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アパレル業界の自己PRの例文を紹介|作成方法やポイントも解説

華やかで夢のあるアパレル業界は、就活生にとって憧れのある人気業界の1つです。一般企業とは異なる点の多いアパレル業界の選考試験では、どういった部分を自己アピールしたら良いのでしょうか。

そこで今回は、アパレル業界の自己PRの作成方法や、ポイントを解説していきます。本記事ではアパレル業界の自己PRの例文3選も記載しているので、気になる人はこちらをチェックしてください。

【アパレル業界志望必見】志望動機と自己PRの違い

志望動機と自己PRの意味を混同してしまい、内容がごちゃ混ぜになってしまう就活生が居ます。しかし志望動機と自己PRは全くの別物であり、それぞれの目的は違うことをよく理解しましょう。

志望動機は、その会社を志望する理由を説明する欄です。

「なぜその会社に入社したいのか」「他の企業では駄目な理由は何なのか」を明確に記載するものなので、ここで自身について長く述べる必要はありません。

それに対して自己PRは、自身の強みや長所をアピールする欄です。

「自分にはどういった長所や強みがあるのか」「自分を採用することで会社にとってどんなメリットがあるのか」をアピールしましょう。ここでは余分に企業や業界について述べる必要はありません。

アパレル業界の自己PRでは作成前の準備が重要

どの業界でも言えることですが、アパレル業界の自己PRでも事前準備が重要です。自身や企業について深く理解すればするほど、より効果的な自己PRを作成することができるでしょう。

ここでは自己PR作成前に理解しておきたい、3つのポイントをご紹介していきます。

  1. 自己分析・業界研究を行う
  2. 企業の理念・経営方針・ブランドコンセプトを理解する
  3. 競合ブランドとの競合優位性を確認する

①自己分析・業界研究を行う

自己分析と業界研究は、事前に徹底的に行っておくべきです。

まずはアパレル業界について、就活生の中で誰よりも詳しくなるつもりで情報を取り入れましょう。現在のアパレル業界の課題や傾向といった社会的な問題も知っておくと良いですね。

そして業界研究と同じくらい大切なのが、自己分析です。

理解しているつもりでも、今一度自身の強みや長所を探し出してみましょう。様々な角度から自分を分析していくうちに、新しく見えてくる自身の特徴があるかもしれません。

自己分析と業界研究それぞれ抜かりなく行うことで、自分の強みと業界の欲しがる人物像の共通点が見つかるはずです。そこを明確にすることで、より具体的に自らをアピールすることができます。

②企業の理念・経営方針・ブランドコンセプトを理解する

企業の理念と経営方針は、しっかり理解しておく必要があります。

どれだけ魅力のある素晴らしい自己PRだとしても、経営方針や理念と嚙み合っていないと説得力がありません。企業の方針に自身の強みや長所を重ね合わせることで、この企業にぴったりな人材だと思わせましょう。

またアパレル業界に関しては、そのブランドのコンセプトを理解しておくことも大切です。

アパレル業界はブランドによってそれぞれの色や、掲げているテーマ、コンセプトが異なります。ただファッション性が優れていればいいわけではなく、ブランドとの相性が重要視されているのです。

③競合ブランドとの競合優位性を確認する

志望しているブランドの競合優位性は何なのか、どんな戦略や有利な点を持っているのか理解しておきましょう

現在アパレル業界には多くのブランドが存在しており、更に年々多くの企業が新規参入しています。

都市に店舗を構えていたり、商品が流行っていたり安定しているように見えるブランドでも、実は収益が減少傾向で経営が不安定、最終的には事業撤退に陥ってしまうことも珍しくありません。

そんな競争率の高い業界で勝ち抜く秘訣は競合優位性があることです。

企業の強みと自身の強みを上手く交えて説明することで、より自らをアピールできるでしょう。

アパレル業界で求められる4つの人物像

具体的に、アパレル業界ではどういった人間が求められているのでしょうか。「お洒落であればいい」「そのブランドを好きなら大丈夫」というわけではありません。

ここでは、アパレル業界で必要とされる人物像を解説していきます。

  1. コミュニケーション能力が高い人
  2. ニーズ分析が得意な人
  3. ファッショントレンドに敏感な人
  4. コツコツ努力できる人

①コミュニケーション能力が高い人

やはりアパレル業界では、コミュニケーション能力は欠かせません。

買い物に行って「上手な会話に乗せられてつい買ってしまった」という経験はありませんか?衣類を販売する上でも、コミュニケーションを通してどれだけ顧客を買う気にさせられるかが重要です。

販売職ではなく専門職や総合職を希望していても、まずは現場を知るために、部署関係なく最初は店頭に立たされることも珍しくありません。

またどの部署にしても、顧客とのコミュニケーションを通して知れることが多くあるでしょう。

②ニーズ分析が得意な人

顧客がどういった商品やサービスを求めているのかを理解することを、ニーズ分析といいます。

アパレル業界でも、時期や客層によりどういったファッションが求められているのかを知るために、ニーズ分析が得意な人が必要とされます。

競合他社が多い業界のため、お客様が求める商品を常に扱っているブランドでいることが大切なのです。

③ファッショントレンドに敏感な人

ファッションの流行は、常に移り変わります。アパレル業界の人間として、ファッショントレンドには常に敏感でいなければいけません

「今はどんなファッションが流行っているのか」「需要が高いのか」「注目されているのか」これを把握していなければ、商品の仕入れも販売も効率よく行えないですよね。

常に最先端のファッションを理解している人間は、アパレル業界に求められる存在です。

④コツコツ努力できる人

どんな業界においても、継続的に努力ができる人間というのは重宝されます。

たとえ大きな成績として形を残すことができなくても、普段から一定の努力を積み重ねていれば、後に大きな結果として返ってくるはずです。これはアパレル業界という特殊な世界でも、同じことが言えるでしょう。

また職場に努力ができる人間が居ると、他の従業員への良い影響にもなりますよね。

アパレル業界の自己PRを書く際のポイント2つ

アパレル業界の自己PRを書く際に、気を付けておきたいポイントがいくつかあります。熱意を伝えるためにも、その企業への志望度が高いことを言葉で明確に伝えましょう。

  1. 業界の志望理由を簡潔に伝える
  2. なぜその企業がいいのかを明確に伝える

①業界の志望理由を簡潔に伝える

そもそもなぜアパレル業界を志望しているのか、その理由を伝えましょう

アパレル業界を目指している学生は、少なくありません。他の学生と比べた時に、より特別な志望動機と熱意があるのか言葉にすることが大切です。

しかし自己PRは志望動機とは違うので、あくまで自身のPRが最優先です。志望動機は簡潔にまとめて、短く書くようにしましょう。

「この学生はアパレル業界にこんな想いや熱意を持っているのか」と感心してもらえるような、他とは違う志望理由を目指したいですね。

②なぜその企業がいいのかを明確に伝える

ご存知のように、アパレル業界はとても大きな市場です。アパレルブランドを運営している企業というのは、国内外にいくつもあります。なぜ他のブランドではなくこの企業が良いのか、明確に理由を伝えましょう

あくまで自己PRなので、ただ自分が入社したい理由を書くよりは「自分がこの企業で働くからこそ生まれる双方のメリット」を伝えると、より説得力が生まれます。

「自分にはこういう強みがあるから、他のブランドではなくこのブランドでこうして活かすことができる」というような展開で話を広げると良いでしょう。

アパレル業界における自己PRの作成方法3ステップ

いざ自己PRを作成する時、どういった構成や展開にしたら良いのか悩むでしょう。同じ内容を伝えるにしても、話の流れによって文章としての完成度や説得力が変わってきます。

ここではアパレル業界における、自己PRの作成方法3ステップをご紹介します。

  1. 結論ファーストでアピールポイントを伝える
  2. アピールポイントの根拠となるエピソードを伝える
  3. アピールポイントを活かした活躍の展望を伝える

①結論ファーストでアピールポイントを伝える

自己PRを記載する欄では、まずはアピールポイントを先に伝えるようにしましょう。

読みやすい文章というのは、初手に結論が記載されていることが多いです。この文章で何を伝えたいのか先に明確にしておくことで、この後の話を理解しやすくする効果があります。

アピールポイントよりも先に長く他の話からしてしまうと、「結局この人のアピールポイントは何なのか」と思われてしまうかもしれません。 

②アピールポイントの根拠となるエピソードを伝える

そしてアピールポイントを伝えた後は、その根拠となるエピソードを説明しましょう。

エピソードが無いと、本当にそういう人物だと証明することができないですよね。アピールするだけなら誰でも可能な分、説得力を強めるためのエピソードが必須です。

学校生活やアルバイト、ボランティア活動といったこれまでの生活の中から、根拠にできるエピソードを見つけてみましょう。

③アピールポイントを活かした活躍の展望を伝える

どれだけ魅力を感じるアピールポイントでも、ただ伝えるだけでは意味がありません。

貴方のアピールポイントは、入社後にどう活かせるのかをプレゼンする必要があります。そうすることで、採用側もこの学生を雇った後の展開をイメージすることができます

アパレル業界の自己PRの例文3選

具体的にどういった自己PRが選ばれるのか、ここではアパレル業界の自己PRの例文3選をご紹介していきます。

ここまで紹介したポイントやステップが活用されているので、ぜひ自身の自己PRを作成する際に参考にしてください。

  1. 例文①
  2. 例文②
  3. 例文③

例文①

私は相手が今何を求めているのかを察して、それに合わせた行動をとることができます。

ボランティア活動の一貫で定期的に訪問していた介護施設では、素早く判断することや思っていることを言葉にするのが難しい利用者の気持ちを汲み取り、先回りして物事を提案するようにしていました。

私はこのボランティア活動を通して、よりコミュニケーション能力を培うことができたと考えています。人の表情や声色からできる限りの情報を見つけて、その人にとってベストな選択を提案した時の、喜びや驚きの感想を聞けることが嬉しく思うようになりました。

貴社のブランドで買い物をする際、いつも販売員の方が親切に対応をしてくださることに魅力を感じています。私が販売員として店頭に立った時も、お客様との会話を通してその人の求めている物をいち早く理解し、ぴったりな商品を提案したいと考えています。

「コミュニケーション能力」「人の気持ちを察することができる」を長所としている例文です。

結論ファーストで始めに長所を述べた後、学生時代に行ったボランティア活動での経験を根拠として長所を証明しています。

企業の魅力と自身の長所を重ね合わせたうえで、入社後の展望を伝えたことがポイントです。そうすることで、より自らが他ではなくこの企業に貢献できるというアピールに繋がります。

例文②

私はSNSを利用していることを活かして、今どんなものが流行しているのか逸早く見つけることができます。

アルバイト先として勤務している雑貨店では、従業員の中で唯一私だけが学生です。私はそのことを活かして、友人同士の会話やSNS上の情報から、トレンドを見つけ出すことを得意としています。そうして掴んだ情報を、店頭に飾るポップアップの作成や、お客様とのコミュニケーションで共有することで、商品の販売に繋げていました。店長からも情報収集力と拡散力について、高い評価をいただいたことがあります。

貴社のブランドでは、いつも素早くトレンドファッションを取り扱っているのが印象的です。アパレルブランドでは、トレンドを素早くリサーチすることがとても重要なのだと感じました。

私のリサーチ力は、入社後に商品の制作、広告、販売のいずれにしても、活かせると考えています。

「情報収集力」を長所としている例文です。

先に長所を述べた後に、アルバイトでの経験を根拠として説明しています。長所を活かして売上向上に貢献できると話を展開することで、よりアパレル業界で役立つアピールになりますね。

長所について、実際に店長から褒められたことがある点がポイントです。長所は自分でそう思っているだけでなく、周りの人からも評価されていると伝えることで、より自己PRへの信用度が高まるでしょう。

例文③

私は日頃から、一定の努力を継続できることを武器としています。

私は高校から大学にかけて、多くの資格取得を目指してきました。TOEICや実用英語技能検定、日商簿記や秘書検定など、中には取得までに何度も不合格を経験したものや、未だ合格を目指している最中のものもあります。それでも最終的には、必ず取得をしてきました。これは私が日常的に、コツコツと努力を続けてきたからこその結果です。

決して形として実らなくても、継続した努力は必ずどこかで報われることを知っています。入社した後、販売が伸びない時期もあるかもしれません。それでも普段から商品やトレンド、お客様の傾向を分析することを辞めず、日々より良い接客に挑戦していきたいと考えています。

「日々努力を継続できる」を長所としている例文です。

資格取得に対する、日々の努力を根拠として説明しています。「未だ合格を目指している最中」とあるように、今もその努力を続けているという点がポイントです。

日々継続できることをアピールとしているので、過去にあったことではなく今も続けていることがより説得力に繋がります。

入社後に起こりうるかもしれない困難、それでも長所を活かして乗り越えるんだという展望は、採用側も魅力を感じるでしょう。

アパレル業界の自己PRはアピールポイントが重要

自己PRの構成や作成方法に関しては、どの業界も大きく変わりません。大事なのは、アピールポイントの選び方と伝え方です。

「アパレル業界にはどういった人材が求められているのか」「その長所はアパレル業界でどう活かせるのか」を意識しながら、自身のアピールポイントを考えてみましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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