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リクルートスーツとビジネススーツの違いとは?選び方や着こなし方を徹底解説

「リクルートスーツとビジネススーツの違いとは?」そのように悩んでいる就活生の方は多いでしょう。

リクルートスーツと一般的なビジネススーツとの違いを把握しておかなければ、スーツ選びの際に悩んでしまいます。

そのため就活用のリクルートスーツを選ぶ参考として、ビジネススーツとの違いを確認しておきましょう。

本記事では、リクルートスーツとビジネススーツの違いを詳しく解説します。リクルートスーツの着こなし方や選び方もあわせて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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リクルートスーツとは

リクルートスーツとは、就活用のスーツを指しており、就職活動や企業説明会で学生が着用します。リクルートスーツと呼ばれる存在は、世間一般で広く認知されていますが、実は日本特有の和製英語ですよ。

海外ではリクルートスーツと呼ばれる就活用のスーツは存在せず、国内では主に黒無地のシンプルなスーツを意味します。

日本では一般的に学生が就活の際に着用する黒無地のスーツをリクルートスーツと呼びますが、明確な定義はありません。

リクルートスーツは、就活中と就職してから1年目の社会人が着るもので、長く愛用するものではありません。そのため、耐久性が高く長く愛用できるビジネススーツに比べて、低コストで販売されていますよ。

リクルートスーツとビジネススーツの違い

リクルートスーツとビジネススーツに明確な定義の違いはありませんが、一般的にリクルートスーツとビジネススーツは、次のポイントが異なります。

  1. 価格帯
  2. 生地
  3. 色や柄
  4. 着用するタイミング・目的

それぞれの相違点を確認して、リクルートスーツとビジネススーツの違いを把握しましょう。

①価格帯

リクルートスーツとビジネススーツでは、価格帯が大きく異なります。

就活時期と新社会人の1年間のみ着用するリクルートスーツは、高い耐久性が求められておらず、学生でも購入しやすい価格帯で販売されているのです。

リクルートスーツの価格相場は2万〜3万円程で、ビジネススーツはキャリアや職場の環境によって着用するスーツが変わり、高価なものでは数十万円単位のブランド物も多く販売されていますよ。

②生地

リクルートスーツとビジネススーツの違いは、使用している生地が異なることです。リクルートスーツは、就活期間の着用を想定して製造されているため、大量生産で価格を抑えられる生地が好まれます。

そのため、リクルートスーツはポリエステルの割合が多い傾向にありますよ。

ポリエステルはシワになりにくいので、1日に何度も企業説明会や面接を受けに行った場合でも、アイロン掛けの必要がありません。

対して、ビジネススーツはウール100%やポリエステルよりウールの割合が多く、見た目に高級感があります、繊細な手入れが求められます。

③色や柄

リクルートスーツとビジネススーツでは、色や柄の種類が異なります

リクルートスーツは黒や無地が基本であり、シャドーストライプなど無地に近い柄の織柄スーツまでが許容範囲です。

対して、ビジネススーツはネイビーやグレー・ブラウン・ダークグリーンなど、カラーバリエーションが豊富です。柄もストライプやチェック・ウィンドペンなど、さまざまなバリエーションが用意されていますよ。

④着用するタイミング・目的

リクルートスーツとビジネススーツが生地や色・柄に違いがある理由は、着用するタイミングと目的が違うからです。

リクルートスーツは、就活や社会人1年目の時期に着用し、「採用担当者に好印象を与える」目的で選びます

対してビジネススーツは、ビジネスシーンで着用し、個性を演出する目的で自分や業界に合ったスーツを選べるため社会人3年目や中途採用の場合は、リクルートスーツの着用は避けましょう。

リクルートスーツの選び方

リクルートスーツの選び方は次のとおりです。

  1. 色は黒か紺が基本
  2. 柄は無地がおすすめ
  3. サイズの合ったものを選ぶ

それぞれの選び方を確認して、就活シーンで使用できるリクルートスーツを購入してください。

①色は黒か紺が基本

リクルートスーツの色は、黒か紺が基本です。原則は黒が基本ですが、無地の紺であればリクルートスーツとして使用できます。

黒はスタイリッシュでフォーマルな印象を与えますが、業種によっては好まないケースもあるので注意してください。

公務員や銀行など堅実な業種を受ける場合は、黒のスーツは威圧感があると判断されるため、ネイビースーツが好まれます。

また、アパレルや広告・製造メーカーなどでは、落ち着いた雰囲気を演出できるダークグレーのリクルートスーツがおすすめです。

②柄は無地がおすすめ

リクルートスーツの柄は、無地がおすすめです。

シャドーストライプなど無地に近い織柄であれば問題ありませんが、堅実な業種では無地を着用した方が無難です。

アパレルやクリエイティブな職種の場合、個性を出すために織柄スーツを着用しても問題ありません。

リクルートスーツを選ぶ際は、無地かできるだけ無地に近い織柄を選びましょう

③サイズの合ったものを選ぶ

リクルートスーツを購入する際は、サイズの合ったものを選んでください。近年、ファッション業界ではオーバーサイズがトレンドですが、リクルートスーツとしてはカジュアルすぎます。

オーバーサイズのスーツは、カジュアルでだらしない印象を与えてしまうため、就活には不向きですよ。

ジャストサイズのスーツを選ぶ際のポイントは、次のとおりです。

  • 袖丈は手首の骨を隠す程度の長さ
  • 裾丈はかかとを隠す程度の長さ
  • 肩幅は窮屈さを感じない動きやすいサイズ
  • 胸囲はジャケットのボタンを留めた際にシワやヨレが入らないサイズ
  • ウエストはパンツを腰骨の位置に合わせて、シルエットや着心地が良いサイズ

上記のポイントを押さえておくと、ジャストサイズのリクルートスーツを見極められます。不安な場合は、スーツ屋で店員さんと相談して、ジャストサイズのリクルートスーツを用意してもらいましょう。

男女別リクルートスーツの着こなし方

ここでは、男女別リクルートスーツの着用ポイントを解説します。

就活で使用するリクルートスーツを購入しても、正しい着こなしができなければ、面接官に悪印象を与えてしまいます。

就活を有利に進められるよう、リクルートスーツの着こなし方を確認しておきましょう。

  1. 男性の着こなし方
  2. 女性の着こなし方

①男性の着こなし方

男性がリクルートスーツを着こなすためのポイントは、次のとおりです。

項目OKな着こなし方NGな着こなし方
ジャケット・アンボタンマナーを守る
・フラップは屋内では入れ屋外では出す
・シングルジャケットを選ぶ
・ボタンを開けっ放しにする
・ダブルジャケットを選ぶ
・胸ポケットに物を入れる
・スリーピースを着用する
パンツ・裾はシングルで仕立てる
・裾丈はかかとを隠す程度の長さ
・センタープレスが入っている
・裾をダブルで仕立てる
・裾丈が長い、もしくは短い
・シワやヨレが目立つ
シャツ・第一ボタンまですべて留める
・袖丈はジャケットから1~2cm出る程度の長さ
・白の無地
・カラーシャツや柄シャツ
・第一ボタンを開けている
・半袖・腕まくり
ネクタイ・シルク100%
・ネイビーやエンジ、黄色などのカラー
・ストライプやドットなどシンプルな柄
・ベルトのバックルにかかる程度の長さ
・黒や白など冠婚葬祭向きの色
・ピンクや紫、ゴールドなど派手な色
・キャラクターモノや派手な柄
・細すぎる、太すぎる
・短すぎる、長すぎる
革靴・ストレートチップやプレーントゥなどシンプルなデザイン
・靴紐を結ぶ紐靴(レースアップ)
・黒一色の天然皮革
・ブラウンやホワイトなど色付き
・ウイングチップやメダリオンなど華やかなデザイン
・靴紐がないスリッポンやローファー
・金具が付いているモンクストラップ
カバン・ナイロンやポリエステルなど軽くて丈夫な素材
・A4サイズは入るビジネスバック
・置くと自立する構造
・黒の装飾がないデザイン
・クラッチバック
・リュックサック
・ブランドロゴが入った革製バック
・トートバッグ

②女性の着こなし方

男性がリクルートスーツを着こなすためのポイントは、次のとおりです。

項目OKな着こなし方NGな着こなし方
ジャケット・フラップは屋内では入れ屋外では出す
・シングルジャケットを選ぶ
・ボタンを開けっ放しにする
・ダブルジャケットを選ぶ
・袖や裾が長すぎる
・バストが窮屈
パンツ・スカート・裾はシングルで仕立てる
・裾丈はパンプスのヒールが少し隠れる程度の長さ
・センタープレスが入っている
・スカート丈は膝が半分ほど隠れる程度の長さ
・ストッキングは不自然でない肌色
・裾をダブルで仕立てる
・裾丈が長い、もしくは短い
・シワやヨレが目立つ
・スカートが長い、短い
ブラウス・第一ボタンまですべて留める
・袖丈はジャケットから1~2cm出る程度の長さ
・白の無地
・カラーシャツ
・ギャザーやフリルなどの装飾シャツ
・第一ボタンを開けている
・半袖・腕まくり・カットソー
パンプス・ラウンドトゥやスクエアトゥなどシンプルなデザイン
・黒一色の天然皮革
・歩きやすいローヒールやフラットヒール
・ブラウンやホワイトなど色付き
・華美な装飾があるデザイン
・ポインテッドトゥやオープントゥなどカジュアルなデザイン
・ハイヒール
カバン・ナイロンやポリエステルなど軽くて丈夫な素材
・A4サイズは入るビジネスバック
・置くと自立する構造・黒の装飾がないデザイン
・クラッチバック
・リュックサック
・ブランドロゴが入った革製バック

リクルートスーツの価格相場

リクルートスーツの価格相場は2万~3万円ほどで、さまざまなメーカーが販売しています。

リクルートスーツ選びの参考として、大手メーカーの販売価格をチェックしておきましょう

ブランド商品名価格帯(税込)
UNIQLO感動ジャケット感動スリムパンツ6,990円・3,990円
洋服の青山スタイリッシュスーツ32,890円
AOKI黒無地スーツ JOURNAL WORKS スリム21,890円
SUIT SELECT2釦シングルスーツ 0タック/ブラック×ソリッド+SUPER TOUGH 100’S31,900円

リクルートスーツとビジネススーツの違いに関するよくある質問

リクルートスーツとビジネススーツの違いに関するよくある質問は、次のとおりです。

  1. 就活で避けるべきスーツの特徴は?
  2. リクルートスーツとビジネススーツの違いは見た目でわかる?

それぞれの回答を確認して、就活用のスーツを選ぶ際の参考にしてください。

①就活で避けるべきスーツの特徴は?

就活で避けるべきスーツの特徴は、カジュアルすぎるデザインです。

オーバーサイズや派手なカラー・柄、ブランドロゴがデカデカと強調されたスーツは避けてください。

またリクルートスーツはジャストサイズでなければ、だらしない印象を与えてしまうため、試着してから購入するのが無難ですよ。

②リクルートスーツとビジネススーツの違いは見た目でわかる?

リクルートスーツとビジネススーツの違いは、使用している生地が異なるためリクルートスーツはどうしても安っぽく見えます。

リクルートスーツは、あくまで就活用のスーツであることを忘れずに、ビジネスシーンではビジネススーツを着用してください。

そのため、社会人2年目に入る頃にはビジネススーツを何着か購入しておきましょう。

リクルートスーツとビジネススーツの違いを理解しよう

おしゃれなスーツで就活に挑みたい場合でも、リクルートスーツは他の就活生と同じような黒や紺の無地を選びましょう

リクルートスーツは就活を目的としたスーツなので、面接官に真面目で誠実な印象を与える無個性なものを選ぶべきです。

ビジネススーツは、ビジネスシーンで着用するため、業界や業種に合っていれば、ある程度は個性を出したデザインでも問題ありませんよ。

本記事で解説したリクルートスーツとビジネススーツの違いを参考に、就活で使用するスーツを選んでくださいね。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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