就職活動ではよく就活生同士が、「持ち駒はあと何個?」「もう持ち駒がない!」のような会話をしていますよね。そもそも就活で「持ち駒」とは、一体何を指すのでしょうか?
そこで、本記事では就活での平均的な持ち駒の数や持ち駒の増やし方を詳しく解説します。ぜひ、就活対策の参考にしてみてくださいね。
志望動機のお助けツール!完全無料
- 1志望動機テンプレシート|時間短縮
- 早く質の高い志望動機が作れる!
- 2AIでES自動作成|ES作成を丸投げ
- LINE登録でESを自動作成してくれる
- 3志望動機添削|完全無料で添削
- LINEで完結!スマホで高品質な志望動機に
就活の持ち駒とは選考途中の企業のこと
一般的に、就職活動の際に言葉として使う「持ち駒」とは、選考途中の企業のことです。
つまり、エントリーしていて選考の途中段階に入っているが、まだ不採用になっていない企業の数を指し、内定のチャンスがある企業があと何社あるかを意味します。
ただし、選考を受けている企業を「駒」と表すのは、あまり良い表現方法ではないので、採用担当者の前で使用するのは厳禁です。
就活生同士で会話するときにも、面接後の帰りの電車や企業の近くでは、使わない方が良いでしょう。
就活生の持ち駒は10個程度が平均

エントリーした企業が全部選考に進むわけではないため、エントリーした数で持ち駒を考えると、20〜30社程度が平均です。
そして、エントリーから実際に選考に進む企業は絞られるので、選考に進める企業は10社程度になるでしょう。
すなわち、持ち駒10個のためには30社の応募が最低条件ですが、30社応募すれば良いわけではないので注意しましょう。
就活で持ち駒が無くなる3つの原因

選考に落ちると、持ち駒がなくなります。新しくエントリーして持ち駒を増やす前に、「どうして選考に落ちてしまったのか?」と理由を考えることも大切です。
具体的に持ち駒がなくなる理由は、以下のような3つが考えられます。
- エントリー数が少ない
- 大手ばかり狙っている
- 志望業界が偏っている
①エントリー数が少ない
持ち駒がなくなったほとんどの学生は、そもそもエントリーした企業が少ない傾向があります。
誰でも知っている有名な企業にはみんなが応募するので、トップ50社の内定倍率はいずれも100倍以上だと言われています。
単純に倍率で考えると「みんなが受ける50社」だけを受けた場合には、1社内定してもラッキーなのです。
②大手ばかり狙っている
大手企業に入社したい場合でも、大手だけにエントリーするのは危険です。
大手は3~4次選考まである場合もあり、選考に時間がかかります。長い時間をかけても、最終面接で全滅した場合には、就職活動の中盤で持ち駒が0になるかもしれません。
面接での成功体験によって自信をつけるために、1~2回の面接で内定が出る企業の選考も受けましょう。
内定を1つもらっていると安心感があるので、大手の面接にも落ち着いて受けられるでしょう。
③志望業界が偏っている
持ち駒を全て失わないためには、志望業界を偏らせないことをおすすめします。
業界に自分が向いていない場合や志望動機が弱い場合に、全滅する可能性が高いからです。
業界難易度が高い可能性もあり、業界研究が不足していると、もし業界内の全ての企業を受けても全滅してしまい、持ち駒が0になってしまうかもしれません。
志望度が低くても、選考を受ける業界を少し分散させて、他業界を数社受けることで、持ち駒が全滅する事態を防げるでしょう。
就活で持ち駒を増やす3つの方法

就職活動の中盤や終盤に持ち駒が少ないと、誰でも焦りますよね。
持ち駒がたくさんあれば大丈夫なわけではありませんが、持ち駒を持っていると気持ちに余裕が生じて、前向きに選考に挑めるでしょう。
もし持ち駒が減ってきたときには、どうすれば増やせるのでしょうか?焦らずに落ち着いて、次の3つの方法を考えてみましょう。
- 就活エージェントに相談する
- ベンチャー企業にも幅を広げる
- 異なる業界の企業にも挑戦してみる
①就活エージェントに相談する
就活エージェントとは、専門のアドバイザーが個人の適性に合った企業を紹介してくれるサービスです。
自分では発見できなかった求人やエージェント経由でのみ挑戦できる選考に参加できる可能性もあり、持ち駒を増やしたい場合には適しています。
エージェントは就活のプロとして、ESや面接の対策も含めて、内定までの就活全般をサポート可能です。
自分以外の視点で就活を見直せるため、幅広い求人にも目を向けられるようになるでしょう。
②ベンチャー企業にも幅を広げる
本格的な選考の時期が終わった場合には、ベンチャー企業に目を付けるのがおすすめです。就活の時期に限らず、通年募集をするベンチャー企業もあります。
通年採用はベンチャー企業だけでなく、老舗と呼ばれる企業や外資系でも実施しており、優秀と判断されればすぐに採用が決まるでしょう。
近年では、一般的な就職活動の形式にとらわれず、社長とのランチ面談から新卒を採用する企業も増加しています。
常に視野を広く持って、新しい就活スタイルで探してみましょう。
③異なる業界の企業にも挑戦してみる
志望する業界が狭くて、選択肢の数が少ないと、持ち駒が全滅しやすいです。
業界の範囲を狭めて選択肢を削ってしまうと志望先も減るので、持ち駒が少なくなる危険性が高まります。持ち駒のバランスを保つために、複数の業界をチェックするのも大切です。
学生は主に売上高を見て応募先を考えるので、実は儲かっているのに学生にスルーされる業界もあります。
本命の業界以外にも、高待遇で採用倍率が低い会社の多い業界にもエントリーすれば、 質の高い持ち駒を確保できるでしょう。
就活では持ち駒のコントロールが重要
今回は就活での適切な持ち駒の数と持ち駒の増やし方を紹介しました。
一定数の持ち駒を常に持つようにうまくコントロールして、内定獲得の可能性を絶やさないように、チャレンジできる環境を用意できるように心がけましょう。
持ち駒を絶やさないことが一番のポイントであり、仮に持ち駒が0になっても慌てずに、広い視野を持ちながら次の的確な打ち手を考えて、バランスの良い選択が大切です。
持ち駒の数は多すぎず少なすぎずが理想的で、どの程度の持ち駒の数が適切なのか、選考を進めながら適宜考えれば、就活を上手に攻略できるでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。