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インターンシップのお礼メールの書き方を紹介|例文と注意点も解説

就活の企業選びや社会勉強のために、インターンシップを利用する人は多いですよね。ただ、インターンシップが終わった後、企業への「お礼メール」は必要なのでしょうか?

本記事では「お礼メール」の必要性、送るタイミングや実際の書き方について、例文を交えて詳しく解説します。インターンシップを予定している方はぜひ事前にチェックしてくださいね。

インターンシップ後のお礼メールは必要!

たとえ1dayインターンシップや短期間のインターンシップでも、企業へのお礼メールは必要です。

たった1日でも、企業は学生のために費用をかけ、時間を割いて、インターンシップを提供しています。貴重な体験をさせてくれた企業に対して、きちんと感謝の気持ちを伝えましょう。

また、このようなお礼メールがきっかけで、企業側が好感を持ってくれることもあります。インターンシップを通してどのような経験ができたかを伝えることで、採用担当者へのアピールも期待できるでしょう。

インターンシップ後のお礼メールは当日中に送るのが基本

インターンシップのお礼メールに関わらず、就活に関するメールは、原則として当日中に送るのが基本です。

もし翌日以降にメールを送った場合、他の参加者が当日中にメールをしていれば、「この人はお礼メールが遅かった」と判断され、よくない印象を与える場合も。

企業へインターンシップのお礼メールを送るタイミングは、以下の2点に注意しましょう。

  1. 早朝や深夜は避ける
  2. メールが遅れた時は謝罪の一文を入れて送信する

それぞれ詳しく解説します。

①早朝や深夜は避ける

就活メールはなるべく早く、が鉄則ではありますが、送信する時間帯は注意が必要です。「電話と違ってメールならいつ送ってもいいだろう」と思いがちですが、避けるべき時間帯とおすすめの時間帯があります。

まずは早朝と深夜の時間帯は避けましょう。担当者によっては、仕事のメール通知を常にONにしている方もいます。相手のプライベートを邪魔しないよう、午後8時~朝8時まではメールの送信を控えましょう。

お礼メールを送るおすすめの時間帯は、終了当日の午後8時まで。できれば就業時間内である17時頃までに送るのがベストです。

夜遅くなってしまっても、どうしても当日中に送信したい場合は、メールの冒頭に「夜分遅くに申し訳ございません」と一言添えて送りましょう。

翌日以降となってしまう場合は、朝8~9時に送信するのがおすすめです。担当者が朝出社し、メールチェックをする際に目に留まるでしょう。朝一が難しい場合でも、遅くとも午前中には送信するようにしてください。

②メールが遅れた時は謝罪の一文を入れて送信

お礼メールの送信が翌々日以降となってしまう場合は、必ず冒頭にお詫びの一文を入れましょう。「連絡が遅くなり申し訳ございません。」と一言シンプルに、メールの最後ではなく冒頭に書いてください。

この際に気をつけたいのが「遅れた理由は詳しく書かない」ということです。

体調が悪かった、試験期間が重なった…など、一言理由を添えたくなるかもしれませんが、企業には言い訳のように見えてしまいます。理由は書かず、お詫びの1文のみにするのがおすすめです。

また、たとえ送信が遅れてしまったとしても、お礼メールは必ず送るようにしましょう。

インターンシップ後のお礼メールを書く4つのステップ

ここでは、インターンシップ後のお礼メールは実際にどのように書くのか、手順に沿って解説します。お礼メールの作成には、大きく分けて4つのステップがあります。

  1. 件名
  2. 宛名
  3. 本文
  4. 署名

ひとつずつ詳しく見てみましょう。

①件名

メールの件名は、担当者が見て「誰からのメールで、どのような内容か」がすぐにわかるような表記にしましょう。

文字数が長すぎると最後まで表示されないため、20文字程度にまとめるのが理想的。まず用件を記載し、その後に大学名→名前と続けます。インターンシップのお礼であれば、

【インターンシップのお礼】◯◯大学 〇〇(氏名) 

となります。また、1dayインターンシップの場合は、

◯月◯日開催のインターンシップのお礼(◯◯大学 〇〇(氏名))

と、開催日を記載することで、よりわかりやすくなります。

②宛名

続いては宛先です。担当者のメールアドレスがわかっている場合はそのアドレス宛に、個別なアドレスがわからない場合は、人事担当部署のアドレスに送ります。

本文の冒頭には、先方の会社名→部署→担当者名の順で記載します。

株式会社◯◯ 人事部  
◯◯様

「株式会社」は「(株)」と略さず、正式名称で記載します。担当者名は、役職ではなく「様」をつけましょう。

会社名はわかっているが、部署名や担当者名がわからない際は「担当者様」もしくは「御中」を使用します。

株式会社〇〇 人事部 担当者様
株式会社〇〇 人事部御中

③本文

本文では、最初にお礼の気持ちを伝えます。その後、インターンシップを通して経験できたこと、それについて自分が何を感じ、何を学んだかを具体的に記載しましょう。

テンプレ通りにせず、自分の言葉で率直に書いてみましょう。インターンシップの内容や起きた出来事を具体的に記載することで、企業の担当者もあなたのことを思い出してくれるかもしれません。

最後に入社意欲をアピールし、もう一度お礼を記載して締めるのがおすすめです。

また、インターンシップ中に特にお世話になった方がいる場合には「◯◯様にもよろしくお伝えください」などと加えると、より丁寧な気持ちが伝わるでしょう。

詳しい例文は記事の後半で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

④署名

メールの最後に、自分の署名を記載します。具体的には、名前、大学名、連絡先(電話番号とメールアドレス)です。

名前はふりがなも併せて記載しましょう。大学名は学部や学科、学年まで正式名称で記載します。

〇〇 太郎(まるまる たろう)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
携帯電話:080-XXXX-XXXX
E-mail:XXXXX@XX.jp

自分の住所についての記載は任意ですが、お礼メールの場合は電話番号とメールアドレスのみの場合が多いようです。

お礼状でも可だが困ったらお礼メールにしよう

インターンシップのお礼として、メールではなく手紙で送る「お礼状」もあります。しっかりと書面でお礼状を送ったほうがいいのか、メールで済ませていいのか、悩みますよね。

正式な決まりはありませんので、基本は企業の雰囲気を見て決めましょう。老舗の企業だったり、人事担当者が年配の方だったりするなら、より丁寧な印象を与えられるお礼状にするのもひとつの方法です。

とはいえ、手紙で郵送すると日数がかかってしまいますよね。ビジネスにおいてレスポンスの速さは重要なので、スピーディーな対応を考慮してお礼メールを選ぶのも悪くありません。

お礼状の場合は手書きが必須、最初に時候の挨拶もしくは頭語・結語が必要になるなど、メールとはまた違ったマナーがあります。どちらか迷うようであればメールのほうがおすすめです。

インターンシップのお礼メールとお礼状の例文

ここからは、インターンシップお礼メールの例文を、以下3つのパターンに分けて紹介します。

  1. 企業説明会型インターンの場合
  2. グループワーク型インターンの場合
  3. 職業体験型インターンの場合

そして最後に、メールではなく「お礼状」の場合の例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

①お礼メールの例文(企業説明会型インターンの場合)

まずは企業説明・セミナー型のインターンの場合です。

件名:◯月◯日開催のインターンシップのお礼(◯◯大学 〇〇(氏名))

株式会社◯◯ 人事部  
◯◯様

いつもお世話になっております。
〇月〇日の「〇〇インターン」に参加をさせていただきました、
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科の〇〇 〇〇と申します。

このたびは貴社の◯◯インターンに参加させていただき、 誠にありがとうございました。
業務内容について具体的なお話をしていただき、仕事内容への理解を深めることができました。
また、◯◯様がしてくださった「◯◯」についてのお話が特に印象深く、大変勉強になりました。

これまでも貴社で働きたいという気持ちはありましたが、
今回のインターンシップに参加したことで、さらにその思いが強まりました。
質問にも丁寧に答えていただき、大変感謝しております。
お忙しい中ご指導いただき、本当にありがとうございました。

丁寧にご対応いただいたことへのお礼をお伝えしたいと思い、メールを送らせていただきました。
末筆ながら貴社の益々のご発展と、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

今後ともよろしくお願い致します。

〇〇 太郎(まるまる たろう)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年
携帯電話:080-XXXX-XXXX
E-mail:XXXXX@XX.jp

企業説明会型のインターンの場合は、担当者がしてくれた話を聞いたことで、自分はどう思ったか、自分の気持ちや意欲がどう変わったか、を具体的に書くのがポイントです。

話を聞く前と聞いた後の印象の変化や違いについて感想を書きましょう。

②お礼メールの例文(グループワーク型インターンの場合)

続いては、グループワーク型のインターンシップの場合です。

件名:インターンシップのお礼(◯◯大学 〇〇(氏名))

株式会社◯◯ 人事部  
◯◯様

いつもお世話になっております。
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科の〇〇 〇〇と申します。

このたびは貴社の◯◯インターンに参加させていただき、 誠にありがとうございました。
この2日間、多くの社員の方々とのお話やグループワークを通し、具体的な業務内容だけでなく、
仕事の大変さや責任感などを体験することができました。
改めて求められるコミュニケーション能力や知識の幅広さを痛感いたしました。

また、◯◯様にいただきましたフィードバックも大変参考になりました。
質問にも丁寧に答えていただき、大変感謝しております。
お忙しい中ご指導いただき、本当にありがとうございました。

これまでも貴社で働きたいという気持ちはありましたが、
今回のインターンシップに参加したことで、さらにその思いが強まりました。

丁寧にご対応いただいたことへのお礼をお伝えしたいと思い、メールを送らせていただきました。
末筆ながら貴社の益々のご発展と、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

今後ともよろしくお願い致します。

〇〇 太郎(まるまる たろう)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年
携帯電話:080-XXXX-XXXX
E-mail:XXXXX@XX.jp

グループワークで得た気付きや考え方、担当者の方から頂いた具体的なアドバイスなどを交えて、感謝の気持ちを伝えることが大切です。

③お礼メールの例文(職業体験型インターンの場合)

続いては、職業体験型のインターンシップの場合です。

件名:インターンシップのお礼(◯◯大学 〇〇(氏名))

株式会社◯◯ 人事部  
◯◯様

いつもお世話になっております。
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科の〇〇 〇〇と申します。
このたびは貴社の◯◯インターンに参加させていただき、 誠にありがとうございました。

このインターンシップで実際に業務を体験することで、より具体的なビジョンをイメージできるようになりました。
ビジネスマナーや社会人としての心構えなど、多くの大切なことを教えていただきました。

また、◯◯様には、右も左も分からぬ私に仕事を一から教えていただき、大変感謝しております。
〇〇で私が困っている際にいただきました「◯◯」というアドバイスは、就職活動だけでなく、
今後の社会人生活にも活かしていきたいと思っています。
お忙しい中ご指導いただき、本当にありがとうございました。

これまでも貴社で働きたいという気持ちはありましたが、
今回のインターンシップに参加したことで、さらにその思いが強まりました。

丁寧にご対応いただいたことへのお礼をお伝えしたいと思い、メールを送らせていただきました。
末筆ながら貴社の益々のご発展と、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

今後ともよろしくお願い致します。

〇〇 太郎(まるまる たろう)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年
携帯電話:080-XXXX-XXXX
E-mail:XXXXX@XX.jp

職業体験型インターンシップは、最も社員の方たちとの交流が多いものですよね。実際に体験させてもらえたことと学んだことを具体的に記載しましょう。

④お礼状の例文(職業体験型インターンの場合)

最後はメールではなく「お礼状」の場合です。

謹啓

貴社におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科の〇〇 〇〇と申します。
先日は貴社の◯◯インターンに参加させていただき、 誠にありがとうございました。

このインターンシップで実際に業務を体験することで、より具体的なビジョンをイメージ
できるようになりました。
ビジネスマナーや社会人としての心構えなど、多くの大切なことを教えていただきました。

また、◯◯様には、右も左も分からぬ私に仕事を一から教えていただき、大変感謝しております。
〇〇で私が困っている際にいただきました「◯◯」というアドバイスは、就職活動だけでなく今後の社会人生活にも活かしていきたいと思っています。
お忙しい中ご指導いただき、本当にありがとうございました。

これまでも貴社で働きたいという気持ちはありましたが、
今回のインターンシップに参加したことで、さらにその思いが強まりました。

まずはインターンシップの機会を与えていただきましたお礼を申し上げたく、お便りを差し上げました。
末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
          敬具

令和◯年◯月◯日 
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年 〇〇 太郎(まるまる たろう)

お礼状の場合は手紙のマナーが必要になります。頭語と結語といい、「拝啓」もしくは「謹啓」を文章のはじめに、最後に結語として「敬具」と書きます。

また、メールは送信日時がそのまま相手に伝わりますが、お礼状の場合は日付も忘れずに記載しましょう。

インターンシップ採用のお礼は参加意思も

最後に、インターンシップの選考に無事通過し、企業から参加通知メールが届いた際のお礼メルについて紹介します。

この場合は、お礼だけを記載するのではなく、参加する意思があること、日程も問題ないこと、さらにインターンシップ参加の意欲も含めてメールを作成します。

とはいえ、インターンシップ後のお礼メールほど長文にならないよう、簡潔にまとめましょう

インターンシップ参加表明メールの例文

件名:インターンシップ採用のお礼(◯◯大学 〇〇(氏名))

株式会社◯◯ 人事部  
◯◯様

お世話になっております。
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科の〇〇 〇〇と申します。

このたびは、◯月◯日◯時より開催される貴社の◯◯インターン採用のご連絡をいただき、 誠にありがとうございます。
ぜひ参加させていただき、精一杯多くのことを学びたいと思っております。

ご案内にありました通り、○月○日(◯)○:○○にお伺いします。
当日はどうぞよろしくお願い致します。

〇〇 太郎(まるまる たろう)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年
携帯電話:080-XXXX-XXXX
E-mail:XXXXX@XX.jp

このように短い文章でいいので、参加する意思があること、日程も把握していること、意欲的にがんばりたいことを伝えましょう。

マナーを守ってインターンシップのお礼メールを送ろう

インターンシップの後は、必ずお礼メールを送りましょう。企業へ感謝の気持ちを伝えるだけでなく、企業に対して自分をアピールする機会にもなります。

メールの送信は終了した当日中にすぐに送るのが理想的ですが、担当者のことも考慮し、夜遅くのメール送信は控えるのがおすすめです。

今回紹介したステップや例文を参考にして、自分の気持ちが伝わるお礼メールを作成してみてください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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