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言語聴覚士の平均年収を紹介|仕事内容や将来性・必要な資質を解説

言語聴覚士は、音声機能や言語機能・聴覚に障害がある人の援助を行う仕事です。

そんな言語聴覚士について「年収はどれくらいなんだろう?将来性はあるの?」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、言語聴覚士の年収について詳しく解説します。仕事内容や将来性・必要な資質も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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言語聴覚士の平均年収と年齢別の年収

まず、言語聴覚士の平均年収と年齢別の年収を紹介します。

  1. 言語聴覚士の平均年収は432万円
  2. 言語聴覚士の年齢別の年収

①言語聴覚士の平均年収は432万円

厚生労働省の職業情報提供サイト「jogtag」によると、言語聴覚士の平均年収は約432万円です。

就業者数労働時間年収年齢
26,930人162時間432.5万円35.6歳

国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、2023年分の給与所得者の平均給与は460万円です。言語聴覚士の年収は、平均給与をやや下回る金額であることがわかります

②言語聴覚士の年齢別の年収

続いて、言語聴覚士の年収を年齢別に紹介します。

年齢平均年収
20〜24歳341万円
25歳〜29歳387万円
30歳〜34歳420万円
40歳〜44歳  470万円
50歳〜54歳597万円
60歳〜64歳524万円
引用元:厚生労働省の職業情報提供サイト「jogtag」

国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、全国平均では20〜24歳・25歳〜29歳の年収は267万円~394万円です。言語聴覚士は若い段階で高い収入が得られることがわかります。

ただ、年齢による収入の増加幅はそれほど大きくないことに注意しましょう。

言語聴覚士に関する基本情報

続いて、言語聴覚士の基本情報を下記の2項目で紹介します。

  1. 言語聴覚士の仕事内容
  2. 言語聴覚士になるには

①言語聴覚士の仕事内容

言語聴覚士の仕事は、医師や歯科医師の指示のもと、言葉によるコミュニケーションに問題がある人に対して専門的なサービスを提供することです。

病院や介護施設・福祉施設・学校などさまざまな現場で活躍しています。

言語聴覚士の具体的な仕事内容は下記のとおりです。

  1. 摂食・嚥下の訓練:食べ物をうまく飲み込む訓練
  2. 成人言語・認知の訓練:言葉にする、文字を読む訓練
  3. 発声・発語の訓練:発音全般の訓練
  4. 小児言語・認知の訓練:言葉を理解したり話したり読んだりできるようにする訓練
  5. 聴覚の支援:聴覚障害のある人への支援

これらの仕事では、患者ごとに問題の原因を明らかにした上で対処法を見つけ、リハビリを通して症状の改善をはかっています。

②言語聴覚士になるには

言語聴覚士になるには、国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受ける必要があります。試験は毎年3月に行われ、合格率は50~60%台で推移しています。

高校卒業者の場合は、文部科学大臣が指定する学校(3~4年制の大学・短大)または都道府県知事が指定する言語聴覚士養成所(3~4年制の専修学校)を卒業することで受験資格の取得が可能です。

一般の4年制大学卒業者の場合は、指定された大学・大学院の専攻科または専修学校(2年制)を卒業することで受験資格が得られます。

言語聴覚士の将来性は?

言語聴覚士は、将来性が高い職業だと言えるでしょう。

なぜなら、現在は人数が少ないものの、超高齢化社会において介護や福祉施設・リハビリテーションの需要が増加しているからです。そのため、言語聴覚士への求人数も増加すると考えられます。

また、言語聴覚士の仕事はコミュニケーションが欠かせないため、人間の能力を代替するAIには取って代わられにくいとされています。

これらの理由から、言語聴覚士は今後も需要が安定し、将来性が高い職業と言えるのです。

言語聴覚士に向いている人の特徴3つ

最後に、言語聴覚士に向いている人の特徴を3つ紹介します。

  1. 人のことが好きな人
  2. コミュニケーションが得意な人
  3. 何事にも根気強く向き合える人

①人のことが好きな人

人のことが好きな人は、言語聴覚士に向いています。なぜなら、言語聴覚士にとっての患者は、高齢者から子どもまで、幅広い年代にわたるからです。

また、医師や看護師・理学療法士・教師など、さまざまな職業の人と関わりながら仕事を進めることも特徴です。

そのため、どのような人にも優しく接することができる人やコミュニケーションをとることが好きな人に向いているといえるのです。

②コミュニケーションが得意な人

コミュニケーションが得意な人も、言語聴覚士に向いています。

言語聴覚士は、患者や医療専門職・福祉の専門職・教育現場の担当者とコミュニケーションを図りながら協力して仕事を進めます

具体的には、患者さんの「話す」「聞く」といったコミュニケーションにおける機能の改善をサポートすることが必須です。そのため、コミュニケーション能力が高いことは、大きな強みとなるのです。

➂何事にも根気強く向き合える人

何事にも根気強く向き合える人も、言語聴覚士に向いています。前述したとおり、言語聴覚士は言葉によるコミュニケーションに問題がある人に対して専門的なサービスを提供する仕事です。

そのため、なかなか意思疎通が図れないことも多々あるでしょう。また、患者と信頼関係の構築がうまくいかない・思うような成果が出ない・孤独を感じる・責任が重く感じるなどもあります。

このような状況の中で、根気よく相手と接し、コミュニケーションを取ることが求められるのです。

言語聴覚士の仕事は需要が増加している!

本記事では、言語聴覚士の年収について解説しました。言語聴覚士の平均年収は約432万円です。これは、国内企業の平均をやや下回ります。

ただ、高齢化が進行していることや、AIに取って代わられにくい仕事であることから、将来性がある仕事といえます

言語聴覚士を目指す人は、まずは仕事内容を理解した上で、資格取得に向けたプランを立ててみましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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