日本の大手企業ランキング一覧!就活生向けに27業種別のランキングで徹底解説
就職活動を考える際、日本の大手企業について知りたいと考える方は多いものの、業界や規模が多岐にわたるため、全体像を把握することは容易ではありません。
そこで、本記事では、売上高をもとに、27の業種別に日本の大手企業をランキング形式で紹介していきます。
トヨタ自動車(売上高45兆円)や三菱商事(売上高19.5兆円)といった誰もが知る超大手企業から、業界内で確固たる地位を築いている優良企業まで、幅広く網羅。
特に就活生の方々には、業界研究や企業選びの際の重要な指針となるでしょう。
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そもそも大手企業・超大手企業とは

大手企業は、業界内での売上高、知名度、シェア率において上位に位置する企業を指すことが多いです。
法律上の明確な定義はありませんが、経済産業省の基準では売上高1,000億円以上または従業員数1,000人以上の企業とされています。
例えば、トヨタ自動車(売上高45兆円)、本田技研工業(20兆円)、三菱商事(19兆円)などが日本を代表する大手企業として挙げられるでしょう。
また、準大手企業という区分も存在し、資本金や従業員数は大手企業に匹敵するものの、BtoB企業であることなどから一般的な知名度が低い企業が該当します。
就職先として検討する際は、企業の規模だけでなく、業界内での位置づけや将来性も重要な判断基準となるでしょう。
【27業種別】大手企業のランキング一覧|人気の81社を売上高順で紹介

ここでは、経済産業省の業種分類に基づき、建設、製造、金融、不動産など27業種の代表的な大手企業を売上高順にランキング化しました。
業界研究や企業選びの参考になる情報を、各社の特徴とともにご紹介します。
- 農業・林業・漁業の大手企業一覧
- 鉱業・採石業・砂利採取業の大手企業一覧
- 建設業の大手企業一覧
- 食料品・飲料・たばこ・飼料製造業の大手企業一覧
- 繊維工業の大手企業一覧
- 木材・木製品、パルプ・紙・紙加工品製造業の大手企業一覧
- 化学工業の大手企業一覧
- 石油製品・石炭製品製造業の大手企業一覧
- 窯業・土石製品製造業の大手企業一覧
- 鉄鋼業の大手企業一覧
- 非鉄金属製造業の大手企業一覧
- 金属製品製造業の大手企業一覧
- はん用機械器具製造業の大手企業一覧
- 生産用機械器具製造業の大手企業一覧
- 業務用機械器具製造の大手企業一覧
- 電気機械器具製造業の大手企業一覧
- 情報通信機械器具製造業の大手企業一覧
- 輸送機械器具製造業の大手企業一覧
- その他の製造業の大手企業一覧
- 電気・ガス・熱供給・水道業の大手企業一覧
- 情報通信業の大手企業一覧
- 運輸業の大手企業一覧
- 卸売業・小売業の大手企業一覧
- 金融業・保険業の大手企業一覧
- 不動産業の大手企業一覧
- 物品賃貸業の大手企業一覧
- サービス業の大手企業一覧
なお、各社の売上高はバフェットコード(https://www.buffett-code.com/)を参考に、過去数年間の数値を丸めて記載しております。
①「農業・林業・漁業」の大手企業一覧
農業・林業・漁業業界は、食料生産や資源供給の基盤を支える重要な産業です。
この業界では、マルハニチロやニッスイなどの大手水産会社から、サカタのタネなどの種苗企業まで、多様な事業を展開する企業が存在します。
売上高や年収データから、業界を代表する企業の実態を見ていきましょう。
1位:住友林業|売上高約1兆1,040億円
住友林業は、木材・建材の流通から木造住宅の建築から森林経営まで手掛ける総合林業企業で、創業は1691年にさかのぼり、300年以上の歴史を持つ老舗企業として知られています。
特に環境への取り組みが特徴的で、持続可能な社会の実現に向けて森林資源を活用した事業展開を行っているのも特徴です。
新卒採用では木造注文住宅の企画提案営業や賃貸住宅営業など、幅広い職種で募集を行っており、充実した研修制度も整備されていますよ。
社宅制度や福利厚生も充実しており、社員の長期的なキャリア形成をサポートする体制が整っているのも魅力と言えるでしょう。
2位:マルハニチロ|売上高約9,000億円
マルハニチロは、「海といのちの未来をつくる」というブランドステートメントを掲げる総合食品企業です。
世界約150社のグループ会社を持ち、水産物の取扱量は世界トップクラスを誇り、約70カ国から水産物を調達するグローバルな調達網を持っているのも特徴です。
事業内容は、水産事業での輸出入・加工・販売・養殖に加え、食品事業では冷凍食品やチルド食品、レトルト食品など幅広い商品を展開。
他にも、民間企業として初めてクロマグロの完全養殖に成功し、新ブランド「BLUE CREST」を立ち上げるなど、革新的な取り組みも行っています。
3位:日本水産|売上高約7,000億円
日本水産(通称:ニッスイ)は、水産物の調達から加工・販売まで一貫して手掛ける総合水産食品メーカーで、世界各地に拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。
主力事業は水産事業と食品事業の2本柱で、特に水産事業では養殖や漁業を含む幅広い事業を展開している企業です。
また、冷凍食品分野でも強みを持ち、「おさかなのソーセージ」や「白身フライ」などのロングセラー商品を多数抱えていますよ。
就活生に特に魅力的な点として、グローバルな事業展開による海外経験の機会や、食の安全・安心に関わる重要な社会的役割を担えることが挙げらるでしょう。
②「鉱業・採石業・砂利採取業」の大手企業一覧
鉱業・採石業・砂利採取業は、地下資源の採掘から砕石の生産まで幅広い分野を担う重要な産業です。
株式会社INPEXなど、日本を代表する大手企業が名を連ねており、エネルギー資源の安定供給に貢献しています。
1位:株式会社INPEX(旧:国際石油開発帝石)|売上高約1兆円
石油・天然ガスの探鉱から開発、生産、販売まで一貫して手掛ける日本最大の石油開発企業で、現在は再生可能エネルギー事業にも積極的に取り組んでいます。
世界28カ国で70以上のプロジェクトを展開しており、生産量・埋蔵量ともに国内トップの規模を誇る企業です。
本社は東京都港区赤坂のBizタワーにあり、就活生に魅力的な点として、平均年齢が39.8歳と若く、充実した福利厚生を備えているのも特徴と言えるでしょう。
クリーンエネルギーへの転換を進めながら、「エネルギーに新しい風」をスローガンに、ネットゼロ社会の実現に向けて挑戦を続けています。
2位:石油資源開発|売上高約5,000億円
石油資源開発は、日本の石油・天然ガス開発において重要な役割を担う大手企業です。
国内における石油・天然ガスの探鉱から生産までを一貫して手掛けており、特に国内の天然ガス事業では高いシェアを誇っています。
同社の特徴は、国内の資源開発に加えて、海外での探鉱・開発プロジェクトにも積極的に参画していることでしょう。
就活生にとって魅力的な点は、エネルギー安全保障の観点から国家的に重要な事業を担っていることと、グローバルな事業展開により海外でのキャリア構築機会が豊富なことです。
3位:日鉄鉱業|売上高約3,000億円
日鉄鉱業は、日本製鉄の鉱山部門が独立して1939年に設立された歴史ある企業で、主力事業の石灰石の採掘に加え、国内各地に鉱山を保有し銅鉱山の開発・操業も手がけています。
同社の強みは、鉱物採掘から加工・販売までの一貫した事業体制と、多角的な事業展開にあるでしょう。
石灰石やタンカル、砕石の採掘販売を中心に、銅などの鉱産物の加工・販売、石炭・石油製品の販売、さらには不動産業や自然エネルギーを活用した発電事業まで幅広く展開しているのも特徴です。
また、海外展開にも積極的で、安定した経営基盤と技術力を活かし、資源開発のリーディングカンパニーとして成長を続けています。
③「建設業」の大手企業一覧
建設業界は、住宅やビル、インフラ整備など、私たちの生活基盤を支える重要な産業です。
大和ハウス工業などの大手企業が、高い技術力と豊富な実績を誇り、国内外で数多くのプロジェクトを手がけています。
1位:大和ハウス工業|売上高約4.4円
大和ハウス工業は、住宅業界のリーディングカンパニーとして知られる大手企業です。
1947年の設立以来、住宅建設を中心に、マンション開発、商業施設、物流施設など、幅広い分野で事業を展開しています。
同社の強みは、プレハブ住宅のパイオニアとしての確かな技術力と、全国規模のネットワークを活かした総合的な不動産開発力ですよ。
就活生に人気の理由として、充実した研修制度と明確なキャリアパスが挙げられ、建設・不動産業界の中でも比較的採用人数が多く、新卒採用に積極的な企業としても知られています。
2位:積水ハウス|売上高約2.4兆円
積水ハウスは、1960年に設立された日本を代表する住宅メーカーです。
鉄骨系プレハブ住宅と木質系プレハブ住宅の両方を手がけ、独自の制振構造システム「シーカス」など、先進的な技術開発にも注力しています。
採用面では総合職13倍、技術職7倍と人気企業ながら、年間450名程度の採用を行っており、チャレンジのしがいのある企業ですよ。
全国に100以上のの支店・営業所、280以上の展示場を展開し、住宅建築から街づくり、都市開発、国際事業まで幅広い分野で事業を展開しています。
3位:大林組|売上高約2兆円
大林組は、1892年の創業以来130年以上の歴史を持つ日本を代表するスーパーゼネコンです。
同社の強みは、トンネル土木やLNG地下タンクプラントなどの高度な土木工事にあり、特に建物の基礎工事では顧客からの信頼が厚いことで知られています。
歴史的建造物である阪神甲子園球場や大阪城天守閣の建設実績も持ち、日本の景観づくりに大きく貢献してきました。
現在は16の国と地域に拠点を持ち、グループ全体で約17,000人の従業員を抱える大企業へと成長。就職先としても、安定性と技術力の高さから、建設業界を志望する学生から高い人気を集めています。
④「食料品・飲料・たばこ・飼料製造業」の大手企業一覧
食料品・飲料・たばこ・飼料製造業は、製造品出荷額の約1割を占める重要な製造業分野です。
業界トップの日本たばこ産業をはじめ、アサヒグループやキリンホールディングスなど、私たちの生活に密接に関わる大手企業が数多く存在します
1位:日本たばこ産業|売上高約2兆1,756億円
日本たばこ産業(JT)は、国内で唯一たばこの製造が認められている特殊会社として、圧倒的な市場シェアを誇ります。
2024年第1四半期の業績は、売上収益が前年同期比11.3%増の7,403億円を達成し、特にRRP(加熱式たばこ)関連売上が17.7%増と好調な企業です。
事業内容は、たばこ事業を主軸としながら、医薬事業や加工食品事業も展開しており、冷凍麺やパックごはんなどの食品製造も手がけており、総合メーカーと言えるでしょう。
グローバル展開も積極的で、130以上の国と地域でビジネスを展開し、Winstonやcamelといったグローバルブランドの販売数量も着実に増加しています。
2位:アサヒグループホールディングス|売上高約2兆円
アサヒグループホールディングスは、ビールを中心とした酒類、飲料、食品で多様なブランドを世界展開するリーディングカンパニーです。
2023年12月期の売上収益は2兆7,690億円を達成し、前年比10.27%増と着実な成長を遂げており、世界100カ国以上で事業を展開し、年間100億リットルを超える酒類・飲料を提供しています。
日本、欧州、オセアニア、東南アジアを中心に60カ所以上の生産拠点を持ち、約30,000人の従業員が働いており、日本を代表する巨大企業と言えるでしょう。
近年は各地域でのプレミアム化の推進や価格改定効果により、持続的な成長を実現しています。
3位:キリンホールディングス|売上高約1.8兆円
キリンホールディングスは、1907年に設立された歴史ある総合飲料メーカーです。
事業領域は、国内ビール・スピリッツ、国内飲料、オセアニア酒類、医薬品など多岐にわたり、特に医薬品部門は960億円の事業利益を上げ、前年比16.4%増と高い成長を示しています。
グループ全体で30,183人の従業員を抱え、2024年度は円安の影響もあり、さらなる売上収益の拡大が予想されている期待の企業と言えるでしょう。
研究開発にも注力しており、キリン中央研究所や飲料未来研究所など、複数の研究施設を持ち、製品開発とイノベーションを推進しています。
⑤「繊維工業」の大手企業一覧
繊維業界は、三菱ケミカルグループや東レなどの大手企業が市場を牽引しています。
近年は従来の衣料用途だけでなく、炭素繊維などの高機能繊維や医療、IT分野へと事業を多角化し、グローバル市場での競争力を高めている業界です。
1位:三菱ケミカルホールディングス|売上高約3.6兆円
三菱ケミカルグループは、日本の化学業界をリードする大手企業で、三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを中核とする化学企業グループです。
世界の化学業界でもトップクラスの地位を確立しており、特にエチレン生産では国内最大手として知られています。
同社の強みは、化学製品だけでなく、医薬品や電子材料、炭素製品など、幅広い分野での事業展開にありますよ。
就活生にとって魅力的なポイントは、安定した経営基盤に加え、平均年収が約970万円と高水準である点です。
2位:東レ|売上高約2兆円
東レは、繊維業界を代表する大手メーカーとして知られ、特に高機能繊維素材の開発・製造で世界をリードしています。
同社の強みは、炭素繊維やナイロン、ポリエステルなどの革新的な素材開発力にあり、特にユニクロのヒートテックに使用される機能性素材の開発実績は有名でしょう。
航空機部品から日用品まで幅広い分野で同社の素材が活用されており、特に環境配慮型製品の開発にも注力しています。
就活生にとって魅力的なのは、グローバルな事業展開と研究開発職から営業職まで、多様なキャリアパスが用意されている点です。
3位:旭化成|売上高約1.8兆円
旭化成は、マテリアル・住宅・ヘルスケアの3つの事業領域で展開する総合化学メーカーです。
繊維事業では、高機能繊維の開発に特に注力しており、環境に配慮した「ベンベルグ」などの製品が国内外で高い評価を得ていますよ。
グローバル展開も積極的で、従業員の約4割が海外で勤務しており、「昨日まで世界になかったものを」というスローガンのもと、イノベーションによる新たな価値創造を追求しています。
社風は挑戦を歓迎する文化があり、新しいプロジェクトやアイデアの提案がしやすい環境が整っているのが特徴です。
⑥「木材・木製品、パルプ・紙・紙加工品製造業」の大手企業一覧
木材・木製品、パルプ・紙・紙加工品製造業は、木材の加工から紙の製造まで幅広い製品を扱う重要な産業です。
国内市場では王子ホールディングスを筆頭に大手メーカーが高いシェアを占めており、新聞用紙や印刷用紙、段ボールなど、私たちの生活に欠かせない製品を供給しています。
1位:王子ホールディングス|売上高約1.5兆円
王子ホールディングスは、日本の製紙業界において売上高ベースで国内最大手の企業です。主力製品は新聞用紙や印刷用紙、情報用紙などで、業界内でトップクラスのシェアを誇っています。
事業領域は紙製品の製造にとどまらず、生活産業資材、機能材、資源環境ビジネス、印刷情報メディアなど多岐にわたっていますよ。
特に近年は、環境に配慮した事業展開や海外進出にも積極的で、グローバルな事業拡大を進めているのが特徴です。
就活生にとって魅力的な点は、業界リーディングカンパニーとしての安定性と、多様な事業分野での活躍機会が得られることでしょう。
2位:日本製紙|売上高約1兆円
日本製紙は、新聞用紙や印刷用紙、情報用紙などを主力製品とする、国内第2位の製紙メーカーで、特に新聞用紙では国内シェア3割以上を占める業界のリーディングカンパニーとして知られています。
紙パルプ事業を中心に、紙パック事業、ケミカル事業、エネルギー事業、植林事業など多岐にわたる事業領域も魅力でしょう。
研究開発にも力を入れており、品質や安全性にこだわった製品開発を行っているほか、木材から得られるセルロースやリグニンといった成分を活用した新素材開発にも取り組んでいます。
グローバル展開も積極的で、アメリカ、オーストラリア、中国、東南アジアなど世界各地の拠点も特徴です。
3位:レンゴー|売上高約8,000億円
レンゴーは、日本で初めて段ボールを製造した歴史ある企業で、創業から100年以上にわたり段ボール業界のトップシェアを維持しています。
段ボール製品以外にも、食品・日用品向けのギフトボックス、おにぎりの袋などの軟包装、さらには包装システムまで、幅広いパッケージングソリューションを提供しています。
また、流通現場の人手不足問題に対応するため、開封・陳列作業を軽減する独自のパッケージ開発も行っており、社会課題の解決に貢献しているのも強みでしょう。
若手社員が活躍できる環境も整備されており、海外展開も積極的に進めているため、グローバルに活躍したい就活生にとって魅力的な選択肢となっています。
⑦「化学工業」の大手企業一覧
化学工業は、素材からエレクトロニクス、医薬品まで幅広い分野で日本の産業を支える重要な基幹産業です。
三菱ケミカルグループやなど売上高1兆円を超える大手企業が数多く存在し、世界市場でも高いシェアを誇っています。
1位:三菱ケミカルホールディングス|売上高約3.5兆円
三菱ケミカルグループは、日本の化学業界をリードする総合化学メーカーです。
三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスの3社を中心に構成され、化学品から医薬品、産業ガスまで幅広い事業を展開しており、特にアクリル樹脂原料は世界トップクラスのシェアを誇り、海外売上高比率も40%を超えるグローバル企業です。
イノベーションを重視する社風があり、大学やスタートアップ企業との連携も積極的に行っているのは、就活生に魅力的な点と言えるでしょう。
2位:住友化学|売上高約2.5兆円
住友化学は、三菱ケミカルに次ぐ国内第2位の総合化学メーカーとして、幅広い分野で高い技術力を誇ります。
事業は、エッセンシャルケミカル、エネルギー・機能材料、情報電子化学、健康・農業関連事業、医薬品の5つの柱で構成。
特に海外展開に積極的で、売上の約7割を海外が占めており、サウジアラビアでの石油化学コンビナート運営など、積極的な投資戦略で業界内でも「攻めの経営」で知られています。
就活生からの人気も高く、新卒採用では総合職、専門職、オペレーションスタッフなど、様々な職種で募集を行っています。
3位:富士フイルムホールディングス|売上高約2兆円
富士フイルムホールディングスは、写真フィルムで培った技術を基盤に、現在は3つの主要事業領域で展開する総合化学メーカーです。
ヘルスケア分野では予防・診断・治療、マテリアルズ分野では高機能材料やグラフィックシステム、イメージング分野ではフォトイメージングなど、幅広い事業を手がけています。
毎年の採用人数は事務系と技術系合わせて約120名程度で、事務系は約50倍、技術系は約30倍という高い採用倍率は、就活生からの人気の高さの証明と言えるでしょう。
近年は特にヘルスケア分野に注力しており、医療機器や医薬品、再生医療など、成長分野での事業拡大を積極的に進めています。
⑧「石油製品・石炭製品製造業」の大手企業一覧
石油製品・石炭製品製造業は、原油の精製からガソリン、重油、アスファルトなどの製造を行う産業です。
国内経済を支える重要な基幹産業として、エネルギー供給の中核を担っている企業をみていきましょう。
1位:ENEOSホールディングス|売上高約10兆円
ENEOSホールディングスは、日本の石油・エネルギー業界を代表する企業として確固たる地位を築いています。
石油元売り最大手として知られ、エネルギー事業を中心に、石油・天然ガス開発、金属事業、機能材事業など、幅広い事業を展開中です。
社員の平均年齢は44歳と若く、平均年収は約950万円と高水準を維持しており、若手社員の活躍の場も多い企業なのも魅力でしょう。
総合エネルギー企業として、時代の変化に対応しながら持続的な成長を目指している点も、就活生にとって人気なポイントといえます。
2位:出光興産|売上高約5兆円
出光興産は、1911年に創業し、石油製品の製造・販売を中心に成長してきた日本を代表するエネルギー企業です。
石油精製から石油化学、電子材料まで幅広い事業を展開し、特にEV用次世代電池の全固体電池の研究開発にも注力しています。
全国6,000以上のサービスステーション(SS)ネットワークを持ち、2019年には昭和シェル石油との経営統合を実現。
特に就活生に注目してほしいのは、2050年カーボンニュートラル実現に向けた積極的な取り組みで、再生可能エネルギーや環境配慮型製品の開発など、時代の変化に対応した事業転換を進めています。
3位:RSエナジー株式会社(旧:昭和シェル石油)|売上高約3兆円
昭和シェル石油は2019年に出光興産と経営統合し、2020年7月にRSエナジー株式会社へと社名を変更しました。
石油事業とエネルギーソリューション事業を2本柱として展開し、全国約3,460カ所のサービスステーションを通じてガソリンなどの石油製品を販売しています。
また、太陽電池事業では世界各地で販売を展開し、また東京ガスとの合弁で天然ガス火力発電所「扇島パワーステーション」を運営するなど、環境に配慮したエネルギー供給にも注力してきました。
グローバルな事業展開も同社の強みで、オランダのロイヤル・ダッチ・シェルグループやサウジアラムコとの連携により、世界中から原油を輸入し、国内の複数の製油所で精製を行っています。
⑨「窯業・土石製品製造業」の大手企業一覧
窯業・土石製品製造業は、ガラスやセメント、セラミックスなどの製造を手がける業界です。
建設資材から日用品まで幅広い製品を扱い、安定した需要と高い参入障壁により、多くの企業が長年にわたり安定した業績を維持しています。
1位:AGC|売上高約1兆5,000億円
AGCは世界最大級のガラスメーカーで、三菱グループの一員として1907年に創業した老舗企業です。
建築用ガラスや自動車向けガラス、電子部材、化学製品など幅広い分野で事業を展開しており、特にガラス製品では世界トップクラスのシェアを誇ります。
充実した人材育成制度があり、社内公募制度やジョブチャレンジ制度を通じて、従業員の自主的なキャリア形成を支援していのも就活生にとって魅力的な点でしょう。
また、初任給は修士了で30万円を超えるなど、待遇面でも業界トップクラスであり、企業理念として「Your Dreams, Our Challenge」を掲げ、グローバルに活躍できる人材を求めているの特徴です。
2位:太平洋セメント|売上高約1兆円
太平洋セメントは、国内セメント業界のリーディングカンパニーとして、セメント・コンクリート事業を中心に社会インフラの根幹を支えています。
1881年に創業し、140年以上の歴史を持つ老舗企業で、現在は国内セメント販売シェアの約35%を占める業界最大手です。
事業の特徴は、セメントの製造販売だけでなく環境事業にも注力している点で、廃棄物を再利用する「静脈産業」としての側面を持ち、資源循環型社会の構築に貢献していますよ。
グローバル展開も積極的で、北米やアジアを中心とした環太平洋地域に多数の拠点を展開し、グローバルな事業基盤を確立しているのも魅力と言えるでしょう。
3位:TOTO|売上高約6,000億円
TOTOは、衛生陶器や水回り製品を中心とした住宅設備機器の製造・販売を行う大手企業です。
1917年の創業以来、「国民の生活文化を向上させたい」という想いのもと、日本初の衛生陶器の量産化に成功し、水まわり製品のパイオニアとして業界を牽引してきました。
現在は衛生陶器、システムトイレ、ウォシュレット、浴室、キッチンなどの住宅設備機器に加え、環境建材やセラミックなどの新領域事業も展開しています。
「きれいと快適」「環境」「人とのつながり」という3つのミッションを掲げ、持続可能な社会の実現にコミットしているのも就活生に人気の理由の一つでしょう。
⑩「鉄鋼業」の大手企業一覧
日本の鉄鋼業界は、日本製鉄、JFEホールディングス、神戸製鋼所を頂点とする巨大企業群で構成されています。
国内製造業の基盤を支える重要な産業として、自動車や建設、電機など幅広い産業に高品質な鉄鋼製品を供給し続けている重要な業界です。
1位:日本製鉄|売上高約6兆円
日本の鉄鋼業界を代表する企業で国内最大手の日本製鉄は、2019年に新日本製鐵から現在の社名に変更され、世界でもトップクラスの鉄鋼メーカーとして知られています。
主力の製鉄事業では、大形構造物用の圧板やH形鋼などを生産し、特に鉄道用車輪や車軸では国内シェアをほぼ独占している巨大企業です。
世界15カ国以上に製造拠点を持ち、グローバルに事業を展開。製鉄以外にも、エンジニアリング、ケミカル&マテリアル、システムソリューションの4つの事業分野で総合的な強みを発揮していますよ。
新卒採用では毎年300名以上を採用しており、文系・理系ともに積極的な採用を行っており、若手のうちから大規模プロジェクトを任されることも多く、裁量権を持って働ける環境が魅力でしょう。
2位:JFEホールディングス|売上高約4兆円
JFEホールディングスは、日本を代表する総合鉄鋼メーカーとして、鉄鋼事業を中心に、エンジニアリング事業や商社事業など、幅広い事業を展開しています。
新卒採用では、技術系と事務系の両方の職種で募集を行っており、充実した研修制度により各分野のプロフェッショナルを目指せますよ。
また、福利厚生も充実しており、独身寮や保養所、スポーツ施設などの諸制度が整備されています。
鉄鋼業界のリーディングカンパニーとして、今後も持続的な成長が期待される企業といえるでしょう。
3位:神戸製鋼所|売上高約2兆円
神戸製鋼所は、1905年に創業された日本を代表する鉄鋼メーカーです。
他の鉄鋼メーカーと異なり、鉄鋼事業だけでなく、素材部門・機械部門・電力部門を3本柱とする複合経営が特徴と言えるでしょう。
特に線材分野では自動車向け弁ばね用線材で世界シェア50%を占め、「線材の神戸」として知られており、アルミニウム分野でも自動車用パネル材や鉄道車両用形材で国内首位を誇ります。
また、近年は「鉄鋼メーカー」から「鉄鋼も手掛けるメーカー」へと転換を図り、アルミや機械、電力など多角的な事業展開を進めています。
⑪「非鉄金属製造業」の大手企業一覧
非鉄金属製造業は、銅、アルミニウム、チタンなどの金属素材を扱う重要な基幹産業です。
住友電気工業を筆頭に、三菱マテリアルなどの大手企業が、高度な技術力と豊富な実績で世界市場をリードしています。
1位:住友電気工業|売上高約3兆円
住友電気工業は、電線・ケーブル製造からスタートし、現在は環境エネルギー、情報通信、自動車、エレクトロニクス、産業素材の5つの事業分野を展開する非鉄金属業界のリーディングカンパニーです。
世界約40カ国に事業を展開し、約30万人の従業員を抱える日本有数の大企業であり、住友グループの中核企業として知られています。
特筆すべきは、ワイヤーハーネスや光ファイバーケーブルなど、多くの製品で世界トップクラスのシェアを誇っていることでしょう。
また、住友商事、NECとともに「住友新御三家」と呼ばれ、関西財界でも重要な地位を占めています。
就活生にとって魅力的なのは、グローバルな事業展開と、最先端技術への積極的な投資姿勢です。創業以来受け継がれる「萬事入精(ばんじにっせい)」の精神のもと、技術革新を追求する社風も特徴的です。
2位:三菱マテリアル|売上高約2兆円
三菱マテリアルは、三菱グループを代表する非鉄金属メーカーで、銅製錬や金属加工、電子材料など幅広い事業を展開しています。
特に伸銅品では国内シェアトップを誇り、事業の特徴として、金属事業が売上の約50%を占めており、特に銅事業に強みがあると言えるでしょう。
また、「人と社会と地球のために」という企業理念のもと、鉱山権益からの安定的な収益確保や、リスクを抑えた堅実な経営を行っているのが特徴です。
近年は環境への配慮から、金属リサイクル事業にも注力しており、循環型社会への貢献を目指しています。
3位:古河電気工業|売上高約1兆円
古河電気工業は、1884年創業の歴史ある非鉄金属メーカーで、電線業界の「御三家」の一角として知られています。
主力製品は光ファイバーや電線、自動車用ワイヤーハーネスで、特に光ファイバーでは世界第2位のシェアを誇りますよ。
同社の強みは、「メタル」「ポリマー」「フォトニクス」「高周波」という4つのコア技術を活かし、情報通信やエネルギー、自動車部品、エレクトロニクスなど幅広い分野で事業を展開していることです。
就活生にとって魅力的なのは、社会インフラを支える製品を手がける安定性と、次世代技術の開発に挑戦し続けるチャレンジングな社風でしょう。
⑫「金属製品製造業」の大手企業一覧
金属製品製造業は、鉄鋼を使って缶・工具・鉄骨・サッシュ・シャッターなどを製造する業界です。
近年は海外企業の台頭により競争が激化していますが、日本のモノづくりを支える重要な産業となっています。
1位:LIXILグループ|売上高約1.5兆円
LIXILグループは、住宅・ビル用の建材や設備機器の製造・販売を手がける日本を代表する企業で、約200社のグループ会社を擁し、150以上の国と地域でグローバルに事業を展開しています。
「住」と「生活」を組み合わせた社名が表すように、住生活に関連する幅広いサービスを提供しており、建材製造から不動産仲介、住宅フランチャイズまで、暮らしの総合的なソリューションを展開。
就活生に特に注目してほしいのは、海外展開の積極性で、アジアを中心に、ヨーロッパ、アメリカなど世界各地に拠点を持ち、グローバルな視点でビジネスを展開しています。
本社は東京都品川区の大崎ガーデンタワーにあり、連結従業員数は5万人以上を誇り、近年は業績も好調で、収益性の改善も進んでいる優良企業と言えるでしょう。
2位:東洋製罐グループホールディングス|売上高約1兆円
東洋製罐グループホールディングスは、1917年の創業以来、包装容器のリーディングカンパニーとして日本の食品・飲料業界を支えてきました。
缶やPETボトルの国内シェア1位を誇り、金属、プラスチック、紙、ガラスなど、多様な素材を活用した包装容器を手がけています。
国内外に94社以上のグループ会社を持ち、グローバルな事業展開を行っているのが特徴で、近年は従来の包装容器事業に加え、車載電池向け部材など新規分野への進出も積極的に進めています。
就活生にとって魅力的な点は、充実した研修制度と育休・有休の取得のしやすさです。また、日常生活で使用する製品に携われることがモチベーションになりやりがいを感じやすいでしょう。
3位:日本発條|売上高約5,000億円
日本発條は、1939年に創業した独立系の自動車部品メーカーで、ばねやシートなどの製造を手がける業界のリーディングカンパニーです。
特にハードディスクドライブの磁気ヘッド保持ばねでは世界シェア約50%を誇り、グローバルな競争力を持っています。
国内外に幅広い生産拠点を展開しており、横浜、滋賀、群馬など国内10か所以上の工場で高品質な製品を生産していますよ。
就活生にとって魅力的なのは、グローバルな事業展開と技術開発力で、連結従業員数は2万人以上を抱える大企業であり、自動車産業の変革期における成長が期待できる企業といえるでしょう
⑬「はん用機械器具製造業」の大手企業一覧
はん用機械器具製造業は、ボイラーやタービン、エレベータ、エスカレータなど、様々な機械に汎用的に組み込まれる機械器具を製造する業界です。
三菱重工業やダイキン工業、川崎重工業など、日本の技術力を代表する大手企業が名を連ねています。
1位:三菱重工業|売上高約4兆円
三菱重工業は、日本の重工業界をリードする大手メーカーで、陸・海・空、そして宇宙まで幅広い分野で事業を展開しています。
創業130年以上の歴史を持ち、民間航空機、発電所、ガスタービン、産業機械、インフラ設備から防衛・宇宙システムまで、社会インフラの根幹を支える製品を手がけているのが特徴ですよ。
特に注目すべきは、世界最高水準の技術力で、高効率な発電システムの開発や環境に配慮したエネルギー技術の革新に取り組んでいます。
また、就活生にとって魅力的なのは、最先端技術に携われる点と、社会インフラを支える仕事のやりがいでしょう。
2位:ダイキン工業|売上高約2兆円
ダイキン工業は、空調機器のグローバルリーダーとして知られる大阪に本社を置く日本を代表する製造業です。世界170カ国以上で事業を展開し、空調事業では世界シェア1位を誇ります。
特筆すべきは、冷媒開発から製造、販売、アフターサービスまでを一貫して手掛ける世界唯一の空調総合メーカーという点でしょう。
就活生に魅力的な点として、グローバルな活躍の機会が豊富なことが挙げられます。海外売上比率は約8割を占め、従業員の約8割が海外で働いているというグローバル企業です。
また、2024年に創業100周年を迎え、次の100年に向けて新たな挑戦を続けている点も注目で、「空気で答えを出す会社」というスローガンのもと、環境技術の開発にも積極的に取り組んでいます。
3位:川崎重工業|売上高約1兆円
川崎重工業は、三菱重工業、IHIと並ぶ日本の三大重工業の一角を担う大手メーカーで、陸・海・空の幅広い分野で高い技術力を持ち、特に鉄道車両事業では国内トップクラスの実績を誇ります。
航空機、船舶、新幹線など社会インフラに関わる大規模プロジェクトを手がけており、近年は航空機事業での国際的なプロジェクトへの参画も拡大中です。
社員からは「若いうちから責任ある仕事を任せてもらえる」「規模の大きなプロジェクトに関われる」といった声が多く、やりがいのある職場として評価されていますよ。
また、年4回の賞与があり、給与水準も高く、ワークライフバランスを重視した働き方ができる点も特徴でしょう。
⑭「生産用機械器具製造業」の大手企業一覧
生産用機械器具製造業は、製造業で使用される機械を製造する業界で、耕運機やショベルカー、産業用ロボットなどが該当します。
豊田自動織機や小松製作所などの大手メーカーが高い技術力と品質で世界市場をリードしている、日本企業の強い業界です。
1位:豊田自動織機|売上高約2兆円
トヨタグループの源流企業である豊田自動織機は、1926年に豊田佐吉が発明したG型自動織機の製造・販売を目的として設立されました。
現在は世界シェアNo.1を誇る事業を複数持つグローバル企業へと成長し、フォークリフトやカーエアコン用コンプレッサー、エアジェット織機などで世界トップクラスのシェアを獲得しています。
グローバルに約270の拠点を展開し、「世の中の役に立つ」という理念のもと、世界の産業・社会基盤を支える製品開発に取り組んでいるのも特徴です。
また、若手社員の育成にも力を入れており、グローバル研修センターや技術・技能ラーニングセンターを設置し、次世代のリーダー育成を進めているのも就活生はチェックしておきましょう。
2位:小松製作所|売上高約1.5兆円
コマツ(小松製作所)は、建設機械・鉱山機械分野で世界第2位、日本国内では首位のシェアを誇る大手メーカーで、1921年の創立以来、100年以上にわたり、建設機械を中心とした事業を展開しています。
同社の強みは、建設機械に不可欠なエンジンやトランスミッション、油圧機器などの主要部品を全て自社開発・生産している点です。
また、世界初のハイブリッド油圧ショベルを開発するなど、技術革新にも積極的な企業と言えるでしょう。
近年の業績も好調であり、グローバル展開も積極的で、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界各地に拠点を持ち、堅実な経営と良好な財務体質で投資家からの評価も高い企業です。
3位:日立建機|売上高約1兆円
日立建機は、建設機械業界で世界第3位の規模を誇るグローバル企業で、1970年の設立以来、油圧ショベルを主力製品として成長を続け、現在では世界150社以上の代理店網を持つまでに発展しました。
同社の強みは、独自の研究開発力と高度な生産技術にあり、特に安全性、信頼性、耐久性に優れた製品開発で高い評価を得ており、世界中の建設現場で活躍しています。
グローバルな事業展開も特徴的で、26,000人以上の従業員が世界各地で活躍しているのも特徴です。
また、充実した研修制度や資格取得支援など、人材育成にも力を入れており、若手社員のキャリア形成をしっかりとサポートする体制が整っているのも嬉しいポイントでしょう。
⑮「業務用機械器具製造」の大手企業一覧
業務用機械器具製造業は、コピー機やデジタル複合機、業務用カメラ、測定器など、主にビジネスシーンで使用される機器を製造する業界です。
富士通を筆頭に、キヤノンやシャープなど、日本を代表する大手エレクトロニクスメーカーが名を連ねており、それぞれが得意分野を持って市場をリードしています。
1位:富士通|売上高約4兆円
富士通は現在では、日本を代表するICT(情報通信技術)企業として、幅広い事業を展開しています。
主力事業は企業向けITシステムの設計・開発で、国内SIer(システムインテグレーター)市場でトップシェアを誇り、自社が製造業としてのDNAを持ち、国内20ヶ所以上の拠点でものづくりのノウハウを蓄積しています。
就活生にとって魅力的なのは、グローバル展開の積極性で、ITサービス事業は世界第5位のシェアを持ち、欧米・アジア・オセアニアで幅広くビジネスを展開している点でしょう。
2位:キヤノン|売上高約3兆円
キヤノンは、カメラや複写機、プリンターなどの製造で世界的に知られる日本を代表する精密機器メーカーです。
1937年の設立以来、一度も赤字を出したことがない安定した経営基盤を持ち、特に海外での売上高比率が非常に高いグローバル企業として評価されています。
主力製品は、オフィス向け複合機やレーザープリンター、デジタルカメラ、交換レンズなど多岐にわたり、近年は半導体露光装置や医療機器分野にも進出していますよ。
米国特許登録数で日本企業1位を維持しており、技術革新への積極的な投資と研究開発力が高く、就活生にとってもグローバルな活躍の機会と技術者としての成長が期待できる企業といえるでしょう。
3位:シャープ|売上高約2兆円
シャープは、テレビやスマートフォン、白物家電など、私たちの生活に密着した製品を多数展開しており、特に液晶テレビ「AQUOS」は同社の代表的な製品として知られています。
また、本社を大阪府堺市に構え、世界中で4万人以上の従業員が働いている巨大企業で、グローバルな事業展開も加速させています。
就活生に魅力的な点として、独自技術の開発と新市場の創造に積極的に取り組む社風が挙げられるでしょう。
また、平均年収も高く好待遇であり、若手社員の成長機会も豊富であり、電機業界のリーディングカンパニーとして、次世代の技術革新をリードする企業を目指しています。
⑯「電気機械器具製造業」の大手企業一覧
電気機械器具製造業は、工業用の重電機器から家庭用の軽電機器まで幅広い製品を扱う業界です。
発電機や変圧器などの産業機器から、エアコン・冷蔵庫などの家電製品まで、私たちの生活に欠かせない電気機器を製造しています。
1位:日立製作所|売上高約9兆円
日立製作所は、明治時代から続く日本を代表する総合電機メーカーで、デジタルシステム&サービス、グリーンエナジー&モビリティ、コネクティブインダストリーズの3つの主要事業を展開し、社会イノベーション事業を推進しています。
特にデジタルソリューションやITプロダクツ、クリーンエネルギー、原子力、鉄道システム、さらには白物家電やエレベーター、ヘルスケアまで、幅広い分野で高い技術力を持っています。
就活生からの人気も高く、理系文系問わず様々な職種で募集を行っており、研究開発から営業、経理、人事まで、多様なキャリアパスを描くことができる点も魅力の一つと言えるでしょう。
2位:ソニー|売上高約8兆円
ソニーは、エレクトロニクスを中心に、映画・音楽などのエンターテインメント、金融、ゲームまで、幅広い事業をグローバルに展開する総合エンターテインメント企業です。
創業時から「自由闊達にして愉快なる理想工場」という理念を掲げ、個性を重視する企業文化を築いてきました。
就活生に人気の理由として、充実した福利厚生と柔軟な働き方が挙げられ、フレックスタイム制やリモートワークを導入し、ワークライフバランスを重視しています。
入社後は個人の成長を支援する様々な研修プログラムが用意されており、クリエイティブな環境で働きたい方、テクノロジーを通じて社会に貢献したい方にとって、魅力的な就職先といえるでしょう。
3位:パナソニック|売上高約7兆円
パナソニックは大阪府に本社を置く、日本を代表する総合エレクトロニクスメーカーです。
家電製品から自動車用電池、住宅設備機器まで幅広い事業を展開し、世界各国で高いブランド力を誇り、グループ全体で多数の企業を傘下に持ちグローバルに事業を展開しています。
安定した業績と世界的な知名度から、就活生からの人気も高く、特に技術系・事務系ともに優秀な人材が集まる企業として知られているでしょう。
創業者の松下幸之助氏の経営理念を今でも大切にしており、社会生活の改善と世界文化の進展への貢献を目指して事業を展開している企業です。
⑰「情報通信機械器具製造業」の大手企業一覧
情報通信機械器具製造業は、現代社会の基盤を支える重要な業種です。
多くの大手企業がこの分野で活動しており、革新的な技術開発に取り組んでいます。
1位:日本電気(NEC)|売上高約3兆円
NECは、ITサービスと社会インフラを主力事業とする日本を代表する総合電機メーカーで、国内ITサービス分野では特に強みを持ち、金融機関や製造業、官公庁向けのシステム開発・運用で高いシェアを誇っています。
また近年は、航空宇宙および国家安全保障分野(ANS)にも注力しており、防衛関連のICTソリューションで業界をリードする存在となっています。
就活生にとって魅力的な点は、高い技術力と安定した経営基盤に加え、社会インフラを支える重要な役割を担っていることですよ。
特に、デジタル化やモダナイゼーションの推進により、今後も成長が期待される分野で活躍できる点が特徴的でしょう。
2位:京セラ|売上高約2兆円
京セラは、ファインセラミックスの専門メーカーとして創業し、現在は情報通信分野における主要企業として確固たる地位を築いています。
具体的には、スマートフォンや半導体部品、医療用製品など、暮らしやさまざまな産業を支える製品を手がけており、特に車載カメラモジュールなどの自動車関連事業にも注力。
また、グローバル展開も積極的で、世界30カ国以上で事業を展開し、海外売上高比率は50%を超えています。
就活生の目線では、入社後に充実した教育制度を整備しており、若手のうちから責任ある仕事を任せてもらえる環境、先輩・後輩間のコミュニケーションが活発で相談しやすい社風の2つが特徴です。
3位:ニデック(旧:日本電産)|売上高約1.5兆円
精密小型モーターの世界シェアトップを誇る日本電産は、京都に本社を置く日本を代表する電機メーカーで、2023年に社名を「ニデック」に変更し、グループブランド名の統一を図りました。
主力製品は電動機(モーター)で、特に精密小型モーターと中型モーターに強みを持ち、ハードディスクドライブや自動車、家電製品など、私たちの身近な製品に数多く使用されています。
就活生に魅力的な制度として、異動希望を申請できる制度や、様々な職種を経験できるキャリアパスが特徴です。
また、技術系・事務系ともに充実した職種が用意されており、開発から営業まで幅広いキャリアの選択肢があるでしょう。もちろん福利厚生も充実しており、社員の成長をサポートする体制が整っています。
⑱「輸送機械器具製造業」の大手企業一覧
自動車や航空機、船舶など、あらゆる輸送機器の製造を手がける輸送機械器具製造業。
とくに、トヨタ自動車を筆頭に、日産自動車、本田技研工業などの完成車メーカーが国内外で高いシェアを誇り、日本の基幹産業として経済を支えています。
1位:トヨタ自動車|売上高約30兆円
トヨタ自動車は、日本の自動車産業を代表する世界的な自動車メーカーで、国内の輸送機器業界において圧倒的な売上高を誇り、業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。
同社は、乗用車からトラック、バスまで幅広い車種を展開し、世界各国で高いシェアを持っている巨大企業です。
就活生にとって魅力的な点として、グローバルな事業展開による豊富な海外勤務機会や、充実した研修制度が挙げられるでしょう。
また、自動運転やAIなど最先端技術の開発に携われる機会も多く、技術系人材の育成にも力を入れているため、長期的なキャリア形成が期待できる企業として、多くの学生から注目を集めています。
2位:本田技研工業|売上高約15兆円
本田技研工業は、世界的な輸送機器メーカーとして知られ、オートバイの販売台数と売上高で世界首位を誇ります。
二輪車、四輪車に加え、芝刈機、発電機、除雪機など多岐にわたる製品を展開し、近年では小型ジェット機やロボティクス分野にも進出しているのが特徴です。
また、グループ全体で国内外300社以上から構成される大規模な企業グループを形成しており、世界各地に製造・販売拠点を持っていますよ。
創業以来の革新的なものづくりの精神は今も受け継がれ、次世代モビリティの開発にも積極的に取り組んでいる魅力的な就職先の一つと言えるでしょう。
3位:日産自動車|売上高約10兆円
日産自動車は、日本を代表する自動車メーカーとして、グローバルに事業を展開。特に電気自動車の分野では先駆的な存在として知られ、「リーフ」をはじめとする環境配慮型の車両開発に注力しています。
フランスのルノー社と提携し、グローバルなアライアンス体制を構築している点も特徴的で、ダイバーシティの推進とグローバル化に積極的に取り組んでいる企業です。
製品ラインナップは、電気自動車から高級車、商用車まで幅広く、特に自動運転技術の開発にも力を入れていますよ。
もちろん就活生からの人気も高く、特にグローバルに電気自動車分野で活躍したい学生にはおすすめの企業と言えるでしょう。
⑲「その他の製造業」の大手企業一覧
その他の製造業は、家具、印刷物、ゴム製品、革製品、装飾品、筆記用具、ホビーなど、他の製造業カテゴリーに分類されない多様な製品を製造する業界です。
凸版印刷や大日本印刷、任天堂といった世界的な企業が名を連ねており、業界全体の市場規模も拡大を続けています。
1位:TOPPANホールディングス|売上高約1.5兆円
凸版印刷(TOPPANホールディングス)は、印刷技術を核に幅広い事業を展開する総合印刷会社です。
伝統的な商業印刷や出版印刷に加え、ICカードやディスプレイ用部材、パッケージなど、先端技術を活用した製品開発にも注力するほか、DX関連事業への投資を強化し、事業構造の転換を進めています。
就活生からの支持も高く、オープンイノベーション企業ランキングでも上位にランクインしており、特に情報通信分野での評価が高いことが特徴ですよ。
社名変更を機に、デジタルトランスフォーメーション領域へと事業領域を拡大し、より革新的な企業として進化を続けている第二創業期の企業と言えるでしょう。
2位:大日本印刷|売上高約1.4兆円
大日本印刷(DNP)は、印刷技術と情報技術を駆使し、出版印刷からデジタルコンテンツの制作まで幅広い業務を展開しています。
就活生にとって魅力的なのは、多様な職種と挑戦的なプロジェクトが待っていることです。
特に、印刷物やデジタル媒体を通じて人と社会をつなぐ使命感は印象的でしょう。
企業文化としては、対話を重視し協力して新しい価値を創造していく姿勢があり、多彩なバックグラウンドを持つ社員が集まり、個々のアイデアを尊重し合う環境が整っています。
3位:任天堂|売上高約1.2兆円
任天堂は、家庭用ゲーム機器とソフトウェアの開発・製造・販売を主力事業とする、京都に本社を置く日本を代表する企業です。
花札製造会社として創業し、その後トランプ製造を経て、現在の事業形態へと発展しました。
「マリオ」や「ゼルダの伝説」などの世界的な人気IPを多数保有し、グローバルな事業展開も特徴的で、海外売上高が全体の7割以上を占めるなど、世界中で確固たるブランド力を持っています。
就活生にとって魅力的な点として、世界的な知名度を持つエンターテインメント企業であることに加え、強力な経営陣や財務状況による安定した経営基盤があります。
また、本社機能を京都に置きながら、世界各地に関連会社を持ち、グローバルなキャリア形成の機会も豊富でしょう。
⑳「電気・ガス・熱供給・水道業」の大手企業一覧
電気・ガス・熱供給・水道業界は、私たちの生活に欠かせないライフラインを支える重要な産業です。
東京電力や関西電力などの大手電力会社10社を筆頭に、東京ガスや大阪ガスなどの大手ガス会社、そして様々な熱供給事業者が、日本全国の産業と暮らしを支えています。
1位:東京電力ホールディングス|売上高約5兆円
東京電力ホールディングスは、日本最大の電力会社として知られ、関東地方を中心に電力供給を担う大手企業です。
同社の特徴は、「安全最優先」と「責任の貫徹」を行動原則に掲げ、カーボンニュートラルや防災を重視した事業展開を行っている点でしょう。
就活生にとって特に魅力的なのは、電力の安定供給という社会インフラを支える重要な使命に携われることと、エネルギーの未来を切り拓く新規事業にも積極的に取り組んでいる点の2つです。
また、お客さま一人ひとりの期待を超える価値の提供を目指し、電気やガスの供給にとどまらない新しいサービス開発にも注力しています。
2位:関西電力|売上高約3兆円
関西電力は、関西圏を中心に電力供給を行う大手電力会社で、通称「関電」や「KEPCO」として親しまれています。
発電・販売事業を軸に、送配電事業、ガス事業、情報通信事業、生活・ビジネスソリューション事業など、幅広い分野で事業を展開しています。
特筆すべき強みは、やはりこの事業の多角化で、近年は従来の電力供給にとどまらず、自動走行モビリティサービスや陸上養殖など、革新的な事業分野にも挑戦していますよ。
就活生からは安定志向の企業として高い人気を集めており、ホワイトな職場環境が特徴で、「あたりまえを守り、創る」という存在意義のもと、公正・誠実・共感・挑戦を重視する企業文化を持ち、社員の成長を支援する充実した研修制度も整っています。
3位:中部電力|売上高約2.5兆円
中部電力は、中部地方を代表する電力会社として、長年にわたり地域のエネルギーインフラを支えてきた企業です。
再生可能エネルギー事業や原子力事業に加え、海外事業やコミュニティサポートインフラ関連事業など、事業領域を幅広く展開しています。
特に注目すべき点は、発電・送配電・小売の各事業分野において、カンパニー制を導入し、迅速で柔軟な事業運営を実現していることでしょう。
就活生にとって魅力的なのは、電力をつくる部門から送る部門まで、さまざまな職種で活躍できる点です。
また、企業理念に掲げる「誠意と努力」「創意と挑戦」「自律と協働」という価値観のもと、社員一人ひとりが個性を発揮できる企業文化を持っています。
㉑「情報通信業」の大手企業一覧
情報通信業は、通信インフラの整備から、ソフトウェア開発、デジタルコンテンツまで幅広いサービスを提供する業界です。
NTTやKDDIなどの通信大手をはじめ、ソフトバンクグループやLINEヤフーなど、時価総額1兆円を超える企業が数多く存在し、デジタル社会を支える重要な産業となっています。
1位:日本電信電話(NTT)|売上高約12兆円
日本の通信業界を代表する企業として、NTTは国内最大の通信インフラを保有しており、政府が株式の一部を保有する特殊な立場にあり、国内の通信基盤を支える重要な役割を担っています。
グループは、固定電話やネット回線を提供する地域通信事業、NTTドコモによる携帯電話事業、NTTデータによる法人向けシステム開発、そして国際通信事業など、幅広い分野でサービスを展開しています。
特に注目すべき強みは、MicrosoftなどのグローバルIT企業との戦略的提携や、5G技術の積極的な展開で、クラウドサービスの強化やグローバル展開にも注力しており、次世代の通信インフラ整備においても主導的な立場を確立しています。
2位:ソフトバンクグループ|売上高約10兆円
ソフトバンクグループは、孫正義氏が創業した純粋持株会社として、グローバルに事業を展開するインターネットコングロマリット企業です。
携帯電話を中心とした通信事業のソフトバンク株式会社をはじめ、先端IT企業への投資を行うビジョン・ファンド、半導体設計のARMホールディングスなど、多岐にわたる事業を展開しています。
また、プロ野球球団・福岡ソフトバンクホークスの親会社としても知られ、スポーツビジネスにも関わっているのも特徴ですよ。
企業理念には「誰もが公平に情報ネットワークが楽しめる世の中を実現する」という願いが込められており、次世代の通信技術やAIなど、最先端の技術革新に携われる点も魅力でしょう。
3位:KDDI|売上高約5兆円
KDDIは、auブランドで知られる日本の大手通信事業者として、個人向けと法人向けの両方でサービスを展開しています。
個人向けには通信サービスを軸に、金融、エネルギー、エンターテインメント、教育などの生活に密着したサービスを提供しているのも特徴です。
同社の強みは、国内外に張り巡らされた強力な通信インフラと、5GやIoT、AIなどの次世代技術への積極的な投資にあると言えるでしょう。
通信業界のリーディングカンパニーとしての安定性と、新規事業への挑戦の両立は就活生にとって魅力的なポイントで、大学関係なく幅広く新卒採用を行っているためぜひ挑戦してみてください。
㉒「運輸業」の大手企業一覧
運輸業界は、日本の物流を支える重要な産業として発展を続けているマーケットです。
宅配便や国際物流、海運など多様なサービスを展開する大手企業が、年間売上高1兆円を超える規模で事業を展開しています。
1位:東日本旅客鉄道(JR東日本)|売上高約3兆円
JR東日本は、1都16県という日本最大の営業エリアを持つ鉄道業界のリーディングカンパニーで、5つの新幹線と70近い在来線を運営し、首都圏の通勤電車と新幹線が収益の双柱となっています。
同社の強みは、社会インフラを支える重層的なネットワークと、駅という人々の交流拠点を有していることです。
鉄道事業に加え、生活サービス事業では大規模複合型まちづくりや不動産・ホテル事業を展開し、IT・Suicaサービス事業ではビッグデータを活用した新しいビジネスプラットフォームの構築を進めていますよ。
世界最高水準の安全で安定した鉄道システムを基盤としながら、既存事業に捉われないイノベーションに積極的に挑戦している企業風土は、就活生にとって魅力的なポイントでしょう。
2位:日本通運|売上高約2兆円
日本通運は、陸・海・空すべての輸送手段を駆使してグローバルに事業を展開する物流業界の最大手企業の一つです。
国内では全国各地に支店・営業所を展開し、海外にも多数の拠点を持つことで、世界規模の物流ネットワークを構築しています。
同社の強みは、自動車輸送から鉄道、海上輸送、航空輸送まで、あらゆる輸送モードを組み合わせた総合物流サービスを提供できる点ですよ。
さらに、倉庫業務や通関業務、重量物の輸送、美術品の輸送など、特殊な物流ニーズにも対応できる専門性の高さも特徴です。
3位:ANAホールディングス|売上高約1.8兆円
ANAホールディングスは、日本を代表する航空会社グループの持株会社として、航空輸送事業を中心に幅広い事業を展開しています。
フルサービスキャリアのANA、ローコストキャリアのPeach Aviation、そして新ブランドのAirJapanが含まれ、多様な航空サービスを提供しており、国内線・国際線ともに充実した路線網を構築しています。
また、事業領域は航空事業にとどまらず、旅行事業や商社事業など多角的な展開を行い、グループ全体で持続的な成長を目指してるのも特徴でしょう。
特に近年は、環境への配慮や地域創生など、社会的価値の創出にも積極的に取り組んでいるのも就活生は要チェックです。
㉓「卸売業・小売業」の大手企業一覧
卸売業では三菱商事や伊藤忠商事、小売業ではセブン&アイ・ホールディングスやイオンが業界を牽引しています。
両業界とも売上高1兆円を超える大手企業が複数存在し、日本の流通・商取引において重要な役割を担ってる存在です。
1位:三菱商事|売上高約17兆円
三菱商事は五大商社の一つに数えられる大手総合商社で、とくに石油や化学といった資源分野に特に強みを持っています。
具体的には、天然ガス、総合素材、石油・化学、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10グループ体制で事業を展開している形です。
福利厚生も充実しており、社員の健康や生活の充実をサポートする制度が整っているため、安心して仕事に集中できる環境が整備されていますよ。
さらに、女性が働きやすい職場環境も整っており、育児休暇やキャリア支援の制度も充実しており、やりがいと働きやすさが両立した企業と言えるでしょう。
2位:伊藤忠商事|売上高約16兆円
伊藤忠商事は、非資源分野、特に生活消費関連ビジネスに強みを持ち、繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融など、幅広い分野でビジネスを展開しています。
非財閥系商社として独自の道を歩み、近年では五大商社の中でも際立った業績をあげており、市況の影響を受けにくい非資源分野での強固な事業基盤で、安定した経営を実現しています。
就活生にとって魅力的なのは、グローバルな事業展開と安定した経営基盤に加え、創業以来、一世紀半以上にわたって成長を続けている歴史の深さでしょう。
社風としては商人魂を重んじ、「ひとりの商人、無数の使命」というコーポレートメッセージにも表れているように、個々の社員の主体性を重視しています。
3位:三井物産|売上高約14兆円
三井物産は、金属資源、エネルギー、化学品、食料など、多岐にわたる事業を世界中で展開している大手総合商社で、特に鉄鉱石や原油の生産権益を多く保有し資源ビジネスで強みを発揮しています。
世界各国に広がる営業拠点とネットワークを活かし、商品販売だけでなく、物流やファイナンス、国際プロジェクトの構築まで、幅広いビジネスを手がけているのも特徴ですよ。
就活生に魅力的な点として、グローバルな事業展開による海外駐在の機会や、多様な業界での経験を積めることが挙げられます。
三井グループの中核企業でもあり安定性と成長性を兼ね備えた企業といえるでしょう。
㉔「金融業・保険業」の大手企業一覧
金融業・保険業界は、銀行、証券、保険の3つの分野に大別され、日本経済の根幹を支える重要な産業です。
メガバンクや大手保険会社を中心に、高い安定性と収益性を誇る企業が数多く存在し、新卒採用でも人気の高い業界となっています。
1位:三菱UFJフィナンシャル・グループ|売上高約8兆円
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングスなど、主要な金融機関を傘下に持つ世界最大級の金融グループです。
国内の個人・法人向けの金融サービスはもちろん、海外でも幅広いネットワークを展開し、グローバルな金融ニーズに応えています。
就活生にとって魅力的なのは、銀行・信託・証券・アセットマネジメント・コンシューマーファイナンスなど、様々な金融分野でキャリアを築けることでしょう。
特に、国際業務での優位性を持ち、アメリカの投資銀行モルガン・スタンレーの筆頭株主であることや、タイのアユタヤ銀行を傘下に持つなど、グローバルな展開も特徴的です。
2位:日本郵政|売上高約6兆円
日本郵政は、日本最大級の公共サービス企業グループで、日本郵政・日本郵便・ゆうちょ銀行・かんぽ生命の4社を擁し、全国のネットワークを活用した事業を展開しています。
就活生にとって魅力的なのは、総合職から一般職まで多様な職種があり、地域に密着した仕事ができる点です。
特に地域基幹職は他の大手企業と比較して採用ハードルが比較的低く、安定した職場環境が特徴でしょう。
なお、近年は金融・デジタル分野への進出を強化しており、伝統的な郵便事業に加えて新たなビジネス展開も積極的に行っています。
3位:三井住友フィナンシャルグループ|売上高約5兆円
三井住友フィナンシャルグループは、三井住友銀行を中核とする日本の3大メガバンクグループの一つです。
SMBCグループとして、銀行業務に加え、リース、証券、クレジットカード、コンシューマーファイナンスなど、幅広い金融サービスを展開していますよ。
就活生からの人気も高く、特に充実した研修制度と多様なキャリアパスが魅力で、グローバルバンキング、IT・デジタル、グローバルマーケッツなど、8つの専門コースから自身の志向に合わせて選択できます。
近年は、AIやデジタル技術への投資も積極的に行っており、次世代の金融サービスの開発にも注力しており、テクノロジー分野に興味のある学生にとっても魅力的な選択肢となっているでしょう。
㉕「不動産業」の大手企業一覧
不動産業界は、住宅や商業施設、オフィスビルなど、私たちの生活に密接に関わる事業を展開する業界です。
三井不動産や三菱地所などの大手デベロッパーから、三井のリハウスや東急リバブルなどの不動産仲介大手まで、多様な企業が存在します。
1位:三井不動産|売上高約2兆円
三井不動産は、三菱地所と並ぶ日本の総合不動産業界の双璧として知られる企業で、三井合名会社の不動産部門から分離して設立され、80年以上の歴史を持つ老舗企業です。
オフィスビルの賃貸事業を主力としながら、マンション分譲や不動産管理など、幅広い事業を展開しています。
本社を日本橋に構え、「柏の葉スマートシティ」などの先進的な街づくりプロジェクトや、環境に配慮した不動産開発にも積極的に取り組んでいるのも特徴ですよ。
就活生にとって魅力的な点は、不動産業界のリーディングカンパニーとして、街づくりを通じて社会に大きな影響を与えられる点と、安定した経営基盤を持つ企業であることでしょう。
2位:住友不動産|売上高約1.5兆円
住友不動産は、日本を代表する大手不動産ディベロッパーとして、マンション分譲や賃貸オフィスビルの開発を手掛けています。
同社の強みは、総合不動産業として幅広い事業展開を行っていることで、注文住宅やリフォーム、オフィスビル賃貸、マンション・戸建住宅の分譲など、多角的な事業ポートフォリオを構築しています。
また、住友グループの中でも特別な位置づけにあり、歴史ある住友財閥の伝統を受け継ぐ企業として知られていますよ。
就活生にとって魅力的な点として、充実した研修制度や働き方改革への積極的な取り組み、産休・育休制度の整備など、従業員の働きやすさにも注力している点が挙げられます。
3位:三菱地所|売上高約1.4兆円
三菱地所は、丸の内を代表とする日本のビジネス街の発展を牽引してきた不動産業界の名門企業で、オフィスビル、商業施設、ホテル、物流施設、空港運営など、多岐にわたる事業を展開しています。
特に注目すべきは、超長期的な視点でのまちづくりと革新的なDNAを併せ持つ点でしょう。
丸の内エリアでは約30棟のビルを所有し、エリア全体のマネジメントを通じて、働く人々の多様なニーズに応える空間を創出しています。
デジタル技術を活用したスマートシティの実現など、次世代のまちづくりを先導する取り組み・不動産開発にとどまらない新規事業への積極的な挑戦姿勢は就活生にとっても魅力的なポイントでしょう。
㉖「物品賃貸業」の大手企業一覧
物品賃貸業は、企業や個人向けに商品を貸し出すサービスを提供する業界です。
主に中長期的な貸し出しを行うリース業と、短期的な貸し出しを行うレンタル業に分類され、国内のリース取扱高は5兆円規模で推移しています。
1位:オリックス|売上高約2兆円
オリックスは、日本初のリース会社として設立され、現在は世界有数の総合金融サービス企業へと成長を遂げています。
リースを起点に、銀行、生命保険、不動産、環境エネルギー投資など、事業領域を着実に拡大してきました。
特筆すべきは、世界34カ国・地域にまたがるグローバルな事業展開と、かつてのプロ野球球団(オリックス・バファローズ)の運営など、金融の枠を超えた多角的な事業展開です。
「ほかにはないアンサーを。」というブランドスローガンのもと、顧客企業の課題に対して革新的なソリューションを提供し続けており、就活生からも注目を集めています。
2位:三菱HCキャピタル|売上高約1.8兆円
三菱HCキャピタルは、リースを中心とした総合金融サービス企業として国内外で幅広い事業を展開しています。
コア事業であるリース事業では、法人向けや官公庁向けのファイナンスソリューションを提供し、ベンダーとの提携による販売支援も行っており、航空機リース、再生可能エネルギー事業、不動産ファイナンス、モビリティ事業など、多角的な事業展開を行っていますよ。
就活生にとって魅力的なのは、国内外で8,000名以上の従業員を抱える大規模な事業規模と、環境・社会課題の解決に向けた先進的な取り組みを行っている点でしょう。
3位:住友三井オートサービス|売上高約1兆円
住友三井オートサービスは、オートリース業界のリーディングカンパニーとして確固たる地位を築いており、住友商事と三井住友フィナンシャルグループを主要株主に持ち、強固な経営基盤を有しています。
同社の特徴は、大手企業の7割以上が利用する法人向けオートリースを中心に、個人向けマイカーリースまで幅広いサービスを展開していることですよ。
営業車やトラックだけでなく、バス、タクシー、パトカー、さらには特殊車両や福祉車両まで、多様な車両のリースを手がけています。
また、金融・自動車・サービスという3つの要素を併せ持つ企業として、業界内で独自のポジションを確立しており、安定した経営基盤と成長性を兼ね備えた企業として注目されています。
㉗「サービス業」の大手企業一覧
サービス業界は、人材派遣、警備、広告、エンターテインメントなど、多岐にわたる事業を展開する企業が集まる業界です。
日本郵政やリクルートホールディングス、オリエンタルランドなどの大手企業が、時価総額や売上高で上位を占めています。
1位:楽天グループ|売上高約3兆円
楽天グループは、「楽天市場」を筆頭に、インターネットサービスを中心に展開する日本を代表するIT企業です。
Eコマース、トラベル、デジタルコンテンツなどのインターネットサービスを提供しており、さらにクレジットカード、銀行、証券などのフィンテックサービス、携帯キャリア事業まで手掛けています。
特徴的なのは、これらの多様なサービスを「楽天エコシステム」として有機的に結び付け、共通の会員IDと楽天ポイントで連携させている点でしょう。
就活生にとって魅力的なのは、急成長するIT業界の中心で、グローバルなビジネス展開に携われる点と、様々な事業領域で自身の可能性を追求できる環境が整っている点です。
2位:リクルートホールディングス|売上高約2兆円
リクルートホールディングスは、求人情報検索エンジン「Indeed」を中心とした人材マッチング事業を展開する大手企業です。
人材紹介や人材派遣に加え、販売促進やITソリューションなど、幅広いサービスを手がけており、海外売上高比率が半数以上を占める、グローバルに展開する企業グループです。
人材関連サービスのリーディングカンパニーとしての安定性があるほか、社員の平均年齢は30代後半と若く、働きやすい環境が整っているのは就活生に特に魅力的な点と言えるでしょう。
近年では特に、デジタル技術を活用した革新的なサービス開発に力を入れており、「Airキャッシュ」や「Airインボイス」など、新規事業の展開も積極的に行っています。
3位:パーソルHD|売上高約1兆円
パーソルホールディングスは、日本のサービス業界で存在感を放つ大手企業の一つで、特に人材派遣や職業紹介といった分野で広く知られ、多くの企業と人々を結びつけています。
就活生にとってパーソルHDは、柔軟な働き方を支援する企業として注目されており、フレックス制度やリモートワークの導入により、社員が自分らしく働ける環境を整えていますよ。
また、若手社員にも積極的にプロジェクトを任せる風土があり、成長の機会が豊富です。
就活で大手企業に就職するメリット一覧

大手企業への就職は、安定した給与や充実した福利厚生や体系的な研修制度など、ならではのメリットが多いです。
これから、就活生の皆さんに向けて、大手企業に就職することで得られる具体的なメリットを詳しく解説していきます。
①有名でネームバリューがある
大手企業のネームバリューは、社会での信用度と直結する重要な要素です。
例えば、住宅ローンなどの審査でも有利に働き、生活面での信用力も高まるでしょう。
さらに、転職市場では「優秀」「社会人としての基礎ができている」という評価につながり、次のステップへの可能性を広げられます。
このように、大手企業のネームバリューは、ビジネス面だけでなく、個人の社会生活全般においても大きなアドバンテージとなるのです。
②福利厚生や給与水準が高いことが多い
大手企業では、充実した福利厚生制度と高水準な給与体系が整備されていることが多いです。
さらに、フレックスタイム制による柔軟な働き方や、充実した施設・設備の利用など、仕事と生活の両面をサポートする制度が整っているのも大企業が多いでしょう。
③できる仕事の幅が広いことが多い
大手企業では、複数の事業や部門を展開していることが多く、社員は様々な仕事に携わるチャンスがあります。
専門分野のプロフェッショナルとして技術を磨くキャリアや、管理職としてマネジメントを行うキャリアなど、選択できるキャリアの幅が広いのが特徴です。
また、ジョブローテーションの制度が整っており、異なる部署での経験を積むことで、多角的な視点や幅広いスキルを身につけるられますよ。
さらに、国内外の大きなプロジェクトに参加できることもあるなど、大手企業では自分の希望するキャリアプランに沿って、多様な経験を積める可能性が高いでしょう。
就活で大手企業に就職するデメリット一覧

大手企業に就職する際は、安定や福利厚生の充実が魅力ですが、逆にいくつかのデメリットも存在します。
ここでは、具体的に3つ観点から気をつけるべき点を見ていきましょう。
①若手の意見が反映されづらい
大手企業では、組織の規模が大きいため、現場の若手社員の声が経営層まで届きにくい構造となっています。
新しいアイデアや提案を行っても、社風や企業文化に反する意見は認められづらく、実現に至るまでに多くの承認プロセスが必要となるでしょう。
このような保守的な体制は「大企業病」とも呼ばれ、若手社員のモチベーション低下や革新的なアイデアの実現を妨げる要因となっています。
近年多くの若手社員から聞かれる「離れ小島」という表現は、外部からの情報が遮断され、組織の内側だけで物事が進んでいく状況への指摘です。
②配属ガチャがある場合もある
大手企業では、入社後の配属先が自分の希望と異なる可能性があり、これを「配属ガチャ」と呼びます。
特に大企業では部署や事業所が多岐にわたるため、希望とは全く違う部署や遠方の事業所に配属されるリスクがありるでしょう。
配属は企業の人員計画や適性判断に基づいて決定されますが、新入社員にとってはその決定プロセスが不透明に感じられ、不安要素となっています。
このような配属のミスマッチは、モチベーションの低下や最悪の場合は早期離職につながる可能性もあるため、就職活動時には職種別採用を行っている企業を選ぶことも一つの対策です。
③部署や部門で空気感が全く異なる
大手企業では、部署や部門ごとに独自の文化や価値観が形成されており、同じ会社でも全く異なる雰囲気で仕事が進められています。
例えば、営業部門では積極的でスピーディーな意思決定が重視される一方、管理部門では慎重で保守的な姿勢が求められることが多く、このような部門間の文化の違いは、部署異動や配置転換の際に大きなストレスとなることがあります。
新しい部署では、これまで培ってきた仕事の進め方が通用せず、一から人間関係を構築し直す必要に迫られるでしょう。
就活で大手企業に就職するためのコツ一覧

大手企業への就職は、多くの就活生の憧れであり目標ですが、競争率も高く内定獲得には戦略的な準備と行動が必要不可欠です。
ここでは、大手企業への就職を実現するための具体的なコツをご紹介します。
①企業研究を徹底して行う
就活で大手企業への内定を目指すなら、まず徹底的な企業研究が不可欠で、事業内容、業界での立ち位置、強み、社風などを深く理解することで、その企業でなければならない理由が明確になります。
企業研究の具体的な方法としては、企業のホームページ、有価証券報告書、会社説明会、インターンシップ、OB・OG訪問などがあります。
特に大手企業の選考では、「なぜ他社ではなく自社なのか」という質問で差別化を図られることが多いため、業界内での比較分析も欠かせません。
企業研究を通じて得た知見を、エントリーシートや面接での説得力のある志望動機につなげていきましょう。
②早期から就活を開始してインターンに参加する
就活で内定を獲得するためには、早期から準備を始めることが非常に効果的です。
特に内定直結型インターンシップは、早期内定獲得の重要な機会となっており、2025年卒からは公認インターンシップが増加する傾向にあり、このような機会を逃さないことが重要でしょう。
インターンシップは、たとえ内定直結型と明示されていなくても、実質的に本選考に直結するケースが多いため、どのインターンシップでも本番と同じ気持ちで臨む必要があります。
また、インターンシップを通じて企業の雰囲気を直接体験できるため、自分と企業とのマッチングを確認する絶好の機会となります。
③倍率の高くない穴場企業を狙う
大手企業の中でも、知名度が低いBtoB企業や子会社は比較的倍率が低く、穴場となっています。
例えば能美防災は国内最大手の総合防災設備メーカーで平均年収644万円、UACJはアルミニウム加工の大手で平均年収665万円と好待遇ながら、一般的な知名度は高くありません。
これらの企業は安定した経営基盤を持ちながら、消費者向けの広告宣伝を行わないため競争率が低くなっています。
就活では、業界内での地位や実績、従業員の定着率などをしっかりと調査し、知名度だけにとらわれず視野を広げることが重要です。
④大手の子会社を狙う
大手企業の子会社は、親会社のブランド力と安定性を受け継ぎながら、比較的入社のハードルが低いという特徴があります。
トヨタ系列のデンソーやアイシン、ソニー系列のソニーマーケティング、NTT系列のNTTコミュニケーションズなど、業界をリードする優良企業が数多く存在します。
また、子会社は親会社の特定の事業に特化していることが多いため、自分の興味のある分野により深く関われるというメリットもあるでしょう。
就活では、大手企業の採用サイトや企業情報から子会社の一覧を確認し、積極的にエントリーすることをお勧めします。
就活で大手企業を目指す場合の注意点一覧

大手企業は安定性や福利厚生の充実など多くの魅力がある一方で、入社後のミスマッチを防ぐために理解しておくべき注意点も存在します。
ここでは、就活生が大手企業を目指す際に事前に把握しておくべき重要なポイントを詳しく解説していきます。
①大手企業だけにエントリーするのは避ける
大手企業へのエントリーに関して、売上高ランキング上位企業への一点集中は避けるべきです。
トヨタ自動車(45兆円)、ホンダ(20兆円)、三菱商事(19兆円)といった売上高上位企業は、当然ながら競争率が極めて高くなるため、業界内で安定した実績を持つ中堅企業や、成長性の高い企業にも視野を広げることが重要です。
自分のスキルや価値観に合った企業を幅広く検討することで、より充実したキャリアを築ける可能性が高まるでしょう。
②業界を絞ってエントリーする
就活では志望業界を2〜4業界程度に絞って企業選びを進めることが推奨されます。
業界を絞ることで、業界研究に時間を集中でき、企業の特徴や強み・弱みを深く理解できるようになります。また、業界への理解が深まることで、面接での志望動機も説得力が増すでしょう。
ただし、1つの業界に絞りすぎると全滅リスクが高まるため注意が必要で、1業界あたり10社程度、合計30〜40社へのエントリーを目安に、複数の業界にチャレンジすることをお勧めします。
なお、外資系企業を志望する場合は3年生の夏頃までに、それ以外の企業は就活解禁時期に合わせて業界を絞るようにしましょう。
③自分のやりたいことが本当にできるか確認する
大手企業では、業務が細分化され、必ずしも希望する仕事に就けるとは限りません。
特に入社直後は、配属部署や担当業務を自分で選べないことが多く、異動やジョブローテーションで希望していない業務を任せられる可能性もあります。
そのため、就職活動中に企業の配属方針や異動制度について十分に調査し、自分のキャリアプランと合致するか確認することが重要です。
さらに、入社後のミスマッチを防ぐためにも、インターンシップや企業説明会を積極的に活用し、実際の業務内容や社内の雰囲気を事前に把握しておきましょう。
日本の大手企業一覧についてよくある質問

最後に、よくある質問を通じて、大手企業の特徴や就職活動に役立つ情報を見ていきましょう。
①大手企業では転勤や駐在が当たり前って本当?
大手企業では転勤や海外駐在は一般的な人事制度として定着していますが、近年は働き方改革や多様な価値観への対応から、転勤制度を見直す企業も増えてきました。
大手企業の海外駐在は高倍率で、特に有名メーカーや大手商社では英語力のある人材が多く、チャンスを得るのが難しい状況です。
また、駐在先や役割によって待遇や経験値が大きく異なり、「駐在ガチャ」と呼ばれるように、配属先によってキャリアの方向性が大きく変わることもありますよ。
転勤や駐在は昇進のインセンティブとして機能してきた歴史がありますが、現在は従業員のライフスタイルや家族の事情に配慮し、柔軟な制度設計を行う企業が増えていると言えるでしょう。
②大手企業では副業禁止って本当?
副業に関する企業の方針は近年大きく変化しており、2018年に厚生労働省が「モデル就業規則」から副業禁止の規定を削除したことをきっかけに、大手企業でも副業を認める動きが広がっています。
たとえば、みずほフィナンシャルグループやソフトバンク、ユニ・チャームなど、多くの大手企業が副業を解禁しました。
ただし、完全な自由ではありません。多くの企業では、労働時間の制限や事前申請の必要性、競合他社での就業禁止など、一定のルールを設けています。
また、企業によって副業に関する方針は様々で、依然として副業を禁止している企業も存在するため、就職活動の際は各企業の副業に関する方針を確認することをお勧めします。
日本の大手企業一覧についてまとめ

日本の大手企業は業種によって多様な特徴を持ち、就活生の選択肢は幅広く存在します。
本記事では27の業種別に分類された大手企業ランキングを詳しく解説し、各業界をリードする企業の特徴や強みを紹介しました。
就活生の皆さんは、この記事で紹介した業界別ランキングを参考に、自身のキャリアプランや適性に合った企業を見つけてみてください!
まずは興味のある業界の企業について深く調べ、インターンシップや企業説明会に積極的に参加することをお勧めします。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。