cadオペレーターは、PC上で製図ツールを操作し、顧客の要望を汲み取った設計図を作成する仕事です。
しかし、業務内容だけでなく実際に支給される年収が気になる人もいるでしょう。
本記事では、cadオペレーターの年収の平均額や年齢ごとの変化、仕事内容やなり方を解説します。将来性や必要な資質も紹介するので、ぜひご確認ください。
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cadオペレーターの平均年収と年齢別の年収

cadオペレーターの年収について調べれば、就職後の生計の立て方をイメージしやすくなるのが利点です。ここでは、年収の平均額と年齢別年収を紹介します。
- cadオペレーターの平均年収は461万円
- cadオペレーターの年齢別の年収
①cadオペレーターの平均年収は461万円
厚生労働省の職業情報提供サイトによると、cadオペレーターの平均年収は461万円となっています(引用元:CADオペレーター – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)))。
国税庁によると給与所得者数の平均年収は458万円なので、平均をやや上回る給与が支給されている、と判断可能です(引用元:令和4年分民間給与実態統計調査)。
正社員として働く以外に、人材派遣会社に登録して派遣の枠で働くケースもあります。また業務では納期を守らなければいけないため、残業が発生する場合もあるのが注意点です。
また、近年はCAD関連のクラウドサービスも充実してきているため、在宅勤務を選ぶ人やフリーランスで働く人もいます。
②cadオペレーターの年齢別の年収
cadオペレーターの年齢別の年収変化は、以下の通りです。
年齢 | 平均年収 |
20〜24歳 | 327万円 |
25歳〜29歳 | 340万円 |
30歳〜34歳 | 440万円 |
40歳〜44歳 | 512万円 |
50歳〜54歳 | 576万円 |
60歳〜64歳 | 416万円 |
国税庁の調査によると、全企業の年齢別平均年収は20〜24歳で273万円・30歳~34歳で425万円・40歳〜44歳で491万円・50歳〜54歳で537万円です(引用元:民間給与実態統計調査)。
そのため、どの年代においても平均を数十万円上回る金額が支給されていることがわかります。
cadオペレーターに関する基本情報

cadオペレーターの基本情報をチェックすれば、仕事に対する理解を深めやすくなるのがメリットです。ここでは、仕事内容やなる方法を説明します。
- cadオペレーターの仕事内容
- cadオペレーターになるには
①cadオペレーターの仕事内容
cadオペレーターは、PC上の製図ツールを操作して、多様な設計図を作成する仕事です。
cadは平面図を作成する2次元cadと、立体図を製作可能な3次元cadの2種類に分類されるほか、建築土木用・機械設計用・回路図用といった専門的な分野に合わせたツールもあります。
機械設計向けに製図する際は試作品の形状を立体に起こすほか、加工に必要な情報を追加するため複数回修正を行う必要もあるのがポイントです。
②cadオペレーターになるには
cadオペレーターになるために必要な学歴や資格はありませんが、建築CAD検定やCAD利用技術者試験などスキルを証明できる資格があると、就職時に有利に働きます。
メーカーへの就職で職業に就くケースが多く、日本産業規格の知識も求められやすいのが特徴です。
CADを使いながら説明書や仕様書を作る際に必要な各種ソフトも駆使できるスキルや、設計技術者の指示を的確に読み取るスキルも必要になります。
cadオペレーターの将来性は?

cadオペレーターの仕事のうち、図面から設計士やデザイナーの意図を汲み取る作業はAIより人間の方が優秀なため、将来性があると判断できます。
単純な図面を作成する作業はAIによって代替される可能性があるため、より高度なCAD操作技術や、AIが追いつきづらいコミュニケーションスキルを向上させることが重要です。
また信頼を勝ち取って仕事の受注率を高めるためには、顧客や設計士の指示を適切に解釈できるよう意識することが大切になります。
また、自身の作業に関連する業界の知識や設計に役立てられる知識も身につけることも戦略の1つです。
cadオペレーターに向いている人の特徴2つ

cadオペレーターに適性がある人の特徴を把握していれば、自分に足りていない部分は何か分析できます。cadオペレーターに向いた資質は、以下の2つです。
- 集中力が高く細かい作業が得意な人
- 空間への想像力が豊かな人
① 集中力が高く細かい作業が得意な人
集中力が高く細かい作業も得意な人は、一日中画面を見続けて仕事をする場合もあるオペレーター業務に向いています。
勤務先によっては在宅勤務で作業を行うこともあるため、どんな状況でも集中力を持続させる姿勢を強く持てるかどうかも重要です。
またIT技術は日々進展していて、3次元CADの操作のほかCAEを用いて高度な解析を行い、製図に反映させるスキルも求められるようになっています。
新しい技術も積極的に学び、取り入れる精神性も必要です。
② 空間への想像力が豊かな人
空間への想像力が豊かな人は、建築・土木・産業機械など製図をもとに作られる製品を立体的にイメージできるため、顧客の要望を図面に落とし込みやすいのが強みです。
建築土木用ツールの使用時は、設計技術者の指示をもとに、顧客の意図やプランを反映するほか、費用の見積もりや改修工事の際に役立つ正確な図面を作ることが求められます。
空間把握能力のほかには、施工や加工に関する知識や数学の素養も必要です。
cadオペレーターは年収以上にやりがいがある!
cadオペレーターの仕事は平均を上回る年収が支給されるだけでなく、やりがいもあるのが魅力です。
建築CAD検定やCAD利用技術者試験などの資格を取得すると、実力を証明しやすくなります。将来性もチェックして、自身のキャリアプランを決めましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。