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【例文付き】自己PRで趣味をアピールしてもいい?伝え方のコツやNG趣味まで解説

就職で自分の趣味について聞かれ、困惑した経験がある方もいるのではないでしょうか。

「どうして聞くんだろう」と思いつつ気軽に答えてしまうと、実は就職試験において非常に損です。

本記事では、自己PRで趣味を聞かれる理由やアピールするためのポイントなどを詳しく解説します。

ぜひとも、効果的な自己PR作りにお役立てくださいね。

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目次

まずは確認!面接官から趣味を聞かれる理由3つ

面接官が就活生に趣味を質問することには、実はしっかりとした理由があります。

質問の具体的な目的として考えられるのは、以下の3点です。

  1. 人柄や性格を知るため
  2. 企業との相性を確認するため
  3. アイスブレイクの会話の題材にしたいから

理解していないと的外れな回答をしてしまう恐れもあるため、チェックしておきましょう。

①人柄や性格を知るため

面接官が趣味を聞く目的は、就活生の人柄や性格を知りたいからです。

相手の人柄や人間性は、面接の短い時間ではなかなか把握できません。

そこで最適なのが趣味を聞くことなのです。就活生が何に熱中して何に時間を使ってきたのかを知ることで、その人の価値観や性格を把握しようとするのです。

たとえば、「ギターの引き語りが趣味で、独学で練習してきた」と聞けば、「必要なことは自分で練習・学習できる人」との印象を持つでしょう。

そのため趣味の回答を考えるときは、「何に熱中してきたか」を考えることがポイントです。

②企業との相性を確認するため

企業との相性を確認することも、趣味を聞く大切な理由の1つです。企業にはそれぞれの雰囲気があり、入社後企業になじめるかが重要なポイントになります。

自社の社風に合うのかを確認するため、どんなことに興味を持ってどんな考え方をするのか、趣味を通じて確認するのです。

企業の風土に寄せて趣味を答えることもできますが、相性が悪い企業であれば、たとえ入社できたとしても前向きに働いていけない可能性はあります。

そのため、嘘をつかずに語ることも大切なことでしょう。

③アイスブレイクの会話の題材にしたいから

面接では緊張した雰囲気を和らげるため、面接官があえて趣味の話題を出すこともあります。この緊張をほぐすための会話をアイスブレイクと呼びます。

趣味は誰もが持っているカジュアルな話題であり、応募者が自然体で話せるテーマだからです。

特に面接の序盤で趣味について質問されることが多く、これは応募者の緊張をほぐし、本題に入る前の雰囲気作りの役割を果たします。

また、面接官は応募者との会話を通じて、コミュニケーション能力や対話力も確認したいと考えているため、会話が弾めばそれだけでも好印象につながるでしょう。

自己PRで趣味を題材にする際の5つのコツ

自己PRで趣味について書く際には、以下の5つのポイントを押さえることが大切です。

  1. 長すぎず簡潔な内容にする
  2. 仕事の長所やモチベーションに繋がる趣味を選ぶ
  3. 自分が本音で熱意をもてる趣味を選ぶ
  4. 具体的なエピソードで分かりやすく伝える
  5. 数字を使って具体的に熱量を示す

コツを知ったうえで趣味について考え、面接官へのアピールにつなげましょう。

①長すぎず簡潔な内容にする

趣味についての話をまとめる際には、長すぎず簡潔な内容にすることが重要です。

話が長くなり過ぎると、話の要点が分かりにくくなったり、余計なことまで盛り込んでしまったりとさまざまなリスクがあります。

一方で話を簡潔に分かりやすくまとめることができれば、「論理的に分かりやすく話ができる人」との印象を持ってもらえる可能性があるでしょう。

趣味を考える際にはできるだけ簡潔に、一方で自分の魅力を伝えられる内容に練り上げることが重要です。

仕事の長所やモチベーションに繋がる趣味を選ぶ

趣味を選ぶ際には、自分の長所をできるだけ伝えられるものを選ぶことが大切です。自分の長所を書き出したうえで、相性が良い趣味を探すことをおすすめします。

「長所が伝えられるような趣味なんてない」と思う方もいるかもしれません。しかし、どんな趣味でも伝え方次第です

たとえば、「野球」が趣味だったとしても、ただ野球と伝えてはいけません。

「チームメイトと協力して戦い結果を出すことに楽しさを感じる」と付け加えるだけで、協調性があることを伝えられます。

③自分が本音で熱意をもてる趣味を選ぶ

自己PRに使う趣味は、本当に自分が熱意を持って取り組んでいるものを選ぶことが大切です。

無理に作り話をしたり、表面的な趣味を選んでしまうと、面接官にその違和感が伝わりかえって信頼を失ってしまう可能性があります。

一方で、自分が本当に楽しんでいる趣味であれば、自然とその熱意や楽しさが伝わり、面接官にもポジティブな印象を与えられるでしょう。

趣味を通じて培った経験や感動を素直に表現すると、あなたの人柄や仕事への姿勢を効果的にアピールできます。

④具体的なエピソードで分かりやすく伝える

趣味を通じた自己PRでは、具体的なエピソードを交えて話すことで、面接官に説得力を持たせられます。

抽象的な表現で「好きです」と言うだけでは相手に伝わりにくいですが、趣味に取り組んでいる過程やそこでの成功体験を語ることで、より具体的にその趣味への取り組み方や成果が伝わるでしょう。

例えば、スポーツの大会での経験や趣味を通じて習得した特技など、数字や成果を示せるエピソードを話すと、趣味を通じた努力や成長が面接官に伝わりやすくなります。

具体的な体験談を通じて、あなたの人間性や仕事への姿勢も自然と表現できるのもメリットです。

⑤数字を使って具体的に熱量を示す

趣味に対する熱意を伝える際には、できるだけ数字を使って具体的に示すことが効果的です。

たとえば「毎日趣味に取り組んでいます」よりも「週に5回、1回2時間ずつ取り組んでいます」など、具体的な頻度や時間を伝えることで、どれほどその趣味に熱心に取り組んでいるかが伝わります。

他にも「読書が趣味です」と言う場合でも、年間に何冊読んでいるかやどんなジャンルに特化しているかを伝えることで、趣味に対する深い知識や真剣さが伝わるでしょう。

数字を使った表現は、面接官にとっても具体的にイメージしやすく、説得力のあるアピールが可能です。

自己PRで好印象な趣味は何がある?一覧で10選を紹介

趣味には、自己PRに向いているものがあります。具体的には、以下の趣味は自己PRに活用しやすいでしょう。

趣味の例

  • ランニング
  • 料理
  • 掃除
  • プログラミング
  • 旅行
  • ゲーム
  • 読書
  • 映画鑑賞
  • ドライブ
  • 絵画鑑賞

自己PR用の趣味は、ただ楽しいだけではいけません。趣味を通じて何らかの成長や学びを得たられたり、周囲の人と協力したりできることが大切です。

また、あまりにマニアックすぎると、面接官に伝わらない恐れもあるため注意しましょう。

上記のポイントを押さえて、自分の趣味の中で最も適したものを選択することが大切です。

自己PRで趣味について書く場合の例文4つ

自己PRを作成する際には、例文を参考にして考えることがおすすめです。そのためここでは、自己PRで趣味を伝える際の例文を、以下の通り4つ紹介します。

  1. スポーツ
  2. 読書
  3. 旅行
  4. 芸術

例文を参考にして、自分なりの文章を考えてみてくださいね。

【例文①】スポーツ

1つ目の例文は、スポーツです。スポーツが趣味な人は沢山いるので、具体的に数値で目標を表せると良いでしょう。

スポーツ

私の趣味は水泳です。水泳を通じて、目標に向かって努力し続ける重要性を学びました。

大学時代、私は水泳部のキャプテンとして、チームを率いる中で、リーダーシップと協調性を求められる場面が多くありました。
特に印象深いのは、ある大会でのリレー種目の挑戦です。私たちのチームはチームベストのタイムを縮めることに苦戦していました。

そこで私は、選手たちと共に、スタートとターンの技術を磨き、タッチパッドへのアプローチを改善することに集中しました。何度も試行錯誤を重ね、タイミングや最短でのターン方法をそれぞれが改善し、最終的にはチーム全員が一丸となって大会でベストタイムを更新することができました。

この経験は、私にとってただの勝利以上の意味を持ちます。それは、どんな困難な状況でも決して諦めず、チーム一丸となって目標に向かう力を身につけたこと、そして、一人ひとりの小さな改善が大きな成果につながることを実感したからです。

貴社においても、この経験を活かし、チームの一員として、またリーダーとして、目標達成に向けて貢献できると確信しています。

上記の例文では、趣味を紹介するにあたって、目標に向かってあきらめない姿勢リーダーシップを具体的なエピソードに基づいて伝えることができています。

【例文②】読書

2つ目の例文は、読書が趣味の場合です。何を魅力に感じているのか、本当に読書を好きな様子が伝わる部分がポイントです。

読書

私は、読書を趣味としています。高校生の頃から本を読む習慣がつき、いつでもどこでも、少しでも余裕があれば本を取り出して読んでいます。

自分が知らない新しい知識を得られるところが、読書の魅力的なところです。本を読み出すと他のことが気にならなくなり、あっという間に時間が過ぎていってしまいます。読書が習慣になってから集中力も高くなり、数時間程度の勉強も全く苦ではなくなりました。

貴社に入社後は、読書の習慣で身につけた集中力を生かし、限られた時間で最大限の成果を出せる人材として業務に貢献したいと考えています。

【例文③】旅行

旅行が趣味の場合は、今までの経験を元にどんな性格があるのかを分析したことを述べましょう。

旅行

私の趣味は、旅行です。長期休みがあれば必ず旅行に行き、普段とは異なる場所で過ごすことを楽しみとしています。旅行先は国内外を問わず、海外だけでも既に14か国に訪れた経験があります。

旅行をする時に私が大切にしているのが、使える時間を最大限活用してその土地の文化や雰囲気を楽しむことです。事前に必ず情報収集を行い、しっかりと計画を立てて旅行に臨みます。旅行にはお金も時間もかかるため、せっかく行く以上はどれだけ楽しめるのかを追求したいのです。

貴社に入社したら、旅行を繰り返すことで培われた計画性や情報収集能力を活かし、時間や予算を最大限活用して業務に貢献したいと考えています。

趣味を紹介すると同時に、その趣味を通じて得られた自身の強みをアピールできています。

【例文④】芸術

芸術が趣味の場合は、具体的に他の人からの感想・評価なども述べると良い例文に近づきます。

芸術

私の趣味はデザインです。

キャンバスに没頭して、自分自身のスキルを磨き上げるために、新たな表現を追求してきました。この経験は、手先の器用さだけでなく、視覚的コミュニケーションの力をも育ててくれました。

大学生活を通じて、私はこの力をさらに拡張し、サークルや部活動のポスター作成の担当を任され、グラフィックデザインのスキルを実践的に磨いてきました。依頼者の期待を超えるデザインを提供し、その喜びを共有することで、私の技術は成長し、芸術の魅力から離れられなくなっていきました。

貴社においても、私はこの豊かな経験とスキルを活かし、ユーザーに響くデザインを創出することで、ブランドのメッセージを視覚的に伝える役割を果たしたいと考えています。絵画で培った感性を生かし、記憶に残るビジュアルストーリーを通じて、貴社の価値を世界に届けることを目指しています。

上記の例文では、趣味である芸術を入社後にどのように活かすか、今までどのように活かしてきて、どのような評価を貰っていたのかを明確にしています。

趣味を題材に自己PRするときの注意点

趣味を活かした自己PRは効果的ですが、伝え方を誤ると面接官に悪印象を与えかねません。

ここでは、趣味を自己PRで使う際に気をつけるべき重要なポイントを解説します。

  1. 専門用語を避けて分かりやすく話す
  2. 嘘をついたり実績を盛ったりしない
  3. 趣味がないと答えるのは避ける

①専門用語を避けて分かりやすく話す

趣味が専門的な分野に関わるものであっても、面接では専門用語を避けて誰にでも分かりやすく話すことが大切です。

面接官がその分野に精通しているとは限らないため、専門的な用語を使いすぎると理解が難しくなり、逆にマイナスの印象を与えることも。

たとえば、アニメファンであれば「聖地巡礼」や「推し」といった用語は避け、音楽好きであっても専門的な音楽理論や楽器の専門用語は控えめにしましょう。

代わりに、自分がどう楽しんでいるのか、どんなスキルや学びを得ているのかについて、平易な言葉での説明を心がけてください。

②嘘をついたり実績を盛ったりしない

自己PRでは自分をよく見せたいあまりに、趣味やその成果を過剰にアピールしたくなるものですが、嘘や実績を誇張してしまうことは大きなリスクとなります。

たとえば、趣味のサッカーで「キャプテンを務めた」と言いながら、具体的な苦労のエピソードがないなどの矛盾が生じると、信頼性を大きく損なってしまいます。

趣味に関する実績やスキルは、たとえ小さなものであっても正直に伝えることが重要です。

むしろ、正直に伝えることで、誠実さや素直さといった人間性の良さを印象付けるられるでしょう。

③趣味がないと答える避ける

趣味がないと答えることは、消極的な印象を与えかねません。実は、多くの人が思っている以上に、日常生活の中に趣味の種は潜んでいます。

例えば、休日の散歩、料理、音楽鑑賞など何気なく行っていることでも立派な趣味となり得るでしょう。

また、没頭している唯一の趣味でなくても、自分らしく語れるエピソードがあれば十分です。

まずは自分の生活を振り返り、休日の過ごし方や時間を忘れて夢中になれることはないか考えてみてください。

自己PRとして書くのに避けるべき趣味の例

趣味の中には、自己PRにはふさわしくないものもあります。具体的には、以下のような趣味を自己PRとして書くことは避けた方が無難です。

避けた方がいい趣味の例

  • ギャンブル
  • 犯罪に関わること
  • 宗教
  • 政治

ギャンブルを趣味としてアピールすると、「リスクとリターンの検証・判断ができていない」と思われる可能性があります。

犯罪に関わることは、当然「自社にはふさわしくない」と思わせる可能性が高いためおすすめできません。

そして政治や宗教はもちろん自由なのですが、思想の偏りをイメージされて敬遠される可能性があります。

自己PRで趣味をアピールして良い印象を与えよう!

面接やエントリーシートにおける趣味の質問は、自己PRにつなげられるためうまく答えることが重要です。

趣味を上手にアピールできれば、自分の人柄や会社への適性をしっかりと伝えられるでしょう。

本記事をご参考にしていただき、就職試験の突破に役立ててくださいね。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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