
スポーツトレーナーは、運動の実技指導を行うのが主な仕事です。プロの競技者だけでなく、一般人を対象とすることもあります。
しかし、スポーツトレーナーの仕事について詳しく知らない方も多いでしょう。
そこで、本記事ではスポーツトレーナーの年収や仕事内容について解説します。就活をする際の参考にしてみてくださいね。
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スポーツトレーナーの平均年収と年齢別の年収

最初に、スポーツトレーナーの年収について紹介します。
就活の際には、具体的な年収を把握しておくことも大切です。どの程度の年収を得られるのか、詳しく確認しましょう。
①スポーツトレーナーの平均年収は414万円
スポーツトレーナーの平均年収は414万円です。
「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、2023年度の給与所得者の平均年収は460万円。この結果から、スポーツトレーナーの年収は民間平均を下回っていることがわかります。
また、スポーツトレーナーは正社員やパートでスポーツクラブに勤務するほか、独立してフリーランスになるケースも珍しくありません。
専門的な知識や技術を持つ人は、プロ競技者のトレーナーになる場合もあります。フリーランスとして人気が出れば、年収アップも見込めるでしょう。
②スポーツトレーナーの年齢別の年収
年齢 | 平均年収 |
20〜24歳 | 318万円 |
25歳〜29歳 | 367万円 |
30歳〜34歳 | 415万円 |
40歳〜44歳 | 471万円 |
50歳〜54歳 | 499万円 |
60歳〜64歳 | 461万円 |
民間給与実態統計調査における男女計の年齢別給与によると、民間の平均年収は20〜24歳で267万円、25〜29歳で394万円、30〜34歳で431万円でした。
スポーツトレーナーの年収は20〜24歳ではわずかに民間平均を上回るものの、25歳以降の年齢では民間の平均年収を下回っているのが現状です。
しかし、スポーツトレーナーの半数程度は女性とされています。
女性のみで見てみると30代以降はスポーツトレーナーの平均年収の方が民間平均を上回っているため、決して低い年収とは言えないでしょう。
スポーツトレーナーに関する基本情報

ここからは、スポーツトレーナーの基本情報を紹介します。
仕事内容はもちろんのことスポーツトレーナーになるまでの流れも解説するので、役立ててみてください。
①スポーツトレーナーの仕事内容
スポーツトレーナーの主な仕事は、顧客に対して運動の実技指導を行うことです。体力向上のため、食事をはじめとした生活全般にアドバイスを与える場合もあるでしょう。
近年は健康を目的にスポーツを始める人が増えたため、プロの競技者だけでなく社会人や高齢者、主婦など幅広い人を対象に指導をする場合もあります。
また、専門分野別に細かく分けられるのもスポーツトレーナーの特徴。例えば、スキーインストラクターやテニスインストラクター、ヨガインストラクターなどが挙げられます。
②スポーツトレーナーになるには
スポーツトレーナーに必要な資格は、特にありません。しかし、理学療法士や柔道整復師といった医療系の国家資格を保有している場合がほとんどです。
そのため、大学や専門学校などでスポーツ医学を学んでからスポーツトレーナーになることが多いでしょう。
また、スポーツトレーナーとして活動するには救急法の知識も求められるので、企業によってはCPR(心肺蘇生法)などのライセンス取得を目指した社内研修を行うケースがあります。
スポーツトレーナーの将来性は?

近年は健康志向の高まりによって運動を始める人が増えているので、スポーツトレーナーの需要は今後も継続すると考えられます。
また、スポーツトレーナーはAIに台頭されにくい職種です。プロ競技者を相手にしたアスレティックトレーナーの場合、AIが1人1人の複雑な症状に合った治療法を判断するのは難しいでしょう。
一般人を対象にした場合も、相手の様子を見ながら適切な指導を行う必要があります。AIは細かなニュアンスを掴むのが苦手なので、スポーツトレーナーの代替にはなりません。
フィットネスクラブや病院、福祉施設など就職先の選択肢が広いのもトレーナーの特徴です。フリーランスとして活躍することもでき、多様な働き方でキャリアアップを叶えられます。
スポーツトレーナーに向いている人の3つの特徴

ここからは、スポーツトレーナーに向いている人の特徴を紹介します。
どのような特徴があるのか確認し、スポーツトレーナーが自分に向いているのか考えてみましょう。
①人のことを最優先に考えられる人
スポーツトレーナーは、相手のことを最優先に考えられる人に向いています。
指導を行う際は、顧客のパフォーマンス向上や怪我の予防を常に考えて行動しなければなりません。顧客のために何をすれば良いのかじっくり検討できる人でなければ、トレーナーは務まらないでしょう。
また、スポーツトレーナーは運動面だけでなくメンタル面のケアも行います。相手の気持ちに寄り添い、最大限のパフォーマンスを出すための方法を一緒に見つけ出すことが大切です。
② コミュニケーション能力が高い人
スポーツトレーナーには、コミュニケーション能力も欠かせません。なぜなら、ただトレーニング方法を教えるだけでは「つまらない」と思われてしまう可能性があるからです。
トレーニングへのやる気を引き出すのもスポーツトレーナーの重要な仕事。顧客と積極的にコミュニケーションをとり「トレーニングが楽しい」と思ってもらえるようにする必要があります。
普段の何気ない会話から悩みまで気軽にコミュニケーションを取れる人なら、信頼性の高いトレーナーとして活躍できるでしょう。
➂コーチングスキルが高い人
スポーツトレーナーは、優れたコーチングスキルを備えている必要もあります。コーチングスキルとは、相手の目標をできるだけ早く達成するためにサポートするスキルのことです。
たとえ豊富なスポーツ知識を備えていたとしても、コーチングスキルがなければ顧客を正しい道へ導いてあげることはできません。
スポーツトレーナーとして活躍するには、顧客が最大限のパフォーマンスを発揮できるように工夫を凝らしながら指導しましょう。
スポーツトレーナーの仕事は年収以上にやりがいがある!

スポーツトレーナーの平均年収は民間平均を下回っているのが現状です。しかし、人気トレーナーになれば年収アップも期待できます。
また、お客さんと密に接することが多いトレーナーは、感謝の気持ちを直接伝えてもらえるのも魅力です。年収以上にやりがいを感じられる仕事を探す際には、スポーツトレーナーも検討してみましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。