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【例文付き】新卒看護師の志望動機の書き方は?思いつかない場合の対処法も紹介!

看護師志望の新卒就活生はたくさんいると思いますが、志望動機の書き方に迷っている人も多いのではないでしょうか?

本記事では、新卒看護師の志望動機の書き方や思いつかない場合の対処法を解説します。

志望動機の例文も紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

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目次

新卒看護師の志望動機作成の準備|押さえておきたい3つの要素

看護師の志望動機を作成する前に、病院の形態や業務内容などを理解することが重要です。

ここでは、志望動機を書く前に抑えておくべき3つの要素について解説します。

  1. 病院の形態や規模
  2. 病院の経営理念・方針
  3. 病院が扱う分野やできる仕事

①病院の形態や規模

志望動機を作成する際、まず病院の形態や規模を理解することが大切です。

病院は総合病院、専門病院、クリニックなど多様な形態があり、それぞれの規模や提供する医療サービスが異なります。

  1. 総合病院・大学病院
  2. 専門病院
  3. 地域のクリニック・診療所
  4. 介護施設・福祉施設
  5. 保健所・保健センター

1. 総合病院・大学病院

総合病院や大学病院は、多くの診療科を持つ大規模な医療機関で、幅広い患者層に対応できる点が特徴です。

総合病院では、一般的な内科・外科治療から高度医療まで多岐にわたる治療を提供します。一方、大学病院は研究機能や教育機能を兼ね備えており、最新の医療技術に触れられる機会がありますよ。

総合病院・大学病院では、多職種と連携する場面が多く、看護師としてチーム医療を実践するスキルを磨けます。

また、新人教育プログラムや専門看護師を目指すための支援制度が充実していることが多く、スキルアップを目指す方には理想的な環境です。

志望動機では、自分がどの診療科に興味があるのか、あるいはどのようなキャリアを描きたいのかを具体的に述べると良いでしょう。

2. 専門病院

専門病院は、特定の診療分野に特化した医療を提供する機関で、例えば、循環器病院、がんセンター、精神科病院などがあります。

専門病院で働くことで、特定分野における深い知識とスキルを習得できるため、専門性を高めたい看護師には最適な環境です。

また、専門病院では診療ガイドラインに基づいた質の高い医療が行われることが多く、看護師としてエビデンスに基づいたケアを学べるでしょう。

志望動機には、特定の分野に対する関心や、専門知識を活かして患者に貢献したいという意欲を具体的に述べると効果的です。

3. 地域のクリニック・診療所

地域のクリニックや診療所は、地域住民の身近な医療を提供する施設で、外来診療が中心です。診療内容は、内科や小児科など一般的な分野が多いですが、専門クリニックも存在します。

大規模な病院と比較すると患者との接触時間が長く、信頼関係を築きやすい点が魅力ですよ。

また、看護師は受付や会計業務を手伝うなど、幅広い業務をこなすことが求められるため、柔軟な対応力が身につきます。

志望動機では、地域医療への貢献意欲や患者とのコミュニケーションを大切にしたい気持ちを伝えると良いでしょう。

4. 介護施設・福祉施設

介護施設や福祉施設では、慢性疾患を抱える高齢者や障がい者のケアを行います

介護施設・福祉施設は、病院のような急性期医療ではなく、日常生活の介助や健康管理など利用者の生活を支えるための看護が中心です。

医療行為よりも生活支援に重点を置くため、患者や利用者と深い信頼関係を築けることが特徴ですよ。

志望動機では、高齢者や障がい者の生活の質向上に携わりたいという具体的な目標を示すと好印象です。

5. 保健所・保健センター

保健所や保健センターは、地域住民の健康増進や予防医療を目的とした行政機関で、感染症対策、健康診断、母子保健など、多岐にわたる業務を行っています。

看護師は地域の健康課題を解決するための啓発活動や指導を担当することが多く、病院での臨床とは異なるやりがいがあるでしょう。

地域全体を支える視点で看護を行えるため、公衆衛生看護に興味がある方に最適です。志望動機には、地域の健康増進に貢献したいという熱意を盛り込むと良いでしょう。

②病院の経営理念・方針

病院の経営理念や方針を理解し、それに共感することも重要です。

各病院は独自の理念や方針を掲げており、患者中心の医療、地域医療への貢献、先進医療の提供など、さまざまな価値観や目標を持っています。

経営理念・方針は、病院の公式ウェブサイトやパンフレットで確認してください。

自分の看護観や価値観と一致する理念や方針を持つ病院を選び、その共感ポイントを志望動機に具体的に記載することで、病院への理解と適応性をアピールできます。

③病院が扱う分野やできる仕事

病院が特に力を入れている診療分野や提供する医療サービスを理解し、どのように貢献できるかを考えることも大切です。

例えば、ある病院が地域の高齢者医療に注力している場合、高齢者看護に関心があり、その分野でスキルを磨きたい意欲を志望動機に盛り込むと効果的です。

また、病院が提供する研修制度やキャリアパスも確認し、自分の成長目標と一致する点を強調することで、具体的な将来像を描ける志望動機となります。

新卒看護師の志望動機を作成する際のポイント

採用担当者の印象に残る志望動機を作成するには、いくつかコツがあります。ここでは、志望動機作成の4つのポイントを詳しく解説します。

  1. 志望先での看護師の仕事を具体的に理解する
  2. 志望のきっかけになった具体的なエピソードを用意する
  3. 長く働けることや熱意をアピールする
  4. 自分のやりたい仕事を明確にしておく

①志望先での看護師の仕事を具体的に理解する

まず志望先の病院や施設での看護師の具体的な業務内容を理解することが重要です。

各医療機関は診療科目や提供する医療サービスが異なり、求められるスキルや役割も多様ですよ。

例えば、急性期病院では緊急対応や高度な医療技術が求められ、慢性期病院や介護施設では長期的な患者ケアや生活支援が中心となります。

志望先の公式サイトや施設見学を通じて、具体的な業務内容や看護方針を把握し、自身の経験やスキルがどのように活かせるかを考えることで、説得力のある志望動機を作成できます。

②志望のきっかけになった具体的なエピソードを用意する

志望動機には、自身の経験や学びから得た具体的なエピソードを盛り込むことで、説得力が増します。

例えば、看護実習での患者との関わりや、家族の介護経験など、自分自身が看護師を目指すきっかけとなった出来事を振り返り、その中で感じたことや学んだことを整理しましょう。

具体的なエピソードを用いることで、採用担当者に自分の人柄や熱意を伝えやすくなるでしょう。

③長く働けることや熱意をアピールする

志望先で長期的に働きたい意欲や熱意を伝えることも大切です。

志望先の理念や方針に共感し、自身のキャリアプランと一致している点を強調して、長期的な勤務意欲をアピールすることで、採用担当者に好印象を与えられます。

また、具体的な目標や学びたい分野を示して成長意欲や前向きな姿勢を伝えることで、長く働く意欲を間接的に伝えることも効果的ですよ。

例えば、「地域医療に貢献したい」「専門看護師を目指してスキルを磨きたい」など、自身の将来像を明確にすると良いでしょう。

④自分のやりたい仕事を明確にしておく

自分が看護師としてどのような仕事をしたいのか、どの分野で活躍したいのかを明確にしておくことも重要です。

自分の興味や関心、得意分野を整理し、志望先の医療機関でそれらをどのように活かせるかを考えましょう。

例えば、小児看護に興味がある場合は、小児科のある病院を志望し、その理由を具体的に述べることで、志望動機に一貫性が生まれます。

自分の目指す看護師像やキャリアプランを明確にし、それが志望先で実現できることを伝えることで、採用担当者に強い印象を与えられるでしょう。

新卒看護師の志望動機におすすめの書き方4ステップ

効果的な志望動機を作成するには構成が大切です。ここでは、看護師の志望動機のおすすめ構成4ステップを解説します。

  1. 志望先の分野や形態を志望する理由
  2. 中でも特にその病院を志望する理由
  3. 理由を裏付ける具体的なエピソードや経験
  4. 病院でどう活躍したいか・将来のビジョン

①志望先の分野や形態を志望する理由

まず自分が選んだ分野や形態への関心を具体的に述べることが重要です。自分がどのような形態で働きたいのか、その背景にある思いや価値観を具体的に示しましょう。

例えば、大規模病院での勤務を希望する場合、多様な症例に触れることで臨床経験を広げたいなどの理由が考えられます。

クリニックでは、患者と近い関係性を築き、個々のニーズに応えるケアを提供したいなどが挙げられます。

志望先の分野や形態の志望理由を述べるには、志望先の特徴をリサーチが欠かせません

②中でも特にその病院を志望する理由

次に、数ある病院の中からその病院を選んだ理由を書きましょう

病院が掲げる医療チームの取り組みや、多職種連携の充実ぶりなど、具体的な魅力を挙げると効果的です。

また、自分の経験や価値観と志望先の特徴がどう結びついているかを丁寧に説明しましょう。

単に「規模が大きいから」や「有名だから」ではなく、病院の取り組みや環境の中でどのように貢献できるかを示すことが鍵です。

③理由を裏付ける具体的なエピソードや経験

次に、志望動機を裏付ける具体的なエピソードを伝えましょう

具体的なエピソードや経験を書くことで、志望動機に説得力が生まれます。

たとえば、学生時代の実習で学んだことや、看護に対する自分の考え方が変わった出来事を振り返るとよいでしょう。

エピソードは具体的かつ簡潔にまとめることが重要です。経験を述べる際には、取り組みの過程や結果を明確にし、自分が得た教訓を具体的に書きましょう。

④病院でどう活躍したいか・将来のビジョン

最後に、志望先でどのように活躍し、どんな看護師を目指すかを伝えましょう。将来のビジョンを示すことで、採用担当者は入社後の姿を想像しやすくなります。

たとえば、「地域医療に貢献する看護師になりたい」「患者さんに寄り添ったケアを提供するスペシャリストを目指したい」などの目標を掲げるとよいでしょう。

加えて、その目標を達成するためにどのような努力をするつもりなのか、具体的な取り組みを伝えるとさらに評価が上がります。

また、中長期的なキャリアプランを示すことで、応募先での成長を期待させる内容にすることも重要です。

【志望先別】新卒看護師の志望動機の例文5選

ここまでの内容を踏まえて、志望先別に看護師の志望動機の例文を紹介します

  1. 総合病院・大学病院
  2. 専門病院
  3. 地域のクリニック・診療所
  4. 介護施設・福祉施設
  5. 保健所・保健センター

①総合病院・大学病院

1つ目は、総合病院・大学病院を志望する場合の例文です。

総合病院で働くことを志望した理由は、多様な症例に触れ幅広い看護経験を積みたいと考えているためです。

特に貴院では、先進的な医療技術を用いた治療や、チーム医療を推進している点に魅力を感じました。在学中、複数の診療科での実習を通じて異なる患者背景に触れる中で、幅広い看護スキルを身につけたいとの思いが強まりました。

将来的には、患者一人ひとりの回復を支える看護を提供しつつ、後輩の指導や病院の教育活動にも積極的に貢献していきたいと考えています。

総合病院での志望動機では、幅広い症例への対応やキャリアの成長を強調すると効果的です。また、病院の特徴や具体的なエピソードを盛り込み、個別性を示すと良い印象を与えられます。

②専門病院

2つ目は、専門病院を志望する場合の例文です。

専門病院で働くことを志望した理由は、特定分野の知識とスキルを深め、専門性を高めたいと考えたためです。

貴院は循環器疾患に特化しており、先進的な治療法と豊富な症例を通じて専門分野を追求できる環境に魅力を感じました。学生時代に心臓手術の患者を担当した経験を通じ、循環器看護の重要性を実感しました。

将来的には、患者の生活の質を向上させるケアを提供し、医療チームの中核を担う看護師を目指します。

専門病院の志望動機では、特定の分野に対する興味や経験を具体的に示すことが重要です。病院の特色と個人の目標を結びつけることで、志望動機に説得力が生まれます。

③地域のクリニック・診療所

3つ目は、地域のクリニック・診療所を志望する場合の例文です。

地域に密着した診療所での勤務を志望した理由は、患者一人ひとりと深く関わり、きめ細やかなケアを提供したいと考えたためです。

特に貴院は、地域住民から信頼を得ており、家庭的な雰囲気の中で医療が提供されている点に魅力を感じました。大学時代、地域医療の実習で患者とじっくり向き合う重要性を学び、地域医療に貢献したいとの思いが芽生えました。

患者の健康管理を支え、生活の質を高める看護を提供していきたいと考えています。

クリニックや診療所の志望動機では、地域医療への貢献意識や患者との密接な関係を強調することがポイントです。具体的な経験を通じて、患者に寄り添う姿勢を示しましょう。

④介護施設・福祉施設

4つ目は、介護施設・福祉施設を志望する場合の例文です。

介護施設で働くことを志望した理由は、高齢者と深く関わりながら生活を支える看護を実践したいと考えたためです。

貴施設は利用者一人ひとりの尊厳を大切にしたケアを提供しており、私もその一員として役立ちたいと考えています。実習中、高齢者が笑顔で日々を過ごせる環境作りにやりがいを感じ、介護分野への関心が高まりました。

利用者が安心して暮らせるよう、心身両面でサポートを提供できる看護師を目指します。

介護施設の志望動機では、高齢者看護や生活支援への関心を具体的に示すことが重要です。長期的な関係構築や尊厳を大切にする姿勢をアピールしましょう。

⑤保健所・保健センター

5つ目は、保健所・保健センターを志望する場合の例文です。

保健所で働くことを志望した理由は、地域全体の健康維持と予防医療に貢献したいと考えたためです。

貴所では感染症対策や健康教育を通じて、地域住民の生活の質向上に寄与している点に共感しました。大学で公衆衛生を学び、地域社会の課題解決に取り組む重要性を認識しました。

予防接種や健康相談を通じて、住民の健康意識を高める活動に積極的に携わりたいと考えています。

保健所や保健センターの志望動機では、地域医療や予防医療への関心を強調しましょう。公衆衛生や地域福祉への具体的な関与を示すことで説得力が高まります。

新卒看護師の志望動機の気をつけたいNG例文

ここでは、看護師の志望動機でありがちなNGポイントを3つ解説します。それぞれNG例文も紹介しているので参考にしてください。

  1. その病院・クリニックでなければならない理由がない
  2. 受け身に感じる内容ばかりになってまっている
  3. 年収や福利厚生など待遇ばかりに言及している

①その病院・クリニックでなければならない理由がない

志望動機で応募先の医療機関を選んだ理由が曖昧だと、採用担当者に「どこでも良いのでは」と思われてしまいます

病院の理念や特徴を調べずに「近所だから」「規模が大きいから」では、志望動機に説得力がありません。

特に新卒の場合は、具体的な経験が少ないため、応募先への理解が欠けていると見られるリスクが高まります。

総合病院で幅広い経験を積みたいと考えています。自宅から通いやすく、多くの患者に対応している貴院であれば、自分にとって理想的な環境だと思いました。また、貴院は地域で評判が良く、多くの人に選ばれている点に魅力を感じました。

②受け身に感じる内容ばかりになってまっている

「学びたい」「経験を積みたい」などの受け身な志望動機は、積極性に欠ける印象を与えます。

採用担当者は、応募者が自身のスキルをどのように活かし、貢献できるかを重視しています。「教えてもらう」姿勢よりも、自ら行動し、貢献する意欲を示しましょう。

私は看護師としてのスキルを向上させたいと考えています。貴院は教育体制が整っていると伺いましたので、多くのことを学びたいと思っています。患者様に寄り添える看護師になれるよう、経験を積ませていただきたいと考えています。

③年収や福利厚生など待遇ばかりに言及している

志望動機に待遇面を強調すると、「条件が良ければすぐに転職する」と思われ印象がよくありませ

特に新卒の場合、志望動機は熱意をアピールする場であり、自分のメリットよりも病院にどう貢献できるかを示すことが重要です。

私は安定した収入を得ながら、働きやすい環境で長く働きたいと考えています。貴院は福利厚生が充実しており、育児支援制度が整っていると聞きました。このような環境であれば安心して働くことができると思い、応募しました。

新卒看護師が面接で志望動機を話す際のコツ

面接で志望動機を話す際には、内容だけでなく話し方にもポイントがあります。ここでは、面接で志望動機を話すときの3つのコツについて解説します。

  1. 履歴書やESに書いた志望動機と基本的には合わせる
  2. 明るく笑顔で落ち着いて話す
  3. 1分〜2分程度で簡潔に話す

①履歴書やESに書いた志望動機と基本的には合わせる

面接での志望動機は、履歴書やエントリーシートに記載した内容と矛盾がないようにすることが重要です。

採用担当者はESをもとに質問を進めるため、異なる内容を伝えると信頼を損なう可能性があります。

そのため、ESの内容を再確認し、主張が一貫するように準備しましょう。さらに、面接ではESで伝えきれなかった背景や具体的なエピソードを補足することで、話の説得力が増します。

事前にESをコピーして見直しておくと、自信を持って答えられるようになります。

②明るく笑顔で落ち着いて話す

明るい笑顔と落ち着いて話すことは、面接の基本です。

表情や声のトーンは言葉以上に印象を左右する要素であり、特に看護師の面接では患者対応をイメージさせる大切なポイントになります。

面接中は、適度な声量とハキハキした話し方を心がけ、親しみやすい雰囲気を作るよう努めましょう。

また、緊張を和らげるためには、事前に模擬面接を実施し、声の大きさや表情の確認をしておくと安心です。

③1分〜2分程度で簡潔に話す

面接での志望動機は、1分から2分程度で簡潔にまとめて話すことが重要です。話が長くなると、ポイントがぼやけてしまうだけでなく、面接官が飽きてしまう可能性があります。

話の冒頭では、志望先の魅力と自分の強みを端的に伝え、その後に具体的なエピソードを補足しましょう。

話す内容がまとまらない場合は、メモに箇条書きで要点を書き出し、練習することで自然に話せるようになります。

新卒看護師で志望動機が思いつかない場合はどうしたらいい?

就職活動において志望動機は非常に重要です。しかし、志望動機が思いつかずに苦戦している人も多いでしょう。ここでは看護師の志望動機を考える際に役立つ5つの方法を紹介します。

  1. 看護師をそもそも目指したきっかけを思い出す
  2. 実習中の出来事や感じたことを整理する
  3. 自分が憧れる看護師像を考える
  4. 普段やりがいを感じることを振り返る
  5. 自分の得意や強みを書き出す

①看護師をそもそも目指したきっかけを思い出す

まずは看護師を目指すきっかけを振り返ってみましょう。学生時代の体験や家族の影響、または医療現場での実際の出来事など、自分にとって心に残るエピソードを整理してみてください。

具体的な出来事を思い出すことで、看護師を目指した理由が明確になります。その背景をしっかり説明できると、採用担当者に熱意が伝わりやすくなるでしょう。

また、自分の原体験が看護師としてどのように役立つのかを結びつけて考えると説得力が増します。

②実習中の出来事や感じたことを整理する

実習中の学びや感じたことを整理すると、志望動機が見えてくることがあります。

例えば、患者との交流を通じて看護師の役割を再確認した経験や、チーム医療に携わった際の達成感を振り返りましょう。

実習での具体的なエピソードを通して、「なぜ看護師になりたいのか」を整理できます。

さらに、これらの経験が自身の成長にどのようにつながったのかを伝えると、採用担当者に対して強い印象を与えられる志望動機になるでしょう。

③自分が憧れる看護師像を考える

憧れる看護師像を明確にすることも志望動機を考える際に有効です。

例えば、「患者に寄り添う姿勢」や「チーム医療を重視する能力」など、自分がなりたい看護師像を具体的にイメージしてみましょう。

自分の理想像と応募先の理念や方針を結びつけると、志望動機がさらに説得力を持ちます。

また、自分の理想像に近づくために努力していることや、具体的な行動を付け加えることで、成長意欲をアピールできます。

④普段やりがいを感じることを振り返る

日常生活やアルバイト経験などから、やりがいを感じた場面を振り返ることも有効です。

他人を支える喜びや達成感を覚えた経験は、看護師の志望動機に結びつけやすい要素です。それが応募先の方針や役割にどうつながるのかを考えると、具体的な志望理由が生まれるでしょう。

また、過去の経験をどのように活かして患者や職場に貢献したいかを述べると、現実的で熱意のある志望動機になります。

⑤自分の得意や強みを書き出す

自分の得意分野や強みを洗い出し、それが看護師としてどのように活かせるかを考えてみるのも有効です。

例えば、コミュニケーション能力や冷静な判断力、持続的な努力が得意であれば、それを具体的なエピソードとともに伝えます。

また、その強みをどのように応募先の職場環境で発揮できるのかを考えることで、採用担当者に対して好印象を与えられる志望動機が出来上がるでしょう。

新卒看護師の志望動機についてよくある質問

最後に看護師の志望動機に関するよくある2つの質問に回答していきます。参考にしてください。

  1. 志望動機に配属希望を入れてもいい?
  2. 志望動機に他の病院での実習のことを入れてもいい?

①志望動機に配属希望を入れてもいい?

配属希望を志望動機に含めるのは問題ありませんが、希望理由を具体的に伝えることが大切です。

たとえば「実習で循環器内科を経験し、患者の命を支える看護に感動したため、さらなる知識と技術を深めたい」など、過去の経験と結びつけると説得力が増します。

ただし、配属希望を強調しすぎると柔軟性がないと思われるリスクもあるため、希望とともに他部署への対応力もアピールし、前向きな姿勢を示しましょう。

②志望動機に他の病院での実習のことを入れてもいい?

他の病院での実習経験を志望動機に取り入れることは問題ありません

ただし、その経験を応募先の病院でどう活かせるかを具体的に示す必要があります。

たとえば、「大学病院での急性期看護の経験をもとに、貴院の地域密着型医療で患者と深く関わる看護を実践したい」など、志望先の特徴に合った内容に仕上げると良いでしょう。

実習の学びを具体例として盛り込むことで、熱意と貢献意欲をより効果的に伝えられます。

新卒看護師の志望動機は「自分らしさ」を大切にしよう

志望動機は、採用担当者に自分の熱意や価値観を伝える最も重要な手段です。

他の応募者との差別化を図るためにも、単に形式に沿った内容を書くのではなく、自分の経験や思いを具体的に盛り込みましょう

例えば、看護師を目指すきっかけや実習で得た学び、また自分が理想とする看護師像を志望動機に反映させることで、自分らしさが伝わる志望動機を作れます。

特に新卒の場合、過去の経験から得た教訓や将来の目標を組み合わせることで、採用担当者に成長意欲や適応力をアピールできます。自分らしさを大切に、丁寧に仕上げていきましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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