
人気の高いテレビ局は、就職倍率が高く内定を取るのはそう簡単ではありません。
書類審査で落とされることも多いため、テレビ局の求める人物像や職種をしっかりと理解してから志望動機を作成しましょう。
さらに、テレビ局に向いている人の特徴も確認することで、自分の強みをよりアピールしやすくなります。今回は、テレビ局の志望動機の書き方や例文を紹介します。
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テレビ局の5種の職種
テレビ局ではさまざまな職種の人が働いています。テレビを見る際によく目にするアナウンサーやAD・デイレクターだけではありません。
番組を制作するためには必要な技術的な業務を行う多くのスタッフで構成されています。まずは、5つの職種をご紹介します。
①編成
編成は、1日の放送番組の順番や内容を決めるのが主な仕事です。
順番や内容を決める際、他局での放送番組なども考慮したり、視聴者やスポンサーのニーズを踏まえたりしければなりません。
そのため、リサーチやデータ分析の能力も必要な職種といえます。
例えば、緊急速報のニュースに切り替えるのも編成の仕事で、番組内容や順番を決める仕事である編成は、緊急の際の対応力が求められます。
【編成の主な仕事】
- 番組の内容や順番を決める
- 視聴者の分析やスポンサーのニーズを考慮する
- 著作権や放送したデータの管理
②制作(プロデューサーなど)
制作は、さまざまな番組を制作するのが主な仕事です。
企画や台本作成、出演者の提案まで担当しており、制作の中には、ディレクターやプロデューサー、アシスタントディレクターなど多くの職種がいることも特徴的です。
番組の出来は、出演者だけでなく制作したスタッフの腕前次第という部分もあり、番組を作る上でなくてはならない職種といえるでしょう。
【制作の主な仕事】
- 番組の企画、台本の作成、出演者の提案
- 番組の撮影へ立ち会う
- 番組制作の費用調達
➂技術職(カメラマンなど)
技術職は、番組制作における技術面を担当するのが主な仕事です。
カメラマンや音声、照明などの現場スタッフだけでなく、回線を担当するスタッフや開発を担当するスタッフなど多岐に渡ります。
技術というと重いものを持つ力仕事ばかりのイメージですが、専門的な知識が必要な担当があるところも特徴的。
【技術職の主な仕事】
- カメラマン、音声、照明、BGM、CGデザイナーといった制作やクリエイティブ担当
- 生放送担当のマスタールーム、送信技術者、中継技術者といった回線・送出担当
- 新システムの導入計画や新技術の開発をする開発関連担当
④アナウンサー
アナウンサーは、ニュースを読み上げたり、番組の進行役をしたりするのが主な仕事です。
情報をしっかりと伝える役割を担っており、視聴者にわかりやすく伝えなければなりません。そのほかにも取材やロケ、電話番など幅広い仕事をしています。
担当する番組によって、早朝や深夜に勤務することも多いのがアナウンサーの特徴で、そのため一般的な生活リズムと異なるので、体力勝負の職種ともいえます。
【アナウンサーの主な仕事】
- 情報収集のための取材やロケ
- 番組でキャスターや司会を担当
- ナレーションやイベント進行
- 電話番・デスクワーク
⑤事務
事務職は、番組制作の裏側を支える仕事で、メールチェックや請求書処理など、日々の業務を円滑に進めるためのサポートを行います。
また、多くの部署や出演者とのコミュニケーションを通じて番組制作に貢献し、事務経験や細かい気配りが求められ、スケジュール管理能力や段取り力が必要な職種です。
基本的なPCスキルとコミュニケーション能力があれば未経験でも挑戦でき、多くの女性が活躍しています。
【事務職の主な仕事】
- メールチェック、請求書処理、備品発注
- 控室、スタジオ、編集室の手配
- テープ管理、映像の二次使用管理
- 出演者のスケジュール管理やアテンド
- クライアント対応や現場スタッフのサポート
テレビ局の志望動機の作成前に準備するべきこと
テレビ局の志望動機を作成する前に、準備をしっかり整えることが成功の鍵です。
ここでは、志望動機を具体的かつ魅力的に仕上げるために確認しておきたい重要なポイントを解説します。
①過去の経験を振り返り自己分析をする
テレビ局の志望動機を作成する前に、まず自己分析が重要です。過去の経験を振り返ることで、自分の価値観や強みを明確にできます。
具体的には、小学校から現在までの経験を年代別に整理し、一生懸命打ち込んだこと、熱中したこと、嬉しかったこと、悔しかったことなどを詳細に書き出しましょう。
なぜその経験に取り組んだのか、そこから何を学んだのかを深堀りすると、自分のモチベーションの源泉、得意なこと、やりがいを感じることが見えてきます。
②様々なテレビ番組を視聴する
テレビ局では、報道番組、ドラマ、アニメ、教養番組、教育番組、バラエティ番組など多様なコンテンツを制作しています。
各テレビ局の番組を比較し、それぞれの特徴や魅力を理解することで、「なぜそのテレビ局なのか」という部分がより明確になるでしょう。
また、単に視聴するだけでなく、番組の制作側の視点を意識しながら、番組の良い点や改善点について自分なりの意見を持つことが志望動機の深掘りにつながります。
③テレビ業界のインターンシップに参加する
テレビ局への就職を目指すなら、インターンシップへの参加は必須と言えます。
インターンシップは、テレビ局の業務実態を直接体験できる貴重な機会であり、自分の適性を見極めることができるでしょう。
多くのテレビ局では、夏と冬の年2回インターンを実施しており、アナウンサー、制作、技術など様々な職種のプログラムがあります。
参加することで、現場の雰囲気を肌で感じられるだけでなく、本選考で有利になる可能性も高まる上、就職活動での差別化につながりますよ。
テレビ局の志望動機を考える3つのコツ

テレビ局の志望動機を考える際には3つのコツがあります。
テレビ業界は企業ごとに得意ジャンルや力を入れている事業が異なるため、各企業についてしっかりと調査しておくことが重要です。ここでは、1つずつ解説していきます。
①なぜそのテレビ局なのか
たくさんあるテレビ局の中でも、どうして選んだのかという点は非常に重要です。この点をはっきりすれば、ただのテレビ好きではないというアピールにもなります。
例えば、テレビ局の特徴が出ているようなテレビ番組が好きというきっかけを志望動機とするのも良いでしょう。
テレビ局ごとの個性や目指している部分をしっかりと分析して比較することが大切です。
②どのように活躍できるのか
テレビ局に入った場合、自分がどのように活躍できるかを示すようにしましょう。企業を研究した上でしっかりとした志望動機を考えている就活生が数多くいます。
そのため、志望動機には、どのような活躍ができるのかを明確にしておくことが重要です。
単にしたいことではなく、テレビ局が目指す方向性に合致させなければなりません。
ざっくりとした将来像ではなく、そこに至るまでのしっかりとしたステップを示すようにしましょう。
③OBOG訪問をする
テレビ局についてより詳しく知るためには、OBOG訪問で情報を聞き出すことも大切です。
OBOGを訪問することで仕事の内容や大変な面も理解できるため、積極的に経験することをおすすめします。
実際に現場の空気感をつかむことができたり、より詳細な仕事のイメージを持ったりすることもできますよ。
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テレビ局の志望動機の例文3選

テレビ局の志望動機には、入社してからの働き方を具体的に伝えることが重要です。ここでは、例文を3つご紹介します。
例文①人々が楽しめる番組を作りたい
「テレビ離れが進む今の時代だからこそ、テレビの楽しさを取り戻してたくさんの人に見てもらえる番組作りをしたい」と考えている人の例文です。
人々が楽しめる番組を作りたい
貴社を志望する理由は、番組制作における独自性とクオリティに感銘を受けたからです。視聴者の幅広い年代に向けた情報番組「A」や子ども向け番組「B」の制作において、貴社が展開している多岐にわたる番組に驚きと感動を覚えました。
番組制作に興味を持ったきっかけは、情報番組「A」を視聴した際です。その時、貴社が番組制作に注力している姿勢に感銘を受け、テレビ局業界への志望が芽生えました。
特に、現在テレビ離れが進む中で、テレビの魅力を再発見し、多くの人々に届ける番組制作に携わりたい思いが強まりました。
入社後は、子ども向け番組に携わることを希望しています。子供たちに夢と学びを提供し、テレビを通じて彼らの日常に楽しさをもたらす仕事をしたいです。独自のアイディアや感性を活かし、視聴者がワクワクする瞬間を演出し、高い視聴率を実現するために、私の経験を通じてより良い番組の制作に貢献していきたいです。
例文②正しい情報を正確に伝えたい
「中立な立場からニュースを伝え、正確な情報を視聴者に届けたい」と考えている人の例文です。
正しい情報を正確に伝えたい
貴社を志望する理由は、客観的で中立な立場から事件や事故の報道を行う貴社の姿勢に深い共感を覚えたからです。他社の報道番組では、時折個人的な意見が報道に影響を与える場面が目立ちますが、貴社は真実を中立的に伝える報道に真摯に取り組んでいる姿勢が魅力的です。
貴社の報道番組を視聴した際、中立の立場から的確かつ客観的に情報を伝える姿勢に感動し、この経験からテレビ局業界を志すようになりました。事件や事故の現場に足を運び、中立で正確な情報を視聴者に提供する記者として活動したいと考えています。
貴社での活動では、取材において中立の姿勢を貫くことが最優先です。感情や主観に左右されず、視聴者に対して公正かつ信頼性のある情報を提供することが使命だと自覚しています。
貴社で中立な視点からの真実伝達に貢献し、報道番組のクオリティ向上に寄与していきたいです。
例文③テレビを通して影響力のある仕事をしたい
「自分がテレビに影響された経験から、テレビ番組を製作する側になってさまざまな人に影響を与える番組を作りたい」と考えている人の例文です。
テレビを通して影響力のある仕事をしたい
貴社を志望する理由は、人の心を打つドラマを製作し、感謝の気持ちを返したいからです。以前、私は毎日が単調でつまらない日々を送っていました。そんな中、貴社のドラマがきっかけで私はドラマ鑑賞が好きになり、毎日が楽しくなりました。
ドラマを通じて新しい価値観に触れ、人生の素晴らしさに気づくことができました。その経験から、将来は多くの人に感動を届け、心を動かすドラマを制作したいとの想いが芽生えました。特に貴社は数々の高視聴率を誇るドラマを制作しており、そのクオリティに心惹かれました。
入社後は、貴社で制作手法を学び、その中で培った知識や経験を駆使して、感動と共感を呼び覚ますドラマを創りたいと考えています。
私が目指すのは、視聴者がドラマを通じて新たな発見や感動を得られ、人生に彩りを添えること。そのために、柔軟な発想力や繊細な表現力を駆使し、幅広い視聴者層に訴える番組制作に挑戦していきたいです。
テレビ局志望動機のNG例2選

テレビ局の志望動機では、憧れやファンといった内容のものは避けなければなりません。志望の動機とは、どうしてこの企業で働きたいと思ったかを伝えるものだからです。
ここでは、テレビ局志望動機のNG例を2つご紹介します。
①番組のファンであることだけが理由になっている
志望動機のNG例の1つ目は、番組のファンであることが理由になっている場合です。
ファンであることを隠す必要はありませんが、それがメインになってしまってはあまりいい印象を与えることができません。
好きや楽しそうだけでは、共に働くことはできないと判断されやすくなってしまいます。
もしも、好きな番組があった場合は、番組制作に関わりたいといった志望動機を添えるのが良いでしょう。
②有名人に会いたいなどの理由になっている
有名人に会いたいという理由もNGです。
テレビ局では、たくさんの有名人に会う機会が多くなりますが、仕事として考えられる人でなければなりません。
有名人に会えそうだからといった浅はかな理由は、面接官に悪い印象を与えてしまうでしょう。テレビ局で働くことを仕事だとしっかりと捉え、一緒に働ける人材が求められます。
テレビ局で求められる人の3つの特徴

面接で高く評価してもらうためには、テレビ局で求められる人の特徴を知っておくことが重要です。ここではテレビ局で求めらる人の3つの特徴についてご紹介します。
①発想力のある人
番組制作に関わる部署であれば、新しい番組を作る発想力のある人が求められます。
視聴者が望んでいる映像や内容をどのような形で番組として世に出すのか、企画を考えられる人でなければなりません。
視聴者の心をつかむような番組を作るためには、常にアンテナを張ってニーズに答える必要があります。
②コミュニケーション能力が高い人
多くの人と関わることが多いテレビ局では、コミュニケーション能力の高さが必要不可欠です。
番組の制作や放送には、さまざまな部署の人たちとともに協力して行わなければなりません。
社内はもちろんのこと、スポンサーといった社外の人との関わりも多いのがテレビ局です。誰とでも円滑な人間関係を築け、協力的な人物が求められます。
面接においても、話し方を意識してコミュニケーションが取れることをアピールしましょう。
③体力がある人
職種に関わらず、テレビ局での仕事は体力がある人が求められます。入社当初は下積みの仕事も多く、長時間に渡る現場もあるからです。
不規則な勤務時間になることが多いテレビ局の仕事では、家に帰ることもままならない場合もあります。忙しい毎日を乗り越えられる体力が必要といえるでしょう。
テレビ局の志望動機についてのよくある質問
ここでは最後に、テレビ局の志望動機について、就活生からよく寄せられる質問に解答していきます。
疑問をしっかりと解消し、自信をもって就活に望んでください。
①個性や自分ならではの視点は求められる?
テレビ局の志望動機では、独自の視点や個性が求められ、制作側の視点や社会への貢献意識が重要です。
面接官は、あなたがどのような番組を作りたいのか、テレビ局の職員としてどのように会社や社会に貢献したいのかを知りたがっています。
オリジナリティは評価されますが、ユーモアや奇抜さを強調しすぎると逆効果になる可能性があるため、真摯で熱意のある志望動機を心がけましょう。
②「テレビが好き」という理由はOK?
テレビ局の志望動機として「テレビが好き」という理由は、実際には問題ありません。
テレビ局で働く多くの人がテレビへの愛と情熱を持っているからです。ただし、単に「好き」という気持ちだけでは不十分です。
どのような番組を作りたいのか、テレビ局の職員としてどのように会社や社会に貢献したいのか、という制作側の視点を盛り込みましょう。
テレビが好きな人は世の中にたくさんいるため、あなたの独自の視点や熱意を示すことで、志望動機を魅力的にすることができます。
③独特な切り口や面白さを出すのは効果的?
テレビ局の面接では、ユーモアや独自性を出すことに注意が必要です。
確かに面接官の印象に残りたいという気持ちは理解できますが、バラエティ番組を作るからといって、面接で奇抜な振る舞いは避けてください。
面接では最低限のビジネスマナーを守り、面白さを出すなら、志望動機の内容や表現方法で工夫し、自分の独自の視点や熱意を伝えるのが効果的です。
過度な演出や悪ノリは逆効果となり、面接官に否定的な印象を与える可能性があるため、慎重に対応しましょう。
テレビ局の志望動機は根拠が大事
テレビ局の志望動機は、どのような根拠に基づいているかが非常に重要です。なぜテレビ局で働きたいのかをしっかりと述べるようにしましょう。
さらに、自分の強みをどうやって活かしていくのかも詳細に盛り込む必要があります。他の就活生にはないような独自性を意識して、テレビが好きなだけでなく一緒に働きたいと思ってもらえるような志望動機を作成しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。