就活を始めるために初めてビジネススーツを着る人も、少なくないですよね。でも、どんなスーツを着たら良いのかわからないと、初めは悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで、本記事では就活でのスーツのマナーから、着こなし方まで丁寧に解説します。ぜひ、これからの就活の参考にしてみてくださいね。
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就活の際にスーツのマナーを守ることは大切

ビジネスシーンで基本となる服装がビジネススーツです。ビジネススーツには、押さえておくべきルールやポイントが数多くあります。
スーツを着るときには、ビジネスシーンにふさわしく、相手に不快な気持ちを与えないかどうか、常に一歩引いた視点で確認してみましょう。
ここでは、一般的な「スーツの着こなし方」を紹介します。
ただし最近は、節電やクールビズの影響で、スーツの着用を問わない企業もあるため、その場合には指示に従うのが賢明です。
[男女別]就活生のスーツのマナーについて

就職活動では、着ているスーツも評価に影響するポイントになります。
正しいデザインや色のスーツを選ぶのは当然ですが、しっかりマナーを理解して、着こなし方にも気を配りましょう。
それでは、スーツの正しい着こなし方を男女別に説明します。
①男性の場合
まず、メンズスーツの選び方のポイントを解説します。選ぶ観点は次の6つ。
- スーツ
- ボタン
- ズボン
- ネクタイ
- 靴下
- 靴
スーツ
色は黒や濃紺が基本です。わざと普通と違う服装をしても、就活の場合にはマイナスになり、プラスになることはないでしょう。
リクルートスーツである必要はありませんが、ビジネスライクなもので、身体にサイズが合っていることが重要です。
ボタン
メンズスーツには「アンボタンマナー」と呼ばれる独自のルールがあります。メンズスーツの1番下にあるボタンは飾りで、基本的には外すことが正しいスーツの着こなし方です。
堅苦しいスーツでも動きやすく、スーツにシワができるのを防げて、見た目をキープする役割があります。
ズボン
シューズを履くと靴の甲に裾がわずかにかかって、少したるむ程度が最近の主流です。きちんと折り目をつけることも意識して着用しましょう。
折り返しのない裾上げをシングル、折り返しがあるものをダブルと呼びます。就活では裾上げをシングルにしましょう。
ネクタイ
ネクタイの色は、無地、ストライプ、ドットが一般的です。ブランドロゴが大きく入ったネクタイや派手なものは避けた方がいいでしょう。
ネクタイだけ派手で、バランスが崩れていると、悪目立ちしてしまいます。
ネクタイの長さは、ネクタイの先がベルトのバックルと多少重なる程度が良いでしょう。
靴下
靴下選びのポイントは「長さ」と「色・柄」です。くるぶし丈の短いソックスは避けましょう。
スーツの着用時に素足が見えるのは、マナーに反すると言われています。スーツに合った色が基本で、白は避けて、黒や紺の靴下を着用しましょう。
靴

スーツに良く似合うのは、シンプルなデザインの黒い革靴ですね。
ひもを結ぶタイプが多く、プレーントゥやストレートチップが一般的でしょう。プレーントゥは足の甲に縫い目がないタイプで、ストレートチップは甲に縫い目があります。
傷や汚れがないように、手入れをしておきましょう。
②女性の場合
続いて、レディースの場合のポイントを解説します。主な選ぶポイントは次の5つです。
- ジャケット
- ワイシャツ
- バッグ
- ポケット
- メガネ
ひとつずつ見ていきましょう。
ジャケット
スーツの色は黒や濃紺が定番です。スーツ専門店に行き、就活すると伝えれば、自分の体に合うものを選んでもらえます。
ジャケットの丈はお尻の高い位置に裾がかかるくらいにして、袖は手首が隠れるほどの長さが良いでしょう。
ワイシャツ
ジャケットの下に着るワイシャツは、柄がない白色が一般的です。レディーススーツの場合には、一番上のボタンも留めるので、試着したときに首回りを確認しましょう。
1本指が入る程度の余裕があれば、苦しくなくてだらしない印象を受けませんよ。
バッグ
A4サイズのパンフレットや書類が、十分入るサイズを選ぶと便利です。
素材は革、ポリエステル、ナイロンのいずれを使っても問題ありませんが、軽いと疲れにくいでしょう。
機能をチェックして、床に置いても倒れず、シンプルな黒色がおすすめです。
ポケット
フラップはポケットの中に入れて、仕舞っておくと安心でしょう。フラップとはポケットの口についた蓋のような部分です。
ただし本来フラップは、屋外では外に出して、屋内では仕舞うのが正式なマナーとされています。
また、ポケットの中に入れるものはハンカチ程度にして、他には何も入れないようにしましょう。
メガネ
メガネのフレームが太すぎると、表情を隠してしまいます。
ファッション性の高いメガネは避けて、縁のないものや縁の細いものを選び、それ以外ならコンタクトの着用がおすすめです。
レンズをしっかり磨いて、汚れが目立たないようにしましょう。
就活でのスーツのマナーに関する4つの疑問

スーツのマナーは、他にもたくさんあります。
- ネクタイの色や長さ
- フラップは入れた方が良い
- 靴下の色や長さ
- ジャケットの袖の長さ
就活でのスーツのマナーに関する、よくある疑問を解消していきます。
①ネクタイの色や長さ

就活に適したネクタイは、ブルー、赤、イエロー、グレーです。ビジネスの場には、主に深みがある落ち着いた色が使用されるでしょう。
ネクタイには適正な長さがあり、長すぎても短すぎても不格好になるので、正しい長さでの着用が重要です。
例えば、長すぎるとだらしない印象に、短すぎるとカジュアルすぎる印象になり、長さが合っていないと悪い印象を与えます。
したがって、ネクタイはベルトのバックルの半分程度にかかる長さが最適でしょう。
②フラップは入れた方が良い
ポケットのフラップは、面接に出発する前に内側へ仕舞っておきましょう。
フラップを出したままの社会人も少なくないですが、元々フラップは、ポケットに屋外で雨や塵が入るのを防ぐためのものです。
そのためフラップは、屋外では外に出して、屋内では仕舞うのが正式なマナーとされています。
しかし、実際に面接に向かう当日になると、フラップのことを忘れてしまう場合も多いので、あらかじめポケットの中に入れておけば、安心できるでしょう。
③靴下の色や長さ
靴下の色は派手な柄を避けて、黒やネイビーがおすすめです。ベルトや靴の色と合わせれば、まとまりが出るため、スマートなコーディネートになるでしょう。
ワンポイントがある靴下も、裾から見えると目立つため、やめた方が安心ですよ。
また、座った際に肌が見えると、みっともない印象を与えるので、くるぶし丈の短い靴下は、就活での使用は避けてくださいね。
すねの中央付近まである靴下を履くと、着席しても素足が見えないでしょう。
④ジャケットの袖の長さ
ジャケットを着たときに、シャツが袖口から出ていないと、ぶかぶかに見えるため、だらしない印象になってしまいます。
シャツが袖から少し覗くだけでも、スーツに立体感が出て、うまく着こなしている雰囲気が出るでしょう。
腕を下ろした状態で、ジャケットの袖口からシャツが1~1.5cm程度出ている状態が、バランスの良い状態とされています。
袖の長さによってスマートな印象を与えるので、意識しながらスーツやシャツを選んでみましょう。
就活においてスーツのマナーは大切

今回は就活でのビジネススーツのマナーと着こなし方を紹介しました。
自分の身体に合った正しいサイズのスーツを着ることが、就活の際に良い印象を与えるポイントです。
身だしなみを整える理由は、個性を出すことではないため、奇をてらった服装をする必要はありません。
基本を押さえて、清潔感を優先しながら、身だしなみを整えましょう。きちんとスーツを着ると、好感を持ってもらえるので、着こなしに自信を持って面接に挑んでくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。