夏の面接では、何を着ていけばいいのかわからない人も多いでしょう。
基本的には、男女ともスーツを着用するのがマナーです。ただし、オフィスカジュアルの指定がされている場合は、仕事場に適した軽装で行っても構いません。
今回は、夏の面接に臨む際のオフィスカジュアルの基本やポイントをご紹介します。
キャリアアドバイザー 早川
新卒でC-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして最前線に立つ。自身の就活で壁にぶつかった経験から、就活生の悩みに寄り添い、具体的かつ等身大のアドバイスを得意とする。
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【夏の面接用】オフィスカジュアルスタイルの基本
オフィスカジュアルとは、仕事にふさわしいカジュアルな服装のことです。夏の面接でオフィスカジュアルの指定がある時は、スーツほどかっちりしていないけれど、仕事ができる格好で失礼にならない服装を選びましょう。
オフィスカジュアルには明確な基準がありません。基本的には相手に不快感を与えない格好を心がけてください。
例えば、女性の場合は「ジャケット・ボウタイシャツ・ブラウス」に「シンプルなパンツかスカート」がおすすめです。
男性であれば「ジャケット・ボタンダウンシャツ」と「シンプルなパンツ」がいいでしょう。セットアップを1セット持っておけばコーディネートを組まずに済むので楽になりますよ。
白やネイビー、グレーといった落ち着いた色合いにすることで清潔感が出ます。
夏のオフィスカジュアルのポイント4つ

私服と同様に考えている就活生も多くいますが、意味合いが違うので注意してください。ここでは、夏のオフィスカジュアルのポイントを4つご紹介します。
- 速乾性のジャケット・シャツを選ぼう
- スカートはシンプルなものが吉
- パンツはセンタープレス入りがおすすめ
- シンプルな靴とバッグが無難
①速乾性のジャケット・シャツを選ぼう

夏のオフィスカジュアルでは、速乾性のあるジャケットとシャツを選びましょう。スーツの着用までしなくても構いませんが、ジャケットは着用する方が無難です。
夏場は汗もかきやすく蒸れてしまうので、通気性の良い素材を選ぶと快適に過ごせます。
シャツに関しても同様で、汗をかいてしまっても目立ちにくい素材を選びましょう。色は落ち着いたものを選び、自分の体格に合ったサイズにすることで好印象を与えます。
【おすすめのジャケット】
- 黒・紺・グレー
- 細かいチェック柄・千鳥格子柄
【おすすめのシャツ】
- 白・ライトグレー
- ポケットはなし
- 細いストライプ等の目立たない柄
忙しい時期だと一日中動き回ることもあるので、動きやすく機能性の良い服装がおすすめです。
②スカートはシンプルなものが吉
スカートをはく場合は、色やデザインがシンプルなものがおすすめです。レザーやジャージ素材は、カジュアルすぎる印象を与えてしまうため避けるようにしてください。
ポリエステルの素材であれば、光沢もないためオフィスカジュアルに適しています。
派手な色やデザインを避けるだけでなく、丈の長さにも注意が必要です。スカートの長さは極端に短くなく、膝丈か膝より少し上くらいの長さがいいでしょう。
【おすすめのスカートの色】
- ネイビー
- ベージュ
- グレー
- ブラウン
- ブラック
【おすすめのスカートの柄】
- 無地
- 小さな柄
③パンツはセンタープレス入りがおすすめ

パンツを選ぶ場合は、正面から折り目のあるセンタープレス入りのものがおすすめです。オフィスカジュアルなので、ダメージのあるものやサイズが大きいものは適していません。
選ぶのであれば、フォーマルな印象を与えられるセンタープレスデザインのチノパンやスラックスがいいでしょう。
また、パンツにはベルトを必ず着用してください。黒系のシンプルなデザインを選ぶと統一感も出て落ち着いた印象になります。
【おすすめのパンツの色】
- 黒
- ネイビー
- ベージュ
- ブラウン
④シンプルな靴とバッグが無難
オフィスカジュアルのポイントは服装だけではありません。靴やバッグもシンプルなものを選ぶようにしましょう。靴は、スーツの時に履くような革靴やパンプスがおすすめです。ヒールは3〜5cmほどの高くないものにしてください。
デザインのある靴を選んでも構いませんが、なるべくシンプルなものにしておくほうが賢明です。よくあるつま先が尖っている靴は、カジュアルとみなされるため注意してくださいね。
バッグは、スーツの時に使用するビジネスバッグを選択するのが無難です。
【おすすめの靴の色】
- 黒
- 紺
- ベージュ
【おすすめの合わせ方】
- ベルト、靴、バッグの色を揃えると整った印象を与える
面接では採用担当者にバッグなど持ち物まで見られていることも多いですよ。
オフィスカジュアル指定の時に避けるべき服装4選

オフィスカジュアルの指定がある時に避けるべき服装は4つあります。派手な色やデニムの素材は選んでしまわないように注意しましょう。それでは、1つずつご紹介します。
- 鮮やかすぎる色味の服
- デニム素材の服
- 露出度の高い服
- 華美なネイル・アクセサリー
①鮮やかすぎる色味の服
鮮やかな色の服は避けるべき服装のひとつです。特に就活生の場合は、原色カラーは鮮やかすぎるため選ばない方がいいでしょう。
派手な印象を持たれ、浮いてしまう可能性が高くなります。どうしても明るい色のものを使いたい場合には、ベルトや時計といった小物類で楽しみましょう。
誠実さ、さわやかさが伝わる服装を意識してください!
②デニム素材の服
デニム素材の服も避けるべき服装です。就活生であれば、カジュアル過ぎる印象を与えかねません。
オフィスカジュアルが指定の時は、デザインと同様に素材にも注目して適切か判断することが重要です。企業によっては、ジーパンを着用して働く社員がいる場合もあります。ただし、面接の場合はデニム素材の服は選ばないようにしてください。
③露出度の高い服

露出度の高い服も避けるべき服装といえます。肌の露出が多い服を面接で着るということは、TPOに合わせられない人だと思われてしまいます。同時に、だらしない印象を与えるため避けるようにしましょう。
オフィスカジュアルでは、ビジネスマナーをきちんと意識することが重要です。清潔感のある服装を常に意識してアイテムを選択してみてください。
【露出度が高いとされるアイテム】
- キャミソール
- タンクトップ
- オフショルダーのトップス
- 短いスカート
- ショートパンツ
④華美なネイル・アクセサリー
華美なネイルやアクセサリーも面接では好ましくありません。企業によってはネイル・アクセサリーがOKの場合もありますが、できるだけ華美なものは避けましょう。
もしも、ネイルをする場合は、爪を短めに整えて、透明や薄いピンク色の控えめな色がおすすめです。アクセサリーに関しては、必要最低限におさえておくことが好ましいでしょう。
夏の面接でオフィスカジュアルの指定がないときはスーツ

夏の面接で服装の指定がない場合は、女性も男性もスーツで行くのが一般的です。ただし「私服可」「オフィスカジュアル指定」とある場合は、記載通りに私服やオフィスカジュアルで行って問題ありません。
むしろ、私服を指定されている場合は、TPOに合わせることができない人と思われないためにスーツは避けるようにしてください。指定がない場合には、以下の点を押さえてスーツを着用しましょう。
- 女性|夏でもジャケットを着る
- 男性|夏でもスーツにネクタイ
①女性|夏でもジャケットを着る
女性が夏に面接を受ける場合は、ジャケットを着るようにしましょう。ジャケットには、素材や裏地で違いがあり、夏用と冬用に分かれています。
夏用であれば通気性が良いので、暑さも回避できるはずです。また、サイズが合っていないスーツはだらしない印象を与えます。サイズはしっかりと自分の体に合ったものを選択してくださいね。
②男性|夏でもスーツにネクタイ
男性が夏に面接を受ける場合には、スーツにネクタイも着けていくようにしましょう。ネクタイを締めると首元が暑くなってしまいますが、清潔感と引き締まった印象を与えられます。
女性と同様に、夏用の通気性の良いスーツを選ぶと快適に過ごせるでしょう。
シワや汚れがないかもしっかりチェックしてくださいね。
夏の面接もオフィスカジュアルで乗り切ろう!
オフィスカジュアルは、仕事をする上でふさわしい服装のことです。TPOをわきまえた服装を選択することは、社会人にとっては非常に重要です。
オフィスカジュアルの基本を知ることは、就職の時だけでなく働く際にも必要な最低限のマナーといえます。夏の面接でスーツの指定がない場合は、ポイントを押さえたオフィスカジュアルで乗り切りましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。