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【アナウンサーになるには】必要な学歴やスキル・資質も紹介

テレビやイベントで活躍するアナウンサーを見て、憧れを抱いている方もいるでしょう。しかし、アナウンサーになるには具体的に何をすれば良いのか悩みますよね。

そこで本記事では、アナウンサーになるには何をすれば良いのかを解説します。アナウンサーに必要な学歴や資質についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。

アナウンサーの就職先2つ

アナウンサーとしての活動を始めるためには、以下のどちらかに所属するのが基本です。

  • 放送局
  • 事務所

それぞれの就職先の特徴を解説します。

①放送局

アナウンサーとしての活動を始めるためには、放送局にアナウンサーとして採用されるのが最も一般的です。

主なキー局は日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビ、テレビ東京の5つとなります。キー局以外にも、国営放送のNHKや地方局もアナウンサーを募集しています。

また、ラジオ局でもアナウンサーを募集しているケースがあるため、ぜひチェックしてみましょう。

②事務所

アナウンサーとして活動を始めるもう1つの方法は、事務所やプロダクションに所属してフリーアナウンサーとして活動する方法です。

アナウンサーが多く所属する事務所には、セントフォース、オールウェーブ・アソシエイツ 、圭三プロ、オフィスキイワードなどがあります。

局アナとして経験を積んでから事務所に所属するパターンが多いものの、オーディションに合格すれば新卒でも所属できます

アナウンサーになるのに必要な学歴・スキル

アナウンサーに特別な資格は不要ですが、誰でもアナウンサーなれるわけではありません。アナウンサーになるのに必要な学歴・スキルは以下の2つです。

  • 大学・短大や専門学校を卒業している
  • 基礎的なアナウンサースキルがある

それぞれくわしく解説します。

①大学・短大や専門学校を卒業している

アナウンサーは「正社員」として正規雇用で採用している企業がほとんどです。そのため、採用試験を受けるためには大学・短大や専門学校の卒業が必要となります。

アナウンサーに特別な資格は不要ですが、上記の学歴が必須条件となっている企業がほとんどなので注意しましょう。

キー局は毎年数名しか採用されないため、倍率の高さから自然と優秀な人材が集まってきます。それゆえに、アナウンサー志望者には難関学校出身者が多いのも特徴です。

②基礎的なアナウンサースキルがある

基礎的なスキルがないと採用試験に受かることはほぼありません。アナウンサースキルを身につける方法は主に以下の2つです。

アナウンサー専門学校に通う

アナウンサースキルを身につける1つ目の方法は、アナウンサー専門学校に通う方法です。

アナウンサー専門学校とは、アナウンサーの育成を目的とした専門学校で、アナウンサーの仕事を基礎から学べます

一般的な大学や短大でアナウンサースキルを学ぶことはできないため、夜間のアナウンサー専門学校と大学を兼学する方もいます。

テレビ局によるスクールに通う

アナウンサースキルを身につける2つ目の方法は、テレビ局によるスクールに通う方法です。

キー局や地方局では、将来のアナウンサーを育成するためのスクールを主催していることがあります。テレビ局によるスクールには、高校生から通う方もいます。

テレビ局によるスクールでは、アナウンサー専門学校と同じように基本的なアナウンサースキルを身につけることが可能です。また、スクールの段階で注目され、選考を有利に進められる可能性もあります。

アナウンサーの仕事内容は大きく3つ

アナウンサーを目指す前に、アナウンサーの仕事内容を確認しておきましょう。アナウンサーの仕事内容は大きく分けて以下の3つです。

  • 原稿を読む
  • 番組の進行・司会
  • 現場取材

このようにアナウンサーの仕事内容は多岐にわたります。

①原稿を読む

アナウンサーは、ニュース原稿を読み上げる仕事がメインです。原稿はその内容を理解したうえで、伝わりやすいよう抑揚などを工夫して読む必要があります。

緊急時は渡された原稿をすぐに読まなくてはいけないケースもありますが、通常は自分で原稿をチェックします。

本番前に原稿を渡されるため、内容を確認して自分の中で消化しなくてはいけません。その後くり返し流れやイントネーションや確認し、スムーズに読めるように練習します。

②番組の進行・司会

アナウンサーは報道番組だけでなく、情報・バラエティー番組などの司会を担当するケースもあります。

情報・バラエティー番組には台本がありますが、臨機応変に自分の言葉で表現したり、スムーズな進行のため動いたりする必要があります。

アナウンサーは番組の雰囲気作りにも寄与する立役者でもあるため、番組の進行・司会は難易度の高い仕事といえるでしょう。

③現場取材

アナウンサー自身が現場に取材に行き、インタビューなどを行うケースもあります。災害や事件が発生した際はもちろん、スポーツ選手や俳優への取材のために現地に出向くこともあります。

現場取材では、視聴者の知りたい情報を引き出して伝えることが重要です。集めた情報をしっかりと集め、分かりやすく整理しておきます。

また、落ち着いて現場の状況を伝えられる冷静さや、予期せぬ出来事が起こったとき応用力も必要です。

アナウンサーに求められる3つの資質

「自分はアナウンサーに向いているのか分からない」と感じている方もいるでしょう。アナウンサーに求められる主な資質は以下の3つです。

  • 愛嬌がある
  • 伝わりやすい話し方ができる
  • 臨機応変な対応ができる

自分に当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。

①愛嬌がある

アナウンサーに求められる1つ目の資質は、愛嬌があることです。

アナウンサーはアイドルやモデルではないため、容姿の良さだけで選ばれているわけではありません。容姿の良さよりも、「視聴者に好感を持たれるキャラクターか」という点を重視されます。

どんなにアナウンサースキルがあっても、いつも暗い表情や仏頂面の方はアナウンサーには不向きです。愛嬌がある方は、視聴者から好感を持たれやすいため採用されやすいでしょう。

②伝わりやすい話し方ができる

アナウンサーに求められる2つ目の資質は、伝わりやすい話し方ができるかです。

アナウンサーの仕事は、正しい情報を分かりやすく伝えることが重要となります。そのために求められる資質は「声質」です。

抑揚や間などはスキルによる面も大きいものの、声質に関しては努力でどうにかなるものではありません。

聞き取りやすい声質の方や、元々ハキハキと話す方はアナウンサーとしての資質があるといえるでしょう。

③臨機応変な対応ができる

アナウンサーに求められる3つ目の資質は、臨機応変な対応ができるかです。アナウンサーが行うニュース原稿の読み上げ、番組の進行、現場取材はどれもそれぞれ臨機応変さが必要となります。

場数をこなすことで臨機応変な対応はできるようになりますが、最初から臨機応変な対応ができるに越したことはありません。

場慣れしたアナウンサーでも災害や事件の現場では冷静さを失うこともあるため、どんな場面でも落ち着いて臨機応変な対応ができるのは資質といえるでしょう。

アナウンサー採用試験の流れは5ステップ

アナウンサー採用試験の流れは以下の5ステップです。

  • エントリーシートの提出
  • 中堅アナウンサーや現場監督による一次面接
  • カメラテスト
  • 局長による二次面接
  • 役員による三次面接

事務所の場合はオーディションですが、ここでは放送局の選考フローを紹介します。

①エントリーシートの提出

最初に書類選考が行われるため、自己㏚や志望動機を記入したエントリーシートを提出します。

近年のキー局ではWebエントリーが主流となっており、期限までに専用フォームからエントリーシートを作成します。

一般的なエントリーシートは証明写真のみで問題ありませんが、アナウンサーの採用試験では、証明写真以外にスナップ写真などの提出が求められるのが特徴です。

局によっては自己PRやテーマに沿った動画の提出を求められることもあります。

②中堅アナウンサーや現場監督による一次面接

書類審査を通過すると、中堅アナウンサーや現場監督による一次面接へと進みます。一次試験は、個人面接や集団面接など面接方式はさまざまです。

一次試験の質疑は、エントリーシートに沿った質問がメインとなります。志望動機について深堀されることも多いため、事前にしっかりとシミュレーションしておきましょう。

質疑では、内容だけでなく話し方も見られているのがアナウンサー採用試験の特徴です。ハキハキとした話し方を心掛けましょう。

③カメラテスト

一次面接を通過するとカメラテストに進みます。アナウンサー採用試験では、書類審査や面接のほかにカメラテストを行う点が大きな特徴です。

カメラテストでは、実際に使用しているスタジオでアナウンサーとしての立ち振る舞いができるかをチェックされます。カメラ映りや話し方など、アナウンサーとしての資質があるかを見極める重要な試験です。

④局長による二次面接

アナウンサー採用試験の二次試験は、局長クラスの方が面接を担当することがほとんどです。局長クラスの方の前で話すのは緊張しますが、いかに上手に自己PRができるかが重要となります。

二次面接の内容はさまざまですが、面接以外に筆記試験や実技テストを実施するケースもあります。

題材を与えられて自由に話す「フリートーク」は、専門学校やテレビ局によるスクールで経験しておかないと難しいかもしれません。

⑤役員による三次面接

最終面接として、会社の経営陣による三次面接を行います。

三次面接まで残った学生は、現場クラスから見ると欲しい人材といえるでしょう。あとは会社の経営陣の判断で採用する学生を決定します。

三次面接はこれまでとは異なり、スキルよりも内面を判断する場所と考えてください。会社の経営陣との面接を通して、お互いの意思が合致しているかを確認します。

三次面接の結果は、当日中に合否の連絡がくるケースが多いです。

よくある質問2つ

アナウンサーを目指すにあたって、よくある2つの質問に回答していきます。

  • 必要な資格はあるのか
  • ルックスが良くないとなれないのか

気になる回答は以下の通りです。

①必要な資格はあるのか

アナウンサーに必須な資格はありません。しかし、以下の資格を持っていると就職に有利に働く可能性はあります。

  • アナウンス検定
  • 漢字検定
  • 英検
  • TOEIC

とくに注目したいのは、NPO法人日本話しことば協会が主催する「アナウンス検定」です。アナウンス検定では、正しく美しい日本語の話し手になるために必要な知識・技術を問われます。

アナウンサースキルを持っている証明となるため、エントリーシートにも記載できます。

②ルックスが良くないとなれないのか

ルックスの良さも1つの武器にはなりますが、ルックスのみで採用されることはありません

アナウンサーはタレントやモデルとは異なるため、ルックスを含めて多面的に評価されます。アナウンサースキルやキャラクターなども重視されるでしょう。

とはいえ、女子アナウンサーにミスコン出身者が多いのは事実です。ミスコンの入賞歴はアピールポイントの1つとなるため、機会があれば参加してみると良いかもしれません、

アナウンサーになるには早めの対策と努力が必要

アナウンサーになるために特別な資格は不要ですが、採用試験を受けるためには大学・短大や専門学校の卒業が必須です。また、基礎的なアナウンサースキルも求められます。

専門学校やテレビ局のスクールに通うことでアナウンサースキルは磨けます。アナウンサーには資質もありますが、努力次第である程度はカバーできるでしょう。

「アナウンサーになりたい」と思ったら、早めの対策と努力が必要です。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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