夏のインターンシップにふさわしい服装を紹介|ポイントや注意点も解説
インターンシップに参加する際はスーツが基本ですが、服装に関して企業から私服・クールビズなどの指定をされる場合があります。
そんなとき、「いつも着ている服で行ったら浮いてしまうかも」「クールビズってどんな格好なんだろう」と悩んでしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、夏季のインターンシップに参加する際の服装を紹介します。スーツ時の注意ポイントをはじめ、オフィスカジュアル指定・クールビズ指定についてまとめているので、インターンシップの準備をする際の参考にしてみてくださいね。
キャリアアドバイザー 富樫
早稲田大学卒業後、新卒で株式会社C-mindに入社し、キャリアアドバイザーを担当。年間2000名の就活相談実績を持つ。就活生に寄り添うことをモットーとし、特にファーストキャリアを重要視したアドバイスとケアを行なうことで、内定獲得実績において2024年度上半期MVPを獲得した。
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インターンシップでは服装にも気を配ろう
インターンシップに参加する際は、社会人としてのマナーを守った服装で臨みましょう。インターンシップは、今後の就活につながる大切な機会です。
服装はその学生がどのような人物なのか、第一印象を左右します。インターンシップにふさわしくないアイテムを選択していた場合、担当者にマイナスな印象を与える恐れがあります。
また悪目立ちしてしまうと、就活時の選考に響く可能性があります。そのためインターンシップ中は、企業や社員への礼儀作法だけではなく、服装にも気を配るようにしましょう。
インターンシップ参加時にはマナーがいくつかありますが、服装も重要なマナーの1つです。一緒に確認していきましょう!
夏のインターンシップでの服装の選び方【指定ごとに確認】

ここでは、6~9月に行われる夏のインターンシップならではの、3パターンの服装指定に関して説明します。
- スーツ指定
- オフィスカジュアル指定
- クールビズ指定
インターンシップ前に企業から案内がある場合が多いので、必ずどのように指示されているのか確認しましょう。
①基本はスーツ
夏のインターンシップでも、指定が無いときはスーツで参加しましょう。服装自由・平服指定・服装に関して特記無し、のいずれかの場合はスーツが無難です。
また落ち着いた黒・紺・グレーなどのダークカラーのリクルートスーツが適切です。
もしリクルートスーツを持っていない場合、派手な色・奇抜なデザインでなければ、大学の入学式や成人式で着たスーツでも問題ありません。
インターンシップ初日、私服での参加学生が多かったり社員から「2日目以降は私服で良い」と言われたりしたときは、臨機応変に対応してください。
企業から指定がない場合、スーツで参加するのが基本になります。もし用意できないという方は、レンタルサービスを利用するのもおすすめです。
②私服指定でもオフィスカジュアルが無難
私服指定の場合は、オフィスカジュアルコーディネートにしましょう。ビジネスシーンにおける「私服でも可」は、ほとんどの場合オフィスカジュアルを指しています。
接客が無い技術職や、アパレル業界のようなセンスが問われる職種のインターンシップへ参加する場合、着慣れた服・個性を出したコーデにしたいと思う学生もいるでしょう。
しかし、インターンシップをはじめ、就活中の「私服でも可」の場合は、個性を出すよりも社会人としてのマナーに乗っ取った服装を意識しましょう。
③クールビズ指定
クールビズ指定の場合も、企業から具体的な指定があるのか要チェックです。
日本国内において当たり前となっているクールビズですが、実は、ジャケット無しでネクタイ必須、長袖のみ可で半袖はNG、など企業によって基準が異なっています。
そのため、企業から「ネクタイ・ジャケット不要」と明記されていない場合は、着用しないときでもバッグに入れておいたほうが安心でしょう。
また、スーツで参加する場合は、速乾性や冷却効果があるシャツ・肌着を選ぶことも暑さ対策として有効ですよ。
夏のインターンシップでの服装のポイント【スーツ指定】

夏のインターンシップでスーツ指定だった場合の暑さ対策のポイントは、以下の2つです。
- 通気性のいい生地を選ぶ
- 冷感タイプの肌着を着る
また、家で洗濯してもしわがつきにくい、ノンアイロンシャツにも注目しましょう。シャツを購入する際は、2着以上あると着回しができるので、「洗濯が間に合わない」と焦らなくなりますよ。
①通気性のいい生地を選ぶ
シャツだけではなく、スーツの生地は通気性がよいものを選びましょう。夏のインターンシップには、春夏用のスーツがおすすめです。
春夏用のスーツは背抜きと呼ばれる、肩や背中の上部以外の裏地が省かれている仕様がよく見られます。
背抜きは表地が汗を吸い込んで傷みやすいのがデメリットですが、ジャケットの重量が軽くなったり、背中の通気性がよくなったりといった点がメリットです。
また、ウォッシャブルスーツだと家で洗濯ができるので、汗をかいたその日のうちに洗濯・乾燥ができるのでおすすめですよ。
②冷感タイプの肌着を着る
夏の暑さ対策として、冷感タイプの肌着を着るのも効果的です。
ひんやり感があると、熱がこもった街中で歩きやすくなります。吸水性・速乾性が高い生地だと、肌のべたつきや汗染みの心配が少なくなる点も嬉しいですね。
また、冷却効果のあるシャツやブラウスを着用するのもおすすめですよ。
一方、室内での業務時は肌寒さを感じる場合も考えられるので、冷却効果のあるアイテムを使用するときは、冷え対策に薄手のジャケットやカーディガンを持っていくのがベターです。
夏のインターンシップでは、外と室内で温度差がある点に注意が必要です。
夏のインターンシップでの服装のポイント【オフィスカジュアル指定】

企業から私服での参加を指示された場合は、オフィスカジュアルを選びましょう。ここでは以下の2つに分けて、私服指定時のポイントを解説します。
- オフィスカジュアル指定のポイント【女性編】
- オフィスカジュアル指定のポイント【男性編】
オフィスカジュアルで大切なのは、清潔感です。女性・男性に共通しているのは、カジュアルになりすぎないこともポイントとして挙げられます。「インターンシップでNGな3つの服装」も併せて確認しておきましょう。
①オフィスカジュアル指定のポイント【女性編】
以下では、女性のオフィスカジュアル時のポイントを解説します。女性の場合は、露出度が高くなっていないか意識しましょう。また、装飾がついていないものを選ぶのもポイントです。
ジャケット
ジャケットは、黒・紺・グレーなどの落ち着いた色を選びましょう。夏のインターンシップでは、ジャケットは必須ではありません。室内での作業が多い場合は、冷房による冷え対策として、ジャケットやカーディガンを持っていったほうがよいですよ。
ジャケットやカーディガンは、タイトでもオーバーサイズでもビジネスの場にはふさわしくありません。体にぴったり合うサイズを選びましょう。なお、着用時はボタンを留めないとカジュアルな印象になってしまうので、気をつけてくださいね。
トップス
女性の場合、トップスは長袖シャツのほかにブラウスや襟付きのカットソーでも問題ありません。
ブラウスやカットソーの場合は、柔らかい印象を与えるパステルカラーがおすすめです。淡いブルーだと夏らしい涼しさが感じられますし、紺やグレー・白に近い色だと無難かつ落ち着いた印象になります。
襟が無いデザインの場合は、かがんだときに胸元が見えないか確認しておきましょう。また、透けて下着が見えてしまうと、ほかの人が不快に感じることも。インナーを着用するのを忘れないようにしてくださいね。
ボトムス
ボトムスはとくに指定が無ければ、パンツ・スカートどちらでも問題ありません。パンツの場合はくるぶしまでの長さ、スカートはひざ下を目安にしましょう。
パンツスタイルは、タックパンツがおすすめです。ワイドパンツはカジュアル性がありビジネスの場に向きません。スカートはタイトなものではなく、台形やワンボックスプリーツなど、シンプルなものが合わせやすいですよ。
女性の場合は、パンツ・スカートどちらの場合でもストッキングの着用が必須です。しかし、パンツの場合ストッキングだと蒸れやすくなるため、靴下タイプのストッキングがおすすめです。
伝線したときに備えて、ストッキングの予備を持っておくと安心ですね。
靴・小物
靴は、パンプスのようなフォーマルなデザインがベスト。黒色が無難ですが、茶色・ベージュもトップスに合わせやすいですよ。指定が無ければ、ヒールの高さは3~5cmを目安にしましょう。ただしヒールに慣れていない人は、ローヒールやフラットシューズを検討してください。
バッグは、A4サイズの書類を折り畳まずに入れられるサイズがよいでしょう。黒色・茶色の革素材で、なおかつ手提げタイプのビジネスバッグがベターです。
また、指輪・ピアス・ネックレスなどは私服指定であっても外しましょう。社員はつけている場合でも、インターンシップや就活時はマナー上外した方がベターです。
また業務時、とっさにスマホで時間を確認できない場合に備えて、フォーマルなデザインの腕時計を持っていきましょう。
あくまでもビジネスの場であることを忘れずに、清潔感も意識しながら服装を選びましょう。
②オフィスカジュアル指定のポイント【男性編】
以下では、男性のオフィスカジュアル時のポイントを解説します。男性の場合は、ロゴや印字で派手なデザインになっていないかを意識しましょう。また、フォーマル寄りなアイテムを選ぶのもポイントです。
ジャケット
スーツを着ていない場合でも、ジャケットは持っていくと便利です。予定に無かったけれど社外の人と顔を合わせるような、やや改まったシーンでは、シャツ1枚よりもジャケットを羽織ったほうが引き締まった印象になります。色は、黒・紺・グレーが無難です。
選ぶ際には体にぴったりなサイズにしましょう。素材が柔らかいと、ダボっとしたシルエットになってカジュアル感が出てしまう場合もあるので注意しましょう。どのジャケットがよいのか悩んでしまう人は、スーツ専門店で販売しているジャケットがおすすめです。
シャツ
オフィスカジュアルが指定されている場合でも、襟付きのシャツを選びましょう。清潔感がある白色や淡いブルーがおすすめです。ポロシャツや半袖のワイシャツが無難です。
企業が「Tシャツでも可」としている場合は、ほかのインターン生の服装を見て着用するか判断しましょう。なおTシャツは、派手なデザインではなく無地のものがインターンシップ向きです。
パンツ
オフィスカジュアルな服装のときのパンツは、チノパン・スラックスがおすすめ。きれいめで細身のパンツだと、フォーマルな印象になりビジネスの場になじみます。落ち着いた黒や紺・ベージュ・グレーなどベーシックな色だと、シャツに合わせやすいですよ。
くるぶしが見えるとカジュアル寄りになってしまうので、フルレングスを選びましょう。また、スニーカーソックスのようなくるぶしが見える靴下も、人によってはカジュアルだと感じる場合もあるため、ビジネス時は避けたほうが無難です。
靴・小物
靴は、革やスエード素材のものを選びましょう。革靴が履きなれていない場合は、スエード素材のほうが柔らかいのでおすすめです。革・スエード素材どちらの場合でも、雨天時に備えて防水スプレーを忘れずにかけましょう。
バッグは、A4サイズの書類を折り畳まなくても入る大きさがおすすめです。黒や茶色で革製の手提げタイプだと、就活時にも使用できます。ビジネス用であってもリュックはカジュアル要素もあるため、インターンシップや就活時は避けましょう。
指輪やピアスなどのアクセサリーは、外すのを忘れないでください。「私服可」であってもビジネスの場になので、インターンシップや就活時には外して臨みましょう。
また、スマホで時間が確認できない状況に備えて、フォーマルなデザインの腕時計を持っていくとよいですよ。
デザインにも気を使いつつ、フォーマル寄りのアイテムを選びながら服装を考えましょう。
夏のインターンシップでの服装のポイント【クールビズ指定編】

クールビズ指定の場合にも、注意するポイントがいくつかあります。ここでは、おおまかに以下の3つに分けて解説します。
- 【男女共通】クールビズ指定でも身だしなみには気を付けよう
- 【女性編】袖が短すぎるものはNG
- 【男性編】ネクタイはしなくて良い
クールビズの場合でも、前述している「夏のインターンシップでの服装のポイント【スーツ指定】」と共通する点もあるので、併せて参考にしてみてください。
①【男女共通】クールビズ指定でも身だしなみには気を付けよう
以下の3つは最低限のマナーです。
- 第一ボタンまで留める
- 腕まくりはしない
- ジャケットは腕をかけて持ち歩く
ネクタイを着用していると、第一ボタンは留めていなくても目立ちませんが、クールビズでネクタイを着けていない場合、首元はとても目立ちます。
一番上までボタンを留めて苦しくならないためにも、シャツは試着をして自分に合うサイズを着ましょう。
また長袖シャツの場合、暑いからといって腕をまくるのは基本NGです。腕をまくるのはマナー違反なので、暑さが不安な人は冷却効果のあるシャツを選んだり、ひんやり感がある肌着を着たりしましょう。
夏でも、ジャケットが必要なシーンも考えられます。しかし、移動中も着続けると汗が染みついてしまうおそれも。ジャケットを脱いで移動するときは腕にかけて持ち歩くと、しわがつきにくいですよ。
クールビズの場合ラフな格好に見えがちになります。いつもより身だしなみへの注意が必要です。
②【女性編】袖が短すぎるものはNG
女性の場合は、長袖のほかに七分丈袖も許容範囲とされています。しかし、二の腕が見えるほど短い袖や半袖・ノースリーブはマナー違反です。
また下着が透けないように、キャミソールや半袖シャツなどのインナーを忘れずに着用しましょう。インナーは、自分の肌の色よりやや濃いベージュがおすすめです。
③【男性編】ネクタイはしなくて良い
クールビズの場合、ネクタイは着けなくても問題ありません。しかし、企業によってはネクタイの着用を求めたり、ほかのインターン生の多くがネクタイを着けていたため浮いてしまったりする可能性も考えられます。そのため、心配な人はバッグのなかにネクタイを入れておくと安心しますよ。
もしネクタイを着用する場合は、紺や濃い青など暗色系の青がおすすめです。また、無地のネクタイにすることで、落ち着いた印象を与えられます。
インターンシップでNGな3つの服装

ここでは、インターンシップでは避けたい服装を以下の4つに分けて紹介します。
- カジュアルな服
- 露出度の高い服
- ビジネスシーンにあわない靴
- 派手なデザイン
それぞれ該当するアイテムを説明しているのでチェックしてくださいね。
①カジュアルな服
インターンシップに参加するときは、プライベートで着ているようなカジュアルな服は避けましょう。カジュアルなアイテムとして、以下のものが挙げられます。
- デニム素材
- ダメージ素材
- ハーフパンツ
- スウェット
- オーバーサイズ
- Tシャツ
ビジネスシーンではきちんと感・清潔感が求められるため、上記のようなラフな印象を与えるアイテムは不適切とされています。
ビジネスの場であることの意識を持ったうえで服装を選びましょう。
②露出度の高い服
夏季のインターンシップは暑さへの対策も大切ですが、露出度の高い服は控えましょう。露出度の高い服には以下のものがあります。
- ミニスカート
- ショートパンツ
- ノースリーブ
- オフショルダー
- タンクトップ
これらは、カーディガンやジャケットを羽織ったりストッキングを履いたりしても、ビジネスの場にはふさわしくありません。
③ビジネスシーンにあわない靴
企業から指定が無い場合は、ビジネスシーンにあわない靴は避けましょう。以下のような靴が当てはまります。
- サンダル
- スニーカー
- ブーツ
- ピンヒール
- ミュール
歩く機会が多い職種だと、スニーカーが許可される場合も。スニーカーは、白一色・黒一色のように落ち着いたデザイン・カラーのものだとフォーマルな服装でも悪目立ちしないでしょう。
④派手なデザイン
ビジネスシーンでの服装は、派手なデザインは求められないことがほとんどです。そのため、以下のアイテムは派手なデザインのものを避けましょう。
- 衣服
- 靴
- バッグ
無地で装飾がついていないものがベストです。
迷った場合は無地のアイテムを選んでおくと安心です。
夏のインターンシップでの服装は指定されたものに合わせよう
インターンシップ時は、原則企業から指定された服装で臨みましょう。インターンシップの案内には書かれていなくても、私服してはオフィスカジュアルで、と暗黙のマナーがあるので、服装も事前調査は不可欠です。
企業の指定する服装をしつつ、冷却効果のあるアイテムを選んだり、室内と室外の温度差対策としてカーディガンを用意したりするなどして、万全な態勢でインターンシップに参加してくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。