商社を志望している就活生の皆さん、どのように志望動機を書けばいいのか悩んでいませんか?
本記事では、商社に就職する際の志望動機の書き方を解説します。商社でしかできないことをしっかりと伝えて、他の就活生と差をつけましょう。
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志望理由では商社でしかできないことを伝えよう
商社の志望動機を書く際は、自分がやりたい仕事が商社でしかできないことであることを明確に伝えましょう。
商社でしかできない経験・仕事の例は以下の通りです。
- 多様な商品を扱うことで得られる経験
- 国内外の取引を通じたグローバルな視野
- ビジネスの全体像を把握する機会
- 高い自由度と責任感
- 多様なキャリアパス
具体的な志望動機の書き方は「商社でしかできないことを伝える|志望動機の3つのコツ」で詳しく説明します。
商社は大きく2つに分けられる

商社と一言で言っても、その種類は「総合商社」と「専門商社」の2つに分けられます。ここでは、総合商社と専門商社の違いを詳しく解説します。
- 総合商社
- 専門商社
①総合商社
総合商社は、その名の通り、多種多様な商品やサービスを総合的に取り扱う商社のことです。エネルギー、食品、化学製品、自動車、ITなど、あらゆる分野の商品を扱っています。
代表的な総合商社は以下の通りです。
- 三菱商事
- 三井物産
- 伊藤忠商事
- 住友商事
- 丸紅
総合商社の強みは、その多様性にあります。多岐にわたる商品を扱うことで、一つの業界や商品が不振になったとしても、他の業界や商品で補うことが可能です。
また、その広範なネットワークを活かして、新たなビジネスチャンスも見つけやすいと言えます。
さらに、高い売上を誇っているため年収が高く、福利厚生も充実しているのも特徴です。
②専門商社
一方、専門商社とは、特定の分野や商品に特化したサービスを展開している商社を指します。例えば、医療機器、食品、エネルギーなど、特定の分野に焦点を当てています。
代表的な専門商社は以下の通りです。
- 阪和興業
- スズケン
- 日鉄物産
- 三菱食品
- 東邦HD
専門商社の強みは、特定の分野の専門知識があり、顧客に対して高度な提案が可能である点です。また、特定の分野に特化することで、その分野のニッチな市場も開拓できます。
しかし、その特化性ゆえに、特定の業界や商品が不振になった場合、その影響を大きく受けるリスクもあります。
商社の主な事業内容を紹介

商社の仕事内容は多岐にわたりますが、主な事業は事業投資とトレーディングです。それぞれの事業内容を詳しく解説します。
- 事業投資
- トレーディング
①事業投資
商社の1つの大きな仕事として「事業投資」があります。これは、商社が保有する経営資源(人材、物資、資金、情報)を他社の事業に投資し、その事業が利益を生むとその分のリターンを得るビジネスです。
投資というと、一般的には企業の株式を取得する「資金」の部分が目立ちますが、商社の事業投資はそれだけではありません。
人員の派遣や国内外に広がるネットワークを生かした情報提供、経営ノウハウの提供など、投資先企業を多面的にサポートすることが可能です。これにより、商社は投資先企業の成長を促進し、自身の利益を増やせます。
②トレーディング
もう1つの主要な商社の業務が「トレーディング」です。これは、商社が自身のネットワークを活用して、他の事業会社の商品やサービスの需要と供給をマッチングする業務です。
そして、そのマッチングによって生じる仲介手数料や売値と買値の差額がトレーディングの収益となります。
例えば、自動車メーカーが製品を製造するためには、原料の鉄鋼が必要です。この場合、鉄鋼の売り手である「鉄鋼メーカー」と、買い手である「自動車メーカー」の間を取り持ち、貿易を成立させるのが商社の役割です。
このように、商社はサプライチェーン全体をカバーし、商品やサービスがスムーズに流通するように支えています。
商社の職種・仕事内容を紹介

商社には様々な職種が存在し、それぞれが異なる役割を担っています。主な4つの職種とその仕事内容を紹介します。
- 営業
- 営業事務
- 貿易事務
- 事業計画
①営業
商社の営業職は、自社の製品やサービスを売るだけでなく、売りたい企業と買いたい企業を繋げる役割も果たします。
そのため、営業職は企業間の取引を円滑に進めるために、適切な価格設定や仕入れ数量の調整、流通経路の確保なども行います。
また、専門商社の営業職では、製品の提案だけでなく、取引後の技術サポートや技術的な質問への対応、必要に応じた製品のカスタマイズ・設計まで携わることもあるため、製品に関する深い知識と、顧客との強固な関係性が必要です。
②営業事務
営業事務は、営業のサポートが主な業務です。具体的には、営業担当者に代わって電話対応や書類作成などを行います。そのため、幅広い知識と高いコミュニケーション能力が必要です。
③貿易事務
貿易事務は、主に国際取引に関する手続きを行う職種です。
具体的には、商品の輸出入に関する手続きや、税関での通関手続きなどを担当するため、国際法や関税法などの専門的な知識が必要となります。
また、海外の企業との取引が多いため、外国語の能力も求められます。貿易事務は、商社の業務を円滑に進めるために不可欠な職種であり、その役割は非常に重要です。
④事業計画
事業計画は、新たな事業の立ち上げや既存事業の改善を行う職種です。
具体的には、市場調査を行い、新たなビジネスチャンスを見つけ出すことや、既存の事業の収益性を向上させるための戦略を立案します。
また、事業計画の立案だけでなく、その実行と結果の分析も行います。これらの業務を遂行するためには、高い分析力と戦略的思考力が必要です。
事業計画は、商社の成長を牽引する重要な職種です。
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商社業界の今後の動向

商社業界の今後の動向についても解説します。志望動機を書く前に、最低限以下の4つは理解しておきましょう。
- 非資源分野へより注力
- 海外市場への進出
- ECサイトを活用する会社の増加
- M&Aの活発化
①非資源分野へより注力
商社業界は、これまで資源分野に重点を置いてきました。石油や天然ガスなどのエネルギー資源、鉄鉱石などの金属資源を取り扱い、海外の資源ビジネスに大量に投資し、その資源を世界中に販売して巨額の利益を上げてきました。
しかし、資源価格は市況により大きく変動し、収益がコントロールできない危険性があります。2016年の「資源の急激な値崩れ」により、収益における資源分野の割合が高い三井物産と三菱商事が創業以来の赤字を出したのです。
この経験を受け、商社業界全体が「非資源分野への注力」を掲げるようになりました。非資源分野とは、資源分野に含まれない事業のことで、食料品や機械、住宅、繊維、情報通信事業などがあります。
伊藤忠商事は、繊維や食品、機械などの非資源分野に強みを持ち、資源割合を3割程度に抑え「非資源商社No.1」の地位を築いています。
②海外市場への進出
商社は、国内だけでなく海外市場にも積極的に進出しています。なぜなら、国内市場の成長が鈍化する一方で、新興国などの海外市場では大きな成長が見込まれるためです。
特にアジアやアフリカなどの新興国では、人口増加や経済成長に伴い、さまざまな商品やサービスへの需要が高まっています。
海外市場への進出は、新たなビジネスチャンスを探るだけでなく、リスク分散の観点からも重要です。一つの市場に依存することなく、多様な市場でビジネスを展開することで、経済状況の変動に強い経営基盤を築けます。
③ECサイトを活用する会社の増加
近年、インターネットの普及に伴い、ECサイトを活用する企業が増えていますが、商社も例外ではありません。
多くの商社が、自社の商品を直接消費者に販売するECサイトを開設したり、他社のECサイトに出店するなど、積極的にECサイトを活用しています。
ECサイトを活用することで、物流コストを削減したり、消費者のニーズに即した商品提供が可能です。
また、ECサイトで収集した消費者の購買データをマーケティング活動に活かすことで、商社はより効率的なビジネス展開が可能となり、利益を最大化できます。
④M&Aの活発化
商社業界では、M&A(Mergers and Acquisitions)が活発化しています。M&Aとは、企業が他の企業を買収したり合併することで、ビジネスの拡大や効率化を図る手法です。
M&Aにより、商社は新たな市場への進出や、新たな技術の取得、事業の効率化など、さまざまなメリットを享受できます。また、M&Aは、企業の成長戦略の一部として重要な役割を果たしています。
商社でしかできないことを伝える|志望動機の3つのコツ

商社業界は競争率が高いため、志望動機で他の就活生と差をつける必要があります。ここでは、志望動機の書き方のコツを3つ紹介します。
- なぜ商社なのかをはっきりと書く
- 商社の中でなぜ志望企業を選んだのか書く
- 自分のキャリアビジョンを書く
①なぜ商社なのかをはっきりと書く
1つ目は、業界の特徴・仕事内容などから、なぜ商社が良いと思ったのか明記することです。
商社という業界は、世界中のあらゆる商品やサービスを扱い、その流通を支える重要な役割を果たしています。そのため、商社を志望する理由としては、その幅広い業務範囲と、国内外の様々な業界との接点を持つことが挙げられます。
例えば、世界を股にかけて仕事ができる点が魅力であるとすれば、その具体的な理由や経験を述べることが重要です。
しかし、ただ単に「幅広い業界に関わりたいから」という理由だけでは、志望動機としては弱いので、自分が商社で何を学び、どのように成長したいのか、具体的なビジョンを示す必要があります。
②商社の中でなぜ志望企業を選んだのか書く
2つ目は、なぜ数ある商社の中から志望企業を選んだのかを明記することです。
商社と一言で言っても、その業務内容や特色は企業によって大きく異なります。総合商社と専門商社の違いは明らかで、それぞれが扱う商品やサービス、事業領域は大きく異なります。
そのため、志望する企業がどのような特性を持ち、自分のキャリアビジョンや価値観とどのように合致しているのかを明確にすることが重要です。
例えば、ある企業が特定の分野に強いとすれば、その分野に対する自分の興味や関心、またはその分野での自己実現の可能性をアピールしましょう。
また、企業のビジネスモデルや経営理念、社風などに共感するという理由も有効です。
③自分のキャリアビジョンを書く
最後に、自分が商社でどのようなキャリアを描いているのかを明確にすることが重要です。
商社は多様な業界と接点を持つため、その中で自分がどのような役割を果たし、どのように成長していきたいのかを具体的に示すことで、志望動機の説得力を高められます。
例えば、自分が将来的には海外での事業開発を担当したいと考えているなら、そのために必要な語学力や交渉力をどのように身につけていくのか、またその過程でどのような経験やスキルを得たいのかを具体的に書くと良いでしょう。
また、自分のキャリアビジョンが企業のビジョンや目標とどのように一致しているのかを示すことで、自分がその企業で活躍できる理由を明確にできます。
商社でしかできないことを理解して他の就活生に差をつけよう
商社への志望動機では、商社でしかできないことを伝えることが重要です。
具体的には、商社でしかできない仕事やグローバルな展開などの特徴を強調し、志望動機を明確にすることで、他の就活生と差をつけられます。
さらに、自分のキャリアビジョンや成長意欲を示し、商社でのキャリアを追求する覚悟をアピールしましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。