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【アナリストになるには】必要な資格や仕事内容を業界別に紹介

現代のビジネスにおいては、データの活用が不可欠です。そのため、アナリストとしての活躍を目指している方も多くいることでしょう。

しかしアナリストの種類は幅広く、どのような仕事かよく分からない方もいるのではないでしょうか

本記事では、アナリストの職種や向いている人の特徴などを詳しく解説します。

アナリストの仕事に興味があるなら、ぜひとも参考にしてくださいね。

アナリストになるには専門的な知識と経験が必要!

アナリストとは、簡単に言うと情報を調査・分析する人のことです。証券、スポーツ、パーソナルカラーなど、分野によって実際の仕事内容は大きく異なります。

ただしいずれの分野においても、アナリストには専門的な知識と業界での経験が求められるケースが多いと言えるでしょう。

論理的思考能力や分析能力などが、高いレベルで備わっている必要があります。

そのため、アナリストの新卒採用はあまりありません。他の職種で知識・経験を身につけていく中で、適性を認められて登用されることが一般的です。

【4つの業界別】アナリストの仕事内容と必要な資格

アナリストの一般的な職種は、以下の4種類です。

  1. 証券・金融アナリスト(経済アナリスト)
  2. システムアナリスト
  3. データアナリスト
  4. スポーツアナリスト

ここでは、上記4職種の仕事内容と活躍するために必要な資格を紹介します。

①証券・金融アナリスト(経済アナリスト)

証券・金融アナリスト(経済アナリスト)は、金融業界で活躍する専門家です。主に、証券会社や銀行などの金融機関に所属しています。

国家や企業の財務・業績を分析・評価し、そのうえで将来性を調査したり、業界の動向の調査・分析をしたりすることが仕事です。

おすすめの資格・CMA
(金融・投資のスペシャリストであると証明できる)

証券・金融アナリストとして活躍するために、絶対に必要な資格はありません。まずは金融機関に入社し、業界経験を積むことが求められます。

ただし、CMA(Certified Member Analyst of the Securities Analysts Association of Japan)を取得すると、就職が有利になるためおすすめです。

CMAは、日本証券アナリスト協会が認定する資格です。指定される教育講座を受講し、そのうえで試験に合格することで認定されます。

②システムアナリスト

システムアナリストは、IT業界で活躍する専門職です。システムの最終工程を担当し、企業やシステム開発の責任者に対してソリューションを提供・提案します。

近年ではシステムのリプレイスが増えていることから、ニーズが高まっている注目の職種です。

おすすめの資格・ITストラテジスト試験
(高い情報処理スキルを持つことを証明できる)
・情報処理技術者試験
(情報処理技術者としての能力があると証明できる)
・アプリケーションエンジニア
(情報システム開発の専門家あると証明できる)

システムアナリストになるために必要な資格はなく、基本的にはシステム開発の経験を積みつつ専門的な知識を身につけることではじめてなれる職種です。

ただし上記の3資格は、取得しておくことで就職に有利になることが考えられるでしょう。

③データアナリスト

データアナリストは、企業を対象として活躍する専門職です。自社やクライアントの大量のデータを目的に合わせて収集・分析し、マーケティング活動に利用します。

データアナリストは、「コンサルティングタイプ」と「エンジニアタイプ」の2種類に分けることが可能です。

コンサルティングタイプは、クライアントの課題を確認し、解決に向けた提案やコンサルティングを行います。

一方のエンジニアタイプは、課題解決のためにシステム構築や改善などを行う職種です。

おすすめの資格・情報処理技術者試験
・統計検定

データアナリストとして活躍するために、絶対に必要な資格はありません。ただし情報処理技術者試験をとっておくと、就職に有利になる可能性があるでしょう。

また、コンサルティングタイプの場合は統計検定にチャレンジしておくと、業務に活かせる可能性があります。

④スポーツアナリスト

スポーツアナリストは、スポーツ業界で活躍する専門家です。スポーツのデータを収集・分析し、対戦チームごとの対策を考えたり効果的な練習を提案したりします。

また、試合中であっても戦況をリアルタイムに分析し、選手に指示をしたり指導者に戦略を提案したりすることもある重要な職種です。

おすすめの資格・統計検定
・MOS
(MicrosoftOfficeスペシャリスト)

スポーツアナリストに必要な資格は、特にありません。プロチームやスポーツ系分析会社への就職するなどして、現場で実績を作ることが求められます

現場での経験を積みつつ統計検定やMOSなどにチャレンジし、就職の可能性を広げましょう。

また、スポーツアナリストは特殊な職種であり、応募が常にあるとは限りません。業界のセミナーには積極的に参加し、関係者との関係を作っておくことが大切です。

アナリストに向いている人の3つの特徴

アナリストとして活躍するには、以下のような適性を持つことが望ましいでしょう。

  1. 好奇心旺盛である
  2. 集中力・根気がある
  3. プレゼンが得意である

アナリストとしての活躍を目指しているなら、ぜひとも参考にしてくださいね。

①好奇心旺盛である

アナリストにはまず、幅広いことに対する好奇心が求められます。アナリストの業務を遂行するには、幅広い知識やスキルが求められるためです。

たとえば、統計学やITに関する知見は、アナリストに欠かせません。また、自身が活躍する業界・分野に関する知識も求められます。

アナリストとして求められる基本的な知識・スキルを身につけるだけでも、非常に多くの学習量が必要です。

さらに業界は絶えず変化していることから、常に新しい知識を学び続けなくてはいけません。

強い好奇心を持っているか否かは、活躍し続けるにあたって大きなポイントでしょう。

②集中力・根気がある

集中力や根気強さがあることも、アナリストに求められる資質の1つです。アナリストによる分析に誤りがあれば、企業が重大な意思決定を間違えてしまう恐れがあります。

データ分析に求められる作業の1つ1つに対して、ミスがないように集中して丁寧に取り組まなくてはいけません。

自分の作業を根気強く見直しを行い、ほんの少しのミスでも発生しないようにすることは、アナリストとして活躍するための前提条件とも言えるでしょう。

③プレゼンが得意である

アナリストに向いている人の特徴としては、プレゼンが得意なことも挙げられます。分析結果をクライアントに伝える時に分かりやすい説明が求められるためです。

クライアントは、情報分析の分野に詳しいとは限りません。素人でも分かりやすく説明し、自らの提案を採用してもらうためには、高いプレゼン能力が必要です。

特にコンサルティングタイプのアナリストであれば、プレゼン能力を高める重要性は非常に高いと考えられるでしょう。

アナリストになるのに原則学歴は関係ない

アナリストを目指すうえでは、原則として学歴は関係ありません。アナリストになるためには、実力と経験が大切だからです。

学部に関しても、文系・理系どちらでも関係はないと言えます。

ただし、証券・金融アナリストとして活躍したいのであれば、高学歴の方が有利でしょう。高い判断力・分析力や金融分野の知見が求められるためです。

また、経済学や商学を学んでおくと、業務に役立ちます。

そしてその他の業界であれば、業界への理解を深める経験・選択を大学でしておくことがおすすめです。

アナリストになるにはまず志望する業界への就職を目指そう

今回は、アナリストの業務内容や種類、向いている人材などについて解説しました。

アナリストとひとくちに言っても幅広い職種が存在し、それぞれの業界で求められる知見は異なります。

資格や学歴は問われないことが多く、簡単ではありませんが頑張り次第で幅広い人に活躍のチャンスがある魅力的な職種です。

アナリストを目指しているならどのような人が向いているのかを確認し、アナリストとして活躍するための知識や経験を身につけていきましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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