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文系でもIT業界に就職できる|役立つ資格や志望動機の書き方も紹介

就活市場で人気のIT業界。理系だけでなく、文系でもIT業界への就職を目指す就活生も多いでしょう。

しかし「文系でもIT業界に就職できるの?具体的にどのような職種があるの?」と疑問に思いますよね。

そこで本記事では、文系でもIT業界に就職できる理由と、具体的な対策方法を解説します。この記事を読めば、文系でもIT業界に就職するためのポイントがわかります。

具体的な職種や面接対策も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

文系でもIT業界に就職できる

結論、文系でもIT業界への就職は可能です。なぜなら、IT業界は慢性的に人手不足である上、職種は技術系に限らず多岐に渡るからです。

特に新卒の場合は研修があることも多く、入社後に知識やスキルを身に着けることも多いのです。文系だからといって、IT企業への就職を諦める必要はないと言えるでしょう。

ただし、全く対策せずにIT企業へ就職することは難しい可能性があります。IT企業に関する知識を身につけた上で、対策を講じておきましょう。

文系が就職できるIT業界の5つの職種

まず、文系が就職できるIT業界の職種を5つ紹介します。

  1. エンジニア
  2. プログラマー
  3. 営業・コンサルタント
  4. IT事務
  5. マーケティング

①エンジニア

エンジニアは、ソフトウェアやシステムの開発・設計を担当する仕事です。プログラミング言語や技術に精通し、問題解決能力が求められます。

エンジニアと言ってもその業種はさまざまで、システムエンジニア、インフラエンジニア、セールスエンジニアなど多岐にわたります。

エンジニアは文系でも就職可能です。なぜなら、理系学生でも専門性を持ってプログラミングを学ぶ人は少ないからです。スキルを身につけることで、文理関係なくエンジニアを目指せます。事実、文系出身のエンジニアも珍しくありません。

②プログラマー

プログラマーは、コンピュータプログラムの開発や保守を行う専門職です。プログラミング言語を使って、ソフトウェアやアプリケーションの開発や改良を行います。

プログラマーは、アルゴリズムやデータ構造を理解し、問題解決能力を使ってプログラムを組み立てることが求められます。

なお、プログラマーは開発プロセスにおける下流工程です。スキルや実務経験を増やすことで、エンジニアへのキャリアアップが可能になります。

③営業・コンサルタント

営業・コンサルタントは、顧客とのコミュニケーションやニーズの把握、提案を行う職種です。企業や組織の商品やサービスを販売し、顧客のニーズに合わせた最適な解決策を提供します。

営業担当者は、新規顧客を開拓し、既存顧客との関係を築きながら、売上を増やすことに注力します。一方、コンサルタントは、顧客のビジネス課題を分析し、戦略的な提案や改善策を提示します。

営業・コンサルタントは非技術職であるため、文系でも就職できます。むしろ、コミュニケーション能力や説得力が求められるため、文系出身者にとっては理想的な仕事だと言えるでしょう。

④IT事務

IT事務は、一般事務的な業務に加えて、IT知識が必要な仕事です。ITプロジェクトの進行管理やドキュメンテーション、データ入力などを担当します。

IT事務の魅力は、未経験者も多く採用されること。IT知識を得たい人にとって良い選択肢です。IT業界での基礎知識や用語を学びながら、プロジェクトに関わり、経験を積める点は魅力的だと言えます。未経験者も歓迎されるので、IT知識を身につけたい人におすすめの職種です。

⑤マーケティング

マーケティングは、企業が商品やサービスを成功させるための仕事です。市場調査や顧客のニーズ分析、競合分析、広告やプロモーションの計画・実施などが含まれます。

文系出身者でもマーケティングの仕事に就くことができます。なぜなら、マーケティングは文系・理系の枠を超えて、広範なビジネスの知識と分析力が求められるからです。

マーケティングでは市場の動向や消費者の心理を理解し、効果的なコミュニケーションや創造的なアイデアが重要です。文系出身者は自分の視点や表現力を活かし、ビジネスのノウハウと組み合わせることで、マーケティングの分野で活躍できます。

文系でもコツコツ勉強を続けられる学生はIT業界に向き

そもそも、どんな学生がIT業界に向いているのでしょうか?結論、文系理系に関わらず、コツコツ勉強を続けられる人が向いています。

IT業界は特に流れの早い業界のひとつです。常に最新の技術や情報をキャッチアップしなければ、すぐに取り残されてしまいます。

そのため、自己研鑽を続けることが苦にならない人、コツコツと作業できる人が向いているのです。

文系も知っておきたいIT業界の5つの種類

次に、文系も知っておきたいIT業界の種類を5つ紹介します。IT業界といっても種類があるため、自分の興味関心に合わせて選ぶとよいでしょう。

  1. ハードウェア
  2. ソフトウェア
  3. 通信インフラ
  4. 情報処理業界
  5. web業界

①ハードウェア

ハードウェアは、コンピューターやスマートフォンなどの物理的な部品やデバイスを指します。具体的には、プロセッサやメモリ、ディスプレイなどがハードウェアの一部です。

ハードウェア分野では、電子回路や電子機器そのものに興味がある人におすすめです。なぜなら、ハードウェアの設計や開発に携わることで、デバイスの性能や機能を向上させられるからです。

また、新しいテクノロジーの開発や改善に取り組むことで、先端技術の進歩に貢献することもできます。ハードウェア分野でキャリアを築くためには、電子工学や回路設計などの知識やスキルが必要です。

②ソフトウェア

ソフトウェアは、コンピューターやデバイスの動作や機能を実現するためのプログラムやアプリケーションです。ソフトウェア開発では、先進的な技術に関われます。

具体的には、ウェブアプリやスマートフォンアプリ、人工知能、ブロックチェーンなどが挙げられます。ソフトウェア開発者は、問題解決力や論理的思考力が必要です。また、自分のアイデアを具現化する創造性も備えておく必要があります。

先進的な技術に興味があり、常に新しいことに挑戦したい人には、ソフトウェア開発はおすすめです。

③通信インフラ

通信インフラは、インターネットやネットワークの土台のような存在です。光ファイバーケーブルやルーター、通信プロトコルなどが通信インフラに含まれます。

これらの技術と設備が、私たちのデータを高速かつ安全に送受信し、インターネットやネットワークを使った通信をスムーズに行うのに役立っています。

通信インフラの発展は、インターネットの普及やデジタル社会の成長に不可欠です。良好な通信インフラが整備されることで、ビジネスやコミュニケーションが円滑に行え、私たちはより効率的に情報を共有し、様々な分野での進歩や革新が可能になります。

④情報処理業界  

情報処理業界は、データの収集、処理、保管などを行う産業で、法人が顧客となることが一般的です。この業界では、大規模で多様なプロジェクトに携わる機会があります。

法人が情報処理業界を選ぶメリットは、顧客の要求に合わせたカスタムソリューションの提供やセキュリティの強化など、高度な技術力や専門知識が求められるためです。

したがって、法人が大規模なプロジェクトに関わりたい場合は、情報処理業界がおすすめと言えます。

⑤web業界

Web業界は、多様な働き方ができる魅力的な分野です。ウェブデザインや開発、デジタルマーケティングなどの仕事に携わり、自分のアイデアや情報を発信できます。

ウェブサイトやオンラインサービスの企画や制作を通じて、インターネット上で存在感を示せます。また、将来的にフリーランスやリモートワーカーとして働くことも可能です。

自分の興味や得意分野を活かし、自己表現や情報発信をしたい人には特におすすめです。また、柔軟な働き方を求める人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

文系学生がプログラミングを習得する方法

文系学生は、プログラミングを習得しておくことでIT業界への就職を叶えやすくなります。他の業界と同じく業界、企業研究も必要だがIT業界はさらに技術面が大きなアピールポイントになります。

ここでは、プログラミングを習得する方法を3つ紹介します。

  1. webや書籍で独学
  2. スクールに通う
  3. 作成物はポートフォリオとして提出

①webや書籍で独学

文系学生がプログラミングを独学で習得するには、Webや書籍の活用をおすすめします。ネット上には、初心者向けの学習サイトやオンラインコースが充実しているからです。また、書籍を読むことでプログラミングを体系的に学べます。

webサービスには、実際にコードを書きながら学習できるものが多いため、手を動かしながら着実にレベルアップできます。

また、オンラインのコミュニティやフォーラムで質問することもおすすめです。気軽に始めて、楽しく学びましょう。

②スクールに通う

スクールに通うのも、プログラミングを学ぶための効果的な手段です。スクールでは、経験豊富な講師による指導や実践的なプロジェクトを通じて、実際の開発スキルが身につきます。

スクールのメリットは、集中的なカリキュラムや仲間との学びの環境により、学習意欲が高まることです。また、質問や相談もしやすく、フィードバックを受けながら成長できます。

プログラミングの専門知識を確実に身につけたい場合や、効率的な学習を望む場合におすすめです。プログラミングのスキルを効率よく身につけたい人や、予算に余裕がある人はスクールの活用を検討してみましょう。

③作成物はポートフォリオとして提出

プログラミングの学習中に作成したアプリやウェブサイトなどの作品は、ポートフォリオとして提出しましょう。作品をGitHubや個人ウェブサイトで公開することで、スキルや実績をアピールできるからです。

ポートフォリオは、自分の成長や実践的なスキルを具体的に示すための貴重なツールです。面接のアピール材料にすれば、強い味方になってくれますよ。

文系のIT業界への就職に役立つ資格を3つ紹介

文系のIT業界への就職に役立つ資格を3つ紹介します。

  1. ITパスポート
  2. 基本情報技術者試験
  3. OCJP

①ITパスポート

ITパスポートは、ITの基礎知識を持つことを証明する資格です。コンピュータやネットワーク、ソフトウェア、セキュリティなど、ITに関する基本的な知識を学べます。

IT業界で共通の言葉や概念を理解することが目的であり、初心者にも分かりやすい試験内容です。IT業界への就職活動において、ITの基礎知識を持っていることのアピールに役立ちます。

②基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITの基礎知識と応用力を評価する試験です。プログラミング言語やデータベース、ネットワークなど、ITに関連する基本的な知識を問われます。

試験では、知識や技能を問われる問題が出題されます。合格することで、IT業界で幅広い職種に就くための基礎を習得可能です。

また、就職活動時にITに関する理解と能力もアピールできます。基本的なIT知識を身につけたい方におすすめの試験です。

③OCJP

OCJP(Oracle Certified Java Programmer)は、Javaプログラミング言語に特化した資格です。Javaの基礎から応用まで、プログラミングスキルの向上を図ることが目的です。

Javaを使用するシステム開発やWebアプリケーション開発など、プログラミングに関連する職種を目指す際に役立ちます。

OCJPの取得は、Javaの知識や能力を証明し、就職やキャリアアップのチャンスを広げることが可能です。開発系の勉強をしたいは取り組んでみるとよいでしょう。

文系が書くIT業界への志望動機の3つのポイントと例文

最後に、文系が書くIT業界への志望動機の3つのポイントを挙げた上で、例文を紹介します。IT業界の中でも、特に技術職以外の職種への志望動機は難しいので、対策しておきましょう。

  1. IT業界そのものへの関心
  2. 物作りへの熱意
  3. チームで協力した経験

①IT業界そのものへの関心

IT業界の発展や技術の進歩に対する関心を示すことは重要です。技術革新が社会に与える影響や可能性について研究、情報収集し、その魅力や社会への貢献について具体的に述べましょう。

ITの力を通じて新たな価値を創造することに興味を持ち、業界の成長に貢献したいという情熱を伝えることが重要です。

②物作りへの熱意

IT業界では、ソフトウェアやアプリケーションの開発など、実際の物を作り出すプロセスが重要です。自分がクリエイティブな仕事に興味を持ち、新しいサービスや製品を通じてユーザーに価値を提供したいという意欲を示しましょう。

自分のアイデアやスキルを活かし、物作りに情熱を燃やしていることは、強いアピールになります。

③チームで協力した経験

志望動機では、過去の経験や活動でチームでのプロジェクトに参加し、目標達成に向けて協力した経験を挙げましょう。

IT業界は、一人でコツコツ作業するイメージを持つかもしれませんが、実はチームでの協力が欠かせません。プロジェクトの成功には、異なるバックグラウンドやスキルを持つメンバーとの効果的なコミュニケーションや協力が必要なのです。

チームワークの重要性を認識し、自分の貢献度やコミュニケーション能力をアピールしましょう。

例文

最後に、「IT業界そのものへの関心」をアピールする例文を紹介します。

私がIT業界を志望する理由は、IT業界に強い興味を持っているからです。テクノロジーの進歩やデジタル化の影響に惹かれており、常に最新のトレンドや技術に関心を寄せています。

IT業界は未来を切り拓く可能性があり、私の能力を活かして新しい価値を生み出せる環境です。この業界は常に変化していくため、学びと成長の機会が多くあるでしょう。

私は積極的に新たなチャレンジに取り組み、社会に貢献したいと強く思っています。IT業界でのキャリアを通じて、情熱とスキルを最大限に活かし、自己成長を達成します。

文系でもIT業界で活躍することは可能

本記事では、文系でもIT業界への就職が可能な理由を紹介しました。記事内で紹介した通り、文系でもIT業界へ就職することは可能です。

ただし、業界研究やスキルの習得をしておかないと、就職活動で苦戦する可能性があります。資格の習得やプログラミング学習など、あらかじめ対策を講じておくことで、IT企業への就職に近づきますよ!

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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