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エントリーシート(ES)で強みを書くコツを解説!見つけ方と例文も紹介

「エントリーシートに書ける強みが見つからない…」「自分の強みを上手く伝えるにはどうすれば良い?」

このような悩みを持つ就活生も多いのではないでしょうか。

でも、安心してください。自分の強みが分からない方も、正しい探し方をすれば強みは必ず見つかります

この記事では、自分の強みの見つけ方エントリーシートに強みを書くコツについて解説します。例文もあわせて紹介するため、この記事を参考に、自分の強みをしっかりとアピールしましょう。

久保

キャリアアドバイザー 久保

東証プライム上場通信事業会社で営業マネージャーを経験し、新規事業3つの立ち上げにかかわる。 営業マネージャや立ち上げの実績を持ちながら、株式会社C-mindには2023年に中途入社し、現在はキャリアアドバイザーのチーム運営と多くの就活生のサポートを担当。 自身が転職やキャリアアップをした経験から、内定だけではなく、入社後も徹底的に寄り添い企業を紹介している。 専門業界:IT、人材、広告

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目次

エントリーシート(ES)における強みとは?

エントリーシート(ES)は、企業が応募者の第一印象を把握するための重要な書類です。

履歴書とは異なり、志望動機や自己PR、具体的なエピソードを通して、自分の強みや企業への適合性をアピールします。

しかし、自己PR欄のみがあるESや長所欄のみがあるESを見ると「どっちも同じ強みでいいの?」と迷う人もいますよね。ここでは、強み・自己PR・長所について、それぞれどんなものなのかを説明していきます。

  1. 強みと自己PRとの違い
  2. 強みと長所との違い

①強みと自己PRとの違い

まず、自己PRは主に応募者自身の強みやスキルをアピールする部分に焦点を当てます。簡単に言うと、自分の強みを説得力のある形で説明する場が、自己PR欄だと言えますね。

とはいえ、エントリーシートを書く際は志望動機や企業への適合性、将来的なビジョン等も含めた総合的なアピールが求められます。

自己PRはその一部であり、エントリーシート全体の中で自己の強みをどう企業に貢献できるか具体的に示すことが重要です。

②強みと長所との違い

エントリーシートでは、長所のアピールも求められますが、長所はあくまで個人の性格や資質を指します。

それに対して強みを説明する際には、単に長所を述べるだけでなく、それが具体的にどう企業に役立つかどう仕事に活かせるかを説明する必要があります。

単なる性格の強調に留まらず、実際のエピソードや経験を交え、信頼性を持たせることがポイントです。

エントリーシート(ES)の強みは誰にでもある!

「自分の強みが分からない…」と思っている方も安心してください。皆さん一人ひとりに強みは必ずあります

例えば、今自分が弱みだと思っている特徴も、視点を変えれば強みに変換できます。

強みがないと思っている方は、強みを見つけられていないだけです。この記事を読みながら、就活でのストロングポイントを探していきましょう。

エントリーシート(ES)の「強み」で見られているポイント3つ

まずは、採用担当者が強みを見る時、どのような視点で考えているかを解説します。採用担当者が重要視する点が分かれば、より効果的なアプローチが可能です。

採用担当者が評価基準とする下記3つのポイントを理解しましょう。

  1. 自己分析ができているか
  2. 企業の求める人材とマッチしているか
  3. 自己アピール力があるか

①自己分析ができているか

採用担当者は強みとして記載している内容から、候補者が冷静に自分を分析できているかを見ています。

客観的に自分を分析できる人は、自分が活躍できる場や自己の課題を把握していると考えられるためです。

自己分析力が高い人は、入社後、自分に不足している部分を課題設定して成長できます。また、自身の強みを活かすことができる目標設定も可能です。

客観的な自己分析を行って、自分の主張する「強み」により説得力を持たせましょう!

②企業の求める人材とマッチしているか

採用担当者が候補者の強みを見る際、自社が求める人物像と強みのマッチングにも着目しています。

自分では強みと思っていても、企業に活かす場がなければ魅力的に映ることはありません

例えば、TOEICや英検資格を持っていても、業務で英語を使う機会がなければ、魅力的な力と評価される可能性は少ないでしょう。

企業のビジョンや業務内容、募集要項から、自分のどのような強みがマッチするかを考えましょう。

③自己アピール力があるか

自分の強みをアピールする際、強みの伝え方にも工夫が必要です。わかりやすく、魅力的に自分の強みを伝えることは、プレゼンテーション力として評価されます

入社後に、顧客へ商品説明をしたり、企画を通すために社内でプレゼンしたりする機会もあるでしょう。

そのような機会に、いかに上手くプレゼンテーションできるかはビジネス力の評価に直結します。

結論ファーストで伝える、具体的なエピソードを盛り込むなど、自己主張しつつわかりやすく「伝える」ことを意識して書きましょう!

エントリーシート(ES)で企業は何を評価しているのか

ESは、応募者の人物像や能力を知るための重要な書類です。

企業はただスキルや経験を確認するだけでなく、応募者の価値観人柄企業で活躍できる可能性を評価しています。

特に、チャレンジ精神やリーダーシップ、協調性等の社会人として重要な要素が注目されるポイントです。

  1. チャレンジ精神
  2. リーダーシップ
  3. 協調性

①チャレンジ精神

企業は、応募者が新しいことに挑戦する意欲や困難を乗り越える力を重視します。

チャレンジ精神を持っている人は、変化の激しいビジネス環境においても柔軟に対応し、成長できる可能性が高いと見なされます。

エントリーシートでは自分が困難な状況に立ち向かった経験や、新しいプロジェクトに積極的に参加したエピソードを交えて、この姿勢を具体的にアピールしましょう。

②リーダーシップ

リーダーシップは、企業が求める重要な資質の1つです。

この強みをESでアピールする場合、自分がチームやグループを率いた経験や、他のメンバーをまとめて目標を達成した事例を記載するのが良いでしょう。

リーダーシップとは、必ずしもリーダーの役職に就いている必要はなく、周囲を巻き込み、目標に向かって協力し合う能力として広く捉えられています。

③協調性

協調性は組織で働く上で欠かせないスキルです。

企業は応募者が他者とのコミュニケーションを円滑に取り、チームの一員として貢献できるかを見極めます。

ESでは成功体験や他者と協力して問題を解決したエピソードを具体的に示すことで、自分がチームプレイヤーであることをアピールしましょう。

【3ステップ】エントリーシート(ES)に強みを書くときの流れ

続いて、エントリーシートに強みを書く具体的な流れについて解説します。

伝える順番によって、受け手の印象は大きく変わります。下記の流れを意識して、強みをアピールしていきましょう。

  1. 結論を最初に提示する
  2. 具体的なエピソードを紹介
  3. 入社後にどう活かすつもりなのかを伝える

①結論を最初に提示する

ビジネスの世界では、結論ファーストで伝えるのが基本。エントリーシートに強みを書く際も同様です。

強みを最初に書くことによって、その後に続くエピソードが何について書かれているか伝わりやすくなります

基本的には直球でOK!「私の強みは〇〇なところです」のような形で、シンプルにわかりやすく、を心掛けましょう。

②具体的なエピソードを紹介

結論(強み)の次は、強みの根拠となる具体的なエピソードを書きましょう。経験談・体験談を書くことで、強みについての説得力が上がります

エピソードを書く際は抽象的な表現ではなく、5W1Hを意識して具体的に書きましょう。例えば、以下のような例です。

  • When(いつ) → 大学3年の夏休み
  • Where(どこで) → アルバイト先のカフェで
  • Why(なぜ) → 研修期間中に新人が業務を身につけられないという課題があったため
  • Who(だれが) → バイトリーダーの私が主体となり
  • What(なにを) → 研修プログラムで
  • How(どのように) → OJTをおこなう時間を増やしました

また、成果をアピールする際は、どのくらい改善や貢献ができたかを数字を使って表現するのが理想です。

数字では表現できない強みだった場合は、「できなかったことができるようになった」などの「変化」についてを詳しく主張しましょう。

③入社後にどう活かすつもりなのかを伝える

強みをアピールする文の最後には、入社後、どのように強みを活用するのかを書きましょう。

強みの活かし方を明確に伝えることで、採用担当者の頭の中にあなたが採用後に活躍するイメージが浮かびます。良いイメージが明確になればなるほど、あなたの評価も上がるでしょう。

受ける企業の業務とあなたの強みの関連性を意識し、どのように入社後の業務に活かしていくかを考えましょう。

エントリーシート(ES)に強みを書くときの3つのコツ

ここでは、強みを採用担当者に響くように書くコツについて解説します。

  1. 結論(強み)と具体的なエピソードの食い違いは避ける
  2. 企業に合わせた強みを選ぶ
  3. 客観的に分かりやすい強みを選ぶ

強みの書き方次第で採用担当者の心象は大きく変わるため、しっかりとコツを押さえましょう。

①結論(強み)と具体的なエピソードの食い違いは避ける

まず注意しなければならないのが、強みとエピソードの整合性です。

強みとエピソードに食い違いがあった場合、強みであることの説得力がなくなります。そればかりでなく、自己分析ができていないと判断され、評価を下げる可能性も高いでしょう。

エントリーシートを書き終えたら、強みとエピソードが論理的に一致しているかチェックしましょう。

②企業に合わせた強みを選ぶ

採用担当者は、候補者の強みが自社の特徴とマッチするかを見ています。活用する機会がなければ、企業にとっては強みとは言えないからです。

とはいえ、無理に企業にあわせて強みを書いても、あなた自身の本当の強みとは言えません。

まずは、自分の強みを棚卸しして、その中から企業にとって魅力に映る強みをアピールしましょう

③客観的に分かりやすい強みを選ぶ

採用担当者に強みと認識してもらうためには、分かりやすさも重要です。

強みのエピソードが限定的すぎて伝わらなかったり、強みとすることの専門性が高すぎるため理解できないケースもあります。理解してもらえなければ、当然、評価もされません。

客観的に分かりやすいエピソードや表現を選んで、アピールしていきましょう

分かりやすいかどうかが分からない場合は、「私の強みは〇〇です」と端的に説明できるか確かめてみてください!

エントリーシート(ES)に書ける強みの見つけ方と例

ここでは「自分には強みなんてない…」と思っている方に向け、エントリーシートに書ける強みの見つけ方を解説します。

強みの例についても紹介しますので、参考にしながら、あなたの強みを見つけていきましょう。

  1. 「弱み」は「強み」に変換できる
  2. 【2種類に分けて紹介】強みの例

「弱み」は「強み」に変換できる

強みを見つける方法として、弱みを強みに変換する方法もあります

例えば、下記のようなものです。

  • 面倒くさがり → 効率的
  • すぐに行動できない → 計画性がある
  • 1つのことに集中できない → マルチタスクが得意
  • ネガティブに考えてしまう → リスクヘッジ能力が高い

例では同じ特徴について述べていますが、視点を変えることで弱みを強みに変換しています。このように、自分が弱みと思っていたことから強みを発掘することも可能です。

基本的に、強みと弱みは表裏一体!弱みしか思いつかない……という人でも、視点を変えれば意外と強みは見つかりますよ。

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【2種類に分けて紹介】強みの例

続いて、強みの例を紹介します

ここでは積極的・能動的な強みと、冷静さ・受動的な強みを切り口に例をリストアップしましたので、あなたの強みに該当するものを探してみましょう。

積極的・能動的な強み冷静さ・受動的な強み
実行力
向上心
発信力
逆境への強さ
周りに働きかける力 
柔軟性
計画性
傾聴力
適応力
俯瞰する力

この他に、経済産業省が職場で仕事をするための基礎力を定義した「社会人基礎力」も参考になります。12の能力をもとに構成された社会人基礎力から、自分の強みを探してみるのも良いでしょう。

エントリーシート(ES)に書く強みの例文3つ

最後に、エントリーシートに書く強みの例文について紹介します。

基本構成は、【3ステップ】エントリーシート(ES)に強みを書くときの流れで説明したように、結論(強み) → 関連エピソード → 入社後の活用方法の順番です。

以下の強みを例に解説していきます。

  1. 責任感が強い
  2. 集中力がある
  3. 分析力・問題解決力

①責任感が強い

①責任感が強い

私の強みは責任感が強いことです。

私は大学時代にアルバイトをしていたカフェで、バイトリーダーを任されました。当時のアルバイト先では、入ってきた新人の半分以上が1ヶ月の研修期間中に辞めてしまうといった課題を抱えていました。

そのため、私は新人アルバイトの育成もリーダーとしての仕事であると認識し、研修の終了率を上げることを目標にかかげました。担当社員と相談して研修内容を改善し、加えて、新人アルバイトとのコミュニケーションを増やすことで、結果、研修期間の終了率を90%まで改善できました。

御社でも、自分に任された役割は何かを強く認識し、責任感をもって遂行していきたいと考えています。

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②集中力がある

②集中力がある

私の強みは高い集中力があることです。

大学時代に、以前より興味のあったプログラミングを学んだ経験があります。当時はプログラミングに関する知識が全くない状態からのスタートでしたが、集中して学習に取り組み、1週間で自分のWebサイトを作ったことがあります。

制作期間に友人からの誘いもありましたが、自分が今1番に取り組むべきことを優先し、集中してプログラミング学習に取り組みました。

御社でも、優先すべき目標を達成するために、高い集中力を持って取り組みたいと考えております。

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③分析力・問題解決力

③分析力・問題解決力

私の強みは分析力と問題解決力です。私は大学時代にサッカー部の主将を務めておりました。

当時の部では、前半にリードしていながら、後半で逆転され5連敗するといった課題を抱えていました。後半で逆転されてしまう要因を分析し、「持久系のトレーニングメニューが少ないことが原因では?」という仮説を立て、瞬発系と持久系の練習メニューのバランスを調整しました。

結果、後半で大きく失速することがなくなり、6試合ぶりに勝利を手にすることができました。

御社へ入社後に業務の課題にぶつかった際も、冷静に原因を分析し、課題解決しながら結果を出していきたいと考えています。

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エントリーシート(ES)の自己PR|NG例

エントリーシートの自己PRは、自分の強みや経験をアピールする場ですが、書き方によっては逆効果になることもあります。

特に、根拠のない内容マイナス表現曖昧な言葉遣いは避けなければなりません。

ここでは、企業に好印象を与えられない自己PRのNG例を紹介し、その改善点を考えてみましょう。

  1. 根拠のない自己PR
  2. マイナス表現が多い自己PR
  3. 抽象的な自己PR

①根拠のない自己PR

自己PRでありがちなミスは、具体的な根拠がない主張です。

私はリーダーシップがあります」や「コミュニケーション能力が高いです」等のアピールも、根拠がなければ信頼性を欠きます。

企業は実際のエピソードや経験を通じて、その能力を確認したいと考えるため、成果や具体的な行動を示すことが大切です。

②マイナス表現が多い自己PR

自己PRで過度に謙遜したり、自分の欠点を強調しすぎると、企業にネガティブな印象を与えてしまいます。

私はあまり積極的ではありませんが…」や「失敗も多かったですが…」等のマイナスな表現が多い自己PRは避けるべきです。

自己改善の姿勢を示すことは重要ですが、ポジティブな内容で自分の成長や成功に焦点を当て、企業に前向きな印象を残す工夫が必要です。

③抽象的な自己PR

抽象的な自己PRもまた、企業にとっては評価しづらい要素です。

協調性があります」「努力家です」等の一般的な言葉だけでは、具体的な人物像が浮かびません。

企業は具体的なエピソードや数値を通じて、応募者がどうにしてそのスキルを発揮したのかを知りたいと考えています。

自身の経験を具体的に述べ、その中でどう行動したかを示すことで、説得力のある自己PRに仕上げましょう。

エントリーシート(ES)に書く「強み」を見つけてアピールしよう!

この記事では、エントリーシートに書く「強み」の見つけ方や、アピール方法について解説しました。

強みがないと思っている人は、自分の強みに気づいていないだけで、就活での武器になるあなたの強みは必ずあります

まずは自分と向き合って強みを見つけ、エントリーシートを通して積極的にアピールしていきましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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