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インターンに参加はいつからが適切?|時期や種類を解説

インターンとは、学生が企業を見学したり、実務を経験したりする就業体験のことです。しかし「いつからインターンに参加すれば良いの?」と迷う方も多いですよね。

そこで、本記事では大学生がインターンに参加する時期やインターンの種類、参加までのステップを紹介します。

ぜひ、インターンへ参加する際の参考にしてください。

インターンは大学3年の夏と冬が1番参加者が多い

インターンを始める時期は、2パターンに分けられます。

  1. 参加者が多いのは3年の夏と冬
  2. 1年や2年から参加する人もいる

どのタイミングでインターンを始めるべきか確認し、就職活動をスタートさせましょう。

①参加者が多いのは3年の夏と冬

インターンは、大学3年の夏と冬に参加者が増えると言われています。なぜなら、夏休みや冬休み中なら時間を取りやすいからです。

特に夏は、就職活動の第1歩として業界問わずさまざまな企業のインターンに参加する学生も少なくありません。

秋から冬にかけては本格的な就職活動を見据え、より興味のある業界に絞ってインターンに参加する学生が増える傾向にあります。

このように夏と冬ではインターンの参加者が多くなるので、入念に準備を進め、早めに応募を済ませるようにしましょう。

②1年や2年から参加する人もいる

就職活動への関心の高まりから、近年は大学1年や2年からインターンへ参加する人も増えました

学年や学部を限定せず、幅広い学生を募集するインターンであれば大学3年になる前でも参加できます。

就職活動の下地を作ったり、大学の研究に活かすために企業の話を聞いたり、早期のインターン参加を決めた学生の理由はさまざまです。

ただし、大学1〜2年は卒業に必要な単位を取るための大切な時期でもあるため、バランスを見てインターンへの参加を決める必要があります。

インターンの期間・時期・種類

続いては、期間・時期・種類に分けて各インターンの詳細を紹介します。

  1. 【期間】長期インターン
  2. 【期間】短期インターン
  3. 【時期】夏のインターン
  4. 【時期】冬のインターン
  5. 【種類】セミナー型
  6. 【種類】職場見学型

具体的な内容を確認し、インターンへの参加を検討しましょう

①【期間】長期インターン

長期インターンは、実践的な職業体験ができる場であり、本選考に直結する場合もあると言われています。

期間は数ヵ月〜1年ほどが一般的ですが、中には1年以上に渡ってインターンを行うこともあり、対応の仕方は企業によってさまざまです。

特に、採用を意識した学生向けのプロジェクトやワークショップを開催する企業が多く、社会人としてのスキルやマナーを習得するのにも役立ちます

また、実践的な業務を伴うため、給与が出るパターンが多いのも長期インターンの特徴です。

②【期間】短期インターン

短期インターンは、企業や業界への理解を深めることを目的に開催されます。期間は1〜2日程度が多く、長くとも2〜3週間で終了するケースがほとんどです。

実践的な職業体験を行うことが多い長期インターンに対し、短期インターンはオフィス見学や会社説明など、簡単な企業紹介がメインになる場合も少なくありません。

しかし、実際に企業を訪れることでパンフレットやホームページだけでは把握しきれない部分も見られるところが短期インターンの魅力です。

③【時期】夏のインターン

夏のインターンは、就職活動のスタートを切るのに最適なタイミングです。多種多様な企業のインターンに参加することで各業界や社会への理解を深められます。

例年5〜6月頃に募集を開始し、夏休み期間中の7〜8月にインターンが始まるパターンが多いとされています。

大学3年生になってからすぐにインターンの募集が始まるため、早めに興味のある業界の情報を確認しておくのがおすすめです。

また、インターンと並行して各業界の企業研究も進めておくと、その後の就職活動に役立てられます。

④【時期】冬のインターン

冬のインターンは、本選考前に希望する業界や企業への理解を深められるチャンスです。興味のある企業に絞って応募し、実情をきちんと確認しておけば、入社後のミスマッチを防げますよ。

募集は、9〜10月もしくは10〜12月頃から開始されます。9〜10月募集は年内に、10〜12月募集は翌年2〜3月にインターンが始まる場合がほとんどです。

年末や年度末は就職活動と単位取得が重なって多忙になることも多いため、早めにエントリーの準備を始めると安心です。

⑤【種類】セミナー型

セミナー型は、会社説明を中心としたインターンです。企業概要の説明だけでなく、現役で働いている社員へのインタビューを行い、仕事の魅力などを語ります。

1日もしくは半日、数時間程度の短期になることが多く、企業研究の一環として気軽に参加できるところが魅力です。

インターンに参加する際は、あらかじめ企業や業界の情報収集を行い、疑問に思うことや気になることがあったら積極的に質問してみましょう

自ら行動に出ることで、短期でも収穫のある経験になります。

⑥【種類】職場見学型

職場見学型は、オフィスや工場で現役社員が働いているところを見たり、職場体験ができたりするインターンです。

企業内はどのような雰囲気なのか、社員の働き方はどうなっているのか、自分の目で見て確かめられます。

さらに、見学や体験だけでなく現役社員に直接話を聞けるチャンスもあるため、特定の企業への理解を深めたい場合におすすめです。

また、1日で終了するケースが多いので、複数企業の職場見学型インターンに参加して比較してみるのも良いでしょう。

⑦【種類】グループワーク型

グループワーク型では、参加学生同士がグループを組み、与えられた課題を議論するほか、参加者の前でプレゼンテーションをすることもあります。

実務に近い課題を出すことが多いため、企業や業界に対する自分の適性を確認したい場合に参加してみると良いでしょう。

また、グループワークは本選考でも実施される可能性が高いので、本番前に練習しておきたい時にも役立ちます。

なお、グループワーク型も1日単位の短期で行われるケースがほとんどです。

⑧【種類】実務型

実務型は、企業で実際に業務を体験できるタイプのインターンです。週2〜3回の出勤で3ヵ月以上の長期に渡って行われ、給与が発生する場合も多いでしょう。

実務の内容は企業によって異なり、社員のサポート役から責任のある仕事を任されるケースまでさまざまです。

実際に業務を経験することで、企業が与える情報だけでなく実情もきちんと確認できます。

また、仕事の中で自分のスキルや短所が明確になり、自己分析にも役立てられるところが魅力です。

インターン参加への5つのステップ

インターンに参加するまでには、5つのステップがあります。

  1. インターンの募集を探す
  2. エントリーに必要な書類を準備する
  3. エントリーする
  4. 選考を受ける
  5. 実際にインターンに参加する

どのようにインターンを探してエントリーするのか、具体的に確認しましょう。

①インターンの募集を探す

まずは、インターンの募集を行っている企業を探します

夏や冬の最盛期は多数の企業がインターンを開催し、日程が重なることもあるため注意が必要です。判断基準を決めた上で計画を立てましょう。

もし、就職活動をする業界や企業が定まっているのであれば、自分の希望に合わせてインターン先を選定します。

まだ希望する業界が決まっていない場合は、少しでも興味を持てる分野をピックアップして企業を探してみてください。

大学のキャリアセンターで探す

大学のキャリアセンターでは、インターンを始めとした就職活動のサポートを行っているため、積極的に活用するのがおすすめです。

大学単位でインターンの募集をかける場合は、企業のホームページに掲載されないこともあるので、キャリアセンターの窓口や告知掲示板を確認してみてください。

企業のホームページで探す

企業が開設した採用専門の特設ホームページでインターンを募集することもあります。

募集要項や申込までの流れなど、詳細情報が掲載されている場合がほとんどなので、よく確認してください。

また、採用ページではインターン以外の情報も更新されるため、定期的に確認すると良いでしょう。

就職エージェントで探す

就活生用の就職エージェントでは、幅広い企業のインターン情報を掲載しています。

会員登録をしておけば、随時メッセージが送られてくるため、効率的に情報を収集できるでしょう。

また、本格的な就職活動に入った後も役立つので、使いやすいエージェントを選んで登録しておくのがおすすめです。

②エントリーに必要な書類を準備する

エントリーする企業が決まったら、必要な書類を準備します。多くの企業では履歴書の提出が求められますが、他にも準備すべき書類があるか確認してください。

履歴書に写真がなかったり、他の書類を忘れたりして不備があると、選考から漏れる可能性があるため注意しましょう。

書類不備を避けるには、チェックリストを作ると安心です。エントリー前に必要書類が揃っているか、内容に誤りがないか、しっかり確認してから提出してください。

③エントリーする

書類の準備が整ったら、締切日までにエントリーします。エントリー方法は企業によって異なるため注意が必要です。

オンライン方式なら、締切日までに公式ホームページ上でエントリーを済ませれば問題ありません。

郵送方式は「締切日必着」「締切日の消印有効」といったエントリー条件を必ず確認し、提出が遅れないようにしましょう。

複数企業のインターンへの参加を検討している場合、それぞれのエントリー方法が混合してしまうこともあるので、よく確認してください。

④選考を受ける

インターンに参加するには、書類選考や面接を通過する必要があります

書類選考では、履歴書やエントリーシートをもとに通過の可否を判断するため、担当者の印象に残るようアピールすることが大切です。

面接は、就職の志望理由ではなく、インターンへの志望理由を答えましょう

インターンへ応募した理由や、インターンに期待すること、成し遂げたいこと、業界に興味を持った経緯などに関する質問が多いので、事前に対策をしてください。

⑤実際にインターンに参加する

インターンに参加する際は、期間中に成し遂げたい目標を設定し、成長に活かすことが大切です。

全く目標がないまま参加するより、自分なりの目標を掲げた方がモチベーションが上がります

今の自分に何ができるか考え「グループのリーダーに立候補する」「他の参加者のサポートを積極的に行う」といったように目標を立ててみてください。

また、1日の終わりには達成できたことや学んだことをメモに書き、成長記録として残すのもおすすめです。

インターンに参加する3つのメリット

インターンの参加には、主に3つのメリットがあります。

  1. 就職前に社会に慣れることができる
  2. 企業とのミスマッチを防げる
  3. 本選につながる場合もある

どのようなメリットがあるのか確認し、今後の就職活動に活かしましょう

①就職前に社会に慣れることができる

インターンでは社会のマナーや常識を学べるため、社会人としての立ち居振る舞いを身につけるのに役立ちます

学生の常識は社会では通用せず、就職活動時には適切なビジネスマナーを身につけておかなければなりません。

インターン中に必要なマナーや常識を学び、社会に慣れておけば、社会人としてどのような振る舞いをすべきかきちんと理解できるでしょう。

インターンに参加する際には現役社員の様子をよく観察し、交流を深めながら社会的な知見を得るようにしてみてください。

②企業とのミスマッチを防げる

実際に企業を見学したり、現役社員の話を聞いたりすることで、自分に適性があるか確認できるところもインターンのメリットです。

企業や業界の実情を知らないまま就職し、入社後に「イメージと違った」と後悔するケースは少なくありません。

インターンを通して企業への理解を深めておけば、入社後のギャップに悩まされることはなくなるでしょう。色々な業界を経験し、本当に自分に合っている分野を探してみてください。

③本選につながる場合もある

近年は、インターンを本選考の一環として考える企業が増加しています。

人材不足が問題視される昨今、早いタイミングで優秀な学生を獲得しておきたいと考える企業は多く、インターンの重要性は年々増していると言えるでしょう。

企業側が採用を意識してインターンを開催した場合、参加者は本選で書類選考が免除され、面接から選考を受けられるケースも珍しくありません。

そのため、本選につながるインターンは早く就職活動を終えたい学生にとって大きな利点になります。

インターンは3年の夏か冬に始めて就職に備えよう

インターンシップは大学3年の夏か冬に始めるパターンが多く、その後の就職活動にも大きな影響を与えます

大学3年になったら、早めにインターンの情報を集めてエントリーの準備に入りましょう

インターンで業界の実情を知り、自己分析を進めておけば、自分にマッチする企業を選びやすくなります。

また、社会人としての常識を身につけられるのもインターンの良いところです。積極的に参加して、就職活動に役立てましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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