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経理の平均年収は〇〇万円!|年齢別の年収や将来性も解説

経理は会社のお金の管理や記録を担当する職種です。そんな経理について「年収はどれぐらい?」「具体的にどのような仕事をするの?」と考える就活生も多いのではないでしょうか。

今回は経理の平均年収や仕事内容について詳しく解説します。本記事を通じて経理に対する理解を深め、自分に合う職種選びの参考にしてくださいね。

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経理の平均年収と年齢別の年収

はじめに経理の平均年収と年齢別の年収を紹介します。年収は仕事に就いた後の生活をイメージするのに欠かせない情報のため、早めにチェックするのがおすすめです。

  1. 経理の平均年収は450万円
  2. 経理の年齢別の年収

①経理の平均年収は450万円

職業情報提供サイトのjobtagによると、経理の平均年収は450万円です。

経理職の就業時間は規則的で、残業時間は少なめの傾向がみられます。土日祝日は休みになるのが一般的です。ただし決算期は業務量が多くなるため、通常よりも残業時間が長くなるケースがみられます。

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年度の給与所得者の平均年収は458万円でした。経理の平均年収は民間の平均年収と同じぐらいといえるでしょう。

引用元:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/430

②経理の年齢別の年収

年齢平均年収
20歳~24歳300万円
25歳~29歳380万円
30歳~34歳422万円
40歳~44歳485万円
50歳~54歳506万円
60歳~64歳418万円
引用元:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/430

経理の年齢別の平均年収と、民間の年齢別の平均年収を比較しましょう。民間給与実態統計調査 「年齢階層別の平均給与」によると、民間の年齢別の平均年収は以下の通りです。

  • 20歳〜24歳:273万円
  • 25歳〜29歳:389万円
  • 30歳〜34歳:425万円
  • 40歳~44歳:491万円
  • 50歳~54歳:537万円
  • 60歳~64歳:441万円

経理の平均年収は、どの年代でも民間の平均年収と大きな差はありません。ただし上の年代ほど、民間の平均年収との差が広がっています。

経理の仕事はいわゆるバックオフィスに該当し、顧客先を回ることは少ないです。やるべき仕事が明確でインセンティブが発生しにくいため、給与の伸びも小さいと考えられます。

経理に関する基本情報

経理に関する基本情報について、以下2つの観点から紹介します。

  1. 経理の仕事内容
  2. 経理になるには

①経理の仕事内容

経理は会社のお金の管理や記録等の仕事を担当する職種です。経理の仕事内容は大きく日次業務・月次業務・年次業務の3つに分けられます。それぞれの仕事内容の具体例を紹介します。

まずは日次業務です。時期を問わず日常的に発生する業務が該当します。

  • 日々の会計取引の記録(記帳)
  • 伝票処理
  • 経費精算
  • 領収書や請求書など資料の整理
  • 現預金の入出金記録の確認や残高の照合

毎月特定のタイミングで発生する月次業務の具体例として、以下の例が挙げられます。

  • 売り上げや仕入れの管理
  • 請求書や領収書の発行
  • 給与計算 ※人事労務担当者が行う会社もあります
  • 在庫管理
  • 社会保険料や税金などの納付

最後に年次業務です。毎年特定のタイミングで発生する業務であり、経理業務の中でも特にボリュームが大きく難易度も高い仕事といえます。

  • 決算整理仕訳
  • 決算書の作成、税務申告関連
  • 年末調整
  • 償却資産税の申告
  • 法人税や消費税の納付

②経理になるには

経理になるために必要な資格や学歴は特にありません。誰でも経理職に就くチャンスはあります。

新卒入社の場合、商業系の高校や会計経理の専門学校、経済商学系の学部を卒業した人が経理職に就くケースが多いようです。経理職を志望していなくても、入社後に別の部署から配属されることもあります。

経理職に必須の資格はありませんが、関連する資格を取得しておくと役立つでしょう。経理の仕事で役立つ資格として日商簿記検定が挙げられます。

経理職を目指す人や、経理職への就職が決まった人は、早めに簿記の勉強を始めるのがおすすめです。

経理の将来性は?

結論として、経理という職種そのものがなくなることはないと考えられます。しかし経理業務の中には、給与計算・振込・請求書の発行のように、AIが得意とする単純な作業が多く存在するのは事実です。

実際のところ経理事務員のAI代替可能性は99.8%といわれており、経理事務員の職種は将来なくなる可能性が高いです。

ですが、経理には以下のようにAIには対応できない仕事も多く存在します。

  • 経営の意思決定に関する仕事
  • 会計・税務の知識をベースにした判断やアドバイス
  • イレギュラーな会計処理
  • 個別の経費精算
  • 複雑な法改正への対応

単純作業はAIが行い、より高レベルな仕事や判断は人間が行うといったように、部分的にAIに置き換わる可能性は有り得ます。いずれにせよ、経理の仕事が完全になくなるということはないでしょう。

経理に向いている人の特徴

最後に経理に向いている人の特徴は以下の2点です。

  1. 仕事を正確にこなせる人
  2. 責任感がある

経理に限らず、どの職業・職種にも向いている人の特徴が存在します。自分の性格や考え方と照らし合わせながら、自分が経理に向いているかを考えてみましょう。

①仕事を正確にこなせる人

仕事を正確にこなせる人は経理に向いている可能性が高いといえます。

前述のように、経理は会社のお金の管理や記録を担当する仕事です。すなわち会社の帳簿や決算書は、経理による日々の会計入力や売上・仕入管理等の情報をもとに作成されます。

帳簿の数字と実際のお金の流れは完全に一致している必要があり、数円単位のズレもあってはなりません。ごくわずかなズレが給与や税額の誤りといった大きなトラブルにつながる恐れもあります。

経理は正確性が非常に重要な仕事です。したがって仕事を正確にこなせる人は、経理に向いた人材といえるでしょう。

②責任感がある人

経理業務を担当する人には責任感も必要です。

経理は正確性が非常に重視されるため、少しのズレも起こさないよう慎重に行う必要があります。

その上、経理の仕事は期日が明確なものが多く、少しの遅れや作業漏れが多大な影響を及ぼす恐れがあります。一度引き受けた仕事を放置したり、雑な対応で済ませたりするのは厳禁です。

経理は売上につながらず成果が見えにくい仕事といえます。しかし、だからといって手を抜くことは許されません。経理の重要性を理解した上で、責任感をもって仕事をすることが求められます。

経理の年収やキャリアについて理解を深めよう

経理は会社のお金の管理や記録をする仕事です。平均年収は450万円で、日本全体の平均年収と同程度の水準といえます。

経理は正確性が非常に重要な上、少しの遅れや作業漏れが会社に多大な影響を及ぼす恐れがある仕事です。そのため仕事を正確にこなせる人や、責任感のある人が経理に向いているといえます。

経理について理解を深めた上で、自分に合っているか考えてみましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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