【徹底解説】サマーインターンの大まかな流れ・メリットとは
インターンには複数の種類があり、違いがわかりにくい面があります。「サマーインターンって普通のインターンと違うの?」「サマーインターンに参加するべき?」とお悩みの人も多いでしょう。
今回は、サマーインターンについて詳しく解説していきます。大まかな流れや参加するメリット、心がけるべきことも取り上げましたので、ぜひ参考にしてください。
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サマーインターンとは?

大前提として、インターンはサマー・オータム・ウィンターと、開催される時期によって種類が分けられます。
サマーインターンは名前の通り、夏に行われるインターンです。一般的には大学3年生の夏休みに参加するインターンを指し、期間や内容は企業によって様々です。
また、サマーインターンはインターンシップの第一弾と表現できます。参加は必須ではありませんが、サマーインターンを皮切りに本格的に就活を始める学生が多いため、ぜひ積極的に参加してみましょう。
サマーインターンの大まかな流れを解説

サマーインターンは、開催直前に申し込んで参加できるわけではありません。基本的にはインターン開催期間の1〜2ヶ月前にエントリーをした上、選考が実施されるものも多いです。
確実に参加できるよう、サマーインターンの流れを押さえる必要があります。
サマーインターンの大まかな流れは以下の通りです。
- 情報公開
- エントリー
- 選考
- インターンシップの実施
それでは、ステップごとに詳しく解説していきます。
①情報公開
一般的に、サマーインターンの情報は4月中旬〜5月中旬頃に公開されます。情報公開のタイミングは企業によって異なるため、就活サイトや気になる企業の採用サイトを小まめにチェックするようにしましょう。
詳しくは後述しますが、多くの企業ではサマーインターンの実施に際して選考を行います。選考の方法やエントリーで提出が必要な資料についても発表されるため、公開された情報を確認次第、早めに準備を始めるのがおすすめです。
②エントリー
サマーインターンのエントリー受付期間は、5月末〜6月末頃です。エントリーに必要な作業として、以下の例が挙げられます。
- エントリーシートの作成・提出
- 適性検査(Webテスト)の受験
- ポートフォリオの提出 (※主にクリエイティブ職のインターンシップで提出が求められます)
期間内にエントリーできなければサマーインターンに参加できないため、注意しましょう。また、先着順で選考を進める・面接に案内する企業もあります。
受付期間や選考の流れを確認した上で、余裕を持ってエントリーを行いましょう。
③選考
サマーインターンの選考は6月末〜7月末頃に行われます。選考の方法は企業によって異なりますが、主に以下の2つが挙げられます。
- 面接:面接の回数は1〜2回程度が一般的。個人面接・グループ面接・Web面接と、企業によって形式に違いがある。
- グループディスカッション(GD):サマーインターンは応募者が多くなりやすいため、一度に複数人の選考ができるGDを行う企業が多い傾向。
なお、一般的にサマーインターンの選考は平日に行われます。大学の授業や用事と被らないよう、上手く日程調整をしてくださいね。
④インターンシップの実施
サマーインターンが実施されるのは基本的に7月末〜9月中旬頃です。インターンシップの実施期間に合わせて夏休みのスケジュール調整を行う必要があります。
サマーインターンに限らず、インターンシップは業界や企業研究を行う絶好の機会です。社員さんと直接話せる場面や自分をアピールできる時間もあります。
しかし、事前の準備が足りなければ、せっかくの機会を活かしきれないでしょう。サマーインターンの機会を最大限に活用できるよう、インターンで心がけることについて事前に押さえておくのがおすすめです。
詳しくは「サマーインターン前の準備で心がけること3つ」「サマーインターン参加中に心がけること4つ」で解説します。
サマーインターンに参加するメリット3つ

サマーインターンの参加は義務ではありません。しかし、サマーインターンにはその後の就活につながる大きなメリットがあります。
サマーインターンに参加する主なメリットは以下の3つです。
- 自分に合う業界・企業を見つけられる
- 社会人へのイメージを膨らませられる
- スケジュールを立てやすい
それぞれ詳しく解説します。
①自分に合う業界・企業を見つけられる
サマーインターンに参加する大きなメリットの1つが、自分に合う業界・企業を見つける上で役立つ点です。
原則として、インターンシップには就業体験の時間が設けられています。就業体験を通じて業界・企業に対する理解が深まるため、自分への向き不向きや適性の判断をしやすくなります。
※就業体験のないプログラムは、厳密にはインターンシップではなく「オープン・カンパニー」や「キャリア育成」に該当します。
大学3年生の夏休みのうちにサマーインターンに参加し、自分に合う業界・企業を見つけられれば、その後の就活を効率良く進められるでしょう。
②社会人へのイメージを膨らませられる
社会人へのイメージを膨らませられる点も、サマーインターンに参加する大きなメリットです。
学生生活と社会人生活は全く別物であり、求められる要素にも大きな違いがあります。それにも関わらず、学生のうちに社会人生活を経験できる機会はほとんどありません。
そのため「自分は立派な社会人になれるのか?」「社会人になるのが怖い」と不安に思う人も多いでしょう。
インターンシップは社会人経験ができる数少ない機会です。実体験を通じて社会人に対するイメージが膨らむため、「わからない」に所以する疑問や不安の解消につながります。
サマーインターンは就職活動の第一弾と呼べる機会です。なるべく早いうちに社会人へのイメージを膨らませるためにも、サマーインターンへの参加をおすすめします。
③スケジュールを立てやすい
最初に、インターンは開催される時期によって種類が分けられると紹介しました。そして、複数あるインターンのうち、特にスケジュールを立てやすいのはサマーインターンです。
サマーインターンは大学の夏休み期間に開催されます。夏休みは期間が長い上に授業や学校行事に左右される心配がないため、比較的予定を立てやすいでしょう。
大学3年生の秋以降は、ゼミ・卒論・その他就活関連の予定でスケジュール調整が難しくなりがちです。そのためサマーインターンはインターンシップの第一弾でありながら、最も参加しやすいインターンシップともいえるでしょう。
サマーインターン前の準備で心がけること3つ

サマーインターンを成功させるためには、本番での振る舞いに気を付けるだけでなく、事前準備にも力を入れる必要があります。準備不足のままインターンに臨んでも、せっかくの機会を活かしきれないでしょう。
サマーインターン前の準備で心がけたいこととして、以下の3つが挙げられます。
- 企業・業界研究を行う
- ビジネスマナーを身につけておく
- インターンを通しての目標を立てる
それぞれ、なぜ心がける必要があるのか・具体的にどうすれば良いのかを解説します。
①企業・業界研究を行う
サマーインターンの参加に向けて、事前の企業・業界研究は必要不可欠です。
企業や業界に関する知識が無い状態でインターンに参加すると、何を言っているのか・何をしているのか全くわからない事態に陥る恐れがあります。
インターンの中で説明や解説は行われるものの、基礎的な部分や常識は知っている前提で話が進む可能性が高いでしょう。
企業・業界研究が不足した状態では、スムーズな就業体験ができないのはもちろん、準備不足・意欲がないと判断される可能性も有り得ます。
最低でも業界に関する基礎的な知識や常識、企業理念および事業内容は調べてから臨むようにしましょう。
②ビジネスマナーを身につけておく
サマーインターンに参加する前には、企業側へ不快感を与えない・失礼な振る舞いをしないよう、基本的なビジネスマナーを身につけておきましょう。
インターンシップは社会人と接する貴重なチャンスです。また、ビジネスの現場を体験できる数少ない機会でもあります。学生とはいえ社会人と共にビジネス現場に参加する以上、社会で求められるマナーに気を付ける必要があります。
また、インターンシップで接する社員の人たちは、将来一緒に働く人かもしれません。ビジネスマナーを知らずに失礼な振る舞いをしてしまうと、悪印象を与え、後の社会人生活にも影響を及ぼす恐れがあるため、注意しましょう。
③インターンを通しての目標を立てる
事前の目標設定は、サマーインターンの機会を最大限に活用するために欠かせない要素の1つです。
目標がないままにサマーインターンに参加しても、集中できずぼんやりと過ごしてしまい、いつの間にか時間が経ってしまう恐れがあります。
このような状態では、積極的な質問や意欲的な行動ができず、ビジネス現場を体験する・社員さんと直接話ができる貴重な機会を活かしきれません。
サマーインターンに参加する前には、必ずインターンを通しての目標を立てておきましょう。
サマーインターン参加中に心がけること4つ

サマーインターン参加中に心がけるべきこととして、以下の4つが挙げられます。
- 主体的に学ぶ姿勢を見せる
- 遅刻・欠勤は基本的にしない
- 積極的にコミュニケーションをとる
- 振り返りは必ず行なう
それぞれ心がけるべき理由や、具体的なポイントを解説します。
①主体的に学ぶ姿勢を見せる
サマーインターン参加中は主体的に学ぶ姿勢を心がけましょう。
サマーインターンでは社員さんの話を聞く機会や、実際の仕事を体験できる場面があります。その際には与えられた機会を受け取るだけではなく、自ら進んで質問するといった主体性を見せましょう。
また、トラブルが発生した際には、すぐに報告し指示を仰ぐ必要もあるでしょう。その際も主体性が求められます。
このように、主体性はサマーインターンの成功に欠かせない要素の1つですので、心がけましょう。
②遅刻・欠勤は基本的にしない
サマーインターンに限らず、就活において遅刻・欠勤は基本的にしてはいけない行為です。遅刻・欠勤をすると、企業側へはもちろん、他のインターン参加者にも多大な迷惑をかけてしまいます。
とはいえ、どうしても遅刻・欠勤が避けられない場面も起こり得ます。その際、なるべく早いうちに連絡をしましょう。無断での遅刻および欠席は厳禁です。
遅刻や欠勤を避けるため、サマーインターン参加中は常に余裕を持って行動をしておきましょう。
③積極的にコミュニケーションをとる
サマーインターンの機会を最大限に活かすため、積極的にコミュニケーションをとるよう意識しましょう。
サマーインターンでは実際に働く社員さんと直接話ができます。「仕事に対するやりがいは何か」「大学生のうちにやっておくべきことはあるか」など、仕事や社会人に関する疑問を解消できる絶好の機会です。
しかし、コミュニケーションに対して消極的では、質問を聞けないままにインターンの時間が終わってしまう恐れがあります。
積極的にコミュニケーションをとり、サマーインターンの場を最大限活用してくださいね。
④振り返りは必ず行なう
サマーインターンには参加して終わりではなく、その後の振り返りを必ず行いましょう。
インターンシップの振り返りには、以下のようなメリットがあります。
- サマーインターンで得た学びを定着させられる
- 企業選びの軸や就活における目標を整理できる
- 当日の失敗や反省点を分析し、次のインターンシップや就活に活かせる
当日は多くの学びを得られたと感じていても、振り返りをしなければ定着もせず、どんどん忘れてしまって後に活かせません。サマーインターンの参加後、なるべく早めに振り返りを行いましょう。
サマーインターンは企業・業界理解の絶好のチャンス!

サマーインターンは数あるインターンシップの中でもスケジュールを立てやすい時期に実施されます。社員さんの話を聞ける上に実際の仕事を体験できるため、企業・業界理解を深める絶好のチャンスといえるでしょう。
貴重な機会を最大限に活用できるよう、今回紹介したポイントを心がけながらサマーインターンに参加しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。