「就活で人気の高い業界に就職したい!」「逆に人気のない業界はどこなのか気になる」と考えている人も多いでしょう。
そこでこちらの記事では、新卒の就活生向けに業界別の人気ランキングを紹介します。
また、理系・文系別の人気企業ランキングも紹介するほか、人気業界の選び方や内定を勝ち取る方法も解説します。
この記事を参考にして、自分に合った業界への就職を目指しましょう。
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【25卒・総合】就活生に人気の業界ランキング10選

順位 | 業界 |
1 | ソフトウェア・情報処理・ネット関連 |
2 | 銀行・証券 |
3 | 食品・農林・水産 |
4 | 電子・電気機器 |
5 | 人材サービス(派遣・紹介) |
6 | 繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック |
7 | コンサルティング・調査 |
8 | 通信 |
9 | 住宅・インテリア |
10 | 自動車・輸送用機器 |
25卒の就活生に人気が高い業界は、1位がソフトウェア・情報処理・ネット関連でした。次いで、2位が銀行・証券、3位が食品・農林・水産という結果に。
ここからは、それぞれの業界について詳しく解説しますので、将来性なども含め参考にしてみてください。
1. ソフトウェア・情報処理・ネット関連
人気の業界ランキング1位のソフトウェア・情報処理・ネット関連は、ハードウエアやソフトウエア、情報処理システムなどのサービスを提供している業界です。
矢野経済研究所による「国内企業のIT投資に関する調査(2024)」では、国内民間企業のIT市場規模は2025年で16兆6,800億円、2026年は17兆1,000億円に増加と予測されています。
また、ソフトウエア市場でみても、IDCの「2023年の国内ソフトウェア市場」によれば、国内ソフトウェア市場も売上額が4兆6,824億8,200万円と、前年比9.5%増です。
ソフトウェア・情報処理・ネット関連業界は、現代社会において必要不可欠なものであり、今後需要もさらに高まることが予測されます。
さらに、平均年収もトップレベルになると700万円を超え、新卒でも約440万と高収入を目指せる点も人気が高い理由と言えるでしょう。
2. 銀行・証券
人気の業界ランキング2位は、銀行・証券業界です。お金の運用が主な業務で、個人や企業に対してのコンサルティングを行うこともあります。
デロイト トーマツ「銀行・証券業界 2024年の見通し」によると、金融業界の国内市場規模が、今後5年間で4.95%成長する予測です。
低金利が長期化したことで、「地方銀行は厳しい」と言われることもありますが、政策修正による緩和が見られ、2023年にはマイナス金利政策が採用されています。
また、2000年の規制緩和移行、銀行業では新規のネット専業銀行や証券グループのネット銀行も続々と誕生。利便性の高さから利用者も増加し続けており、銀行・証券業界の中でも将来性のある企業として人気です。
3. 食品・農林・水産
人気の業界ランキング3位は食品・農林・水産業界です。食品の製造・販売を行う食品メーカーでは、乳製品や清涼飲料水、アルコール、タバコなども取り扱われています。
また、農林水産業も、人々の生活を支えるためには重要な役割があり、なくてはならない業界です。食品・農林・水産業界は、生活をしていく中で身近なものだからこそ、興味を持つ就活生も多いのではないでしょうか。
さらに、農林水産業ではDX化(企業が技術を活用して業務プロセスの改善及び製品・サービス・ビジネスモデルを変革すること)が進んでいます。実際に、令和6年10月1日には、「スマート農業技術活用促進法」が施行され、従事者の負担を軽減する取り組みが行われ、将来性も期待できます。
4. 電子・電気機器
人気の業界ランキング4位は電子・電気機器業界です。電子・電気機器業界では、家電や電気用品の研究・開発、消費者に向けた企画や販売がされています。
JEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)「2022年民生用電子機器国内出荷統計」によると、国内の映像やオーディオ関連、カーAVC機器の出荷実績金額は在宅ワークや巣籠り、半導体・部品不足の影響で減少。一方、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの家電は増加しており、2021年と比べると2.0%増でした。
コロナ禍も明け、半導体や部品不足も解消されつつあることからも、今後売上が回復していくことが見込まれるでしょう。
平均年収で見ても、電気・電子系の技術者の平均年収は500〜800万円と高収入です。専門的なスキルを磨けば、年収1,000万円も目指せる業界となっています。
5. 人材サービス
人気の業界ランキング5位は、人材サービス業界です。企業側と求職者の仲介を行う業界で、就活市場でも企業や説明会などを、就活生に紹介するサービス・サイトもあります。
矢野経済研究所の「人材ビジネス市場に関する調査を実施(2024年)」によると、2024年度の人材関連ビジネス主要3業界の市場規模は、前年度比5.6%増の見込みです。
予測提供元会社の株式会社xenodata lab.「市場規模5年間の推移予測人材派遣」のAI予測推移でも、今後5年間で3.52%成長するという見込みとなっています。
少子高齢化による人材不足が懸念されている中、今後も需要が高まる可能性が高く、将来性も期待できる業界と言えるでしょう。
6. 繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック
人気の業界ランキング6位は、繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック業界です。
繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック業界は、衣類の他、住まい、自転車や自動車のタイヤ・チューブなど、生活の中で使用頻度の高い製品を多く取り扱っています。
また、セラミックにおいては、半導体・電子部品に利用されることも多く、日常生活はもちろん、宇宙探査といった大規模な事業でも欠かせない存在です。
日本ファインセラミックス協会の「産業動向調査(2022)〜速報~」によると、ファインセラミックス部材の生産総額が2021年で前年比16.0%増(実績値)。機械的や熱的・半導体関連では、それぞれ20.1%増、19.9%増です。
営業・資材調達・基礎研究・生産管理など、幅広い業務がある点も人気の理由となっています。
7. コンサル・調査
人気の業界ランキング7位は、コンサル・調査業界です。新規事業の支援や企業経営の課題解決や経営変革に係わる業務を行います。
コンサル・調査業界の平均年収は1,000万円を超えているため、高年収を目指したい方におすすめです。
コンサル・調査業界を志望する人の多くは、東大や京大など難関大学の学生が多くなっています。
外資系企業も多く、高学歴で語学の堪能さも必要など、求められる人材レベルが高いのが特徴です。ただし、特別な資格は必要ないため、語学力や経験を積んだ上で、目指してみる価値はあると言えるでしょう。
8. 通信
人気の業界ランキング8位は、通信業界で、パソコンやスマートフォン、固定電話の通信を行うための回線・設備の整備や提供を行っています。
総務省の「令和3年通信利用動向調査の結果」を見てみると、スマートフォンの世帯保有割合は、88.6%(2021年8月末時点)です。また、テレワークを導入している企業の割合も51.9%、クラウドコンピューティングサービス導入企業の割合も70.4%となっています。
平均年収は約630万円と高水準で、役職に就くと850万円ほどまで上がるとされている点も魅力的な業界です。
9. 住宅・インテリア
人気の業界ランキング9位は住宅・インテリア業界です。住宅業界は全国展開の大手メーカーから、地域密着型の工務店までさまざまな企業があります。
これまで住宅業界では新築がメインでしたが、近年ではリフォームやリノベーションビジネスに力を入れている企業も多いです。また、インテリア業界は、居住空間を快適にする商品を取り扱っており、門や塀、物置などの住宅の外回りの設備まで取り扱います。
矢野経済研究所の調査「住宅リフォーム市場に関する調査を実施」によれば、コロナ禍が落ち着いた2024年では、前年比0.6%増の7兆3,575億円との推計。
コロナ禍以降のリフォーム需要は減少傾向ですが、リフォーム工事原価や高付加価値リフォームの需要は上昇傾向に。さらに、IoTと住宅設備が連携する「スマートハウス市場」の拡大も期待されています。
10. 自動車・輸送
人気の業界ランキングの10位は、自動車・輸送業界です。特に、自動車業界は日本が世界に誇る産業で、トヨタ自動車やホンダなど、世界的に有名な企業が多数あり、就活生から高い人気を誇ります。
大手メーカーの部品や素材の下請け会社や系列会社も多数あり、生産だけでなく販売や整備など総合産業と言える業界です。
また、2022年12月公表の「令和3年経済センサス‐活動調査 産業別集計」によれば、輸送用機械器具製造業に従事する従業者数が全体の13.6%と高い割合です。
人材育成の環境が整った企業も多い業界なので、キャリアアップを目指したい就活生はぜひチャレンジしてみてください。
【25卒・文系】就活生に人気の業界ランキングTOP10

順位 | 業界(男性) | 順位 | 業界(女性) |
1 | ソフトウェア・情報処理・ネット関連 | 1 | ソフトウェア・情報処理・ネット関連 |
2 | 銀行・証券 | 2 | 銀行・証券 |
3 | 食品・農林・水産 | 3 | 人材サービス(派遣・紹介) |
4 | 人材サービス(派遣・紹介) | 4 | 食品・農林・水産 |
5 | クレジット・信販・リース | 5 | 広告・芸能 |
6 | 生保・損保 | 6 | 住宅・インテリア |
7 | コンサルティング・調査 | 7 | 通信 |
8 | 住宅・インテリア | 8 | ホテル・旅行 |
9 | 不動産 | 9 | 放送・新聞・出版 |
10 | 電子・電気機器 | 10 | 専門商社 |
文系の就活生に人気の業界ランキングでは、総合ランキング同様、男女共にソフトウェア・情報処理・ネット関連業界が1位です。
男性ではクレジット・信販・リース、生保・損保業界がランクインしているのが特徴的と言えるでしょう。これらの業界はインセンティブありの仕事も多く、若いうちから高収入を狙うことができます。
また、文系の女性では、華やかなイメージのある広告・芸能や出版関係、ホテル・旅行業界の人気も高いようです。
【25卒・理系】就活生に人気の業界ランキングTOP10

順位 | 業界(男性) | 順位 | 業界(女性) |
1 | ソフトウェア・情報処理・ネット関連 | 1 | 薬品・化粧品 |
2 | 電子・電気機器 | 2 | 食品・農林・水産 |
3 | 繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック | 3 | ソフトウェア・情報処理・ネット関連 |
4 | 自動車・輸送用機器 | 4 | 繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック |
5 | 機械・プラント | 5 | 医療・調剤薬局 |
6 | 精密・医療機器 | 6 | 電子・電気機器 |
7 | 通信 | 7 | 精密・医療機器 |
8 | 薬品・医薬品 | 8 | コンサルティング・調査 |
9 | 電力・ガス・エネルギー | 9 | 建設・設備工事 |
10 | 建設・設備工事 | 10 | 住宅・インテリア |
理系の人気業界ランキングでは、文系では上位に入っていない電子・電気機器や繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミックが上位にランクインしています。
理系の場合は、自分の専門性や研究を活かせる業界が人気です。
男性では、自動車・輸送用機器、機械・プラント、精密・医療機器など、高収入で福利厚生が充実した企業が多いです。
また、女性の1位は女性向けのビジネスも多い薬品・化粧品業界、2位が食品・農林・水産業界となっています。
【26卒・文系】学生に人気の企業ランキングTOP20

順位 | 業界 | 順位 | 業界 |
1 | 伊藤忠商事 | 11 | 全日本空輸(ANA) |
2 | 三菱商事 | 12 | 三菱他所 |
3 | サントリーホールディングス | 13 | 博報堂/博報堂DTメディアパートナーズ |
4 | 三菱UFJ銀行 | 14 | 損害保険ジャパン |
5 | 三井不動産 | 15 | 住友商事 |
6 | 日本航空(JAL) | 16 | ニトリ |
7 | 味の素 | 17 | 電通 |
8 | アクセンチュア | 18 | 丸紅 |
9 | 三井物産 | 19 | 集英社 |
10 | 講談社 | 20 | アビームコンサルティング |
文系の学生に人気の企業ランキングを見てみると商社や食品メーカーが上位に入っています。
1位の伊藤忠商事は、行動指針として「ひとりの商人、無数の使命」を掲げており、繊維に関わる領域を幅広く手掛けている総合商社です。
朝型勤務や女性活躍推進など、積極的な独自の働き方改革に力を入れているのが特徴で人気があります。
他にも、航空、マスコミ、不動産まで、人気企業は多業界にわたっており、業界で選ぶのではなく、企業で選ぶという思考が高まっていると言えるでしょう。
【26卒・理系】学生に人気の企業ランキングTOP20

順位 | 業界 | 順位 | 業界 |
1 | ソニーグループ | 11 | パナソニックグループ |
2 | 野村総合研究所(NRI) | 12 | 三菱重工業 |
3 | AGC | 13 | サントリーホールティングス |
4 | 伊藤忠商事 | 14 | 富士通 |
5 | 味の素 | 15 | 花王 |
6 | トヨタ自動車 | 16 | 日本郵船 |
7 | 旭化成 | 17 | NTTデータグループ・NTTデータ・NTTDATA Inc. |
8 | 富士フイルム | 18 | 中外製薬 |
9 | 日立製作所 | 19 | 本田技研工業 |
10 | 三菱商事 | 20 | アビームコンサルティング |
理系の学生人気ランキングでは1位が「ソニーグループ」です。エンターテインメントからテクノロジー・サービスなど幅広い事業展開で、キャリアを積める企業として人気があります。
2位の「野村総合研究所(NRI)」は、インターシッププログラムが充実しており、就活生の心を掴んでいよるようです。
また、DX化が推進される中でIT系の人材の需要も高まって、理系はIT企業のランクインが多い印象です。IT企業は需要が高く将来性が安定している点や、手に職をつけやすい点からも、理系の学生から人気が高まっています。
就活生に不人気の業界ランキング

順位 | 業界 | 割合 |
1 | 介護・福祉 | 46.1% |
2 | 建設・建築 | 26.1% |
3 | 機械メーカー | 23.8% |
4 | 官公庁・公社・団体 | 19.1% |
就活生に不人気の業界ランキングを見てみると、1位は介護・福祉です。少子高齢化が進む中で、人材が不足している上、学生からの人気も低くなっています。
また、建設・建築業界、機械メーカーも人気は低めですが、将来的には需要が高まる業界ばかりなので、就職先の候補として一度興味を持ってみるのもおすすめです。
後悔しない。人気業界の選び方5つ

ここからは、人気業界の選び方を見ていきましょう。
5つのポイントを押さえて、後悔しない就職先を見つける参考にしてください。
1. 譲れない条件について考える
業界選びでは、譲れない条件をまずは考えてみましょう。
- 仕事内容
- 働き方
- 休日
- 勤務先 など
人気のある業界だとしても、それぞれ仕事内容は異なるので、自分に合った仕事内容かをチェックすることが大切です。
また、働き方や休日など、自分のライフスタイルに合った業界を選びましょう。例えば、小売業界などでは、土日に休むことが難しい場合も多くあります。
そして、勤務先として海外勤務を希望している場合には、メーカーや商社などでグローバルな展開をしている業界を選ぶべきでしょう。
2. WillではなくCanの視点も持つ
業界選びでは、「やりたいこと=Will」ではなく、「できること=Can」の視点を持ってみてください。
就活でやりたいことを問われる機会も多いですが、やりたいことがいろいろとある場合、どれを選べば良いのかわからなくなってしまう場合もあります。
そんな時は、やりたいことではなくできることを優先して、考えてみるのがおすすめです。
できることから自分の強みを見つけて、業界を絞り込んでみると、やりがいのある業界を選択しやすくなるでしょう。
3. 目指す業界を絞りすぎない
目指す業界は、1つに絞り込む必要はありませんので、2~4つ程度候補を上げてみてください。
業界を絞り込みすぎると、就活のスケジュールがタイトになったり、全て落ちてしまうリスクが生じやすくなります。
また、業界を比較することで幅広い知識を得やすく、より自分が目指したい業界が明確に見えてくるはずです。
4. 好きだからという理由で選ばない
商品やサービスを「好きだから」という理由で、就職したい業界を選ばないようにしましょう。
ぼんやりとしたイメージは、目指す業界を検討する際の目安にはなりますが、選んだ業界の業務内容や環境などが自分に合っているとは限りません。イメージとはあくまでも想像上のものであり、実際とは異なる場合があることを理解しておきましょう。
業界に対するイメージだけではなく、価値観や性格、キャリアビジョンなどを明確にしてから検討してみてください。
5. 先入観を捨てて選ぶ
「この業界は人気がないから」「ブラックな業界だからやめておこう」など、先入観を持って業界を選ばないように注意してください。
他の人には合わない業界であっても、自分にはぴったりの業界だったというケースも少なくありません。また、過去にはブラックで有名だった業界や企業であっても、働き方改革などによって、働きやすい環境に変化しているケースも。
インターンシップや説明会への参加、OBやOGのリアルな声なども参考に、自分に合った業界を選んでみてください。
人気の業界で求められる学生の特徴3つ

こちらでは人気の業界で求められる学生の特徴を紹介します。
求められている人材を把握することで、就活を少しでも有利に進められるように参考にしてみてください。
1. 人柄がよい
人気業界に限らず、就活では「人柄」が重要視されます。就職みらい研究所の『就職白書2023』データ集でも、企業が採用基準で重視する項目の第1位が「人柄」です。
基礎学力や能力適性検査の結果よりも、圧倒的に選考に際して重視されています。
新卒の学生は今現在の学力や能力ではなく、入社してからの成長に企業は期待しているからでしょう。入社後に他の社員や先輩、上司と上手くやっていけそうか。また、仕事内容をしっかり学ぶ姿勢があるのかなども見られます。
さらに、スキルアップを目指したり、企業に貢献してくれたりと、努力できる人なのかといった人柄大切というわけです。
2. 熱意がある
人気業界に就職するには人柄の次に、熱意も重要です。就職みらい研究所の『就職白書2023』データ集では、企業が採用基準で重視する項目の第2位が「自社/その企業への熱意」となっています。
熱意を就活で伝えるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 志望動機を明確にする
- 将来のビジョンを具体的に伝える
- 積極的に質問をする
- 仕草や振る舞いを意識する
熱意を伝えるためには、業界や企業の魅力を伝えるだけではアピールになりません。
自分がその業界を目指した理由などを自分の経験を踏まえた上で、具体的に伝えてみてください。
3. PDCAを回せる
PDCAは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の頭文字を取ったものです。
業務や生産性の向上を目的とした改善手法で、このPDCAを回せる人が人気業界では求められます。
経団連の「企業の求める人材像と採用動向」でも、期待する資質の1位が「主体性」、2位が「チームワーク・リーダーシップ・協調性」、そして「実行力」と続きます。
PDCAを回すためにも、コミュニケーション力や主体性が必要なことからこのような結果が出ていることが予測できます。
PCDAを回せれば、就職後に業務を効率的に進めることができますので、過去の経験談を話す際などに意識しておきましょう。
人気業界の内定を勝ち取る方法3つ

こちらでは、人気業界の内定を勝ち取る方法を解説します。
人気業界は志望者も多く、内定を勝ち取ることが難しい場合も多いので、3つのポイントを参考に就活に役立てましょう。
1. 志望動機を明確にする
まずは、なぜその業界・企業に就職したいのか、志望動機を明確にしてください。
志望動機は選考時に必ず聞かれる項目の1つです。目的意識や熱意、就職後に活躍ができる人材かを見られています。
志望動機を作る際のポイントは以下の通りです。
- 業界・企業研究をしっかりする
- 経営理念や行動指針、企業文化に共感する
- 経験やスキルを持っている
- 就職後のビジョンや目標を明確にする
他の業界や企業にも使えるような志望動機はNGです。
自分の経験を元に志望する業界・企業にどのように貢献できるのか、どのようなことがやりたいのかまで、しっかりと伝えるようにしてみてください。
2. インターンシップで経験を積む
人気業界の内定を勝ち取るためには、インターンシップに参加して経験を積むことも大切です。
インターンシップで実際に体験することで、抱いていたイメージ通りの仕事なのか確認することもできます。新しく興味が持てる業界が見つかったり、自分が向いている業界が明白になったり、就職後に後悔するリスクも軽減できるでしょう。
また、インターンシップの経験から志望動機も語りやすくなり、熱意を伝えることにも役立ちます。
社員と同じような業務を行う長期インターンもあり、実務経験は他の学生との差別化にもつながるでしょう。
3. ES添削・面接対策をする
人気業界の内定を勝ち取るには、エントリーシートの添削や面接対策を行っておくのがおすすめです。
エントリーシートの添削や面接対策は、学校や友達・先輩に行い、自信が持てるように入念に行ってください。
また、外部の就職支援サービスなどもあります。外部の就職支援サービスを行っているのは、プロなので企業の内部情報も把握しており、内定にグッと近づけるサポートが期待できます!
「内定を必ず勝ち取りたい!」「友達や先輩に頼むのは不安…」という方は、「赤ペンES」のようなプロの力を借りるのもおすすめです。
人気業界を目指すなら、各業界を徹底研究しよう。

人気業界への就職を目指すなら、ランキングを見るだけでなく、興味のある業界は徹底的に研究することが大切です。
まずは、希望する業界を2~4つ程度に絞って、インターンなども活用しながら自分に合う業界を選んでみてください。
そして、人気業界の選び方や内定を勝ち取る方法を参考にして、人気業界への就職を目指しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。