資料準備やイベント当日の進行サポートなど、裏方の業務を担当していました。
特に気を配ったのは、メンバー一人ひとりの様子を見ながらフォローに入ることです。会議中に話しづらそうな人がいれば声をかけたり、進行が滞った際はすぐに資料を再配布したりと、小さな気遣いを重ねることで活動全体の動きをスムーズにできました。
貴社の一般職は、チーム全体の業務が円滑に進むように支える重要な役割を担うと理解しています。細やかな配慮と気づきの力を発揮しながら、現場で信頼される存在を目指したいです。
入社後も常に周囲を見渡し、必要な行動を先回りしてとれるような働き方を実践していきます。
この例文では、気遣いを「誰に・どんな場面で」発揮したかを明確にしています。
抽象的になりやすいテーマだからこそ、行動の過程を具体化することが重要です。
③銀行の一般職志望動機例
銀行の一般職では、数字を扱う正確性や几帳面さに加えて、地域のお客様に寄り添う姿勢が求められます。ここでは、そうした特性を活かした志望動機例を紹介します。
- 【例文】正確性・几帳面な性格を活かす
- 【例文】地域貢献を軸にする
【例文】正確性・几帳面な性格を活かす
正確性・几帳面な性格を軸にした例文
細かな作業にも丁寧に取り組む性格を活かして、正確な事務処理を通じて職場全体の信頼性を支えたいと考え、貴社の一般職を志望しています。
大学では図書館のカウンター業務のアルバイトを1年間経験し、本の貸出・返却手続きや予約管理を担当していました。
膨大な冊数や予約状況を扱う中でも、一つひとつの処理を正しく丁寧に行うことを意識しました。とくに返却ミスや貸出間違いがないよう、確認作業には時間を惜しまず対応したことで、スタッフの方々からも「安心して任せられる」と評価をいただきました。
貴行の一般職では、日々の取引処理や顧客対応において正確性が求められると認識しています。私の几帳面な性格と誠実な姿勢が、業務の信頼性向上に貢献できると感じています。
入社後は、ひとつの業務にも誠実に向き合い、信頼される一般職を目指していきます。
この例文では、日常的なアルバイト経験を通じて几帳面さを証明しています。
正確性は目に見えにくいため、作業量や評価された具体的な言葉を盛り込むのが効果的です。
【例文】地域貢献を軸にする
地域貢献を軸にした例文
生まれ育った地域に貢献できる仕事がしたいと考え、地域密着型の業務を担っている貴社の一般職を志望いたしました。
私は地元の商店街で行われる夏祭りの運営ボランティアに、毎年参加してきました。
小学生の頃から続けている活動で、大学生になってからは受付や誘導だけでなく、出店者との連絡調整も担当するようになりました。地域の方々と直接関わる中で、「人とのつながり」を大切にする気持ちがより一層強くなりました。
貴行の一般職は、地域の方々との信頼関係を築きながら、日々の業務を丁寧に進める役割を担うと伺っています。地元への愛着と、対人対応の経験を活かして、お客様に安心感を与える存在になりたいと考えています。
入社後は、地域社会に根ざした仕事を通して、長く信頼される人材を目指してまいります。
この例文は、地域との関わりを丁寧に描くことで志望理由に説得力を持たせています。
地元イベントやボランティア経験など、実体験と結びつけるのがポイントです。
④不動産の一般職志望動機例
不動産業界では、顧客との丁寧なコミュニケーションや、自ら考えて行動する主体性が評価されます。以下では、それぞれの観点からの志望動機例をまとめました。
- 【例文】顧客対応の丁寧さを活かす
- 【例文】主体性をアピールする
【例文】顧客対応の丁寧さを活かす
顧客対応の丁寧さを軸にした例文
相手に寄り添った丁寧な対応を通じて、お客様に安心感を与えられる一般職を目指したいと考え、貴社を志望しています。
大学時代に、家電量販店で接客アルバイトをしており、来店されたお客様に対して、ただ商品を案内するのではなく、使用目的や生活スタイルを伺いながら最適な提案を心がけました。
その結果、「説明が分かりやすくて安心できた」とお声がけをいただくこともあり、自分の対応が誰かの不安を和らげられると実感できた経験でした。
貴社の一般職では、重要な契約手続きや問い合わせ対応など、丁寧で正確な接客が求められると理解しています。私の対応力は、お客様との信頼関係構築に役立てると感じました。
入社後は、お客様一人ひとりの不安に寄り添いながら、心地よい対応ができるよう常に意識して行動してまいります。
この例文は、「丁寧な対応」をどのような場面でどう発揮したかを具体的に示しています。
表現が抽象的になりやすいテーマなので、「相手に何をしたか」を描写すると伝わりやすくなるでしょう。
【例文】主体性をアピールする
主体性を軸にした例文
自ら考えて主体的に行動する力を活かし、一般職として周囲を支える存在になりたいと考え、貴社を志望しています。
大学ではゼミの発表準備を担当した際、グループ内の進行が遅れていたため、自主的に全体スケジュールを作成し、メンバーへの共有と調整を行いました。
その結果、各自の作業ペースが整い、期日までに発表準備を終えることができました。特に、相手の負担を増やさずに働きかける工夫をした点が、ゼミ内でも評価されました。この経験から、自分の行動一つで周囲の動きが前向きに変わると実感しました。
貴社の一般職では、日々の業務を正確に遂行するだけでなく、状況を読み取りながら動ける人材が求められると感じています。指示を待つのではなく、必要な行動を自ら考えて実行する姿勢で貢献していきたいです。
入社後は、業務全体を見渡しながら、組織にとって必要な支えを考えて動ける人材を目指してまいります。
この例文では、「主体性」を一方的に語るのではなく、行動とその周囲への影響をセットで示しています。自身の主観ではなく客観的に身についている力だと分かるため、説得力が増していますね。
主体性をアピールする場合は、自分がどう考えたかだけではなく「自ら動いた結果どうなったか」まで描きましょう。
⑤ITの一般職の志望動機例
IT業界における一般職では、日々の変化に対応する柔軟性や、基本的なITスキルを活かしたサポート力が求められます。ここでは、そうした力をどのようにアピールできるかを例文で見ていきます。
- 【例文】変化に柔軟に対応できる
- 【例文】ITリテラシーを活かしたサポート業務
【例文】変化に柔軟に対応できる
柔軟な対応力を軸にした例文
私が貴社を志望した理由は、状況の変化に対して柔軟に対応できる力を活かして、職場全体の業務を支える一般職として活躍したいと考えたからです。
大学時代は、カフェでのアルバイトを2年間続け、日々変化する業務内容やお客様対応に取り組んできました。
新メニューやキャンペーンが頻繁に変わる環境で、マニュアル通りでは対応しきれない場面も多く、臨機応変な対応力が必要でした。例えば、混雑時にはスタッフ間の動きを見ながら接客と清掃を柔軟に切り替えることで、業務の円滑化に貢献できたと感じています。
貴社の一般職では、業務の幅が広く、変化に対応する姿勢が求められると伺いました。これまでの経験を活かし、どのような状況でも落ち着いて行動できる存在として、貴社に貢献したいと考えています。
入社後は、変化を前向きに受け止め、職場に安心感を与えられるような柔軟な対応力をさらに磨いてまいります。
この例文では「変化に強い人材」であることを、実体験に基づいてアピールしています。
変化にどう対応したか、行動の過程を明確にすることが重要です。
【例文】ITリテラシーを活かしたサポート業務
ITリテラシーを軸にした例文
私は、自分の基本的なITスキルを活かし、社内の業務をスムーズに進めるサポート役として貢献したいと考え、貴社の一般職を志望しています。
大学ではゼミの資料作成や発表において、WordやPowerPointだけでなく、簡単な表計算やデータ整理にも積極的に取り組んでいました。
特に、グループ内で使う共有ファイルを整理するフォルダ構成を提案し、作業効率が大幅に向上したとメンバーから感謝された経験があります。日常的にパソコンを使う中で、周囲が使いやすい形に整える意識が自然と身についたと思います。
貴社の一般職では、社内のさまざまな部署との連携が求められると伺いました。ITリテラシーを基盤に、周囲の業務が円滑に進むような支援ができると感じています。
入社後は、目立たない部分でも気配りを忘れず、業務を裏側から支える存在を目指してまいります。
この例文は、ITリテラシーを「自分の工夫で誰かを助けた」という形で表現しています。
具体的な操作スキルよりも「どう役に立ったか」を重視して構成しましょう。
⑥インフラの一般職の志望動機例
インフラ業界では、社会を支える使命感や、裏方として調整業務を進める力が重要視されます。以下では、社会貢献意識や業務の円滑化への関与を軸にした例文を紹介します。
- 【例文】社会の基盤を支える業務に携わりたい
- 【例文】調整力を活かして業務の円滑化を支える
【例文】社会の基盤を支える業務に携わりたい
社会貢献性を軸にした例文
多くの人々の生活を支えるインフラ業界で、縁の下の力持ちとして社会に貢献したいと考え、貴社の一般職を志望しました。
私は小学生の頃、大規模な停電を経験し、電気や水道が使えない不便さを強く実感しました。そのとき「当たり前を守る仕事ってすごい」と感じたことが、インフラ業界に興味を持つきっかけとなりました。
大学では、地域イベントの運営スタッフとして裏方業務を担当し、表には出ない作業でも周囲の円滑な動きを支えることにやりがいを感じました。準備段階でのミスを事前に防ぎ、当日スムーズに進行できたことは自信につながりました。
貴社の一般職は、利用者の目には見えない部分で業務を支える存在だと理解しています。自分の行動が社会の安心につながることに魅力を感じ、志望いたしました。
入社後は、安定したサービス提供の一助となれるよう、丁寧で着実な対応を積み重ねていきたいです。
この例文は「社会を支える」というテーマに対して、原体験と現在の意識をうまくつないで構成しています。
インフラ業界ならではの「縁の下の力持ち」という視点を押さえることがポイントです。
【例文】調整力を活かして業務の円滑化を支える
調整力を軸にした例文
周囲の状況を見ながら調整し、関係者全体がスムーズに動けるよう支える役割にやりがいを感じ、貴社の一般職を志望しました。
大学ではゼミのフィールドワークで、グループ全体の進行管理を担当しました。
参加メンバーの予定が合わず準備が難航しましたが、個々のスケジュールを細かく整理し、代替案を複数用意することで、全員が納得できる形でスケジュールを確定させました。また、役割分担を明確にしたことで、各自が迷わず取り組める体制を整えました。
貴社の一般職では、他部署や社外の関係者と調整しながら仕事を進める場面も多いと伺っています。私の調整力は、そうした業務の円滑化に必ず貢献できると感じています。
入社後は、相手の立場を想像しながら、誰もが働きやすい環境づくりに貢献してまいります。
この例文では、「調整力」が必要とされる状況と自ら取った工夫を明確に書いています。計画立案や立場の違う人との調整経験があると説得力が高まるでしょう。
要確認!一般職の志望動機を書くときの注意点3つ
一般職の志望動機を書いていると、「自分なりに理由を考えたつもりなのに、なぜか通過できない」と感じることもあるでしょう。
実は、選考に落ちてしまう多くの場合は、気づかないうちに“よくある落とし穴”にはまっているのです。
ここでは、一般職の志望動機を考えるうえで注意すべきポイントを3つに絞って紹介します。それぞれなぜNGとされるのかを詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。
- 待遇や条件だけの志望動機になっていないか
- 「成長させてもらいたい」など受け身な姿勢ではないか
- 他社でも使い回せる志望動機になっていないか
①待遇や条件だけの志望動機になっていないか
一般職を選ぶ理由として「転勤がない」「残業が少なそう」などの条件面だけを強調してしまうと、企業に対する熱意や関心が伝わりにくくなります。
というのも、条件は複数の企業に共通しており、「なぜこの会社か」という視点が見えなくなるためです。
たとえば面接で「なぜ一般職なのか」と聞かれた際に、働き方や待遇の話ばかりをすると、「待遇が同じならどこでもいいのかな?」と思われてしまうでしょう。
志望理由には、「どんな業務に魅力を感じたのか」「自分の経験をどう活かしたいのか」といった視点を含め、意欲を積極的に伝えてくださいね。
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②「成長させてもらいたい」など受け身な姿勢ではないか
「成長したい」「スキルを高めたい」といった言葉は前向きに捉えられる反面、企業からは「育ててもらう前提なのか」と受け取られてしまうリスクがあります。
特に一般職では、チームや周囲を支える立場が期待されているため、受け身な印象はマイナスに働きかねません。
そのため、「自分のどんな強みが、どう企業に役立つのか」といった視点を持つことが大切です。主体的に取り組む姿勢を伝えることで、一般職への適性や熱意がより明確に伝わるでしょう。
③他社でも使い回せる志望動機になっていないか
「人の役に立ちたい」「社会に貢献したい」といった言葉は、就活でよく見かける表現ですが、それだけでは企業ごとの特徴や志望度が伝わりません。企業は「なぜ当社なのか」を重視しています。
そのため、「御社の○○制度に共感した」「○○業務に携わりたいと思った」など、企業ごとの情報に基づいた内容を盛り込むことが大切です。
調べたうえで言葉にすることで、志望動機の説得力がぐっと増しますよ。
一般職の志望動機を作成する際によくあるQ&A
就職活動を始めたばかりの頃は「一般職の志望動機ってそもそも何を書けばいいの?」と疑問を持っている方も多いでしょう。
特に、一般職と総合職の違いがあいまいなままだと、自分の気持ちをどう表現すればよいのか迷ってしまいますよね。
この章では、一般職を目指す際によくある悩みや質問に答えながら、選考通過につながる考え方をわかりやすく紹介します。
- 一般職の志望動機ではどんなことを伝えれば良いか
- 志望動機がうまく書けないときの対処法は何か
- 総合職から一般職に変更した場合、どう説明すれば納得感があるか
- 面接で一般職を志望していることをどう伝えれば良いか
① 一般職の志望動機ではどんなことを伝えれば良いか
一般職の志望動機では、企業やチームのサポート役として、どのように貢献できるかを軸に考えることが大切です。
一般職は総合職とは異なり、キャリアアップよりも協調性や安定性、継続性などが重視されます。そのため、自分がなぜこの仕事を希望するのか、どこに魅力を感じたのかを、できるだけ具体的に伝えることが求められます。
たとえば、「誰かの役に立ちたい」「支える役割にやりがいを感じる」といった軸が考えられるでしょう。
また、業界によっても求められる特性は異なります。金融業界であれば正確さ、商社なら社内外の調整力などが重視されるため、それぞれの業界特性をふまえて志望動機を組み立てましょう。
こうした点を押さえておけば、「なぜ一般職を選んだのか」と聞かれたときにも自信を持って答えられるはずです。
② 志望動機がうまく書けないときの対処法は?
「何を書けばいいかわからない」「どう始めればいいのか迷う」と感じるときは、自分の経験を振り返ることから始めてください。
アルバイトやサークル活動、ボランティアなどで誰かを支えた経験があればそれが志望動機のヒントになります。そこから感じたやりがいや自分の価値観に注目してみましょう。
また、一般職の志望動機では、その仕事の役割と、自分の特性がどう合っているのかを伝えることが重要です。
たとえば、「人の話をよく聞くのが得意で、それを活かしてサポートに回りたい」といったように、自分の長所と職種の特性を結びつけて説明すると、納得感のある動機になります。
自分自身の言葉で表現し、読み手に「この人の本音だ」ということが伝わるようにしましょう。
③ 総合職から一般職に変更した場合、どう説明すれば納得感があるか
大切なのは、ネガティブな印象を避け、前向きな転換として伝えることです。
たとえば、インターンや自己分析を通して、自分はプレイヤーとして前線で活躍するよりも、人を支える側にやりがいを感じると気づいた、というような理由であれば自然でしょう。
また、「転勤のない働き方がしたい」「地域に根ざして働きたい」という理由も、誠実に伝えれば納得感があります。
一方で、「楽そうだから」「責任が軽いから」といった動機は評価されにくいため避けましょう。面接官は「なぜ総合職ではなく一般職なのか」「その選択に一貫性があるか」を見ています。
自分なりの価値観や将来像を言語化し、しっかりと説明できるようにしておくことが大切です。
④ 面接で一般職を志望していることをどう伝えれば良いか
面接で「なぜ一般職を希望するのか」という質問をされたときは、エントリーシートに書いた内容と一貫性を持たせることが大切です。
話す内容に矛盾があると、「この人はなんとなく志望しているのでは」と疑問を持たれてしまいます。
志望理由に加えて、「一般職としてどのように成長したいか」「どんな貢献ができると思っているか」まで話せると、より好印象につながるでしょう。
さらに、面接では長く話しすぎないよう注意し、まず結論を述べてから、背景や理由を補足するようにすると、聞き手にも伝わりやすくなります。
一般職の内容を理解して好印象な志望動機を作成しよう!
一般職の志望動機を考える際には、総合職との違いを理解した上で文章を練ることが重要です。
総合職をサポートし、地域に根差した業務を行う一般職に、自分のどんな強みを活かせるのか考えてアピールしましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。