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【例文つき】JR北海道の志望動機の書き方!強みや魅力・理由の作り方まで就活生向けに解説

JR北海道を志望する就活生にとって、志望動機を書くのは悩みの1つですよね。

「なぜJR北海道なのか」「地域社会への貢献をどう表現するべきか」等の疑問や、具体的なエピソードの盛り込み方に迷う人も多いのではないでしょうか。

しかし、採用担当者に好印象を与える志望動機の作成は、文章構成のコツや意識すべきポイントをはじめ、要点さえ押さえれば決して難しくはありません

この記事ではJR北海道の特徴や魅力を押さえた上で、志望動機を効果的に伝える方法を例文とともに解説するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

JR北海道の概要・企業研究

まずはJR北海道の基本的な組織概要をチェックしましょう。

企業研究は、志望動機の作成にあたってはもちろん就活そのものを進めるうえでも、最も基本的な作業と言っても過言ではありません。

  1. JR北海道の概要
  2. JR北海道の企業理念・ビジョン

①JR北海道の概要

JR北海道(北海道旅客鉄道株式会社)は、1987年に国鉄の分割民営化により設立された、北海道全域で鉄道事業を展開しているJRグループの中核企業の1つです。

当初は21路線3,176.6kmの鉄道路線を運営していましたが、経営環境の変化や利用者減少により一部路線の廃止が進み、2024年時点での営業距離は約2,255kmですよ。

地域住民の移動を日々支えているほか「SL冬の湿原号」や「くしろ湿原ノロッコ」をはじめとした観光列車も豊富です。

さらに2016年には、日本一の長を誇る海底トンネル「青函トンネル」を通る北海道新幹線が開業し、本州と北海道の架け橋となりました。

②JR北海道の企業理念・ビジョン

つづいては、JR北海道の企業理念やビジョンを見ていきましょう。

JR北海道グループは、

・お客様の安全を最優先に取り組みます。
・コンプライアンスの徹底をはじめ、企業に求められる社会的責任を果たします。
・安心してご利用いただけるサービスを提供し、お客様満足の向上をめざします。
・北海道に根ざす企業グループとして、地域の発展に貢献します。
・個人の創造力とチームワークを高める企業風土を醸成し、社員の充実感の向上とグループとしての成長をめざします。
出典:JR北海道 公式ホームページ 企業概要 企業理念
・お客様の命を守ります。 社員の命を守ります。
・「安全第一、安定第二」 危ないと思ったらすぐに列車を止めます。
・JR北海道社員としての自覚を持って行動します。
・社会のルールを守ります。 会社のルールを守ります。
・「お客様あっての私たち」 感謝を忘れず仕事をします。
・「確かな技術力」 身につけ、磨き、伝えます。
・「鉄道はチームワーク」 お互い声をかけ合い、進んで協力します。
・「一人ひとりがJR北海道」 誇りを持って仕事をします。
出典:JR北海道 公式ホームページ 企業概要 行動指針「私たちの誓い」」

これらをみると、JR北海道が北海道の足として日々研鑽を続けていることがわかります。

志望動機に活かせる!JR北海道の強み

JR北海道 新函館北斗駅

JR北海道への就職を目指すなら、どんな強みを持っているのかを知っておく必要があります。

JR北海道に限らず、企業の強みや特徴は志望動機を作成するうえで参考になる情報です。

以下に挙げる4項目の強みや特徴を参考にして、志望動機に盛り込みましょう。

  1. 基幹交通機関としての安定性
  2. 地域社会に貢献できる公共性
  3. 北海道の環境資源の活用力
  4. 新幹線の延伸など事業展開の可能性

①基幹交通機関としての安定性

まず取り上げるのが、基幹交通機関としての高い安定性です。

JR北海道は道内の主要な交通インフラを支える責任を担っており、地域社会や観光産業に不可欠な存在であるため、需要が低迷したり途切れたりする危険が少なく長期的な需要が見込まれることから、職業としての安定性が期待できます。

また北海道でも指折りの大企業だけにさまざまな部署があり、自分のスキルや特性にあった職種で働ける点も、高い安定性を支える要素ですよ。

②地域社会に貢献できる公共性

つづいて解説する強みは、地域の基幹交通機関として、公共性の高い事業を通じて地域社会の発展に寄与している点です。

住民の生活や観光産業を支えるとともに、地域の課題解決に向けた取り組みにも積極的で、無人駅の活用による地域活性化や環境保全活動を推進し、地域との連携を深めています。

また、地域の声に耳を傾けながら交通サービスの利便性向上や運営の効率化を図り、地域住民の暮らしに寄り添ったサービスを提供している点も見逃せません。

こうした公共性の高い事業に携わることで社会貢献を直接実感できる点が、志望動機に活かせる大きな魅力です。

③北海道の環境資源の活用力

JR北海道は北海道の豊かな自然や環境資源を活かし、持続可能な社会の実現を目指しています。

JR北海道は2004年に「エコロジー委員会」を立ち上げて以来、各部署を挙げて環境へ配慮した経営に力を入れてきました。

出典:JR北海道 環境報告書 2018 p1

さらに「JR北海道グループ カーボンニュートラル2050」を掲げ、2050年までにJR北海道グループ内のCO2排気量ゼロを目指すと公表しています。

自然豊かな北海道の環境を守りつつ経営にも余念がない点は、JR北海道が持つ強みの中でも特に理解しておきたい部分です。

④新幹線の延伸など事業展開の可能性

JR北海道は北海道新幹線の札幌延伸計画を進めており、計画が完了すれば地域間の移動が大幅に改善される見込みです。

JR北海道は新函館北斗~札幌間の高速化工事を推進しており、最高時速320kmでの運行を目指しています。

また、JRグループが運営するホテルの展開や北海道産の食材にこだわったPBの販路拡大と、札幌駅周辺における商業展開にも意欲的ですよ。

出典:JR北海道 令和6年度事業計画について

北海道内に欠かせない企業として、鉄道運行にとどまらずさまざまな事業展開をしている点は、志望する人にとって要チェックなのでぜひ覚えておきましょう。

JR北海道の志望動機を書く際のポイント

ペン先

クオリティの高い志望動機を作成するにあたっては、押さえるべきポイントがあります。

やみくもに志望動機を書き上げても、完成した文章を読み返すとイメージしていた仕上がりと違う内容になりかねません。

ここでは特に押さえておきたいポイントとして以下の4項目を厳選し、それぞれ詳しく解説します。

  1. JR北海道の特徴や強みを把握する
  2. 志望する職種の仕事内容をしっかり理解する
  3. 地域社会に貢献したい熱意を伝える
  4. JR北海道が自分を採用するメリットも意識する

①JR北海道の特徴や強みを把握する

志望動機作成にあたっては、企業研究を通じて企業の特徴や強みを事前に把握しておきましょう。

志望動機は、自分自身の能力や価値観が企業の方針や魅力どう一致しているのかを伝えるツールのため、企業研究が不十分な志望動機は抽象的で平凡な印象を与えます。

強みや特徴を入念に調査したうえで志望動機と関連付ければ、数ある企業からJR北海道を選んだ理由が伝わりやすいだけでなく、本気度のアピールにも効果的です。

またJR北海道が公表している特徴や強み以外に、自分自身が強く魅力に感じる点を伝えても独自性が生まれて他社との差別化が図れますよ。

②志望する職種の仕事内容をしっかり理解する

具体的な業務内容や求められるスキルの把握は、自身の経験や能力がどう活かせるかを明確に提示するうえで効果的です。

JR北海道は多くの部署が集まって成り立つ大企業のため、志望する職種の仕事内容が理解できていないと、内容が薄い志望動機になってしまいます。

また業務理解の低さが影響すれば、入社が叶った後に事前のイメージとギャップを感じてしまう可能性も否定できません。

志望職種がどんな仕事を通じてJR北海道の運営に貢献しているのかを理解するのは、志望動機を書くためだけでなく、自身が入社後に活躍するためにも大切です。

③地域社会に貢献したい熱意を伝える

JR北海道は地域の生活や経済活動に深く関わっているため、地域社会への貢献意欲を明確に伝えるのも大切なポイントです。

スキルや経験は就活に大きな影響を与える要素ですが、貢献への熱意や高い意欲も採用担当者の心を揺さぶる点を忘れてはなりません。

特にJR北海道は、観光列車の運行や道内の再開発、無人駅周辺の活性化を通じて地域をもり立てようと日々取り組みを続けています。

北海道出身者は地元愛を、他地域からの志望者は北海道に感じた魅力を絡めてアピールすると、採用担当者にとって好印象です。

④JR北海道が自分を採用するメリットも意識する

自身が採用されることで企業にどんなメリットをもたらすかを伝えるのも、志望動機を書く上で意識したいポイントです。

企業は採用を通じて、自社の課題を解決し成長を促進してくれる人材を求めているため、自身のスキルや経験が企業にどんな価値をもたらすのかを理解させる必要があります。

また自分を採用するメリットを伝えれば、よくある志望理由が「企業への提案」にもつながり、採用担当者に強い印象を与えるでしょう。

自分が企業の戦力になる人材だと分かってもらうためにも、自身の採用によって会社が得られるメリットを盛り込んでください。

JR北海道の志望動機のおすすめ構成

ここでは、志望動機を理路整然とさせるためのおすすめ構成を解説します。

志望動機を完成させることばかりに目が行って、完成した文章が支離滅裂になってしまうケースはよくあります。

次に上げる4点を意識して、全体的に整った志望動機を目指しましょう。

  1. 鉄道業界の志望理由
  2. JR北海道の志望理由
  3. 背景にある具体的なエピソードや経験
  4. 入社後のビジョンや目標

①鉄道業界の志望理由

まず盛り込むべき内容が、鉄道業界を志望するに至った理由です。

さまざまな業界の中から鉄道業界を選んだ理由があやふやだと、鉄道業界にかける熱意や意欲が伝わらないばかりか、闇雲に就活をしていると思われかねません。

鉄道業界を選んだ背景を掘り下げて伝えれば、今回の応募が単なる仕事探しでなく、自分が業界の未来を支える一員として働きたい意志を強調できます。

また鉄道業界の課題や将来性について触れ、それに対して自分がどう貢献できるのかを具体的に示すのも効果的です。

②JR北海道の志望理由

数ある鉄道会社の中からJR北海道を志望した理由は、採用担当者にとって大きな関心ごとなのでぜひ盛り込んでください。

北海道の鉄道はJR北海道と合わせて「札幌市交通局」と「函館市企業局交通部」の3企業によって運営されているため、志望理由が不透明だと「どこでもよいのでは」と思われかねません。

そのため、他の鉄道会社や業界ではなく、JR北海道でなければならない理由を具体的に述べる必要があります。

JR北海道ならではの魅力が思い浮かばない場合、JR北海道が独自に取り組む事業や企業理念と自分のビジョン、スキルとを関連付けるのがおすすめです。

③背景にある具体的なエピソードや経験

JR北海道を志望するに至った背景にある経験やエピソードも、盛り込むべき構成です。

志望理由に一貫性と説得力を持たせるには、実体験を通して自身の価値観や目標がどう形成され、どんな風にJR北海道に惹かれていったのかを明確にしなければなりません。

志望の背景にしっかりとしたエピソードがあれば、思いつきや滑り止めの志望ではなく、本気でJR北海道で働きたい意思を示せます。

また過去の経験に触れれば、経験から得た学びやスキルをアピールするための自然な流れを作るうえでも効果的です。

④入社後のビジョンや目標

志望動機の締めくくりとして、入社が叶った後の目標や具体的な活躍の展望を述べましょう。

企業は即戦力を求める一方で、長期的に成長し企業に貢献し続けられる人材を重視しているため、入社後の展望を述べて長期的に働く意志をアピールしなければなりません。

また、自分の目標が具体的であるほど入社後のキャリアイメージを鮮明に共有でき、企業側も目標実現に向けたサポート態勢を整えられます。

入社後の展望を述べる際には、自身の持っているスキルや得た学びをどう企業の貢献に発揮するのかを提示すると、より好印象です。

JR北海道の志望動機の例文3選

鉛筆

ここでは、上で解説した内容を踏まえてJR北海道の志望動機を例文付きで解説します。

志望動機は400字程度の文字数が一般的で、長すぎても短すぎてもいけません。

以下の3つの内容を参考に、適切な文字数で志望動機を書き上げましょう。

  1. 例文1:地域への貢献意欲をアピール
  2. 例文2:挑戦意欲
  3. 例文3:北海道の課題解決意欲

例文1:地域への貢献意欲をアピール

まずは、地域への貢献意欲を強くアピールする例文からチェックしましょう。

私は北海道の地域社会に根差し、人々の暮らしや観光振興を支える仕事に携わりたいと強く思い、志望いたしました。
大学時代に訪れた北海道で、貴社の列車を利用した際に感じた地域社会への深い貢献に感銘を受けました。
特に自然豊かな環境下で、観光地へのアクセスを支えながら地域住民の生活基盤を支えている姿が印象に残っています。
入社後は運輸部門で鉄道の運行管理や安全対策に取り組み、利用者に安心と信頼を提供する所存です。
大学時代、地域イベントの運営に携わる中で、突発的な課題に対応する力や、関係者との円滑な連携を学びました。
この経験を活かして、突発的な運行トラブルに迅速かつ的確に対応しつつ円滑な輸送を維持し、より多くの方に安心して利用していただける環境を整えたいと思います。
また地域住民のニーズを丁寧に汲み取り、新しいサービスの提案を通じて、北海道全域の活性化に貢献できる存在を目指したいと考えています。

この例文は、大学時代に北海道を訪れたエピソードを地域社会への貢献意欲と上手く関連付けています。

またイベント運営の経験を通じて得たスキルを、JR北海道で具体的にどう活かすかを述べている点もポイントです。

例文2:挑戦意欲

つづいては、JR北海道の将来性と挑戦意欲を主軸にした例文です。

私は、鉄道業界の地域観光振興に向けた取り組み、また鉄道業界ならではの将来性に大きな可能性を感じ、志望いたしました。
特に、JR北海道新幹線の札幌延伸計画は地域間の移動をより効率的にし、観光産業や地域経済を活性化させる点で非常に重要な意義を持つと考えています。
こうしたダイナミックな変化の中で、私も一員として業界の未来を支える仕事に携わりたいと思いました。
大学時代、観光地のマーケティング調査に取り組み、地域の魅力を効果的に発信する方法を学びました。
この経験を活かし新幹線の利用者増加や観光地への誘客を目指し、具体的な企画や改善案を提案したいと考えています。
また地域住民や観光業者との協力を通じて、新幹線がもたらす恩恵を広げ、地域社会の発展に直接貢献する所存です。
変化を続ける貴社の仕事を通じ、新たな挑戦を続けて自身の成長を追求しつつ、企業の未来に貢献したいと考えています。

この例文では、JR北海道新幹線の延伸計画について触れ、鉄道業界の中でもJR北海道でなければならない理由を提示しています。

さらに将来性に触れつつ自身の成長意欲もアピールし、長期的に活躍する意思を示せている点にも注目です。

例文3:北海道の課題解決意欲

最後は、北海道が抱える課題への解決意欲をテーマにした例文です。

この度私は、貴社の業務を通じて北海道が抱える課題の解決に貢献したいと考え志望いたしました。
広大な地域特性をもつ北海道は、過疎化が進む地域における公共交通の維持や豪雪地帯での運行管理は、地域住民の生活を守る上で非常に重要なテーマだと感じています。
こうした課題に正面から向き合う貴社の姿勢に共感し、課題解決への想いを貴社の業務に活かしたいと考えました。
大学時代にはゼミ活動で地方都市の公共交通課題を研究し、住民からの聞き取り調査やデータ分析を通じて解決策を提案した経験があります。
この経験を活かし、地域住民の声を反映したサービスの改善や、厳しい気象条件下での安定的な運行実現に向けたプロジェクトに貢献したいと考えます。
入社後は運行管理業務を通じて、安全で効率的な輸送サービスの提供に取り組む所存です。
貴社で働くことで、課題解決の達成感と地域社会への貢献を同時に実現し、自身の成長にもつなげてまいります。

この例文のポイントは北海道特有の課題を具体的に挙げた上で、それに対する自分の共感や役割意識を示している点です。

特に「過疎化」や「豪雪地帯」と具体的な地域の問題を取り上げ、これらが応募者の志望動機に直結している点を強調しています。

JR北海道のみんなのイメージと本音の志望動機は?

新幹線

つづいては少し視点を変えて、多くの人がJR北海道に対して抱いているイメージを見ていきましょう。

志望動機がなかなか思い浮かばない場合、こうしたイメージや本音をチェックすると意外なヒントが見つかる場合があります。

  1. 公共性が高くて安定していそう
  2. 福利厚生が充実していそう
  3. 事業内容が広くいろいろな経験ができそう

①公共性が高くて安定していそう

公共性の高さから、高い安定性をイメージする人は少なくありません。

JR北海道は北海道全域の鉄道輸送を担う公共性の高い企業のため、地域社会に不可欠な存在として安定した需要が見込まれます。

また、JRは日本全国の鉄道を網羅するほどの大企業であるうえ、鉄道事業が人々の生活になくてはならないことから、景気の影響を受けにくいと考えられている点もポイントです。

②福利厚生が充実していそう

ワークライフバランスを重視する人が増える中、JR北海道の充実した福利厚生に着目する人もいます。

実際にJR北海道の福利厚生は働いている人たちからも高い評価を得ており、道内各地に寮や社宅を用意したり住宅補助金制度を導入していたりと、働きやすい環境の整備に積極的です。

さらに働きやすさ以外にも、定期健康診断や人間ドック受診費用の補助、インフルエンザ予防接種の費用補助から禁煙サポートまで、健康維持をサポートする制度も充実していますよ。

③事業内容が広くいろいろな経験ができそう

幅広く展開する事業内容も、JR北海道がもつイメージとして挙げられます。

JR北海道は鉄道事業を中心に、バス運行や不動産開発、ホテル運営、物販・飲食業と多岐にわたる事業を展開しており、地域経済に与える影響も多大です。

そのため、入社後はさまざまな経験を経てスキルアップやキャリアアップができるとイメージする人がいますよ。

ただし確かにJR北海道の事業内容は多彩ですが、入社後さまざまな部署に異動して多彩な経験を積めるかどうかは、その時の状況次第でしょう。

JR北海道に入社できるのはどんな人?

つづいては、実際にJR北海道で活躍している人をチェックしつつ、JR北海道に入社できるのはどんな人かを探りましょう。

今回はJR北海道が公式ホームページで公表している情報をもとに、以下の4名の方々を取り上げます。

  1. 内定者例1
  2. 内定者例2
  3. 内定者例3
  4. 内定者例4

出典:JR北海道 公式ホームページ 先輩社員紹介一覧

内定者例1

まず取り上げるのは、2006年に入社した運転士のT.Sさんです。

幼い頃に沿線から列車を眺め、「どうやって操縦しているのだろう」と列車に興味を抱いていました。
その後、運転士から手を振られたり汽笛を鳴らしてもらった体験がきっかけで憧れを持ち、職責の重い運転士として北海道に貢献したい思いから入社しました。
現在は北海道新幹線の運転士として「はやぶさ」「はやて」に乗務し、目的地にお客様を送り届けた時に大きな達成感を感じます。
新幹線では駅間が長いため、時間を計算しながらの運転やトラブル時の迅速な判断が求められるため、日々訓練に励んでいます。
印象的な経験は、「冬のSL釧路湿原号」に機関助士として乗務したことです。
石炭投炭の重労働や蒸気機関車の繊細さを学ぶ中、ご高齢のお客様が涙を流し感動する姿を見て、運転士としての誇りを強く感じました。
運転士は体力が必要な仕事なので、体力維持のためランニングや筋力トレーニングを行い、同僚とゴルフや釣りでリフレッシュする時間も大切にしています。
出典:JR北海道 公式ホームページ JOB&MEMBER JR北海道の仕事と人を元に編集

T.Sさんは北海道滝川市出身の「どさんこ」で、幼い頃から抱いていた列車への興味や当時の体験、北海道への貢献意欲から入社したそうです。

T.Sさんが語るエピソードからは、運転士として列車が好きなことはもちろん、高い安全意識が求められることが伺えます。

内定者例2

つづいて取り上げる方は、2013年入社し開発事業本部で活躍されているT.Hさんです。

かねてから鉄道業界に興味があり、中学卒業後は鉄道会社を目指して工学系に進学しました。
卒業後は電気設備工事会社で20年間従事していましたが、JR北海道の中途採用を知り、今までの経験を活かして地域に貢献したいと思い入社を決めました。
現在は管理・保全グループに所属し、JRタワーホテル日航札幌やJR55SAPPOROビル等の維持管理業務を統括しています。
施設の中長期修繕計画を作成し、安全で安心な施設の提供に努めています。
お客様が施設を利用していることにやりがいを感じており、新しい挑戦が成果として形に残ったときの充実感はひとしおです。
特に印象に残るのは北広島駅改修工事に携わった経験です。
多くの関係者との調整を経て竣工を迎えた際、皆で力を合わせた喜びを実感しました。
JR北海道には多様な職種とやりがいがあり、北海道新幹線札幌延伸を共に支える仲間を歓迎しています。
出典:JR北海道 公式ホームページ JOB&MEMBER JR北海道の仕事と人を元に編集

T.Hさんは、JR北海道に入社する以前に20年間勤めていた電気設備工事会社の経験を、地域貢献に活かしたいと考えたそうです。

このことから、培ったスキルや経験をJR北海道の業務に遺憾なく発揮できる人は、採用にあたって歓迎されると言えます。

内定者例3

つづいては、2017年に入社し総務部危機管理グループでご活躍のM.Kさんのお話です。

JR北海道に入社した決め手は、生まれ育った北海道に貢献したい思いからです。
地域の交通を支えるだけでなく、観光や経済を発展させることで北海道全体に貢献できると感じたことが大きな理由でした。
また、入社前の説明会で先輩の女性車掌の話を聞き、自身も列車に乗務したい思いを抱いたことがきっかけになりました。
現在はコンプライアンス教育や危機管理関連業務を担当し、研修講師や講習会の企画、社内報への情報掲載を行っています。
直接鉄道に関わる業務ではないものの、ルールを守ることがお客様の安全に直結すると考え、やりがいを感じています。
函館駅勤務時には、自動券売機周辺のディスプレイ改修に携わり、お客様の利便性向上を目的に関係部署と協力して取り組んだ経験が印象的でした。
プライベートでは、美味しいものを食べに行ったり、登山やキャンプで自然を楽しむことでリフレッシュしています。
出典:JR北海道 公式ホームページ JOB&MEMBER JR北海道の仕事と人を元に編集

生まれ育った北海道に貢献したい強い意志が印象的なM.Kさんのお話でした。

お話からは、JR北海道の入社にあたっては強い地元愛が評価の一端となるケースがあると伺えます。

内定者例4

最後に取り上げるのは、2008年に入社し車掌業務を担当されているH.Iさんのお話です。

幼い頃から父がJR北海道の運転士をしていたため、鉄道は常に身近な存在でした。
高校時代に進路を考えた際、女性の運転士がいないと知りつつも、お客様を安全に目的地まで送り届ける仕事に憧れを抱き、JR北海道への入社を決意しました。
現在は車掌として、父とともに親子で安全運行に努めています。
列車乗務ではお客様の安全を第一に考え、ドアの開閉や車内状況の確認を行っています。
運転士との協力や、運行状況に応じた臨機応変な案内放送も重要な役割です。
乗務中に「放送が聞きやすかった」と声をかけられたり、子どもたちが手を振ってくれたりするのは大きなやりがいです。
特に、特急すずらんでお客様から応援の手紙をいただいた経験は深く心に残り、今も励みになっています。
休日はひとり旅を楽しみ、風景やご当地グルメを満喫しています。
JR北海道に興味がある方は、ぜひ列車に乗ってみてください。
車掌としてお会いできる日を楽しみにしています。
出典:JR北海道 公式ホームページ JOB&MEMBER JR北海道の仕事と人を元に編集

お父様とともに、父娘2代で北海道の交通に貢献するH.Iさんのお話でした。

車掌として勤務するうえでは高い安全意識はもちろん、乗客を安全に送り届ける使命感やチームプレイのスキルが求められることがわかります。

JR北海道の志望動機についてよくある質問

クエスチョンマーク

最後に、JR北海道の志望動機に関してよく聞かれる質問に一つひとつ回答します。

今回の記事では、特に参考になる質問として次の3項目をピックアップしました。

  1. JR北海道のESでは志望動機が聞かれますか?
  2. JR北海道の面接では志望動機が聞かれますか?
  3. JR北海道は北海道出身ではなくても採用されますか?

①JR北海道のESでは志望動機が聞かれますか?

JR北海道のES(エントリーシート)では、志望動機が問われるケースが一般的なので、準備が必要です。

志望動機には文字数の指定がある場合も多いため、簡潔な文章に仕上げなければなりません。

もし指定文字数が少ない場合はもっともアピールしたい部分を選んで書き、採用面接時に提出する履歴書により詳しく書くのがおすすめです。

また文字数制限がある場合は、最低でも指定文字数の7割以上の文章を書くよう意識してください。

②JR北海道の面接では志望動機が聞かれますか?

採用面接の場では、ほぼ100%の確率で志望動機を聞かれます。

JR北海道に限らず、採用面接時の志望動機は応募者が同社の経営理念や社風を理解し、入社への熱意を持っているかを評価するための基本の質問なので、対策は必須です。

そのため、ESや履歴書に書いた志望動機と矛盾が生じないように内容を練り、本番で焦らないよう前もって適切な回答を準備しておきましょう。

友人や知人、家族に面接官の役を頼み、実際の面接に近い形で練習をするのもおすすめです。

③JR北海道は北海道出身ではなくても採用されますか?

たとえ北海道出身でなくとも、JR北海道への採用は可能です。

公式ホームページ内で公表されている通り、JR北海道では道外出身の方々が多数活躍されています。

出典:JR北海道 公式ホームページ 先輩社員紹介一覧

したがって、北海道出身でないからと言ってJR北海道への入社を諦める必要は全くありません。

採用にあたって大切なのは持っているスキルや熱意、将来のビジョンで、出身地によるハンディキャップはないと考えましょう。

JR北海道の志望動機を書き上げよう

今回の記事ではJR北海道の志望動機について、現在活躍中の方のお話やおすすめの構成、意識すべきポイントを交えながら解説しました。

JR北海道の志望動機を作成する際には、企業の概要や理念を理解したうえで、地域社会への貢献や同社ならではの強みを活かした具体的な理由を述べる意識が重要です。

また志望する職種の仕事内容を理解し、自分の経験やスキルが業務にどう活かせるのかを明確に伝えられれば、説得力のある志望動機が作れます。

この記事で紹介したポイントや例文を参考に志望動機をブラッシュアップし、JR北海道が求める人材像に近づけていきましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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