ネイルを楽しむ方が増えてきた昨今、ネイリストの需要は年々高まっています。ネイリストとして就職したい場合、志望動機をどうするべきか悩んでしまうかもしれません。
そこで本記事では、ネイリストの志望動機の書き方のコツや例文を紹介します。プロネイリストとして働きたい方はぜひ参考にしてみてください。
すぐにネイリストの志望動機の例文が見たい方はこちら。
ネイリストの仕事内容を知って志望動機の参考にしよう
ネイリストの仕事内容は、主に「ネイルケア」「ネイルカラー」「ネイルアート」の3つです。
- ネイルケア:甘皮の除去や形・長さを整える
- ネイルカラー:マニキュアやジェルネイルを塗る
- ネイルアート:爪をデコレーションする
必要に応じてネイルを落とす「ネイルオフ」や爪を修復する「リペア」を行うこともあり、ネイリストの仕事内容は多岐に渡ります。
ネイリストになるためには、ネイルスクールに通って学ぶ方法が一般的です。ネイルスクールに通いながらネイル関連資格を取得し、サロン就職や独立開業を目指します。
ネイリストの志望動機の書き方のコツ3選
ネイリストの志望動機の書き方のコツは以下の3つです。
- 結論ファーストでなぜネイリストになりたいかを書く
- 根拠となるエピソードを書く
- 入社後にネイリストとしてどのように活躍できるかを書く
順番に見ていきましょう。
①結論ファーストでなぜネイリストになりたいかを書く
ネイリストの志望動機では、最初に「なぜネイリストになりたいか」という結論を書きます。
ネイリストを志す理由は人それぞれです。「子どもの頃から美に携わる仕事に憧れていた」「ネイルを通じてお客様を笑顔にしたい」など、前向きな理由であれば何でも問題ありません。
ネイリストになりたい理由を書いたあとに、なぜその企業を選んだかも書くとより良いでしょう。
ネイリストになりたい理由のみを書くとその企業を選んだ熱意が伝わりにくくなるためです。
②根拠となるエピソードを書く
続いて、ネイリストになりたい根拠となるエピソードを書きます。
例えば、ネイリストになりたい理由が「ネイルを通じてお客様を笑顔にしたい」の場合、以下のようなエピソードがあれば積極的に盛り込みます。
「入院中の祖母にネイルをしてあげた際に、本当に嬉しそうに笑ってくれました。その時の祖母の笑顔が忘れられず、1人でも多くの人を笑顔にしたいと思うようになりました。 |
できる限り具体的なエピソードを書くことがポイントです。
③入社後にネイリストとしてどのように活躍できるかを書く
実際にその企業に入社したら、ネイリストとしてどのように活躍できるかも書きましょう。
採用担当者はその人材を採用することで、企業側にどのようなメリットがあるのかを想像します。担当採用者に自分の強みを伝えながら、具体的にどのような活躍ができるのかをアピールしましょう。
強みはネイルに関する技術や経験でも構いませんし、「手先が器用」「最後まで責任をもってやり遂げる」などの一般的な長所でも構いません。
ネイリストの志望動機の例文3選
志望時の書き方のコツは分かったものの、具体的にどのように書けば良いのか分からない方もいるでしょう。
- 例文①
- 例文②
- 例文③
具体的な例文を3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
例文①
私は子どもの頃からネイルに関心があり、高校に入学した頃から真剣にネイリストを志すようになりました。高校卒業後はネイルスクールに入学し、ネイリスト検定1級の資格まで取得しました。 御社を志望した理由は、複雑なデザイン提供も積極的に行っていると知ったためです。ネイリスト検定1級の技術をさらに磨き、高いネイルを提供できるネイリストになりたいと思っています。 |
例文②
私がネイリストを志望する理由は、ネイルを通じて人を笑顔にしたいからです。 私が高校生の頃からセルフネイルをしていますが、ある日入院中の祖母を元気づけようとネイルをしてあげました。その際に祖母が本当に笑ってくれたことが忘れられません。祖母が喜んでくれたときのように、1人でも多くの人を笑顔にしたいと思うようになりました。 貴社に入社した際には、お客様一人ひとりと真剣に向き合い、希望に近いネイルを提供できるネイリストになりたいです。 |
例文③
私がネイリストを志望する理由は、お客様の指先を美しくすることで幸せを提供したいからです。御社はブライダルネイルやイベントネイルを多く提供しており、お客様の人生の門出を彩ることができる点に惹かれました。 私がネイルに関心を持ったきっかけは、自身の成人式です。ネイルサロンで振袖によく合うネイルを施していただき、要望にきっちりと応えてくれるネイリストの技術に感動しました。 貴社に入社した際には、取得したネイリスト検定2級の資格を活かし、お客様に満足していただけるネイリストになりたいです。 |
ネイリストの志望動機を書く際の2つのNG
ネイリストの志望動機を書く際に特に避けるべき2つのNGは以下の通りです。
- 自己中心的な志望動機
- ネガティブな志望動機
それぞれなぜNGなのかを解説します。
①自己中心的な志望動機
ネイリストの志望動機として避けたいのは、「技術を習得したい」「ネイリストに憧れて」といった自己中心的に思われる可能性のある志望動機です。
「技術を習得したい」は、技術を取得すること自体が入社目的となっています。自分の成長のために入社したい人材を採用しても、企業側にはメリットがありません。
「ネイリストに憧れて」は一見良さそうに感じますが、ネイリストになることが入社目的となっているため避けたほうが良いでしょう。企業側は「うちのサロンでなくても良いのでは」と感じます。
②ネガティブな志望動機
ネイリストに限らず、ネガティブな志望動機もふさわしくありません。例えば、「他にやりたいことがなかったから」「前職が大変だったから」などの志望動機です。
「他にやりたいことがなかったから」は、消去法で仕方がなくネイリストの仕事を選んだ印象を与えてしまいます。
「前職が大変だったから」「前のサロンが合わなかったから」などの志望動機もNGです。他のネイルサロンの愚痴は避けましょう。
ネイリストへの理解を深めて志望動機を完成させよう!
ネイリストの志望動機は、なぜネイリストになりたいのかを明確に書くことがポイントです。理由に伴った具体的なエピソードと、入社後ネイリストとしてどのように活躍できるかもプラスしましょう。
志望動機を考える際は、ネイリストの仕事内容をよく把握しておく必要があります。
ネイリストへの理解を深めて、採用担当者の心を動かす志望動機を完成させましょう。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。