栄養士を目指している学生にとって、「なぜ栄養士になりたいのか?」をアピールする志望動機は重要なポイントです。
近年はAIによる食事管理や栄養管理技術にも注目が高まっているため、これまでより更に付加価値のある栄養士としての役割が求められます。
この記事では組織に所属して栄養士を目指したい学生向けに、志望動機でどう自分をアピールするべきかを伝授していきます。
例文も用意しているので、しっかりチェックして就職活動に活かしてみてください。
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栄養士の志望動機は工夫して書こう!

栄養士の志望動機を書くためには、「なぜ自分が栄養士を目指すのか」を考えなければいけません。そして、「なぜその組織や企業で栄養士として働きたいか」を伝える必要があります。
志望動機について紹介する前に、まずは栄養士という職業について深掘りしてみましょう。
- 栄養士とは
- 栄養士に必要な資格
- 栄養士になるには志望動機が重要!
①栄養士とは
管理栄養士と栄養士の2種類の職業がありますが、いずれも栄養士養成課程の履修を必要とする仕事です。
病気を患う方や高齢者への栄養指導などを行う管理栄養士とは異なり、栄養士は健康な方を対象とした栄養指導や給食運営を行います。
主に医療・保育・介護施設の献立を考案する他にも、食品メーカーで研究を行い新商品開発に携わる仕事もあります。
組織や企業に属することで、より幅広い地域のたくさんの人たちを食事面でサポートできる、社会的貢献度が高い職業です。
②栄養士に必要な資格
管理栄養士は国家試験に合格して免許を受ける必要がありますが、栄養士は養成施設で学び卒業すると同時に都道府県知事から免許を受けられます。
そのため、栄養士になるためには栄養士養成課程のある大学・短期大学・専門学校に入学して必要単位の取得と卒業が必要です。
管理栄養士も目指したいという場合は、栄養士として働いた後に国家試験に合格することで資格を取得することができます。
③栄養士になるには志望動機が重要!
栄養士の仕事は組織や企業の社会貢献に大きく寄与します。しかし、企業によって企業理念や運営方針は異なるため、「どんな社会に」「どうやって貢献するか」も変わってくるのです。
そのため、なぜその企業で栄養士として働きたいのかを伝える志望動機は就職活動のなかでも重要なポイントになります。
この記事でお伝えする栄養士の志望動機を考える時・書く時のポイントをしっかり押さえておきましょう。
栄養士の志望動機を考える際のポイント2つ

それでは、栄養士になるために実際に志望動機を考えてみましょう。考える際の重要なポイントは次の2つです。
- 業界研究を徹底する
- 自己分析をする
①業界研究を徹底する
まずは業界研究を徹底的に行いましょう。
栄養士が活躍する業界は主に「医療・食品」「サービス(福祉関連など)」です。また、その他メーカーで活躍する栄養士もいます。
業界によって誰にどんなサービスを提供できるかが変わってくるので、自分がどの業界で活躍したいかを研究することが志望動機にもつながるのです。
具体的に働いてみたい企業がいくつかある場合は、その企業が属する業界を軸にして似た業界も調べてみるとよいでしょう。
業界の特徴とその業界でできること・できないことを整理することで、徹底した業界研究を行えます。
②自己分析をする
自分がやりたいことを見極めるためには自己分析が大切です。
まずはこれまでの自分の経験を振り返ってみましょう。そこに「やりたいこと」のルーツが隠されています。
次に自分が重視する価値観をまとめます。これはマインドマップを作成すると見つかりやすいです。
そして、自分の強みと弱みを他己分析も活用して整理することも重要です。自己を見つめなおし栄養士としてやりたいことを明確にしましょう。
栄養士の志望動機を書くときのポイント3つ

志望動機を考えるために「業界研究」と「自己分析」を行った後は、これらのキーを軸に志望動機を実際に書いてみましょう。書くときのポイントは主に次の3つです。
- 結論(志望動機)から書く
- スキルや魅力を企業の特性と結びつける
- 具体的なエピソードを入れる
①結論(志望動機)から書く
志望動機だけの重要ポイントではありませんが、結論から伝えることは大切です。
志望動機を伝える際に背景や志したきっかけを伝えることは大切ですが、はじめにそれを伝えても「結局なぜ志しているのか」がぼやけてしまいます。
まずはしっかりと志望動機を伝えてから、その動機を裏付ける内容を書いてみましょう。
②スキルや魅力を企業の特性と結びつける
志望動機を伝えた後は、なぜ自分がその企業で活躍できるかを伝えるためにスキルや魅力についてアピールしましょう。
企業がもつ特性とスキルがマッチしていれば、企業側も採用したいと思うきっかけになりますよ。
③具体的なエピソードを入れる
志望動機の内容やアピールポイントを裏付けるための具体的なエピソードも入れましょう。
エピソードがあると志望動機で伝えたいことに説得力が増し、本当にその企業で活躍したいんだという意思が伝わります。
栄養士の志望動機の例文3つ【業界別】

実際に栄養士を目指す人はどんな志望動機を書いているのでしょうか。ここでは参考として業界別に3つの例文を紹介します。自分が書いた志望動機と比較してみてください。
- 病院
- 保育園
- 食品メーカー
①病院
患者の栄養面を改善させるだけでなく、療養中の食事を少しでも楽しい・おいしいと感じてもらいたく貴院を志望します。大学では医療分野での栄養学と食のエンタメ性について学んでおり、栄養状態の改善も患者の治療に大きく寄与できると考えています。特に貴院では豊富な献立を考案する栄養サポートチームがあるため、病院食を楽しむきっかけづくりに私も貢献したいです。 |
病院食に力を入れている病院でどんな貢献ができるかを、具体的な研究内容を交えて伝えています。
②保育園
私は貴園で子どもの健康と食への興味を引き出す仕事をしたいです。小さなころの食習慣や食事の思い出は、成人後の食への意識にも大きく影響します。大学では個別食になりやすいアレルギーをもつ子どもたちが食事の団らんを楽しむ方法について、食事面と環境面の両方で研究をしています。年間行事に食を通したイベントを多く取り入れている貴園で研究した成果を発揮したいです。 |
自身の経験やスキルと「なぜその保育園がいいのか」をまとめて伝えています。
③食品メーカー
貴社の手がける食品を通じて、人々においしさと健康を両立した商品を開発・提供したいと考えているため貴社を志望します。大学ではレトルト食品の栄養について研究しており、その中で貴社の商品がカロリーやビタミンを考慮した食品を開発していることを知りました。私の両親は共働きで貴社のレトルト食品が夜ご飯になることも多かったです。小さい頃から食事面を支えてくれた貴社で栄養満点のおいしい食品を提供し、お客様に笑顔と健康を届けたいです。 |
身近かつ具体的なエピソードを取り入れることで、熱意や説得力を伝えています。
栄養士の志望動機のNG例文

私は海外旅行で食事を楽しむことと料理が好きです。海外旅行を通して栄養を考慮したさまざまな郷土料理があることを知り、栄養士になってたくさんの人に食の楽しさと健康を届けたいと思いました。貴社はたくさんの食品を開発して業界トップをけん引する食品メーカーです。より多くの人にバラエティに富んだ商品を提供したいです。 |
志望動機が一文目では伝わらないため、全体的にぼんやりとした内容になってしまっています。
ただ海外旅行でのグルメと料理が好きということしか伝わらず、栄養士として貢献したいことが分かりにくいです。自分の強みも伝わらず、志望する企業への研究も十分でないと判断されるでしょう。
栄養士に向いている人の特徴

自分が栄養士として活躍できるか不安な人は、栄養士に向いている人の特徴が自分と当てはまるか確認してみましょう。
- 利他の精神がある
- 料理をするのが好き
①利他の精神がある
業界の特徴に関わらず、栄養士の仕事は常に人と密接なつながりをもつ仕事です。そのため、他社のために貢献したいという精神がある人に向いています。
②料理をするのが好き
栄養学の知識だけでなく、食事をおいしい・楽しいと満足してもらう方法を知ることも大切です。味付けや盛り付けの知識も求められるため、料理好きな人ほどアイデアが浮かびやすいでしょう。
栄養士の志望動機はポイントを押さえて作成しよう

この記事では栄養士が志望動機を考える・書くうえで大切なポイントを紹介しました。
栄養士を目指すためには、活躍できる業界について研究するだけでなく、自身の経験を振り返って「なぜその組織・企業に貢献したいか・できるのか」を伝える必要があります。
例文やポイントを参考にして、栄養士の志望動機をしっかり伝えてみましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。